青空に映えるユニークな住居「世界遺産タオス・プエブロ」の魅力!

青空に映えるユニークな住居「世界遺産タオス・プエブロ」の魅力!

アメリカ・ニューメキシコ州にある世界遺産「タオス・プエブロ」は、先住民族のプエブロ族が古代に築いた集落です。タオスはプエブロ族が使う北部ティワ語で、「私たちの村」という意味。西暦1000年から1450年の間にできたと推測され、1000年以上の間、約2000人の人々が生活していたそうです。現在は150人程に減りましたが、今でもそこで伝統的な生活を続ける人々が暮らしています。そんなタオス・プエブロの魅力をお届けするので、ぜひ旅の参考にしてください。

目次

青空に映えるユニークな住居「世界遺産タオス・プエブロ」の魅力!

世界遺産タオス・プエブロとは?

タオス・プエブロの人々は昔からの生活様式を維持し続け、今でも電気や水道施設のない住居で暮らしています。集落のすぐそばを流れるレッド・ウィロー川は、貴重な水の供給源。携帯やインターネットもありません。こういった貴重な生活様式が世界遺産に登録された理由でもあります。

タオス・プエブロは世界遺産の観光地とあって、村に入るには入場料が必要です。村には赤褐色の住居やパンを焼くかまどなど見どころ満載。お土産店は数多く、お店では先住民族の工芸品などが購入できますよ。他にもおなじみのドリームキャッチャーや、かまどで焼いたパンなども。このパンはすごく美味しいと好評なので、タオス・プエブロに訪れたらぜひ食べてみてくださいね!

タオス・プエブロへのアクセス

日本からタオス・プエブロに行くには、成田からニューメキシコ州のアルバカーギ空港かサンタフェ空港に向かいましょう。通常はダラスかロサンゼルス経由のフライトがあります。アルバカーギ空港からバスを乗り継いでも行けますが、ツアーに入っていない場合は自由に動けるレンタカーを借りるのがおすすめです。

また、どちらの空港で降りても、タオス・プエブロに行く前に素晴らしい観光地・サンタフェに立ち寄ってください。サンタフェからタオス・プエブロまでは約90kmのドライブです。

世界遺産タオス・プエブロのおすすめポイント2

ユニークな住居

タオス・プエブロの見どころと言えば、ユニークな住居。土に水とわらを混ぜたものを日干しにしてレンガを造り、それを積み重ねていくという方法です。古代からその建築方法は変わりません。自然となじむ優しい感じや、赤褐色の綺麗な色はここから来ています。こうした自然の素材で出来た「アドビレンガ」で造られた壁は、外気温が室内に伝わりにくく、夏も冬も快適な温度を保つのに一躍かっているそうです。

タオス・プエブロ内の住居の出入り口には、時々梯子がかけられています。これは2階に上がる階段がないからです。もともとは身を守るため玄関も作らず、梯子を上って天井に作った出入り口を使用していました。今ある青色のカラフルなドアは、近代になってから付けられたものです。

また、家族が増える度に、部屋が拡張されるような建築様式になっています。タオス・プエブロ最大の建物は3階建で、これはアドビレンガの建物としては珍しいです。

サンジェロニモ教会

タオス・プエブロの中で、一際目を引くサンジェロニモ教会。周囲の赤褐色の住居と違い、この教会には外壁と屋根の装飾の一部に白が使われていて、サンタフェ地方の青い空に良く映えます。元の教会は1847年にメキシコとの戦争で破壊されてしまい、今あるものは1850年に再建された建物です。

タオス・プエブロでは人の写真撮影は禁止。建物も外観だけなら許可されているものなど、観光する上での規則があります。この教会についても屋内の撮影は禁止です。祭壇にはマリア像が飾られ、ステンドグラスやマリアと天使の絵が描かれた壁画などもあります。ぜひ目に焼きつけてくださいね。

元のチャペルがあった場所は、今ではプエブロ族の間で名を残した人たち用のお墓になっています。赤褐色の土壁で囲まれたエリアには数々の十字架が見られますよ。また、タオス・プエブロ内にはレストランもなくトイレも使えません。近隣の町・タオスで必要なことは済ませておきましょう!

◎まとめ

サンタフェ周辺はスピリチュアル・スポットとしても有名です。体や部屋のエネルギーを浄める時に使うセージが売られていて、太めのスティックが手に入ります。また、タオス・プエブロの近くには、石造りの住宅で有名な世界遺産「チャコ・キャニオン」や断崖洞窟住居「メサ・ヴェルデ国立公園」もありますよ。併せて観光してみてくださいね!

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