名称:トンブクトゥ
住所:tombouctou Mali
マリは、西アフリカに位置する国土の約30%がサハラ砂漠に覆われた共和制国家です。日本人からすると、旅行先としては少しマイナーなイメージがあるかもしれませんが、マリにはかつてマリ帝国と言われる人類上で最も多くの資産をもつ王が治める巨大な帝国があり、その当時の遺跡が世界遺産に数多く登録されているんです!神秘的で魅力に溢れたそんなマリのおすすめ観光スポットを6つご紹介いたします!
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1.トンブクトゥ
トンブクトゥは、1988年に世界遺産にも登録された、砂漠の民であるトゥアレグ族の都市です。かつてマリ帝国、ソンガイ帝国があった時代に繁栄したとされ、その栄えっぷりは「黄金郷」と呼ばれるほど。現在のトンブクトゥの街は砂漠化の進行により、郊外の村はすでに埋もれている状態です。2012年にイスラム過激派の組織により、一部が破壊されてしまったものの、ユネスコの協力と、地元職人の手により、復元されました。
2016年現在、危機遺産リストに登録されており、世界遺産として知名度が高まったことで、観光客は増加傾向にあります。かの有名なサクラダファミリアを設計したアントニ・ガウディも、この地の泥でできたモスクの様式に啓発されたともいわれています。市内は日干し煉瓦でできた家々が並び、独特の雰囲気を醸し出しています。
2.泥のモスク
1988年にユネスコの世界遺産に登録されたジェンネ旧市街は、なんと全域が泥ぬりの建物でできている観光地!ジェンネ旧市街に位置する泥のモスクは世界最大の泥でできた建造物といわれています。マリの雨季の季節に備えて、毎年数千もの職人の手により新しい泥に塗り替えられているのですが、その作業の様子は圧巻です!しかし、ジェンネ旧市街は砂漠化、乾燥化が年々深刻化しており、この泥のモスクは悲しいことに100年後には見られない可能性が一番高い世界遺産としても選定されています。訪れるなら今のうちですね!!
世界中から泥のモスクを見るために観光客が集まりますが、こちらは宗教施設であるため、中の立ち入りはイスラム教徒だけに許可されています。しかし一面が砂に覆われた街にそびえたつ泥のモスクは荘厳で、外から見るだけでも大満足できちゃいます。マリの首都バマコからバスで10時間かかりますが、一見の価値はありますよ!
名称:ジェンネの大モスク
住所:Djenne Mali
3.バンディガラの絶壁
独自の文化を持つドゴン族の700もの集落が点在する村です。800年前から存在するこの集落に25万人のドゴン人が暮らしており、世界遺産にも登録されています。このドゴン族の集落は、外敵から集落を守るため、バンディガラ山地とニジェール川による高低差500mもの断璧が約200kmにもわたり続く断璧に築かれました。
ドゴン人はイスラム教でもキリスト教でもなく、シリウスの神話を信じており、その神話に基づいた社や墓地が造られています。その神秘的で美しい建造物は、数多くのマリ観光客を魅了しています。
名称:バンディガラの絶壁
4.アスキアの墳墓
世界遺産に登録された、泥でできた高さ17mものピラミット状の墓で、この地方の植民地化以前の建造物の中では最大といわれています。15〜16世紀にかけて西アフリカを広く支配したソンガイ帝国の皇帝であるアスキアの墓です。ピラミッドから無数の杭が突き出たユニークな形状をしています。実はこの杭は、ただの見た目だけの飾りではなく、ピラミッドの美しさを保つために職人が2年に1度表面の泥を塗りなおすための足場なのです!
2012年の第36回世界遺産委員会で、マリ北部の地域紛争を理由に、危機遺産リストに登録されました。歴史的にも貴重な墳墓なので、一度は見ておきたいですね。
名称:アスキアの墳墓
住所:Gao, Mali
5.マリ国立博物館
マリの数多くの世界遺産を訪れた後は、マリの民族文化を学んでみませんか?解説は全てマリの公用語であるフランス語ですが、ドゴン族の仮面や彫刻等、マリの貴重で多彩な文化資料が集約されているので、展示品を眺めるだけでも面白いですよ。
西アフリカでは珍しく、冷房が完備されているので快適に見て回ることができます。マリ最大の空港パマコ・セヌー国際空港から15km。公共交通機関として役割を果たす乗り合いタクシーが主な交通手段です。
名称:マリ国立博物館
住所:Bamako Mali
6.マリ国立動物園
マリ国立動物園はライオンや、ゾウ、キリン、バッファローなど、アフリカに住む動物たちを中心に100種類の動物が展示されています。様々な種類の魚たちや、鳥、爬虫類など、アフリカならではの動物たちに会ってみませんか?それぞれの動物に合わせて、木やハンモック、人工の川等が作られていたりと、本格的な環境が用意されています。
マリ動物園は、とても綺麗に整備されており、休憩にもぴったりなスナックバーもあります。子どもたちも大喜び間違いなしの観光地です!
名称:Zoo National du Mali
住所:Bamako, Mali
◎まとめ
いかがでしたか?少しはマリに対するイメージが変わったでしょうか。日本から遠く離れた場所に位置するマリは、旅行先としては少しマイナーかもしれませんが、世界遺産にも登録された古代文明の歴史的な建造物や、多彩な民族文化、広大な大自然などと実は魅力的な観光スポットがいっぱいです!砂漠の神秘的な街、マリ。心おどる楽しい旅になること間違いなしでしょう!ぜひ、本記事を参考にしてくださいね!