【世界遺産】マウルブロン修道院の建造物群とは?|ヘルマン・ヘッセの小説のモデル!

【世界遺産】マウルブロン修道院の建造物群とは?|ヘルマン・ヘッセの小説のモデル!

ドイツ南部バーデン=ヴュルテンベルク州の人口7,000人にも満たない小さな町、マウルブロン。この町外れに有名な世界遺産マウルブロン修道院があります。この世界遺産は「白い修道士」と呼ばれた、厳格な戒律を重んじるシトー会の修道士らによって建てられた貴重な建造物なのです。中世ヨーロッパの修道院としてはとても保存状態がよく、宗教改革でも破壊されず今日では神学校として使用されています。ノーベル文学賞を受賞したかの文豪、ヘルマン・ヘッセが一時通っていた神学校です。そしてドイツ料理の一つマウルタッシェと呼ばれる餃子のような食べ物は、実はこのマウルブロンの修道士達が考え出した料理。そんなマウルブロン修道院をご紹介いたします。

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【世界遺産】マウルブロン修道院の建造物群とは?|ヘルマン・ヘッセの小説のモデル!

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マウルブロン修道院の建造物群とは?

マウルブロン修道院

ドイツ南部シュトゥットガルトとハイデルベルクの間にあるマウルブロン修道院は、1147年にシトー派会の初のローマ教皇であったエウゲニウス3世の後援により設立されました。このシトー修道士達は別名「白い修道士」とも呼ばれ染料を用いない白い修道服を身に着け、厳しい戒律の中で労働と学習を最も重んじていたそうです。

その為このマウルブロンの修道院も堀と塀で外界から隔離され、修道院内には農舎から家畜小屋そして立派な水利システムまであるんです。マウルブロンの修道士達がいかに自給自足を行っていたかを知ることのできる建築物ですね。そんな建築物がまとめて1993年に世界遺産として登録されました。

世界遺産と認定されるほど保存状態の良いマウルブロン修道院は、宗教改革の波で破壊されず現在は修道院から神学校へと姿を変えて機能しています。そしてなんとこの神学校にはドイツ文学を代表する作家、ヘルマン・ヘッセも通っていたんです!そしてここでの生活をモデルに書かれたのがかの有名な『車輪の下』。ぜひ本を読んでからこの世界遺産の修道院を訪れてみて下さい。マウルブロン修道院を連想させる文章があるかもしれません。

マウルブロン修道院の建造物群へのアクセス

出典: Baron2105

電車の場合、シュトゥットガルトから約20~40分、またはハイデルベルクから約45分~1時間でミュールアッカーという駅に行きます。そしてそこから路線バスで20分程で到着します。降車するバス停の名は「Altes Stadtbad,Maulbonn(アルテス・シュタットバート・マウルブロン)」です。

車の場合、シュトゥットガルトから最短距離で40km程なので45分~1時間、ハイデルベルクからは70km程なので1時間~1時間半。修道院のすぐ近くに駐車場もありますので海外での運転に不安でなければ、電車とバスで乗り継ぐより便利です。

マウルブロン修道院の建造物群のお薦めポイント①:修道院内部

マウルブロン修道院

世界遺産のマウルブロン修道院は質素倹約を重んじるシトー会らしく、修道院内も豪華さや煌びやかさはありませんが、窓やドアなど至る所にシンプルで美しい装飾が施されています。パラディース(パラダイス)と呼ばれる入口ホールの美しさや教会椅子の精緻な木彫りなど、目を凝らすと至る所に細かな細工が見て取れます。修道院内の噴水から見える中庭では春には花々、夏には新緑、冬には雪景色と四季を感じられる美しい風景を臨めますよ。

また、マウルブロン修道院はロマネスク様式とゴシック様式が混じり合っているユニークな建造物。例えば修道院内にある教会は当初ロマネスク様式で建築されたのですが、後世天井のみゴシック様式へ改修されました。

マウルブロン修道院の建造物群のお薦めポイント②:修道院周辺の散歩

マウルブロン修道院

世界遺産のマウルブロン修道院には修道院周辺を楽しめる散歩コースがいくつかあります。最も短い散歩コースは1.5kmで30分程、長いコースですと4.5kmの距離を90分。散歩コースの中にはマウルブロン修道院の城壁に沿って歩くと、湖に出るコースやワイン畑を臨めるコースもあります。

元々周辺には他に目立った観光スポットは何もない世界遺産ですので、古いマウルブロン修道院を見学したあとにブラブラと散歩するのも楽しいのではないでしょうか?おそらくこの道を修道士達も歩いていたことでしょう。建築物だけではなくハイキングも楽しめる世界遺産ですよ!

マウルブロン修道院の建造物群での注意点

マウルブロン修道院

マウルブロン修道院を電車とバスで訪れる際は、事前に帰りのバスの時間を確認することをお薦めします。この路線バスは本数が非常に少なく土日ですと1本バスを逃すと1時間以上待つこともあります。

またマウルブロン修道院周辺の散歩コースを歩く際は歩きやすい靴を履いていくことをお薦めします。

◎まとめ

マウルブロン修道院はいかがでしたか?緑豊かな丘陵に大きな城壁と堀に囲われ、自給自足で質素倹約に勤め生活していた修道士。今はその姿を見られませんが観光客が訪れる開かれた場となっています。

中世では修道院は外界と隔離され、ただ神との対話のためにあった場です。生活に必要だった様々な建築物は確かに彼らが静かに暮らしていた証。ぜひここを訪れ、当時の修道士達の生活を想像してみてはいかがでしょうか?

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