日本の名城100選に選ばれた白亜の世界文化遺産!姫路城の魅力に迫る

画像出典:www.photolibrary.jp

日本の名城100選に選ばれた白亜の世界文化遺産!姫路城の魅力に迫る

日本の名城100選に選ばれた姫路城は、奈良の法隆寺とともに日本で初めてユネスコの世界文化遺産に登録された日本を代表する名城です。現存する日本の城の中でも世界的に高い評価を受け、木造建築の最高傑作といわれています。

白鷺城とも呼ばれる美しい城は、国宝にも指定され、重要文化財として大切に保存されています。今回は、そんな未来へ大切に受け継がれるべき世界遺産「姫路城」の魅力に迫りたいと思います!

目次

日本の名城100選に選ばれた白亜の世界文化遺産!姫路城の魅力に迫る

姫路城とは?

出典: Blondinrikard Fröberg

兵庫県姫路市にある姫路城は、「白鷺城」という別名をもつ日本屈指の美しい城です。1333年に播磨の守護であった赤松則村が、姫山に砦を築いたのが始まりです。そして、1346年には則村の子貞範が居城として築城。1580年に羽柴秀吉が中国攻略のため姫路城に入り、3層の天守閣を築きます。

1600年に関ヶ原の戦いで功績をあげた池田輝政が姫路城の城主となり、9年の歳月をかけて城の大改築をしました。池田輝政の後には、本多忠政が入城し、三の丸や西の丸を増築し、姫路城が完成しました。1931年に姫路城は国宝に指定され、1993年には奈良の法隆寺とともに、日本で初めてのユネスコ世界文化遺産に登録されました。

出典: RYO SATO

日本一の名城といわれる姫路城は、独特の建築構造と要塞としての精巧な工夫が凝らされた特徴をもちます。要塞としての機能性に優れた姫路城の縄張り(設計、構成、仕組み)は、左回りの大きな螺旋を描いた内濠、中濠、外濠の防御線が3重の螺旋式縄張りになっており、日本に現存する城の中で、この特徴をもつのは江戸城と姫路城だけといわれています。

5層7階の大天守と東、西、乾(西北)の3つの小天守は、渡櫓でつながっており、白漆喰総塗籠造の外壁が、幾重にも重なる千鳥破風や唐破風の屋根の美しさを引き立て、姫路城をより一層華やかで美しい城として演出しています。全体的に姫路城は保存状態が非常に良く、特に内曲輪の城郭建築は、当時の姿をほぼ完全なままに残しています。

姫路城へのアクセス

新大阪から電車の場合、新大阪駅からJR東海道本線で大阪駅へ。大阪駅からJR神戸線に乗り換え、姫路駅まで約1時間5分。または、新大阪駅から東海道山陽新幹線で姫路駅まで約40分。JR姫路駅から姫路城まで北へ1㎞、徒歩約20分。または観光ループバスで5分。

車の場合、山陽自動車道の山陽姫路東ICから姫路城へ。西からは、山陽自動車道の山陽姫路西ICから姫路バイパス(国道2号線)府道62号線を北上。東からは第二神明道路の明石西ICから加古川バイパス(国道2号線)、姫路バイパス(国道2号線)を経て府道62号線を北上。

姫路城のおすすめポイント3

大天守

出典: waka8

天守台の東南隅にある大天守は総床面積が2400平方mで、外観を見ると5層、つまり5階建てに見えるのですが、実は中に入ると、地下1階・地上6階からなっています。

水の四門、水の五門、水の六門をくぐるとようやく大天守の入り口が見えてきます。実はこの入り口もただの扉ではなく、漆喰塗りの扉の内側には鉄板張りの扉という構造の二重扉になっています。大天守への出入り口の扉はすべてこの二重扉になっており、大天守の内側からは、カンヌキがかけられます。

地階には、大天守を支える心柱を見ることができます。大天守の中でも3階部分は、一番見どころが多く、中でも地階から5階天井まで通されている心柱「西大柱」と「東大柱」に注目してください。姫路城の大修復の際、1本の柱にする予定でしたが、運搬の途中、事故で木曾桧が2つに折れてしまいました。そのため柱継ぎがされ、その部分がこの3階で見ることができます。

もう1つの見どころは、武者隠しという小部屋が四隅に設けられています。大人1人入るのがやっとの大きさで、城内に攻め込んできた敵を、ここで待機していた兵が応戦できるようになっています。

乾小天守

出典: commons.wikimedia.org

東・西・西北にある3小天守の1つで、乾の方角、つまり西北に位置するため乾小天守と呼ばれています。3つの小天守の中で一番大きく、外観が3層、内部は地下1階・地上4階の重厚な造りで、石落としや武者格子窓などがあり、城塞としての装備も備わっています。

化粧櫓

出典: ja.wikipedia.org

姫路城の西の丸には、「化粧櫓」と呼ばれる部屋があります。この部屋は、徳川秀忠と江の長女として生まれた千姫のために造られたものです。千姫は豊臣家に嫁ぎましたが、大阪落城の際に救い出され、のちに本多忠刻に輿入れします。

その化粧料として忠刻に10万石が与えられ、姫路城に移り住むことになったのです。天満天神を信仰していた千姫は、毎朝西の丸長局(百間廊下)から男山を拝み、このときこの化粧櫓を休憩所として利用していました。

◎まとめ

いかがでしたか?まるで白鷺が空に舞い上がるような美しい白亜の城「姫路城」。大阪方面からのアクセスもよく、年間を通して多くの観光客が訪れます。また、姫路城観光だけでなく、姫路城周辺地域にも見どころがたくさんありますので、ぜひ足を延ばしてくださいね!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

姫路でおすすめの記事

姫路のアクセスランキング