イタリア - カターニアについて

カターニア(カタニア）は地中海性気候に属し、はっきりとした四季があります。夏には最高気温が35度以上に達することもあるうえ、シロッコと呼ばれる熱風が吹き蒸し暑い日が続くこともありますが、冬は雨が多いものの比較的温暖であるのが特徴です。旅行に適したシーズンは雨の少ない4月から6月、もしくは10月から11月となります。カターニア(カタニア）へ旅行する際の服装は、基本的に日本と同じ装いで大丈夫です。ただし、夏は日差しが強いうえに日も長く９時ごろまで明るいため、紫外線対策として帽子やサングラスが必需品となります。温暖とはいえ冬は冷え込む日もあるので、ダウンジャケットや手袋、マフラーなどの防寒対策は必要です。カターニア(カタニア）のランドマークは、街の中心にあるカターニア大聖堂です。正式名はサンタ・アガタ大聖堂で、聖アガタの祭壇や作曲家のベッリーニのお墓があります。バロック建築の美しい建物で、様々な時代のフレスコ画があり長い歴史を感じられる建物です。また、大聖堂の下にはローマ時代の浴場跡も残されています。カターニア(カタニア）の観光でおすすめの地域は、ドゥオーモ広場周辺、ベッリーニ庭園周辺、エトナ山周辺となります。ドゥオーモ広場周辺は、カターニア(カタニア）の観光スポットがたくさん集まっている地域であり、観光の拠点とするのにもぴったりのエリアです。主要な観光スポットを巡るトラムも走っているので、見どころを効率的に回るのにもおすすめです。ドゥオーモ広場にはカターニア(カタニア）のランドマークであるカターニア大聖堂があるほか、市庁舎や象の噴水など、シンボル的な建物がたくさんあります。広場にあるほとんどの建物は、有名建築家ジョヴァン・バッティスタ・ヴァッカリーニの作品です。そのほかにも、エレファンティ宮やウヅェダ門などの見どころがたくさんあります。ドゥオーモ広場の北側には、ジョヴァン・バッティスタ・ヴァッカリーニの設計であるサン・ジュリアーノ宮殿やカターニア大学の校舎などがあり、広場では不定期で様々なイベントが行われ、コンサートやストリートパフォーマンスなどが楽しめるでしょう。また、ドゥオーモ広場の南側には17世紀のエトナ火山の噴火でも破壊されずに残ったウルシーノ城があり、見どころとなっています。ドゥオーモ広場周辺にはイタリア料理やシチリア料理などが楽しめるレストランやカフェが集まっているほか、夜遊びできるナイトクラブが点在しています。徒歩圏にたくさんの見どころがあるので、観光の拠点とするのにも最適のエリアです。ベッリーニ庭園は、緑の多い庭園で市民の憩いの場となっているほか、観光客が散策するのにも最適な提案です。周辺には、トスカーノ宮や古代ローマ時代の遺跡であるローマ劇場、オデオンがあるほか、植物園や博物館などがあり、人気の観光エリアとなっています。ベッリーニ庭園の東側には気軽に入れるファーストフードや本格的なイタリア料理、多国籍料理など様々なレストランが集まっているので、観光の後はランチやディナーを楽しむこともできるでしょう。カターニア(カタニア）にはアウトドアの観光エリアもたくさんあり、その最たるものがエトナ山です。エトナ山は世界で最も活発な火山の1つとして知られていますが、その山麓には公園が整備されたり、ワイナリーが広がるなど観光エリアとしても人気です。エトナ公園では噴火口の近くまで行けるので、クレーターや溶岩などエトナ山の荒々しい姿を体感することもできます。自然の脅威を感じられる、威圧感のある風景です。また、エトナ山はローマ神話やギリシア神話にも頻繁に登場する、神聖な場所でもあります。それだけでなく、ワイナリーにはイタリアをはじめ世界各国からワイン好きが集まり、ワインのメッカとしての一面も持ち合わせるスポットです。そのほか、カターニア・フォンターナロッサ空港周辺の海沿いのエリアは、美しい海岸線が広がり一大リゾートエリアとして人気です。ビーチ沿いに美しい公園が整備され、海水浴を楽しんだり、マリンアクティビティを体験したりできます。カターニア(カタニア）は街全体が博物館のように歴史ある建物があちこちに点在しており、観光エリア以外にも魅力的なスポットがたくさんあります。オープンカフェも多く、街の風景を楽しみながら気の向くままに散策してみるのもおすすめです。