エアーアルジェリアで行く航空券＋ホテルの格安旅行

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アルジェの国際空港では、国際線が第一ターミナル、そして国内線が第二ターミナルと分かれています。
首都だけあって国内では最大規模の施設ですが、数軒の売店やカフェ、案内所が並ぶ程度に留まり、快適に過ごすには限度があるかもしれません。一方、搭乗ゲート付近にはベンチが並び、軽食を取ることができるカフェや土産物屋があります。離れて暮らす家族へのお土産には欠かせないような現地のスイーツを所狭しと並べたお店はアルジェリアらしいでしょう。スペースはありますが、サービスや機能の面ではどちらかというと簡素な部類です。

エアーアルジェリアが有する56機のうち、多くはボーイングB737型とエアバスA330型で、国際線にはこれらが使われています。また、15機ほどある双発ターボプロップタイプはほとんどが国内線の運航です。
路線にもよりますが、通常、座席クラスはエコノミー、ビジネス、ファーストクラスと3カテゴリーに分かれており、ビジネスとファーストクラスでは優先チェックインのほかインターネット接続サービスや軽食を提供するラウンジが使えます。国際線航空券の予約では、エコノミークラスでも4段階に分けられています。多くの航空会社では手荷物だけといった最低限の搭乗で低運賃を提供していますが、エアーアルジェリアでは荷物の有無では線引きしていません。実際に利用客の多くがたくさんの荷物を持ち込んでおり、不可欠な部分だと見なされているようです。最も低運賃であるプロモでも荷物は10kgの手荷物が1つ、30kgの預け入れ荷物が1つは認められますが、予約の取り消しができないことと変更に手数料が発生することが違いです。その上のカテゴリーであるフレックス、スマート、プラスになると予約の取り消しが手数料付きで可能となります。

欧州のように洗練された感じに欠ける機内でのサービスですが、飲み物や食事は出されます。アルジェリアらしく、日常的ではありますが、短距離のフライトならそう気にもなりません。イスラム教を基本としているせいもあり、あまり選択肢がないようにも見受けられます。また、断食シーズンには搭乗客の宗教にかかわらずドリンクなどの提供がないので、気をつけなければなりません。

搭乗時の許容荷物は国内、国際線によって異なりますが、共通するのは最高10kgの手荷物が1つです。例えば、国内線のエコノミークラスでは預け入れ荷物が20kgまでを1つ、ビジネスで30kgが1つ、ファーストでは40kgまで1つとされています。一方、国際線では、エコノミークラスで30kg、ビジネスとファーストでは40kgを1つとしています。他国の大手航空会社に比べると重量は多めですが、これらを超えるとクラスにかかわらず超過料金の対象となりますが、路線によって料金が異なります。距離に応じて変動するようで、国内線を利用して首都アルジェから第二都市のオランへと飛んだ場合なら毎kgおよそ0.4米ドル、同じくアルジェからさらに西部のトレムセンへ向かえば毎kgおよそ0.5米ドルという具合です。
国際線も同様に路線ごとに異なり、アルジェとパリ間なら毎kg9ユーロ、やや近いマルセイユなら6ユーロ、そしてさらに遠いレバノンのベイルートとなると11ユーロと変わってきます。また、行き先によっては双発ターボプロップの近距離用旅客機となるために例外もあり、事前に確認する必要があります。

荷物に関しては、この他にも一定のサイズにまとめたものが認められています。部品を取り外し、コンパクトにまとめられた自転車や楽器、スポーツ用品などですが、重量は23kgと決められ、梱包もしっかりとされていなければなりません。また、幅、高さ、奥行きの合計が158cm以下とされていますので、これらを満たさない場合には、事前に確認することです。

比較的近距離から関係の深い欧州、そして中東を運航していたエアーアルジェリアですが、最も長距離となる北京まで、片道11時間の直航便を運航しています。