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湖のほとりの交易都市「ヨンショーピング」

スウェーデン南部のほぼ中央、ヴェッテルン湖の南端に位置するヨンショーピング。ストックホルムとコペンハーゲンを結ぶ陸路の要衝として発展してきました。留学生に人気のヨンショーピング大学や多くの国際見本市が開かれるエルミア・メッセなどが、この街の活気を生み出しています。かつてはマッチの製造で名を馳せ、市内のマッチ博物館は世にも珍しいマッチの歴史を紹介するミュージアムが。ヨンショーピングでの過ごし方としては、北に長々と広がるヴェッテルン湖のレジャーがおすすめ。釣りや湖上サウナに、自転車レース「ヴェッテルンルンダン」が有名ですよ。湖岸をレンタルサイクルで疾駆すれば、風がきっと語りかけてくるでしょう。「ようこそ」とね。

ヨンショーピングの歴史

いくつかの交易路が交差する通商の要衝として古くから栄え、1284年にはスウェーデン王マグヌス3世から特権が与えられました。ヴェッテルン湖に浮かぶヴィシングソ島には王宮が置かれたこともあり、湖の南端に位置するヨンショーピングは17世紀初めに城塞化されました。その後もデンマークとの戦火にたびたび巻き込まれましたが、スウェーデンにおける産業の中心地として今に続いています。

ヨンショーピングの経済

町ができた当初から今日に至るまで、ヨンショーピングは陸運の要衝として発展しています。イケアをはじめとする多くの国内企業の倉庫がこの町に置かれています。市内にあるメッセホール「エルミア」では、林業や自動車、鉄道などの世界的な見本市が開かれます。近年では、世界最大のコンピューターゲームの祭典“DreamHack”が開催されることでも知られています。