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水面に揺れるスウェーデンの港湾都市「イェーテボリ」

スウェーデンの南西に位置し、きらめく運河に囲まれた学生都市イェーテボリ。ヨーテボリ、ゴッテンブルクなどとも呼ばれるこの都市には、数多くの観光スポットが立ち並んでいます。木製で出来たジェットコースターが人気の遊園地リセベリや、現地アーティストの大作ひしめく美術館。ユニバーシウムという水族館・科学館・植物園が一つにまとまった体験施設もあり、お子様連れの観光客に大人気です。また、海の幸をふんだんに使ったレストランやカフェが軒を連ねており、町には北欧ならではの洒脱な雰囲気が漂っています。

イェーデボリの歴史

30年戦争の主要人物であり、北方の獅子とも称されたグスタフアドルフ2世。スウェーデン王国が盛りを迎える中、この国王によって建設された都市がイェーテボリです。北海に通じているため、大航海時代に貿易都市として発展し、19世紀にはノルウェー王国、スウェーデン王国二国間から成り立つ国際連合「スカンジナビア連合王国」の首都となりました。

イェーデボリの経済

港湾都市であるイェーテボリ。その主要なビジネスは貿易、海運業です。17世紀、スウェーデンが北米に植民地を構えた時の足がかりとなり、18世紀にはスウェーデン東インド会社の本拠地となりました。現在東インド会社は市立博物館に姿を変え、訪れる人にイェーテボリの300年に渡る歴史などを伝えています。そして、もう一つ有名なのが工業産業。世界的に有名なボルボやSKF、ハッセルブラッドなどの本社が居を構えています。