イタリア - カプリについて

カプリはヨーロッパ、イタリアの南部のティレニア海に浮かぶ島であるカプリ島に存在します。イタリアのカプリ島の東側にあるコムーネです。通貨は紙幣がユーロと硬貨がセントです。コムーネとは基礎自治体のことをさし、約7200人の人口の小さな自治地区です。島自体は面積10.36キロ平方メートルと小さく、東京都千代田区と大きさはほぼ変わりません。とても険しい地形にたくさんの建物が密集しているヨーロッパの海岸線独特の風景を見ることができる地域です。マリーナ・グランデは島の北側に、マリーナ・ピッコラが島の南側にあります。
・青の洞窟
一度は聞いたことはある有名な「青の洞窟」と呼ばれる海食洞が島の北西部にあり、モーターボートや船で2－3分で行くことができます。見に行くのならベストシーズンの夏がおススメです。冬場ではほとんど見ることができません。断崖絶壁の穴がその入口ですが、晴れて波の穏やかな時にしか入口にいけません。雨の時や波の状態によっては入ることができずその美しい姿を見ることができないので、青の洞窟を観光したい時には天候や海の状態に注意しましょう。
・カプリはローマ皇帝が愛した場所
イタリアの歴史とも関係が深く、ローマ皇帝であるティベリウスが愛した場所で統治時代後半に過ごしたことでも有名なカプリです。とても険しい地形の島ですが皇帝が愛した風光明媚な風景を楽しむことができます。青の洞窟もローマ皇帝が愛しプライベートで使用していたとも言われています。イタリアのカンパニア州ナポリに属するカプリであり、隣接するコムーネにはアナカプリという地区が存在します。どちらも一見の価値ありです。
・カプリへの行き方
イタリアのローマやナポリやアマルフィといった有名な港からフェリーで行くことができます。そこで最初にたどり着くのがマリーナ・グランデという港です。そこからケーブルカーかバスまたはタクシーで上まで登っていくとカプリに到着です。このケーブルカーは一人乗りのもので約5分間でゆっくりとその上から景色を楽しみながら行くことができます。
・ウンベルト一世広場
ケーブルカーが到着するピアツェッタの時計塔があるウンベルト一世広場は、一番の繁華街で買い物や食事も楽しむことができる地区です。高級店やホテルやレストランがたくさんある地域でお土産品などを買うのに絶好の場所でしょう。急傾斜地区なのでどこでも景色は絶景ばかりですが、特に有名で一度は見てみたい絶景ポイントがモンテソラートという場所です。
・ウォータフロント
ウォータフロントという場所もとても有名で、どこを見ても美しい建物と青い海のコラボレーションを楽しむことができます。ビーチまで徒歩で行くこともでき、景色が絶景ですがその分険しい地形のために、服装や靴には注意することを忘れないでください。履きなれた靴でないと足を痛めてしまいます。
・マリーナグランデ
必ずどこの港からカプリに行こうとしても、たどり着くのがこのマリーナ・グランデ港です。まさにカプリ島の玄関でありこの島唯一の商業用港です。カラフルな建物やレストランやバールやお土産店が並んでいます。またこの港は猫だらけであり、猫の街としても有名なのがカプリという島なんです。猫と犬そして住民たちが共存している島として有名であり、レストランで食事していると気が付いたら足元にいることも多いです。
・特産品
「リモンチェッロ」というレモンが原産のお酒が有名であり、レモンが特産品なのでぜひ飲んでみたい一品です。一度は聞いたことのある「カプレーゼ」というサラダもこのカプリ発祥でありスライストマトとモッツァレラチーズとバジリコのサラダです。正式名称は「インサラータ・カプレーゼ」と言うサラダです。日本でもこのサラダは有名ですが、この地域の名称がサラダの名前の由来になっています。
・おススメの宿泊ポイント
マリーナ・グランデとカプリの中心部にたくさんのホテルが存在します。近くにレストランも多くあり食事にも困りません。美味しい食事と美し風景を同時に楽しめるのがこのエリアです。地元の人も多く訪れ、またセレブも多く利用しているレストランとホテルが存在します。

カプリ島の中のコムーネがカプリです。青い海や山道の自然と美しいカラフルな建物のコラボレーションを楽しむことができます。行く際は必ず服装と履きなれた靴そして天候や季節に注意してください。