ミラノ・リナーテ空港について

ミラノ・リナーテ空港は、イタリア共和国のミラノにある空港です。ペスキエーラ・ボッロメーオの市街地から約14km離れた標高108mの丘陵地にあり、空港総面積が745ヘクタール、年間利用者数が約820万人とイタリア国内で2番目の規模を有する空港になっています。ミラノ・リナーテ空港は1956年に建設された国際空港で、ミラノ出身の発明家であり航空技術のスペシャリストでもあるエンリコ・フォルラニーニの功績を称えてフォルラニーニ空港という別称もあります。

長さ4,500m・幅35mの滑走路が2本、ヘリパッドとセスナ機専用の長さ601mの滑走路も備わっており、旅客機以外にもヘリコプターや貨物輸送機が離発着することが可能です。

3棟の旅客ターミナルビルのうち、第1旅客ターミナルにはレストラン・免税店・カフェといった商業施設と、各航空会社のラウンジが備わっています。第2旅客ターミナルに入国・出国手続きセンターがあり、手続きを終えると専用ピープルムーバーで搭乗ゲートに直接向かえるのが特徴です。

第3旅客ターミナルは国内線とプライベートジェット機・ヘリコプターの利用者専用となっており、ボーイングブリッジはありません。1日計190便の大型旅客機が離発着していて、国際線はスイス・オランダ・フランス・日本・中国など世界28か国の主要都市と結ばれた直行便が乗り入れています。