【世界遺産】サン・ジミニャーノ歴史地区とは?|美しい塔が建ち並ぶ!

画像出典:Vignaccia76 (CC BY-SA 3.0)

【世界遺産】サン・ジミニャーノ歴史地区とは?|美しい塔が建ち並ぶ!

「美しき塔の町」と呼ばれるサン・ジミニャーノは、中世の面影を色濃く残したイタリアのトスカーナ地方にある小さな世界遺産の町。小高い丘の上に広がるサン・ジミニャーノの塔は、遠くからでも見ることができます。

現在、サン・ジミニャーノに残っているの塔は14のみ。といっても十分多いのですが、当時、権力争いの象徴であった塔は、最も多かったときには70以上もあったと言われています。

そんな中世を今に伝える世界遺産の町には、塔だけではなくほかにも見どころが盛りだくさん。世界遺産サン・ジミニャーノの魅力をたっぷりご紹介します。

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【世界遺産】サン・ジミニャーノ歴史地区とは?|美しい塔が建ち並ぶ!

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サン・ジミニャーノ歴史地区とは?

出典: cfwee (CC BY 2.0)

フィレンツェから約37km南西に位置するサン・ジミニャーノは、城壁に囲まれた中世の景観を今に残す、こぢんまりした町。12世紀から14世紀ごろの建築物が多く残っている歴史的に貴重な地区全体が、1990年に世界遺産登録されました。中世の時代には街道の合流地点であったことから、サン・ジミニャーノは流通の主要拠点として繁栄。さらに、町の名称の起源となった聖ジミニャーノの聖堂へ多くの巡礼者が訪れた裕福な町であるとともに、多くの芸術家が住む芸術の町でもありました。

隆盛期のサン・ジミニャーノには、権力を象徴するシンボルとして競い合って塔が建てられましたが、内争などで町は徐々に廃れていき、衰退の一途をたどっていきました。しかし皮肉なことに、寂れた町は戦争に巻き込まれることもなく美しい街並みは当時のまま残り、現在では世界遺産の町として再び注目されています。

そんな歴史をたどってきたサン・ジミニャーノでしたが、今は世界遺産に指定された世界中から注目の集まる観光地。ところ狭しと塔が建ち並ぶ光景は中世の魅力が凝縮されていてとても見応えがあります。

サン・ジミニャーノ歴史地区へのアクセス

サン・ジミニャーノへのアクセスは、フィレンツェからバスで行くのがおすすめです。サン・ジミニャーノへの直行バスはありませんので1度だけ乗り換えが必要ですが、心配はいりません。ポッジポンシ駅での乗換は簡単で接続が良く、運転手も慣れているので困ることはないでしょう。ポッジポンシ駅にはトイレや売店もあります。

所要時間は、フィレンツェからポッジポンシまで約50分、ポッジポンシからサン・ジミニャーノは約20分。フィレンツェからポッジポンシまでは鉄道で行くこともできますが、バスよりも本数が少なく、乗り換えの接続は良くありません。しかし鉄道の旅を楽しみたい方や、選択肢のひとつとして十分利用できます。

サン・ジミニャーノの次はシエナへ向かうなど、周遊する場合は片道切符で良いのですが、フィレンツェ⇔サン・ジミニャーノを往復する場合なら、往復切符を購入しておくと便利です。時刻表ももらっておいて、帰りの乗車時刻を調べておくと良いでしょう。乗車の際には、フィレンツェからシエナまでノンストップでいく特急バスもあるので、サン・ジミニャーノに行きたいことを確認してから乗ると安心です。

サン・ジミニャーノのおすすめポイント①:チステルナ広場

サン・ジミニャーノのメイン通りであるサン・ジョバンニ通りを歩き進むと「チステルナ広場」に出ます。中心には、名前の由来になった井戸(チステルナ)がある三角形の広場で、サン・ジミニャーノらしい独特の景観を楽しめるにぎやかな場所です。

中世の街並みを、といいながらチステルナ広場でまずご紹介したいのは、ジェラートチャンピオンの称号を獲得したジェラートショップ。メディアでも紹介されているこのお店には、サン・ジミニャーノ特産のワインを使ったジェラートやチョコなど、厳選した素材を使用したバリエーション豊かなジェラートが揃っています。いつも行列ができているのですぐわかりますが、並んででもぜひ味わってみましょう。

サン・ジミニャーノのおすすめポイント②:ドゥオーモ広場・ドゥオーモ

出典: Giorgio Galeotti (CC BY 4.0)

チステルナ広場の向こうには「ドゥオーモ広場」があります。ドゥオーモ広場はドゥオーモ(参事会教会)、ポポロ宮、塔などに囲まれた広場。ここには残された14の塔のうち7つが建ち並び、世界遺産の建物を見て回るなら外せない場所です。

いつも多くの人で賑わうドゥオーモは、1148年建造の歴史的に貴重な建物。サン・ジミニャーノで活動が盛んだったシエナ派の美しい美術品が多く残されています。『旧約聖書』や『最後の審判』など数々の宗教画が飾られていて見ごたえ抜群!一見の価値があります。

建物内部は、主聖堂と祭壇の2つエリアに分かれていて、祭壇は15世紀に造られたもの。建物正面は19世紀に改装されていて、時代による違いが見られるのも興味深いですね。

サン・ジミニャーノのおすすめポイント③:ポポロ宮殿・グロッサの塔

出典: Francesco Gasparetti (CC BY 2.0)

この町で一番高い約54mの「グロッサの塔」があることでも知られる「ポポロ宮殿」は、サン・ジミニャーノの市庁舎として使用されています。3階は市立美術館になっていて、13世紀から17世紀にかけて制作された美しいフレスコ画や、貴重な美術品が展示されている必見の世界遺産スポットです。

サン・ジミニャーノで最も高いグロッサの塔の上からは、眼下に広がる街並みを一望できる絶景ポイントとしても人気があります。美しい建物が建ち並ぶ歴史地区を散策するのも楽しいですが、世界遺産の町を一望できる塔の上からの眺めは抜群で見逃せません。

サン・ジミニャーノのおすすめポイント④:サンタゴスティーノ教会

世界遺産サン・ジミニャーノの最北端にあるのが「サンタゴスティーノ教会」。歴史地区のサン・マッテオ門にほど近い場所にあるこの教会は、シンプルな外観で、古びた感じが歴史の重さを物語っています。サンタゴスティーノ教会が建てられたのは12世紀。サン・ジミニャーノに残る数多くの世界遺産の建造物の中でも歴史が古い建物です。ロマネスク様式の質素な外観から一転、建物内部にある保存状態の良い色鮮やかなフレスコ画も必見ですよ。

美しい美術品の数々をじっくりと鑑賞したら、中庭を見学するのもお忘れなく!美しいアーチやヤシの木に囲まれた庭園は、穏やかな空気に包まれた癒しの空間。外観と内装のギャップを楽しめる世界遺産の教会は、サン・ジミニャーノ屈指のおすすめスポットのひとつです。

◎まとめ

美しい中世の街並みが残る世界遺産、サン・ジミニャーノはいかがでしたか?数多くの歴史的な建造物が残る貴重な光景を目の当たりにできるサン・ジミニャーノ歴史地区は、ぜひ一度実際に訪れてみたいイタリアの世界遺産です。

歴史地区を散策するだけで心を奪われ、そこかしこに中世の面影を残すサン・ジミニャーノの街並み。少し時間を掛けても、行けば納得の美しさを誇る小さな世界遺産の町へ訪れてみませんか。

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