三島の観光名所を一挙紹介!歴史スポット、デートスポット38選

三島の観光名所を一挙紹介!歴史スポット、デートスポット38選

静岡県東部の交通の所要として知られる三島市。周辺には伊豆半島や箱根など多くの有名観光名所がありますが、三島市だって負けてはいません。三島市は富士山と箱根山の麓に位置し、歴史的名所とが多い場所でもあります。歴史薫る風情を味わえる寺社や美術館などはもちろん、豊かな水の美しさや絶景を味わえる公園などもあります。ここでは、そんな三島市の観光名所をたっぷり紹介します。

目次

三島の観光名所を一挙紹介!歴史スポット、デートスポット38選

目次を閉じる

1.三嶋大社

三嶋大社

三島市といえばまず三嶋大社。三島市はこの神社を中心に門前町として発展してきました。東西には旧東海道、南には旧下田街道があり、昔から交通の所要だったのです。三島市という名もこの神社に由来することから、地域文化の中心的存在であったことがうかがえます。

三嶋大社へはJR三島駅から徒歩7分、年中毎日参拝可能です(参拝の時間は8時半から17時まで)。境内は非常に広く、ゆっくりと散策ができ、じっくりと楽しめるのも魅力の一つ。本殿や拝殿が国の重要文化財に指定されるなど、歴史的価値も申し分ありません。

本殿に祀られているいる大山祀命(おおやまつみのみこと)は山森農業の守護神。積羽八重事代主神(ツミハヤエコトシロヌシノカミ)は福徳の神です。季節になるとキンモクセイやソメイヨシノなど美しい花が咲き乱れ、花見の名所としても知られているので歴史愛好家のみならず、カップルで訪れても楽しいですよ。

2.圓明寺「孝行犬の墓」

三島 圓明寺

三島市芝本町にある日蓮宗のお寺。敷地内には「孝行犬の墓」と呼ばれる珍しいお墓があります。疾病にかかった母犬を、最後まで懸命に介抱した子犬達たちのため、当時の住職が建造したと言われています。

5匹の子犬が母親のために食べ物を探しに町に出たものの、そんな努力も虚しく母親の後を追うように死んでいったという悲話は三島市では有名で、毎年4月18日に冥福を祈るための供養祭が開かれています。、愛犬家の方はこの時期に訪れてみてはどうでしょうか?

3.祓所神社

祓所神社

祓所神社(はらえどじんじゃ)は三嶋大社の西側にあるお祓いのための神社です。三島市では半年に一回(6月末と12月末)、大祓式が行われています。参道をほうきで掃きながら歩くと、その人を災いから守ってくれると言われています。由緒ある寺社の祓式ですから、市内の人々はもちろん、多くの観光客が毎年参拝に訪れます。

4.祐泉寺

奈良時代から存在する祐泉寺。現在は臨済宗の寺社として残されています。かつては「大興寺」と呼ばれ、三島市の代用国分尼寺として建てられていました。その当時の塔心礎が現在も大切に保管されており、これは当時の世相を知る上でも非常に重要なものです。

三島市の重要文化財にも指定されています。歴史的価値があるため、観光名所としても名前が挙げられます。お祭りや灯篭流しなど、季節ごとに様々なイベントを開催。三島市民にも愛されている観光名所です。

5.玉澤妙法華寺

玉澤妙法華寺の桜

元々は伊豆にありましたが、江戸時代に現在の三島市玉澤に移転されました。移転には、日蓮宗信者であり徳川家康の側室でもあったお万の尽力があったと言われています。そういった歴史的価値はもちろんですが、境内の庭園で花見が楽しめるため、観光名所としても有名です。

老杉に囲まれた風格ある境内はもちろん、庭園には春は桜、秋は紅葉が咲き乱れ、日本人になじみ深い風景を存分に楽しめます。そうした時期に合わせた春、夏、秋の大祭には、観光客を含め毎年多くの参拝者が訪れます。

6.三島龍澤寺(龍沢寺)

白隠彗鶴(はくいんえかく)禅師は、三島市はもちろん、静岡県では著名な宗教人です。その公明さ故、海外からも参拝者が訪れるほど。禅道場としての顔も持ち合わせているため、単なる観光はもちろん、三島市では精神修養の場としても知られています。

毎年11月23日には龍澤寺にて観楓祭が開かれ、寺に収容されている絵画や書などを虫干しします。どれも貴重なものばかりなので、一目見たいという訪問客も多く訪れ毎年にぎわいます。また、開花時期になると紅葉やつつじが美しく咲き乱れ、花見スポットとしても人気です。

7.三石神社

三島 三石神社

三石神社は源兵衛川の近くに建てられた神社。豊かな自然はもちろんのこと、境内には「時の鐘」と言われる歴史的資材があります。かつては、宿場に時刻を告げるという大切な役割を担っていたこの鐘が、三石神社の歴史的価値を物語っています。名前の由来は、この地に存在する同名の巨石の上に社を祀ったという逸話からきています。

8.浅間神社

浅間神社 三島市

出典: Shikai shaw (CC BY-SA 4.0)

かつて富士山が噴火したとき、溶岩の流れがこの神社の門前で止まった、という逸話が残る由緒ある神社。元々は三嶋大社の別宮でした。上のような逸話が残っていることから、富士山の登山前に参詣する人が昔は大勢いたといいます。さすがに、現在の三島市ではそのような風習は残っていないようですが、それでもそういった歴史のある神社として観光してみる価値ありです。

9.三嶋大社宝物館

名前の通り、歴史的に貴重に価値の高い文化財が多く保管されています。三島市の代名詞的な存在である三嶋大社ゆかりの宝物、具体的には頼朝家の書状(現存する唯一のもの)や北条政子が奉納したという国宝「梅蒔絵手箱」の精巧な模造品などが保管されています。

それ以外にも刀剣や古文書など、いずれも文化財として見劣りしない貴重なものが多く保管されています。歴史愛好家はもちろん、そうでない人にとっても、三島市の歴史や平安時代の貴重な宝物を見ることができる訪れて損はない名所です。8月中頃に行われる三嶋大社例祭期間には、開館時間が延長されいつもより長く楽しむことができます。

10.三嶋暦師の館

三嶋暦師の館

あまり聞きなれない言葉かもしれませんが、「三嶋暦」とは太陽暦と同じく立派な暦の一種。仮名文字で記されたものとしては日本で一番古いものといいますから、その歴史的な価値もわかるというもの。当時の暦や掛け軸など、三嶋暦ゆかりの品を拝見できるほか、カレンダーも買えます。三嶋暦に関する資料が盛りだくさんのこちらの館には、三島市外からも毎年観光客が訪れています。

11.水辺の文学碑(水上通り)

芸術鑑賞といえば美術館や博物館を連想しがちですが、こちらの文学碑は散歩しながらゆっくり楽しむスポットです。三島市の水上通りには文学碑が多くあり、そこには錚々たる文学者たちの文章や俳句が刻まれています。太宰治、若山牧水、井上靖など大文豪たちの残した文章に触れることができるのです。

通りには四季折々の植物が開花し、美しい風景を楽しみながら散歩することができます。現在は柳が植えられ、その美しい景観の管理をボランティアの人々が行っているというから驚きです。そのおかげもあって、費用を抑えて観光を楽しむことができるのも旅行者としては嬉しいところです。

12.大岡信ことば館【閉館】

大岡信ことば館【閉館】

三島市出身でなくても聞いたことはある詩人、大岡信の記念館があるのは、もちろん彼が三島市出身だから。彼の文学館をイメージしてか、「ことばで遊び、学べるミュージアム」をモットーとして作られています。ここでいう「ことば」とは「言葉」のことではなくて、音楽や舞踊など、人と人とのコミュニケーションにつながる行為全般を指しています。

私たちは普段ごく自然に隣の人と意思の疎通を図っていますが、そういった一つ一つの言葉やジェスチャーがどれほど大切で価値のあるものか。それを大切にしながら文学者としての人生を送ってきた大岡信氏の信念、哲学をしっかりと世に残しているのがこの美術館です。子供連れで訪れるにはぴったりの美術館なため、観光名所としてファミリー層に人気があります。

※2017年11月26日、閉館しました。

13.佐野美術館

佐野美術館の枝垂桜ライトアップ

昭和を代表する実業家で三島市出身の佐野隆一氏の寄贈によって開設された美術館。「だれも手を付けようとしないからこそ、狙い目なんだ」という本人の言葉に象徴されるように、社会人になったばかり、ひいては幼少時代から固定概念のとらわれない、独創性豊かな開発を数多く行い、日本の工業の発展に大きく貢献してきた現代の偉人です。

佐野氏が現役時代から趣味として愛好してきたのが芸術品の鑑賞。。気に入った骨董品などを自宅に買い揃え、鑑賞しては新しい仕事のアイデアを思いつく源泉にしていたと言います。そうやって、佐野氏本人が趣味、そしてライフサイクルの一環として収集してきた美術品の数々が、この美術館には保管されています。

中でも日本刀のコレクションが有名。昨今、日本刀の価値が再評価されてますから、新しく興味を持ったという日本刀ファンにとっては一度は行ってみたいところ。また、園内の回遊式庭園は国の登録有形文化財に指定されるなど、美しい景色を味わえるという点でも訪れる価値ありです。ちなみに、2016年の11月12日から2月までは日本刀の展覧会を開催。日本刀と、それを手にした日本人の美しい生活文化、様式の魅力をたっぷりと知ることができます。

14.三島市郷土資料館

せっかく観光するなら、その土地独特の魅力をたっぷりと味わっておきたいところ。三島市郷土資料館では、そんな探勝者のニーズにしっかりと応えてくれる、この地方独自の資料を多く取り揃えています。かつての名だたる戦国大名たちの戦いの歴史、その資料や三島市で行われてきた祭りの変遷などです。

資料館としての魅力はもちろん、勾玉づくりや染物体験と言った教室も開かれています。最近では楽寿園での溶岩や化石の観察など、子供でなくとも興味が湧くるような催しものが、定期的に開催されています。

15.源兵衛川

三島源兵衛川の流れ・遊歩道

三嶋大社の付近に位置し、三島市で最も有名川のひとつ「源兵衛川」。富士山から降りてきた伏流水を水源とした清流は、三嶋大社と並んで、三島市の代名詞ともいえる存在です。全長1.5キロメートルの浅い川はゆったりとした流れで見る人を和ませてくれます。

その美しい自然の景観に加え、夏には蛍を見ることができるんですよ。近年、蛍が観られる場所は中々ありませんので、夏になったら一度は行ってみたいと思う観光者も多いはず。駅からは徒歩数分と、アクセスしやすいのも魅力です。

水位が浅いので、夏場であれば水に浸かって川遊びも楽しめます。川沿いの歩道はしっかりと整備されており、歩きながら景観を楽しめるのも魅力的。お散歩をするにはもってこいですよ。

16.楽寿園

楽寿園

三島駅から近く、富士山の伏流水の恩恵をたっぷり受けた美しい小浜池が自慢の楽寿園。庭園の景観は素晴らしく、特に菊の花が美しく咲き乱れることで有名です。開花時期である秋に催される菊まつりでは、6000を超える色とりどりの菊の花があちこちに飾り付けられ、その美しさは得も言えぬものです。

自然を満喫したいという観光客にとっては、これ以上ない楽しみとなるでしょう。
庭園には、小動物と触れ合える「どうぶつふれあい広場」もあり、子供連れの観光客を中心に人気があります。

17.伊豆フルーツパーク

三島市の伊豆フルーツパークでは、他ではなかなかお目にかかれないメロンをはじめ、イチゴやミカンを狩ることができます。さらには、チーズケーキ工房やえびせんべい工場の見学サービスなど、一風変わったイベントも体験できる観光スポットです。

年中無休で開業していますが、果物狩りのベストシーズンは種類によって異なるので、事前に調べたうえで出かけてみましょう。

18.日大通りのイチョウ並木

日大通りのイチョウ並木

秋と言えば紅葉ですが、そんな自然の美しさをたっぷりと味わえるのが、日大通りのイチョウ並木です。元は陸軍野戦銃砲連隊があったというこの地ですが、現在は日大系列の学校が隣接しています。この通りでは、開花時期になると自慢のイチョウの木が美しい紅葉を見せてくれます。

三島駅からも徒歩6分と近いので、観光ついでに少し散歩してみるだけでも楽しめますよ。完全にイチョウが染まる秋から葉っぱがそろそろ散り始める11月の半ばごろまで、町中の緑が生み出す風情をたっぷりと味わうことができます。

19.蓮沼川(宮さんの川)

「宮さん」とは小松宮彰仁親王のこと。主に明治維新の時代に活躍し、日本赤十字社、大日本水産会の総裁としても知られています。元々は彼の別邸であったことからこの名が名づけられました。その名残からか、川のあちこちに噴水や水車、ガス灯と言った当時の生活を思わせる設備があります。

また、川の源流が楽寿園の小浜池であるため、こちらの水の美しさも言わずもがな。川の中で鯉が棲息しているということからも、三島市が「水の都」と呼ばれる所以がわかります。全体的に落ち着いた雰囲気で、散歩スポットとしてもおすすめですよ。

20.白滝公園

三島市 白滝公園

水の都三島市。その優雅なせせらぎや、水が生み出す大自然を楽しむのも観光の醍醐味ですが、単純な話、美しい清水を一口味わってみたいというのもまた、観光者の本音でしょう。そんな人にオススメしたいのが、三島市の白滝公園です。

富士山からの湧水を飲むことができるこちらの公園は、市民の憩いの場になっており、この水が生み出す恩恵がわかるでしょう。三島市の中でも富士山のふもとに比較的近いためか、富士山噴火によって流れ出た溶岩を観ることができます。

21.めぐみの子

白滝公園 めぐみの子

白滝公園の入り口にあるのがこの「めぐみの子」。要するに人形なのですが、水をくみ上げる井戸の前に備えられており、実際に水を汲み上げてくれるというユーモアある造形になっています。季節によって衣装が変わるなど、観光者や三島市の人々が楽しめる細かい工夫が面白いところ。もちろん、汲み上げてくれた水は飲むことができます。

22.三島梅花藻の里

三島梅花藻の里

三島梅花藻は三島市原産の水中花の一種。一時期は湧水の減少、水質の悪化などに伴って数が極端に減ってしまったものを、三島市が復元に力を入れ今に至ります。観光地としての側面はもちろん、三島梅花藻の棲息を守るための里でもあることがこの里の特徴です。

ここで繁殖した三島梅花藻を源兵衛川などに移植させることで、減ってしまった三島梅花藻を増やしていくという試みをしています。夏になるときれいな花を咲かせるこの植物は、水中花でありながら花見スポットでもあり、一風変わった観光地と言えるでしょう。

23.水の苑緑地

源兵衛川沿いに道を歩いていくと、ちょうど中ごろにあるのがこちらの公園。いわゆる憩いの場という感じですが、5月から6月頃になると蛍も見られます。ベンチや水飲み場も備えられていますので、観光地としてだけでなく、源兵衛川散策途中の休憩スポットとしてもぴったりです。

24.中郷温水池

中郷温水池

あまり聞きなれない温水池というのが三島市には存在します。何のために温められているかと言うと、稲作用水として利用するため。温かいと言っても、温泉のような温度ではありませんから、池の中では普通に魚も棲息しており、響きのイメージよりも自然豊かな風景です。

中郷温水池(なかざとおんすいち)は富士山のふもとに位置しているため、天気の良い日に池の水面に富士山が映ったりすることも。観光地の写真撮影が楽しみという方にとっては、絶好のスポットだと言えます。

25.境川・清住緑地

水が豊かということは、自然の繁殖も豊かになると言うのは当たり前のことですが、そういった三島市の特徴が顕著に表れているのがこちらの境川・清住緑地でしょう。一応、三島市内に位置するのですが、豊かな自然の中で、実に多種多様な生物が生息しています。湧水点が各地に備えてありますから、初めて観光に来たという方でも楽しく散策できます。

26.山中城跡公園

山中城跡公園の障子堀とツツジ

障子堀という、山城では非常に珍しい形の堀が特徴の山中城。用水地を兼ねているためにそういう作りになっている辺りが、いかにも三島市らしいという感じです。城を観るのが好きと言う観光ファンはもちろん、美しい自然と城との調和を楽しみにしているという方にもおすすめです。

27.箱根旧街道石畳

箱根旧街道石畳

箱根と言えば駅伝が連想されますが、それくらい東海道の往路を行き来するのは当時の旅人にとっては辛いものでした。そんな、江戸時代の風情が残っているのがこの石畳で、三島から小田原を往来する旅人負担を減らすために舗装されたという逸話が残っています。現在では、豊かな自然も相まって、散策にはもってこいの観光地。当時のことを思いながら、ゆったりと歩くことができます。

28.三島富嶽三十六景

富士山が世界文化遺産に指定された際、その記念として三島市民に「富士山が最も美しく見える風景」を公募しました。そのベスト36がこちら。観光に訪れたからにはたくさん写真を撮りたいカメラ好きにとって、これほど嬉しい情報もないでしょう。

北は旧箱根街道、施行平から南は御園、新城橋まで。視点や季節によって様々な顔を見せてくれる富士山の魅力を、しっかりと一望することができますよ。観光で富士山を観たり、写真に写したりする前に一度参考にしてみてはいかがでしょうか?

29.塚原新田のアジサイ

種類にすると40種、数は800は超えるという圧巻のアジサイ畑。アジサイは三島市でなくとも見ることができますが、これほどのボリューム感溢れる美しさはなかなかお目にかかれないでしょう。歴史的な名所も良いですが、自然を満喫したい方なら訪れる価値がありますよ。

30.言成地蔵尊

江戸時代の参勤交代では、行列の前を横切った庶民は容赦なく処された言います。そんな悲惨な処罰をされてしまった者が、江戸時代の三島市にもいたそうです。名をお菊といい、当時はまだ6歳。その死を残念に思った町民たちが、彼女の死を悼んで作ったのがこちらの言成地蔵です。参勤交代の世情を物語る観光地として知られています。

31.三島宿にあった「樋口本陣の正門」

東海道の11番目の宿屋であった三島宿。その正門がこの樋口本陣の正門です。当時は、東海道自体が連絡経路として非常に重要な役割を担っていましたので、そんな歴史の重みを感じることができるでしょう。現在は圓明寺の山門として使われており、三島市に観光に訪れたのなら一目見ておきたいところです。

32.頼朝と政子の腰掛け石(三嶋大社境内)

大小それぞれの石が境内に置いてあります。書いて字の通り、源頼朝と北条政子が腰を掛けたと言う逸話が残っているのがこの石です。三嶋大社への参拝の際、腰かけ石に使ったと言われています。歴史的に重要な文化財というほどのものではないかもしれませんが、当時の風景を思い浮かべてみませんか。

歴史的に見ても、三島市が重要な位置を占める場所であったことを知る上で貴重な石です。観光に行った際には、ぜひ見て帰りましょう。

33.平安鎌倉古道

箱根旧街道よりも昔から現存している道路で、富士山の噴火後に街道として開けたとのこと。当時は使っている人もいましたが、現在は三島市の方から上っていくのは比較的難しいと言われています。歴史的には軍道でもあり、この道を使って行軍する様子が「十六夜日記」に記されています。

34.伊豆国分寺塔跡

伊豆国分寺塔跡

現存する伊豆国分寺ではなく、奈良時代に移転される前に三島市に建てられていた国分寺の跡がこちら。境内にはその跡とされる8つの石が残っており、歴史の流れを感じさせます。国分寺は奈良・平安時代においては非常に大切な建立物でしたので改めて見ておきたいところです。

35.三島の松並木

街道に植えられた木には、旅人が迷わないよう目印する意図があります。そして、この三島の松並木にもそういった意図があると言われています。また、夏であれば日陰で休んだりするためでもあったと言われています。このように、三島市内に現存する松並木である「三島の松並木」は東海道を旅した当時の人々の想いを連想するうえで価値があるものです。

36.向山古墳群

向山古墳群

三島市外地と富士山が一望できる高台に位置するこの古墳群。昭和時代に小学校の建設中に見つかった古墳群からは、5世紀後半から6世紀前半のものと思われる鉄刀や鉄器がいくつか出土しています。古墳は、その文化的価値からどこの都道府県でも貴重に保存されますが、三島市でもそれは同じ。観光地と一定の人気を保ち、歴史的価値もある貴重な場所です。

37.竹倉温泉で日帰り入浴「みなくち荘」

静岡県で温泉と言うと、どちらかと言えば伊豆や箱根の方が有名かもしれません。しかし三島市にもおすすめの温泉があるのでご紹介します。三島市の美しい水はお風呂にも活かされています。まろやかな水の質感が入浴した人を優しく包み、肌をすべすべの状態で保湿してくれますよ。

竹倉温泉は、1935年から続く伝統ある温泉。「赤湯」と呼ばれる特徴的なお湯は鉄分を多く含み、凝りや痛み、美容にも良いと伝えられています。宿泊はできませんが、観光後の立ち寄り湯としてぜひご利用ください。

38.三島スカイウォーク

三島スカイウォーク

新しく作られた観光地が、こちらのスカイウォークです。その全長は約400メートル、歩行者用のつり橋としては日本一を誇ります。橋を渡るのは有料ですが、天気が良い日であれば、つり橋から富士山を一望できるほか、つり橋が写ったた富士山を写真に納めるなど、新しく新鮮な風景を見る者に与えてくれます。

元々この橋のある三島市笹原新田は見通しがよく、富士山を含む雄大な自然を一望できる絶景スポットでした。ですが、設備の整備が不十分であるがために中々その自然が人の目に触れることができず、観光スポットとしてはもちろん、三島市民であってもそうそう頻繁に訪れるような場所ではなかったとのことです。
それをもったいないと感じたため、三島スカイウォークを建設されました。

◎三島の観光名所まとめ

豊かな水源をもち、それを中心に美しい風景を構築している自然の一面。富士山を麓にもち、古くから旅行や参拝において重要な拠点であったという歴史的価値。このような重層的な魅力が、三島市の魅力といえます。三島市に訪れる機会があれば、自然と歴史が織りなす魅力をじっくりと堪能してください。

三島へ初めて訪れる方は、三島駅南口から徒歩5分ほどのところにある三島市観光協会にまず立ち寄ることをおすすめします。観光地のパンフレットをもらったり、巡り方などいろんな相談にのってもらえますよ。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

三島でおすすめの記事

三島のアクセスランキング