島根県の人気観光スポットランキングTOP25【神話の国しまね】

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島根県の人気観光スポットランキングTOP25【神話の国しまね】

島根県は、日本神話の舞台として知られる神々の国。出雲大社に代表されるパワースポットや国宝の松江城、世界遺産の石見銀山など、魅力ある名所が点在しています。

この記事では、ランキング形式で島根県の人気観光スポット【TOP25】をご紹介します。定番から穴場まで入っているので、ぜひ旅の計画にご活用ください。初めての島根旅行からリピーターまで参考になるよう、マップやアクセス例も添えて各スポットの魅力を解説します。


この記事を書いた人


Y Yasue

京都出身、旅行が趣味です。カプリ島「青の洞窟」、ユングフラウ、アンテロープキャニオン、マウナケアでのサンライズは、特に心に残る絶景でした。またアイスランドでは、オーロラやアイスケーブの神秘的なクリスタルブルーなど、多くの感動を体験しました。これからも、旅の計画に役立つ情報から、心に響くような感動まで幅広く発信していきます!


目次

島根県の人気観光スポットランキングTOP25【神話の国しまね】

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【1位】出雲大社

出雲大社(島根県)

島根県はもとより、日本随一のパワースポットとして名高い「出雲大社」。古くから「縁結びの神様」として知られ、恋愛だけでなく仕事や人間関係など、あらゆる良縁を結ぶ神様として多くの参拝客が訪れる神社です。

この地が特別なのは、旧暦10月になると全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲に集まる、という神話に由来します。そのため、全国的には「神無月(かんなづき)」と呼ばれている旧暦10月が、出雲では神様がおられる「神在月(かみありづき)」となるのです。

境内は広く、参道には樹齢を重ねた松の木が並び、神聖な空気が漂います。一般的な神社のお参り作法は「二礼二拍手一礼」ですが、出雲大社では「二礼四拍手一礼」が正式な作法。この神聖な場所で、心を込めてお参りしましょう。

出雲大社 神楽殿の大しめ縄(島根県)

御本殿の参拝と併せ、大しめ縄で有名な神楽殿(かぐらでん)にもお立ち寄りください。

【2位】松江城

松江城(島根県)

「松江城」は、全国に12城しか残存していない国宝天守の1つ。JR松江駅からほど近い亀田山の上に堂々とそびえる松江市のシンボルです。

江戸時代初期に建てられたこの重厚な城は、黒い下見板張りが特徴的で、実践的な造りが随所に施されています。天守内部には、戦に備えた井戸や隠し階段が残されており、当時の緊張感や工夫を肌で感じることができます。

三層目の白い「華頭窓(かとうまど)」は、武骨さの中にも優美さを感じさせるアクセント。最上階の天守閣からは、松江の街並みや宍道湖の美しい風景を一望でき、城主になったかのような気分を味わえます。

松江城 馬溜跡と太鼓櫓(島根県)

天守だけでなく、お堀で囲まれた城内には櫓や門、高石垣など見どころが満載。春には桜の名所としても賑わい、四季折々の表情を見せてくれます。

 堀川遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」

松江城「ぐるっと松江堀川めぐり」(島根県)

松江城観光と併せて楽しみたいのが、お堀を巡る遊覧船「ぐるっと松江堀川めぐり」です。城下町を小船でゆっくりと巡りながら、松江の風情ある景色を眺められます。

遊覧船は、屋根が自動で下がるハイテク仕様。水面近くをまたぐ低い橋を通過する際にユニークな体験ができます。

【3位】足立美術館

足立美術館(島根県安来市)

横山大観の作品と美しい庭園で知られる「足立美術館」は、島根県安来市出身の実業家・足立全康氏が1970年に創設。「日本画の魅力を伝えたい」「島根の四季の美しさに触れてほしい」という願いを込めてつくられた美術館です。

近代日本画の巨匠・横山大観の作品を約120点所蔵。また、平山郁夫の日本画や北大路魯山人の陶芸作品など、日本が誇る美術品が数多く展示されており、コレクションは非常に充実しています。

足立美術館(島根県安来市)

さらに、足立美術館最大の魅力とも言えるのが、美術館でありながら、米国の日本庭園専門誌で22年連続で日本一に選ばれている庭園です。約5万坪の広大な敷地には、借景を取り入れた「枯山水庭」、苔が美しい「苔庭」など、趣の異なる6つの庭園が広がります。館内の窓枠は、まるで額縁。一枚の絵画を鑑賞しているかのような庭園を眺めることができます。

庭園を眺めながら休憩できる喫茶室もおすすめ。地元の食材を使ったビーフカレーや笹巻きおこわ、コーヒーや和スイーツを味わいながら、贅沢な時間を過ごせます。

【4位】石見銀山

石見銀山「清水谷製錬所跡」(島根県の世界遺産)

日本最大の銀山として栄え、世界をも支える一大産地だった「石見銀山(いわみぎんざん)」。最盛期には、世界の約3分の1に相当する銀がこの地から産出されたとされる鉱山遺跡で、2007年にユネスコの世界遺産に登録されました。

石見銀山「龍源寺間歩」(島根県の世界遺産)

銀山観光のメインは、実際に歩いて見学できる坑道「龍源寺間歩(りゅうげんじまぶ)」です。ノミで掘られた無数の跡が残る手掘りの坑道は、当時の過酷な労働と、銀山を支えた人々の営みを肌で感じさせてくれます。

 石見銀山資料館

石見銀山「石見銀山資料館」(島根県)

大森代官所跡に建てられた「石見銀山資料館」は、銀山の行政を担っていた当時の大森代官所をそのまま利用した資料館です。ここには、銀の採掘に使われた道具や歴史的な資料が展示されており、銀山の歩みを体系的に学べます。

資料館の庭園は、四季折々の花々が咲き誇る美しい空間。春の桜や秋の紅葉など、移り変わる日本の自然を眺めながら、当時の代官たちの暮らしに思いを馳せてみましょう。百姓一揆の際に代官が使用したと伝わる「抜け穴」も見学できます。

【5位】玉造温泉

星野リゾート 界 玉造

宍道湖の南東、玉湯川沿いに湧く「玉造温泉(たまつくりおんせん)」は、三名泉の一つにも数えられる日本の名湯。『枕草子』に登場するほど歴史があり、その泉質の良さから「神の湯」と讃えられています。

玉造温泉最大の特徴は、まるで高級化粧水のようにとろみのある美肌の湯。『出雲国風土記』には、「一度入ればお肌が若返り、二度浸かればどんなケガや病も治ってしまう」と謳われているほどです。

玉造温泉 キラキラ橋(島根県)

湯上がりに温泉街を散策するのも、玉造温泉の楽しみのひとつ。川沿いにホテルや旅館が点在し、日帰り温泉施設や足湯も充実しています。おしろい地蔵さまや玉作湯神社、湯薬師広場など、この地ならではのパワースポットにも立ち寄ってみてください。

【6位】出雲日御碕灯台

出雲日御碕灯台(島根県出雲市)

島根半島の最西端に位置する「出雲日御碕灯台(いずもひのみさきとうだい)」は、日本海を望む絶景スポット。石積みの灯台としては日本一の高さ43.65mを誇り、青い海を背景に立つ真っ白な姿が印象的です。

明治時代に建てられた歴史あるこの灯台は、その文化的価値が認められ、2022年には国の重要文化財に指定されました。

灯台の上は展望台になっています。163段のらせん階段を上ると、日本海の雄大な景色はもちろん、天気がよければ遠く隠岐諸島まで360度の大パノラマを見渡すことができます。

灯台へと続く遊歩道は、潮風が心地よく、のんびりと散策を楽しむのに最適。出雲日御碕灯台から徒歩10分ほど南に、パワースポットとして知られる「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」があります。また、近くには新鮮な海鮮料理を味わえる食事処が点在しているので、ぜひご当地グルメもご堪能ください。

 日御碕神社

日御碕神社(島根県出雲市)

海を望む厳かな松並木を抜けると、鮮やかな朱色の社殿が目に飛び込んできます。「日御碕神社(ひのみさきじんじゃ)」は、出雲大社と並ぶ格式高い古社。上下二つの本殿があり、上にある「神の宮」には素盞嗚尊(すさのおのみこと)、下の「日沉宮(ひしずみのみや)」には天照大御神が祀られています。

日沉宮は、伊勢神宮が「日の本の昼を守る」のに対し、「日の本の夜を守る」とされる神聖な場所です。交通安全や悪霊退散のご利益がある「御神砂守(おみすなまもり)」は、朱色や黄色など複数の色から選ぶことができ、お土産としても人気があります。

【7位】美保神社

美保神社(島根県松江市)

松江市の島根半島東端に位置する「美保神社」は、全国の恵比須(えびす)様の総本宮です。

拝殿の奥に見える本殿は、国の重要文化財。出雲大社と並ぶ日本最古の神社建築様式の一つ「大社造り」を改良した「美保造り」です。本殿に向かって右側の左殿に「三穂津姫命(みほつひめのみこと)」、左側の右殿に「事代主神(ことしろぬしのかみ)」が祀られており、商売繁盛や漁業の神様として信仰を集めています。

毎年4月7日には、神聖な衣装を身につけた人々が舟で湾内を巡る「青柴垣(あおふしがき)神事」が執り行われ、海の安全と豊漁が祈願されます。

また、美保神社を参拝した後は、港町の風情が残る美保関の街並みを散策するのもおすすめ。古くからの商家や旅館が並ぶ青石畳通りは、情緒あふれる趣で、歩くだけでも旅情を誘います。

 美保関灯台

美保関灯台(島根県松江市)

美保神社から車で約5分の場所には、世界的にも評価の高い「美保関灯台」がそびえています。『世界灯台100選』と『日本の灯台50選』に選ばれた美しい灯台で、展望台からは雄大な日本海と隠岐諸島を一望できます。

【8位】しまね海洋館アクアス

「しまね海洋館アクアス」(島根県浜田市)

中国・四国地方最大級の規模を誇る「しまね海洋館アクアス」は、約400種1万点の海の生物たちに出会える人気水族館です。日本海に面した立地を生かし、島根の海に生息する生物を中心に展示しています。

「しまね海洋館アクアス」白イルカ(島根県浜田市)

アクアスでは、西日本で唯一ここでしか見られないシロイルカが大人気。なかでも、口から放つ神秘的な「幸せのバブルリング」は必見です!頭頂部の鼻から出した気泡で大きな輪を作り、自らその中をくぐり抜ける愛らしい姿に、子どもから大人まで誰もが笑顔になります。

ペンギン館やアシカ・アザラシプール、そして迫力満点のサメ大水槽なども見どころ。まるで南の海をダイビングしているかのような気分で、海の生き物たちを間近に観察できます。

【9位】須佐神社

須佐神社(島根県出雲市)

出雲大社から車で約30分、スサノオノミコトの終焉の地として知られる「須佐神社」。古くから語り継がれる七不思議があり、神秘的なパワースポットとして人気を集めています。

境内に入るとまず目を引くのが、樹齢1200年以上とされる御神木の「大杉」。この大杉にはスサノオノミコトの魂が宿るといわれ、圧倒的な存在感とパワーが感じられます。

須佐神社「塩ノ井」(島根県出雲市)

約20km離れた稲佐の浜とつながっているとされる「塩ノ井」や、穴をかき回すと大洪水がおこるとされている「雨壺」など、境内や周辺エリアには不思議な伝説が語り継がれる「須佐の七不思議」も点在しています。

【10位】稲佐の浜

稲佐の浜 夕日(島根県出雲市)

神在月に、全国の八百万(やおよろず)の神々が出雲の地に降り立つとされる神聖な地、「稲佐の浜」。旧暦10月10日には、八百万の神様を迎える「神迎神事」が執り行われています。

『日本の渚百選』にも選ばれたこの浜最大の魅力は、日本海に沈む夕日の絶景!水平線に建物が一切なく、広々とした砂浜と海だけが、ゆっくりとオレンジ色に染まっていく光景は息をのむ美しさです。

稲佐の浜(島根県出雲市)

稲佐の浜は、神々を迎える砂浜として、出雲大社と並ぶ強力なパワースポット。小さな鳥居が立つ「弁天島」も、運気上昇のご利益があるとされています。

そして、稲佐の浜から出雲大社への道は、八百万の神様たちが大国主大神の元へと向かわれる「神迎の道(かみむかえのみち)」です。徒歩約20分ほどの距離ですので、神迎の道をたどりながら出雲大社へ歩いてみませんか?

【11位】由志園

由志園の紅葉(島根県松江市)

中海に浮かぶ「大根島(だいこんじま)」は、その島名とは裏腹に、牡丹と高麗人参の産地として知られる島です。そして、この島を代表する観光名所が、池泉回遊式庭園の「由志園(ゆうしえん)」。創設者である門脇由蔵・栄親子が、"大根島に観光客を呼びたい” という熱い想いを込めて造り上げた美しい日本庭園です。

約4万平方メートルの広大な敷地には、滝や池、趣ある建物が配され、自然と人工美が見事に調和。四季折々の景色が楽しめます。

由志園(島根県松江市)

中でも注目されているのは、5月中旬に見頃を迎える春の牡丹。池を埋め尽くすほどの大量の牡丹が水面に浮かべられた「池泉牡丹」は、息をのむほど幻想的な光景です。また「牡丹の館」では、年間を通して牡丹を鑑賞することができます。

さらに、島の名産である高麗人参を味わえる「雲州人参の里」では、試飲や食事も可能。庭園の美とご当地グルメを堪能できる由志園は、大根島のシンボル的存在です。大根島には由志園の他、江島牡丹園など牡丹園も複数あるので併せてお立ち寄りください。

【12位】神魂神社

神魂神社(島根県松江市)

「神の魂」と書いて「神魂神社(かもすじんじゃ)」と読みます。神魂神社は格式高い古社で、かつては神職以外立ち入ることのできない禁足地でもありました。

現存する日本最古の大社造りである本殿は、国宝に指定されています。出雲大社と似て非なるその独特の構造は、神話の世界を今に伝える貴重な遺産。年月を経た建物からは、他の神社にはない、荘厳で古びた雰囲気が感じられます。

強力なパワースポットとしても知られるこの神社は、静かで厳かな空気が漂い、心を落ち着かせて参拝するのに最適な場所です。

【13位】小泉八雲記念館・旧居

小泉八雲記念館(島根県松江市)

怪談などの作品で知られる作家、小泉八雲(こいずみやくも)。松江城の裏手、風情ある武家屋敷が並ぶ塩見縄手の一角に、松江の文化や風土を深く知ることができる「小泉八雲記念館」と、八雲が妻セツと新婚生活を過ごした「旧居」があります。

記念館には、八雲が執筆した原稿をはじめ、夫妻の遺品や愛用品などが展示されていて、当時の暮らしぶりを垣間見ることができます。

国指定史跡「小泉八雲旧居」(島根県)

記念館に隣接する旧居は、八雲がまだ英名の「ラフカディオ・ハーン(Lafcadio Hearn)」を名乗り、新婚生活を送った家です。ここには八雲が日本家屋に住む喜びを語った手紙が残されており、庭の風景を眺めながら、その当時の想いに触れることができます。

見学後はぜひ、柳の枝が揺れるお堀端を歩き、日本文化と怪談に魅了された八雲の気持ちに思いを馳せてみてください。

【14位】島根県立美術館

島根県立美術館から見た宍道湖(島根県松江市)

JR松江駅の西、宍道湖畔に建つ「島根県立美術館」は、山陰地方最大級の総合美術館です。アート鑑賞はもちろん、スタイリッシュな建物と、宍道湖の美しい景色を望める絶好のロケーションも魅力です。

館内には、モネやシスレーといった西洋印象派の作品から、近代日本画まで幅広いコレクションが収蔵されており、広々とした展示室でゆったりと名作を鑑賞できます。

さらにこの美術館は、ロビーから眺める宍道湖の夕日も魅力です。刻々と表情を変える雄大な光景は、まるで動く絵画のよう。『日本の夕陽百選』にも選ばれた景色は、時間とともに空と湖面が鮮やかなオレンジ色に染まり、息をのむ美しさです。

島根県立美術館「宍道湖うさぎ」(島根県松江市)

また、宍道湖畔には、ウサギの彫刻が12羽並ぶ「宍道湖うさぎ」があり、縁結びや記念撮影に人気です。

【15位】太皷谷稲成神社

太皷谷稲成神社(島根県津和野町)

日本に数ある稲荷神社の中で、唯一「稲荷」ではなく「稲成」と記される「太皷谷稲成神社(たいこだにいなりじんじゃ)」。稲成大神を祀り、五穀豊穣や商売繁盛の神として信仰されています。

この神社が多くの人を惹きつけるのは、縁起の良い「稲成」の文字が表すとおり、願いが「成る」というご利益があるから。特に、失くし物が見つかるという珍しいご利益でも知られ、参拝客が絶えません。

太皷谷稲成神社の千本鳥居(島根県津和野町)

津和野城跡へと続く山の中腹に位置し、参道には朱色の千本鳥居がまるでトンネルのように連なります。その幻想的な光景が魅力的で、多くの外国人観光客も立ち寄る人気のフォトスポットにもなっています。

境内で授与される、金銀のキツネが刺繍された「喜常御守(きつねおまもり)」もおすすめ。津和野城跡のリフト乗り場へ向かう道中にあるので、津和野城跡や津和野の風情ある街並みと一緒に訪れてみてください。

【16位】鬼の舌震

鬼の舌震(島根県奥出雲町)

「鬼の舌震(おにのしたぶるい)」は、国の名勝および天然記念物に指定されている大渓谷。JR出雲三成駅の南に、荒々しい奇岩や巨石が点在するダイナミックな景観が広がります。

舌震“恋”吊り橋(島根県奥出雲町)

この名前は、鬼が岩を噛み砕いて苦しんだ様子から付けられたと思われがちですが、実際は悲恋の神話が由来です。これにちなんで、渓谷には高さ45mの「舌震“恋”吊り橋」が架かっており、渓谷全体を見渡せる眺望スポットになっています。

「鬼の舌震」は遊歩道が整備されているので、渓谷沿いをゆっくり散策してみましょう。特に、谷全体が紅葉に染まる秋は、渓谷が最も美しく輝くベストシーズン。圧倒的な自然の造形美を五感で感じることができます。

【17位】ローソク島

ローソク島(島根県隠岐)

隠岐の島町の沖合に浮かぶ「ローソク島」は、名前のとおり、まるで巨大なローソクのようなユニークな形をした岩の島です。先端には火を灯す芯のような突起もあり、自然が創り出したとは思えないほどの造形美を誇ります。

特に、夕日がまるでローソクに火を灯したかのように見える一瞬の絶景 が最大の魅力。夕暮れ時、太陽がローソク島の先端に重なってから沈む様子は、息をのむほど幻想的でロマンチックです。

この神秘的な瞬間をベストポジションで鑑賞するなら、海上から眺められる観光遊覧船がおすすめ。また、ローソク島展望所からは、ローソク島を遠景で望めます。

【18位】玉作湯神社

玉作湯神社(島根県松江市)

玉造温泉街の奥に鎮座する「玉作湯神社(たまつくりゆじんじゃ)」は、玉造温泉の守り神。境内は神秘的な空気に包まれ、強力なパワースポットとして人気があります。

玉作湯神社「願い石」(島根県松江市)

この神社最大の魅力は、「願い石」と「叶い石」。社にある「願い石」に、温泉街で購入した「叶い石」を触れ合わせて祈願すると、願いが叶うとされています。

御祭神は、櫛明玉神(くしあかるだまのかみ)をはじめとする四柱の神々です。玉造の地で古くから勾玉づくりに携わった人々の信仰が、今に受け継がれています。

【19位】三瓶山

浮布池展望所から望む三瓶山(島根県)

島根県の中央にそびえる「三瓶山(さんべさん)」は、6つの峰からなる成層火山。登山やハイキングはもちろん、気軽に絶景を楽しみたい観光客にも人気のスポットです。

三瓶山観光リフト(島根県)

標高1,126mの主峰「男三瓶山(おさんべさん)」をはじめ、山々が織りなす雄大なパノラマが見どころ。三瓶観光リフトを利用すれば、誰でも手軽に山頂近くまで上ることができます。

リフトを降りた先にある「東の原展望テラス」からは、三瓶山の峰々や浮布池(うきぬのいけ)を一望でき、SNS映えを狙った写真撮影にもおすすめ。山麓には、三瓶山の自然を体感しながら学べる博物館「島根県立三瓶自然館サヒメル」や、美しい水面に山々が映り込む「浮布池」など観光スポットが点在しています。

【20位】津和野城址

津和野城址(島根県津和野町)

島根県と山口県の県境に位置し、「山陰の小京都」として知られる津和野町。その歴史ある城下町を見下ろせる霊亀山の山頂に、かつて津和野藩主の居城であった遺構「津和野城址」があります。建物は現存しませんが、山上に築かれた美しい石垣は、当時の壮大な城の姿を今に伝えています。

山頂までは、観光リフトを利用するのがおすすめです。リフトを降りたら案内に従って左へ進み、20分ほど歩くと城址に到着。眼下には風情ある津和野の街並みが広がり、殿様気分で絶景を堪能できます。

なお、山麓には馬場先櫓と物見櫓が現存しています。

雲海に浮かぶ津和野城址(島根県津和野町)

津和野城は、雲海が城を覆うと、まるで天空に浮かんでいるかのように幻想的。そのため、「山陰のマチュピチュ」とも呼ばれています。雲海が発生しやすいおすすめのタイミングは、秋から冬にかけての早朝です。

【21位】仁摩サンドミュージアム

仁摩サンドミュージアム(島根県仁摩町)

"砂"をテーマとした観光スポットが、砂丘のある鳥取ではなく、なぜ島根に?

実は、島根県大田市仁摩にある琴ヶ浜は、日本有数の「鳴り砂」で知られています。その「鳴り砂」で有名な ”琴ヶ浜の砂" をテーマにしたユニークな施設が、「仁摩サンドミュージアム」です。

仁摩サンドミュージアム「砂暦」(島根県仁摩町)

最大の見どころは、世界最大の砂時計「砂暦(すなごよみ)」。1トンの砂を1年かけて、直径0.84mmのノズルから落とすという全長5.2mもの巨大砂時計です。

館内には、砂をアートに昇華させた作品や、世界中の砂の標本などを展示。併設された「ふれあい交流館」では、砂を使ったガラス工芸の制作体験も可能です。見て・触れて・学んで、砂の不思議で奥深い魅力を体験できます。

「鳴り砂」の琴ヶ浜は、ミュージアムから車で約5分。世界遺産「石見銀山」からも近いので、観光の途中に立ち寄るのにも最適です。

【22位】多伎キララビーチ

多伎キララビーチ(島根県出雲市)

出雲市の「多伎キララビーチ」は、美しい夕日を望める『日本の夕陽百選』にも選ばれたビーチ。道の駅「キララ多伎」に隣接し、海水浴やBBQ、温泉など、レジャー施設が充実した人気の観光スポットです。

多伎キララビーチ、道の駅 キララ多伎(島根県出雲市)

白い砂浜と透き通った海が広がるビーチは、海水浴シーズンには多くの人で賑わいます。運が良ければ、野生のイルカの姿を見られることも。毎年夏に開催される花火大会では、夜空を彩る大輪の花が海面に映り、幻想的な光景を作り出します。

道の駅「キララ多伎」のレストランやカフェでは、ビーチを一望できる最高のロケーションで食事が楽しめます。夏にぴったりのご当地スイーツ、名産のイチジクを使ったソフトクリームも好評です。

【23位】松江フォーゲルパーク

松江フォーゲルパーク(島根県松江市)

花と鳥の楽園「松江フォーゲルパーク」は、一年中いつでも、美しい花と愛らしい鳥たちに出会える全天候型テーマパークです。

このパーク最大の魅力は、90種類以上もの鳥たちと直接ふれあえること。なかでも、キュートなケープペンギンのお散歩は大人気。愛らしいペンギンたちがヨチヨチと歩く姿は、見ているだけで心が和みます。

松江フォーゲルパーク(島根県松江市)

フクロウやタカの手乗せ体験や、迫力満点のバードショーも見逃せません。色鮮やかな花々が咲き誇る温室が併設されているので、雨の日でも安心して楽しめます。

【24位】松江藩主菩提寺「月照寺」

松江藩主菩提寺「月照寺」(島根県松江市)

歴代の松江藩主、松平家の菩提寺「月照寺」。厳かな雰囲気が漂う月照寺は、国の史跡に指定されています。

見どころは、6月中旬から7月初旬にかけて咲き誇る約3万本のあじさい。「山陰のあじさい寺」として、毎年多くの観光客で賑わっています。境内を彩る色とりどりの花々は、雨の日には一層その美しさを増し、訪れる人々を幻想的な世界へと誘います。

静寂な参道を進むと、7代目藩主・治郷(はるさと)が父の長寿を祈願した巨大な亀の石像に遭遇します。背中に高さ約3mの「寿蔵碑」を乗せた亀の頭を撫でると長生きできる、という言い伝えがあり、パワースポットとしても人気です。

松江藩主菩提寺「月照寺」(島根県松江市)

境内の「大円庵」は、日本画の世界に迷い込んだかのような茶室。美しい日本庭園を眺めながら抹茶と和菓子をいただき、風情あるひとときを過ごしてみてはいかがでしょうか。

【25位】石見畳ヶ浦

石見畳ヶ浦(島根県浜田市)

日本に多々ある千畳敷と同じく、「石見畳ヶ浦」も平らな岩が畳を敷き詰めたように広がる地形です。

しかし石見畳ヶ浦が貴重なのは、"天然の地学博物館” と称されるほど貴重な地形を間近で観察できること。なかでも、無数の丸い岩が地面から突き出した「ノジュール(団塊)」と呼ばれる無数の突起が特徴的です。

これは、通常では海底の深い場所で長い年月をかけて形成されるものが、約300万年前の地震で一気に隆起したからと考えられています。地球の息吹を感じさせる「石見畳ヶ浦」へ訪れ、世界的に珍しい景観をじっくりご覧になってみてください。

石見畳ヶ浦「賽の河原洞窟」(島根県浜田市)

他にも、石見畳ヶ浦には「賽の河原洞窟」や「馬の背」など、奇岩奇勝が数多く点在。長い年月をかけて自然が作り上げた奇岩奇勝のアート作品を鑑賞しながら、海岸線をゆっくりと散策してみるのがおすすめです。

島根の公式キャラクター「しまねっこ」

一畑電車「ご縁電車しまねっこ号2」(島根県)

島根県の公式観光キャラクター「しまねっこ」は、島根県の旅の思い出をより楽しくしてくれる存在です。

黄色い体にしめ縄の首飾り、出雲大社をイメージした帽子がトレードマーク。愛らしい表情と、ゆったりとした動きで多くの人々を笑顔にしてくれます。各地のイベントに登場したり、公式SNSで島根の情報を発信したりと、精力的に活動しています。

島根の旅では、一畑電車のラッピング電車「ご縁電車しまねっこ号2」に乗ってみるのもおすすめ。車体だけでなく内装にも「しまねっこ」がデザインされています。また、島根県内の観光地では、さまざまな「しまねっこ」グッズが販売されており、お土産にも最適。旅の思い出に、お気に入りの「しまねっこ」を探してみてはいかがでしょうか。

◎島根県へのアクセス

由志園の池泉牡丹(島根県)

島根県へは、飛行機、鉄道、高速バス、車など、スケジュールや旅のスタイルに合わせてアクセスできます。

◆飛行機(出雲空港/萩・石見空港/隠岐空港)

出雲縁結び空港(島根県)
空港名就航地・特徴
出雲縁結び空港東京(羽田)、大阪(伊丹)、福岡、仙台から直行便が就航。空港から主要な観光地(出雲大社、松江市など)への連絡バスもあります。
萩・石見空港東京(羽田)、大阪(伊丹)からの直行便があります。石見銀山や津和野観光の拠点として便利です。
隠岐空港大阪(伊丹)、出雲縁結び空港から運航。隠岐諸島へのアクセスに欠かせません。

島根県には、出雲縁結び空港、萩・石見空港、隠岐空港の3つの空港があり、全国各地から空路でアクセスできます。

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◆新幹線・電車

JR特急「やくも」

新幹線を利用する場合、岡山駅で特急「やくも」に乗り換え、松江や出雲市へ向かうのが一般的です。

◆高速バス・夜行バス

東京、愛知、京都、大阪、神戸など主要都市から、松江や出雲市行きの高速バス・夜行バスが運行しています。特に夜行バスは、夜に出発して朝に到着するため、時間を有効に使いたい方におすすめです。

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◆車・レンタカー

松江自動車道

中国自動車道や山陰自動車道、松江自動車道などを利用して、各地からアクセスできます。

大根島から眺めた江島大橋

飛行機や特急などで島根県へ移動してからレンタカーを借りれば、訪れたい観光スポットに効率よく、快適にまわれますよ。

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