歴史と芸術に酔いしれるポーランドの人気観光スポット14選!

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歴史と芸術に酔いしれるポーランドの人気観光スポット14選!

ヨーロッパで観光地として有名なのはフランスやスイス、イギリスですがポーランドは他国に負けないほどの歴史や芸術に溢れた魅力的な観光スポットがたくさんあります。今回はポーランドを観光の際にぜひ訪れてほしい美しい古城や豪華絢爛な大聖堂、うっとりするパイプオルガンやピアノの音色、ショパンやキュリー夫人など歴史上の偉人を知ることができる博物館など、目で見て楽しみ、耳で聴いて堪能できる観光スポットを14個厳選しました!

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歴史と芸術に酔いしれるポーランドの人気観光スポット14選!

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1.旧王宮(ワルシャワ)

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ポーランドに観光で訪れたら必ず行っていただきたいスポットの1つが王宮広場の東側に位置する旧王宮です。

ワルシャワ宮殿は1526年、国王ジグムント1世の時代から何度も破壊と再建を繰り返してきたバロック様式の宮殿で、その美しさはジグムント3世の時代に、ヨーロッパで最も美しい宮殿の1つとされていたほどです。

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見どころは豪華絢爛な内外装の装飾、王族が使用していた家具や、歴史的・美術的価値の非常に高い国宝級の美術品の数々。見ているだけで思わずうっとりしてしまうものばかりです。

見学はルートに沿って見て回るセルフガイドを使用しており、ご自身のペースで楽しむことができますよ。

2.聖十字架教会(ワルシャワ)

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ポーランド、ワルシャワにある聖十字架教会はショパンにゆかりが深い教会として有名です。その理由は、この教会の柱の中には、かの有名な音楽家・フレデリック・フランソワ・ショパンの心臓がアルコール漬になって埋まっているから。聖十字架教会は彼が幼少期から通い続けた教会であるため、死後埋められることになったそうです。残念ながら柱の中に埋まっているので実際見ることができません。

ショパンの心臓の他にも教会の外装や内装は歴史を感じさせるヨーロッパ風のアンティーク調で思わず目を奪われます。ワルシャワに訪れた際はぜひ観光に足を運んでみてください。

3.ヴィエリチカ岩塩坑(ヴィエリチカ)

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ヴィエリチカ岩塩坑は13世紀の歴史を誇るヨーロッパ最古の塩採掘場で、1978年に世界文化遺産に登録されました。観光の際は自由見学ではなく、常に専門のガイドと一緒に回ります。

ヴィエリチカ岩塩坑の一番の見どころは深さ約100mのところにある聖金が礼拝堂。磨き上げられた階段や壁、ガラスでできているかと思わせる輝きを放つシャンデリア、祭壇まで全てが岩塩でできており、その美しさは思わず息をのむほどです。

ヴィエリチカ岩塩坑への行き方は主に2通りあります。1つは電車でクラクフ中央駅からWieliczka Rynek Kopalnia駅まで向かう方法と、もう1つは公共バスを利用してクラクフ中央駅から直行で向かう方法です。

4.ヴァヴェル城(クラクフ)

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ヴァヴェル城はヴァヴェルの丘に建つ王宮、聖堂、宝物館をはじめとした複数の建造物で構成されています。

主な見どころの1つがヴァヴェル大聖堂(英語名:Wawel Cathedral)。ヴァヴェル城の敷地内に設置されている教会で、ポーランドで最も重要な聖堂だと言われています。その理由は、宗教芸術に秀でた歴史的な匠たちによる美しい礼拝堂や、ポーランドを統治してきた歴代の王の装飾美溢れる墓、600年もの歴史を持つ大鐘があるためです。

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また、王宮の中には当時の王族貴族たちが使用した調度品や宝飾品、華やかな衣装、コレクション(美術品など)を見ることができます。各施設により時間や入場制限などが異なるので、早めに向かったり事前に確認することをお勧めします。

5.文化科学宮殿(ワルシャワ)

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1956年に完成した文化科学宮殿はポーランドがソビエト連邦の衛星国だった時代に、当時ソ連を統治していたスターリンによって贈り物として建設されたもの。

存在感がある文化科学宮殿は、42階建てで屋上までの高さは188m、一番高いアンテナの頭までは234.5m。この高層ビルの中には、ポーランド科学アカデミーや研究所、郵便局や映画館、コンサートホール、博物館などが入っています。

地上30階にある展望台からはワルシャワの街並みが一望でき、観光客から人気のスポットとなっています。

6.バルバカン(ワルシャワ)

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バルバカンは旧市街地と新市街地の境目となっている赤レンガでてきた砦です。旧市街地を守るためにつくられた城壁の一角でした。現在ヨーロッパに残っている貴重な3つのバルバカンのうち、ポーランドにはワルシャワとクラクフに2つあります。(残りの1つはフランスのカルカソンヌにあります)

ワルシャワにあるバルバカンは15世紀から16世紀にかけてつくられ、主に火薬庫や牢獄として使用されていました。第二次世界大戦で破壊されましたが戦後に復元され、現在ではワルシャワ歴史地区として世界遺産に登録されています。

クラクフのバルバカンはヨーロッパで最大規模の大きさで、観光客にも人気の観光スポットです。夏期のみ一般公開されているので、ご注意ください。

7.マルボルク城(マルボルク)

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ポーランド北部に位置するマルボルク城は、13世紀にドイツ騎士修道会の活動拠点にするために建てられたヨーロッパ最大の城砦(要塞)。「マルボルク」はドイツ語で「聖母マリアの城」という意味で、ドイツ騎士団の政治、経済、軍事、宗教の本拠地として利用されていました。第二次世界対戦で大幅に破壊されてしまいましたが戦後復元され、1997年よりユネスコの世界遺産に登録されています。

その大きさは東京ドームおよそ4個分。全てを見て回るには半日以上の時間が必要になります。マルボルク城を訪れる際に必見観光スポットを挙げるとすれば、城内にある城塞博物館がその1つです。こちらでは当時使用されていた武器や貴重な琥珀の装飾品、磁器などの食器類、工芸品などが展示されており、激動の歴史に触れることができます。

マルボルク城への行き方はグダニスク中央駅からマルボルク駅までの特急が走っているのでこちらを利用すると便利でおすすめです。

8.ヴロツワフ(ヴロツワフ)

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「小人が住んでいる街」として有名なヴロツワフはポーランドの南西に位置しており、ポーランドの中で最も古い都市の1つです。第二次世界対戦でソビエト連邦軍とドイツ軍の戦いで大半が破壊されてしまいましたが、戦後に復元され現在の状態になりました。

ヴロツワフが小人の住んでいる街として有名になったのは、1980年代に広まった「オレンジ代替」という反社会主義運動が大きく影響しています。当時、この運動の際に小人をモチーフにした落書きやパフォーマンスで社会主義を風刺していました。のちの2005年にポーランドのアーティストが小人像を待ちに作ったことをきっかけに、現在も小人が次々に作られています。

9.キュリー夫人博物館(ワルシャワ)

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ノーベル賞を受賞し日本でも有名な歴史上の偉人、キュリー夫人。ワルシャワにある彼女の生家は現在博物館となっており、ポーランドの人気観光スポットの1つです。この博物館の外観は普通の家と変わらなく、通り過ぎてしまう恐れがあるのでご注意ください!

夫のピエール・キュリーとともにウラン鉱石放射能を研究し、新化学元素ポロニウムとラジムを発見、1903年にノーベル物理学賞を受賞しました。また1911年にはラジウムの分離に成功し、ノーベル化学賞を受賞しています。

ここではキュリー夫人の写真や資料、実際に使っていた机や実験用具を見ることができ、後世にも伝わる歴史を知ることができます。ゆっくり見ても1時間弱で回れるため、ワルシャワへ観光に訪れる際には立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

10.聖アンナ教会(ワルシャワ)

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ワルシャワ旧市街地の王宮広場近くにある聖アンナ教会は、ポーランドで数ある教会の中でも人気を博している教会。その理由は豪華絢爛な装飾が施された内装と生パイプオルガンです。

外観は白を基調としたシンプルなものに対し、内装は豪華絢爛の一言に尽きます。金箔で輝いた壁、迫力のある色とりどりの天井画、存在感のある大きなシャンデリアや細部にまでこだわったレリーフの彫刻の数…。思わず時間を忘れて見入ってしまうのではないでしょうか。

また、旧市街地で一番美しいと言われるパイプオルガンは必見です。普段はミサの際にしか聞けない生パイプオルガンの音色ですが、40分ほどのコンサートが開催されることがあり、教会で聴く格別な音色を堪能できるのでお勧めです。

11.ショパン博物館(ワルシャワ)

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ポーランド最大の都市ワルシャワにあるフレデリック・ショパン博物館はクラシック音楽が好きな方にはたまらない場所の1つ。天才・ショパンは「子犬のワルツ」「革命」「華麗なる大円舞曲」など名曲を数々残しました。

ショパン博物館では作曲活動に実際に使用していたピアノや、直筆の譜面、手紙、肖像画、生前の生活用品およそ7000点を見ることができます。

2010年にリニューアルされた際に先進的な仕掛けが施され、こちらもお勧めの1つ。例えば、ピアノの前にある譜面台に楽譜を置くとショパンの曲が流れるというものや、入場券と成っている電子カードで英語のガイダンスが聞けたり、ショパンの曲が聴くことができます。

12.ルブシュ郷土博物館(ジェロナ・グラ)

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ルブシュ郷土博物館は拷問器具博物館としても有名です。その理由は暗黒の中世から近代までのいろいろな種類の拷問器具が揃っているため。中には非常に珍しいものもあり、外国の博物館から貸し出しの依頼がくるほどだそうです。

ここでのぜひ見ておきたい観光ポイントは、17世紀にジェロナ・グラの魔女裁判で実際に行われた拷問や刑罰についての展示です。拷問器具は例えば有名な「鉄の処女」(聖母マリアを表しているとも言われる、女性の形をした約2mの釘が内側に打たれた箱)や、鉄の棘がびっしりとついた通称「魔女の椅子」など、あまり一般的に知られていないものまで幅広く再現されています。

12歳未満の子どもは引率者の承諾がないと入ることができないので観光の際はご注意ください。

13.ルブリン(ルブリン)

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ルブリンはポーランドの東部に位置する街で、ポーランドの歴史について深く知ることができる観光スポットが点在しています。

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14世紀に建造されたルブリン城は、ゴシック様式の建造物で壁のフレスコ画が見事です。また、第二次世界対戦中、ドイツ・ナチスにより収容所として設置され、現在は博物館になっているのがマイダネク博物館。犠牲になった方たちへの哀悼と、後世にその事実を伝えるための役割を担っています。

そして旧市街地はとても可愛らしい中世の街並み。土産屋やレストラン、カフェが軒を連ねています。ポーランドの素敵な街並みを見ながら休憩するのもいいですね。

14.ワジェンキ公園(ワルシャワ)

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ポーランドのワルシャワ市内、東側に位置するワジェンキ公園はショパンの銅像があることで有名です。その銅像横で毎年夏に行われる野外ピアノコンサートは「ワルシャワ夏の風物詩」として有名で、観光客だけでなく地元の方からも人気のイベントです。

このイベントで演奏するピアニストはポーランド人だけでなく世界各国から集められ、その音色に酔いしることができます。また、演奏される曲は全てショパンの曲なので、特にショパン好き・クラシック音楽好きにはぜひタイミングを合わせて訪れてほしい場所です。

観光のひと時に、ピアノの素敵な音色を堪能してみてはいかがですか?

◎まとめ

「ポーランドの観光ってどこに行けばいいのかわからない…」そんな方のために人気観光スポット14選をまとめました!いかがだったでしょうか。ポーランドならではのすてきな観光スポットがいっぱいでしたね。特に夏期の観光は気温が程よく過ごしやすいことに加え、イベント開催も多くおすすめです。ぜひ旅行プランに参考にしてくださいね。

ポーランドでまだ見ぬ体験をしてきてくださいね!きっと、一生忘れられない素敵な思い出となること間違いなしですよ。

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