ドイツ観光のおすすめスポット12選|ぜひ行ってほしい場所はここ!

ドイツ観光のおすすめスポット12選|ぜひ行ってほしい場所はここ!

地域ごとに異なる雰囲気を持つ多彩な地方文化が集まるドイツは、何度訪れても新たな楽しみが見つかる国です。人気のロマンティック街道やグリム童話の世界を満喫できるメルヘン街道、中世の世界に迷い込んだかのような古城街道、クルーズが楽しめるライン川流域、そして歴史的建造物と現代的な高層ビルが見事に調和する金融・商業の中心地など見どころが満載。鉄道などの交通網も発達しているため、複数の都市を巡って旅を楽しむのもおすすめです。

今回は、さまざまな地域文化が楽しめるドイツの「ぜひ行ってほしい!」と思う観光スポット12選をご紹介します!

目次

ドイツ観光のおすすめスポット12選|ぜひ行ってほしい場所はここ!

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1.ケルン大聖堂(ケルン)

.ケルン大聖堂(ドイツ)

ケルン大聖堂は、世界最大のゴシック様式建築で、ユネスコの世界遺産にも登録されています。ケルン中央駅を出ると、目の前にそびえ立つ大聖堂が圧倒的な存在感を放ちます。

天に向かって突き出した黒みがかった双塔は巨大で、全体をカメラに収めるのが大変なほどです。多くの観光客はしゃがんだり、工夫しながら記念撮影を楽しんでいます。ホーエンツォレルン橋越しにライン川の対岸から大聖堂を撮影するのも一興。日中の訪問も良いですが、ライトアップされた夜は幻想的な美しさが際立ち、一目見る価値があります。

内部の見どころの一つは、東方三博士の聖遺物が納められた黄金の棺。この棺を拝むために、ドイツ各地から多くの巡礼者が訪れます。ステンドグラスも息を呑むような美しさです。

体力と時間に余裕がある方は、533段の階段を上って展望台に挑戦するのもおすすめ。大聖堂の入場は無料ですが、展望台へ上がる際は別途料金が必要です。

2.サンスーシ宮殿(ポツダム)

サンスーシ宮殿(ポツダム)

フリードリヒ大王が夏の離宮として建てた「サンスーシ宮殿」は、爽やかなイエローの外壁とグリーンの屋根が特徴の宮殿。宮殿と庭園が世界遺産に登録されています。華麗で可愛らしい雰囲気を持つ平屋建てのサンスーシとはフランス語で「憂いなし」を意味し、日本では「無憂宮」とも呼ばれます。

内部の見学には時間指定のチケットが必要で、観光シーズンには入場できるまで数時間待ちになることもあります。写真撮影は可能ですが、撮影には入場料とは別に料金がかかるのでご注意ください。

宮殿内では、フリードリヒ大王の私室や肖像画など、多くの展示品を鑑賞できます。宮殿正面には階段状のブドウ畑が広がり、その先には大きな噴水広場があります。広大な庭園を散策しながらのんびりと観光するのもおすすめです。

アクセスは、ベルリン中央駅からポツダム中央駅へ移動し、バスに乗り換えて「シュロス・サンスーシ」で下車します。

3.ノイシュヴァンシュタイン城(ホーエンシュヴァンガウ)

ノイシュヴァンシュタイン城(ホーエンシュヴァンガウ)

東京ディズニーランドのシンデレラ城のモデルにもなった有名な「ノイシュヴァンシュタイン城」。バイエルン王ルートヴィヒ2世が手がけたこの城は、ドイツ観光でも特に人気の名所です。ワーグナーを愛した王が造らせた「歌人の広間」や、巨大なシャンデリアが吊り下がる「玉座の間」は必見の見どころです。

鉄道やバスを利用して行くこともできますが、アクセスがやや大変なため、観光ツアーの参加がおすすめ。訪れる観光客が多いため混雑することがあるので、確実に見学するにはチケットの事前予約をしておくと良いでしょう。

山岳地帯にそびえる白亜の美しい城は、まるでおとぎ話から飛び出してきたかのよう。王の死後、建築は中断されたため、現在も未完成の部分が多く残っています。

4.リンダーホーフ城(リンダーホーフ)

リンダーホーフ城(ドイツ)

ノイシュバンシュタイン城と並んで、ドイツ観光でぜひ訪れたいのが「リンダーホーフ城」です。これはバイエルン王ルートヴィヒ2世が手掛けた唯一の完成した城で、フランスのヴェルサイユ宮殿にあるトリアノン宮をモデルにしています。

城内には神話やオペラをモチーフにした絵画、装飾品、調度品が並び、夢見がちな王の性格や、一人の世界に浸りたかったという王の気質が感じられます。

庭園の噴水中央に立つ金色の女神像は美しく、印象的な風景を作り出しています。そのほか、人嫌いだった王が一人で食事できる「魔法の食卓」や、人工の鍾乳洞も見所。この鍾乳洞は「ヴィーナスの洞窟」と呼ばれ、オペラ『タンホイザー』の世界観を再現しています。湖に浮かぶ貝の形をしたボートや幻想的な壁画も魅力です。

リンダーホーフ城の見学はガイドツアーのみで、自由見学はできません。観光を計画する際は、ガイドツアーの申し込みをお忘れなく。

5.ニンフェンブルク宮殿(ミュンヘン)

ニンフェンブルク宮殿(ドイツ・ミュンヘン)

ニンフェンブルク宮殿は「妖精の宮殿」という意味を持つ左右対称の美しい城で、バイエルン王の夏の離宮として建てられました。ドイツ国内でも戦乱の被害を免れたため、17世紀の美しい姿がそのまま残っています。

見どころは、大理石造りの大広間や、ルートヴィヒ1世の命で描かれた36人の美人画ギャラリー、そして馬車やそりを展示している馬車博物館など。大広間の天井には、美しいフレスコ画が描かれており、必見です。

城外の広大で美しい庭園は丁寧に手入れされており、様々な花や植物が楽しめます。湖では白鳥が泳ぐ姿を見ることもでき、そこから宮殿を背景に写真を撮るのもおすすめです。

アクセスは、ミュンヘン中央駅から17番線のトラムを利用し、「シュロス・ニンフェンブルク」で下車します。内部の観光所要時間は1~2時間くらいがおおよその目安です。庭園でゆっくり過ごす場合は、観光に半日ほどかかることもあります。

6.アーヘン大聖堂(アーヘン)

アーヘン大聖堂(ドイツ)

ドイツ西端近くの町アーヘンにある大聖堂は、カール大帝によって8世紀に建てられた、ドイツ最古のロマネスク様式の建築です。数多くの神聖ローマ皇帝が、ここ「アーヘン大聖堂」で戴冠式を行いました。カール大帝の死後、彼の遺体が埋葬されており、遺骨は今も大聖堂内に保存されています。

大聖堂の特徴である八角形のドームは、中世のキリスト教において「復活」を象徴する神聖な数字である「八」の形を取り入れています。

内部は荘厳で落ち着いた雰囲気が漂い、ゆっくりと観光を楽しむことができます。ガラスの礼拝堂にあるステンドグラスは美しく、豪華絢爛な装飾や天井画も見応えがあります。

併設されている宝物館もおすすめ。金メッキのカール大帝の胸像やロタールの十字架など、カール大帝に関する貴重な品々が展示されています。アーヘン大聖堂は1978年、ユネスコの世界遺産に初めて登録された観光地の一つです。

7.パルメンガルテン(フランクフルト)

パルメンガルテン(フランクフルト)

「パルメンガルテン」は、フランクフルトにあるドイツ最大の植物園。その名はドイツ語で「ヤシ園」を意味します。約22ヘクタールの広大な敷地には、熱帯植物をはじめ、世界各国のさまざまな植物が植えられており、フランクフルト出身の文豪ゲーテに捧げられた庭園もあります。

パルメンガルテンは観光客だけではなく、地元の人々の憩いの場。バラ園やヤシの温室が特に有名で、大きな池ではボートを借りて楽しむこともできます。観光で歩き疲れたら、園内を走るミニ電車で回るのもおすすめです。

アクセスは、地下鉄ボッケンハイマー・ヴァルテ駅から徒歩約2分。季節ごとにイベントが開催され、コンサートや観劇なども楽しめますよ。音楽ライブの生演奏を聴きながら、ゆったりとしたひとときを過ごすのも素敵です。

8.ヴァルトブルク城(アイゼナハ)

ヴァルトブルク城(ドイツ)

ドイツのテューリンゲン州にあるアイゼナハの「ヴァルトブルク城」は、900年以上の歴史を持つ黒い中世の城塞です。ドイツ観光のおすすめスポットのひとつで、ユネスコの世界遺産も登録されています。

ヴァルトブルク城は、マルティン・ルターが偽名を使って隠れ、新約聖書をドイツ語に翻訳したことで有名な城です。祝宴の間では恋愛詩人たちによる歌合戦が行われ、その様子がワーグナーの歌劇『タンホイザー』の題材となりました。さらに、聖エリザベートがテューリンゲン方伯ルートヴィヒ4世の妻として、わずか4歳でハンガリーから嫁いだ城でもあります。

塔の上からの眺めは格別!内部の見学は観光ガイドツアーに限られますが、日本語のパンフレットも用意されています。

アクセスは、フランクフルトからアイゼナハ駅に移動し、そこからバスに乗り換えます。バスを降りた後、徒歩で城へ向かいますが、道のりが大変なため、駅からタクシーを利用する方がよいでしょう。

9.イースト・サイド・ギャラリー(ベルリン)

イースト・サイド・ギャラリー(ベルリン)

最寄り駅であるベルリン東駅から歩いてすぐ、目の前に広がるのが「イーストサイドギャラリー」です。これは、ドイツ・ベルリンの壁崩壊後、残された壁面に世界各国の118名のアーティストが平和と自由への願いを込めて描いた、全長1.3kmにわたるオープンエアのギャラリー。ドイツの歴史でも重要な場所であり、多くの観光客が訪れる人気の観光スポットとなっています。

見どころは、日本に関連する壁画や有名な『ブレジネフとホーネッカーの接吻』などです。特に『ブレジネフとホーネッカーの接吻』の前では、写真撮影をする観光客が絶えません。各アーティストが思いを込めて描いた壁画を鑑賞しながら、歴史に思いを馳せてみてはいかがでしょうか?

10.ベートーヴェン・ハウス(ボン)

ベートーヴェン・ハウス(ドイツ・ボン)

かつて西ドイツの暫定首都だったボンは、有名な音楽家ベートーヴェンの生誕地としても知られています。見どころである「ベートーヴェン・ハウス」は、彼の生家をそのまま博物館にしたもので、彼が使用したヴァイオリンやピアノなどの楽器、自筆の楽譜や手紙、肖像画など、多くのコレクションが揃っています。

入場時にもらえるパンフレットには日本語版もあるので、英語やドイツ語がわからなくても安心です。内部は撮影禁止なので、うっかり撮ってしまわないように気を付けましょう。

隣接するショップでは、オルゴールやポストカードなどを購入することができます。観光の記念やお土産に最適なので、ぜひ立ち寄ってみてください。

11.ブランデンブルク門(ベルリン)

ブランデンブルク門(ベルリン)

ベルリンのシンボルでもある「ブランデンブルク門」は、ドイツ・ベルリンを訪れるなら絶対に外せない場所です!プロイセン王国の凱旋門として建てられたこの歴史ある建造物は、アテネの神殿を手本に造られました。第二次世界大戦後の東西ドイツの分断の境界線に位置し、現在では東西ドイツ統一の象徴とされています。

門の頂上を飾るのは、4頭の馬にひかれた勝利の女神ヴィクトリア像です。かつてナポレオンに戦利品としてフランスに持ち去られましたが、その後フランスとの戦いに勝利。再びヴィクトリア像はベルリンへ戻り、現在は門の上に鎮座しています。

柱の彫刻も美しいので、じっくりと観察してみてください。アクセスはブランデンブルク門駅から歩いてすぐなので、迷うことなく行けます。

12.ミュンヘン新市庁舎(ミュンヘン)

ミュンヘン新市庁舎(ドイツ)

ドイツ南部の中枢都市、ミュンヘンの「新市庁舎」は、マリエン広場の一角に位置しています。高くそびえたつ尖塔が目を引く、新ゴシック様式の建物です。

見どころは何といっても、ドイツ最大の仕掛け時計「グロッケンシュピール」!この仕掛け時計で演じられるのは、1568年に行われたバイエルン公の結婚式の様子です。仕掛け時計は、11時と12時、そして3月から10月までは17時にも、約10分間32体の等身大の人形がくるくると踊り、その姿は多くの観光客の心を掴みます。

仕掛け時計の時間になると多くの人が集まるので、少し前に来て良い場所を確保するのがおすすめ。21時にはミュンヘン小僧が現れるので、夜間に訪れても楽しめます。

有料ではありますが、新市庁舎の塔に上ってミュンヘン市内の景色を眺めることもできます。中には観光案内所が設けられているので、観光の際にはここに寄って情報を集めると良いでしょう。

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