イギリスの世界遺産!歴史が眠る「ドーセット及び東デヴォン海岸」

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イギリスの世界遺産!歴史が眠る「ドーセット及び東デヴォン海岸」

世界中から観光客の集まる国、イギリス。イギリスは、大都市と美しい自然、歴史的建造物、アートなどの共存する観光客にとってとても魅力的な場所です。登録されている世界遺産の数も多く、観光スポットが満載。今回は数ある見所の中から、イングランド南部の世界遺産「ドーセット及び東デヴォン海岸」をご紹介します。この地を訪れたくなること間違いなしですよ!


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目次

イギリスの世界遺産!歴史が眠る「ドーセット及び東デヴォン海岸」

ドーセット及び東デヴォン海岸とは?

出典: MNStudio/shutterstock

ドーセット及び東デヴォン海岸は、「ジュラシック・コースト(Jurassic Coast)」という名称で知られています。約1億9960万年前から1億4550万年前までの地質時代、恐竜が生息していた時代である「ジュラ紀(ジュラシック)」と海岸を意味する「コースト」と名付けられました。この海岸は、その名の通りジュラ紀に形成された地層やアンモナイトの化石を見ることができます。2001年に「ドーセット及び東デヴォン海岸(Dorset and East Devon Coast)」という名称でユネスコ世界遺産に登録されました。

場所はイングランド南部のイギリス海峡に面した海岸で、ドーセット州東部のスワネイジ近郊のオールド・ハリー・ロックスからデヴォン州東部のエクスマス近郊のOrcombe Pointまで続いています。その長さはおよそ153km。海岸線の所々に特徴的な地形があり、国際的な地質調査の対象となっています。海岸の岩場に見られるアンモナイトの化石や岩石でできた天然橋、侵食によって石灰岩のみが残りお椀のような形となった入り江など、見所いっぱいの世界遺産です。

ドーセット及び東デヴォン海岸へのアクセス

玄関口として有名なウェーマスへは,、車でおよそ3時間。イングランドの街並みや自然を眺めながらドライブするのもおすすめ。レンタカーがあれば、玄関口に到着後もいろいろなスポットに立ち寄ることもできて便利です。公共交通機関を利用する場合も、ロンドンからは約3時間。電車を降りた後は、様々なポイントで下車・乗車ができるジュラシックコーストバスサービスを利用しましょう。

ドーセット及び東デヴォン海岸のおすすめポイント2

地層

出典: Pitamaha/shutterstock

ドーセット及び東デヴォン海岸の最大の魅力は、やはり歴史を感じられる地層ではないでしょうか。この一帯で見られる地層は、三畳紀、ジュラ紀、白亜紀のもの。古いものだと2億5000年前の地層が露出しています。世界中のどこを探してもここまで広範囲に渡って古い地層が見られる場所はなく、地質学的にとても貴重なスポット。世界遺産に登録されるのも納得ですね。

また、海岸線に存在する化石から三畳紀やジュラ紀に繁栄した大型の爬虫類の骨格が発見されたり、恐竜と同じ時代に爬虫類が存在した証拠に結びつく化石が発見されたりと古生物学的にも大切にされています。玄関口としても知られる町ウェーマスはイギリス有数のリゾート地ですが、アンモナイトの化石が簡単に見つかる場所として有名。夏には水遊びを楽しむ人々と化石探しをする人たちで賑わいます。世界遺産を観光しながらはるか昔の時代に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ダードル・ドア

出典: Pawel Bulejak/shutterstock

ドーセット及び東デヴォン海岸は、長い年月をかけて形成されました。そのため、時間の経過とともに少しずつ姿を変えてきた美しい自然を様々な場所で見ることができます。世界遺産を観光しながら、偉大な大自然を心行くまで堪能しましょう。

ドーセット及び東デヴォン海岸で一番有名な場所は、「ダードル・ドア」の天然橋。この一帯を紹介する画像としてよく使われます。天然橋とは、異なった硬さの地層が重なってできた崖のような形状が侵食によってアーチ型に形成されたものです。ダードル・ドアは美しい海のブルーと神秘的な天然橋、そしてそれらを囲むグリーンが素晴らしくキレイな絶景ポイント。そのほかにもラルウォース・コーヴやポートランド島、チェシル・ビーチ、ライム・レジスの街など、素晴らしい大自然を楽しむことのできる観光スポットがあるのでお見逃しなく。

◎まとめ

イングランド南部の海岸線、ドーセット及び東デヴォン海岸を紹介しました。およそ153kmに渡る長い海岸線にはそのエリアごとの魅力が隠れており、それぞれに素晴らしいスポットがあります。この世界遺産を訪れる際はゆっくりと時間をかけ、美しい自然を目に焼き付けながら、遥かな歴史を感じましょう。

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