箱根路に残る特徴的なお城!山中城址で見るべき観光のポイントを解説します

画像出典:kazushimizu / PIXTA(ピクスタ)

箱根路に残る特徴的なお城!山中城址で見るべき観光のポイントを解説します

静岡県の三島市にある山中城は、1560年代に北条氏によって築城された山城で、全国百名城に選ばれています。現在はお城そのものは残っていませんが、現在も当時の畝堀や障子堀、空堀などが保存整備されています。山中城の西櫓付近からは障子堀りとあわせて駿河湾と田方平野も一望することができ、その景色は絶景。富士山を正面に臨む山中城址の景色はさることながら、障子堀などは写真映えするスポットも点在しています。歴史やお城好きな方はもちろん、そうではない方も楽しめる山中城址をご紹介します。

目次

箱根路に残る特徴的なお城!山中城址で見るべき観光のポイントを解説します

目次を閉じる

1. 山中城の歴史

出典: hayakato / PIXTA(ピクスタ)

山中城は北条氏によって小田原城の支城として築城されました。北条氏の拠点である小田原の西側を防衛する重要拠点とされていた山中城ですが、北条氏と豊臣秀吉の関係が悪化した際に、防御を固めるため改修工事が進められていた途中に攻め込まれ、未完成のままたった半日で落城してしまったという歴史を持っています。城自体は無くなりましたが、城跡が昭和9年(1930年)に国の史跡に指定され、平成18年(2006年)に日本の百名城に選ばれました。

2. まるでワッフル!「障子堀」

出典: ジュリアン625 / PIXTA(ピクスタ)

山中城址の一番の見どころは「障子掘(しょうじぼり)」と呼ばれる防御壁の跡です。敵の攻撃に備えるために掘られた堀が、まるで障子の桟のように見えることからこの名が付けられました。石や岩を使わない防御壁はとても珍しく、歴史的にも非常に貴重な資料となっています。築城当時は敵からの防御のために造られた障子掘ですが、現在はワッフルのようなその特徴的な見た目から、山中城址を観光する上で外せないスポットとなっています。三島市によって綺麗に整えられている障子掘はとても写真映えするので、是非素敵な一枚を撮影してみてください。

3. 城内一番の眺望スポット「岱崎出丸」

出典: kazz zzak / PIXTA(ピクスタ)

山中城址にある「岱崎出丸(だいさきでまる)」は豊臣秀吉との戦に備えて急遽造られた出丸ですが、建設途中に攻め込まれ、未完のままとなってしまいました。
岱崎出丸からは東海道を見渡すことができ、山中城が築城された当時に思いを馳せると、攻め込んでくる敵勢の姿が目に見えてくるようです。また、広大な岱崎出丸からは駿河湾も綺麗に見え、山中城址内で一番の眺望スポットとなっています。

4. 城内の中心「本丸・二の丸・西の丸」

出典: たき / PIXTA(ピクスタ)

山中城址公園は東海道(国道1号線)を挟んで南側エリアと北側エリアに分かれていて、南側が岱崎出丸、北側が本丸のあった場所となっています。本丸と二の丸の間には北条氏の城特有の「畝堀(うねぼり)」と呼ばれる深い堀が見られ、堀の上には半分が土橋、もう半分が木橋となっている橋があります。畝掘は底までの深さが2mもあり、敵の侵入を阻止する当時の築城の工夫が見て取れます。また、西の丸は西側の防衛拠点として造られたもので、現在も物見台の跡が見られます。

5. 城内を貫通する「旧東海道」

出典: naonao / PIXTA(ピクスタ)

広大な山中城址公園内を東から西に貫く「旧東海道」。天気の良い日に石畳の道をのんびりとお散歩すれば、その昔に三島から箱根を目指して歩いた旅人の気分を味わえ、歴史ロマンに浸れるのではないでしょうか。旧東海道沿いには自然があふれ、とても気持ちのいいウォーキングコースとなっています。山中城址公園は広く、公園内にバス停もありますが、時間に余裕のある方はゆっくりと園内を散策しながら巡ってみるのもおすすめです。

◎初夏のスイレンもおすすめ

富士山が綺麗に見える山中城址公園には、「田尻の池」と「箱井戸跡」の二つの池があります。この二つの池には例年6月から8月にかけてスイレンが美しく咲き、公園を訪れる人々の目を楽しませています。スイレンの他にも春には桜やツツジ・モクレン・山吹が、秋にはススキや彼岸花など、季節を通して花を楽しめるのも山中城址公園の魅力です。ツツジの季節には障子堀とツツジのコラボレーションが見事なので、是非一度訪れてみてください。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

skyticketならこんなにおトク!

最新の三島行き格安航空券

三島でおすすめの記事

三島のアクセスランキング