シルクロードで栄えた街・トルクメニスタンにある3つの世界遺産

画像出典:世界放浪ゆう旅 / PIXTA(ピクスタ)

シルクロードで栄えた街・トルクメニスタンにある3つの世界遺産

トルクメニスタンは、中央アジア南西部、カスピ海の東に位置します。ウズベキスタン、タジキスタンと共にシルクロードで栄えた国で、シルクロードの遺跡が有名ですね。世界遺産も世界文化遺産が3か所あり観光の見どころが充実してますが、国民保護のためにやや閉鎖的な政策を執っているので観光地としてはそれほど発展していません。

そんなシルクロードの色合いが残るトルクメニスタンの世界遺産3か所を一気にご紹介しましょう。トルクメニスタンへの旅行を計画される際の、ご参考になさってくださいね。

目次

シルクロードで栄えた街・トルクメニスタンにある3つの世界遺産

1.ニサのパルティア時代の城塞群

出典: commons.wikimedia.org

ニサのパルティア時代の城塞群は、トルクメニスタンの首都アシガバードの西へ約15~18kmに位置するパルティア王国発祥の都市遺跡です。2007年に世界文化遺産に登録され、トルクメニスタンの3番目の世界遺産です。

古代パルティア王国の城塞群は、旧ニサと新ニサという2つの丘状遺跡から成り立っています。旧ニサは王の宮殿などの建造物群があり、その北西約1.5km離れた場所に新ニサがあります。新ニサは民衆の居住区である都市遺跡がありどちらも城壁に囲まれています。トルクメニスタンを訪れたなら必ず観光してみたいスポットです。

2.クフナ・ウルゲンチ

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クフナ・ウルゲンチは、10~14世紀に栄えた古代ホレズム王国の都でトルクメニスタン島北部の都市(旧ウルゲンチ)です。シルクロードの東西交易の要衝として栄えたこの都市には多くの歴史的建造物が残っていることから、2005年に世界文化遺産に指定され、トルクメニスタンで2番目の世界遺産となりました。

クフナ・ウルゲンチの見どころとしてはじめに「クトゥルグ・ティムール・ミナレット」があげられます。中央アジアで最も高いミナレットとして有名でその高さは60mです。そのほかに「イルアルスラン廟」、内部の青いモザイクが素晴らしい「トレベクハニム廟」、三角屋根が特徴の「スルタン・テケシュ廟」などがあります。トルクメニスタン観光では外せない世界遺産ですね。

3.国立歴史文化公園「古代メルブ」

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国立歴史文化公園「古代メルブ」は、トルクメニスタンの首都アシガバードの東に位置するマル(マリ)という都市の郊外にあります。中央アジア最大の遺跡で1999年に世界文化遺跡に登録され、トルクメニスタン初の世界遺産となりました。

トルクメニスタンのカラクム砂漠の中にある国立歴史文化公園「古代メルブ」は、かつてはシルクロードのオアシス都市として栄えた所です。紀元前6世紀から紀元13世紀までおよそ二千年間の遺跡群が残り、スルタン・サンジャルの霊廟やエルク・カラなどが有名です。トルクメニスタン初の世界遺産に指定された時は、国を挙げて盛り上がりました。

◎まとめ

トルクメニスタンの世界遺産をすべてご紹介しました。いかがでしたか?

首都のアシュガバードにある中立塔からの夜景は絶景で世界遺産以外の見どころもありますよ。シルクロードにより、東西文化の影響を受けながらも独自の文化を築いたトルクメニスタン。ぜひ一度は訪れてみたい国の一つですね。

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