出雲大社はじめ神話の国・島根県の至福のパワースポットの5選

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出雲大社はじめ神話の国・島根県の至福のパワースポットの5選

島根のパワースポットは「だいこくさま」として慕われている出雲大社の大国主命(オオクニヌシノミコト)をはじめ、さまざまな神話と歴史が混ざるパワースポットが多くあります。

だいこくさまと両詣りすると縁起がいいとされるえびすさまを祀る美保神社。古事記や日本書紀にあるヤマタノオロチ退治伝説で有名なスサノオノミコトは、須佐神社で祀られています。

また、スサノオの詠んだ日本最古の和歌は、八重垣神社とも結びつきが深いものです。出雲大社が縁結び全般にご利益がある神とすると、八重垣神社は男女の縁結びに特にご利益がある神とも言えそうですね。特にコインを浮かべる鏡の池の恋占いが有名です。

また、世界遺産でもある石見銀山を争った戦国武将の戦いのあとは、物部神社の焼失と再建の歴史にも残されています。そうしたパワーで満ち溢れた島根のパワースポットを5選でご紹介します。

目次

出雲大社はじめ神話の国・島根県の至福のパワースポットの5選

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1.全国の神様が集まる神在月(かみありづき)の舞台・パワースポット「出雲大社」

島根県の出雲大社といえば、神話の国、島根のシンボル、パワースポットです。「いずもたいしゃ」と一般には読まれますが、正式には、「いづもおおやしろ」と読みます。大国主大神をお祀りする神社で、「たいこくさま」として愛されてきました。

旧の暦の10月に日本のたくさんの神様が出雲にくるため、その間神様が留守をするという意味で神無月といい、出雲だけは神有月という話も有名ですね。話し合う縁は、男女の縁だけなく、ありとあらゆる神同士の縁を話し合うそうですから、縁の神社としてはナンバーワンでしょう。

だいこくさまは、福の神として崇拝されるのは、国造りの神としてだけでなく、縁の神として人々に愛されているからですね。大国主大神は国土を幸せにあふれた住みやすい国としてつくってくださいました。豊葦原瑞穂国は「とよあしはらのみずほのくに」と呼びます。

そして日本の民族、大親神である天照大御神に国譲りをされたというのが、日本書紀に記されている伝説となっています。パワースポットの出雲大社、島根県に来られたら是非お立ち寄りください。

2.恋愛成就を祈願するのにふさわしいパワースポット「八重垣神社」

島根県の八重垣神社は、八岐大蛇(ヤマタノオロチ)退治で名高い素盞嗚尊(スサノオノミコト)と、ヤマタノオロチの難から逃れてきた稲田姫命(イナタヒメノミコト)がご祭神とされています。

スサノオは、イナタヒメと結婚することを条件に、ヤマタノオロチの退治を申し出て、8つの酒桶に強い酒を入れて8つの頭を持つオロチに飲ませて寝込んだところを、切り付け退治した伝説があります。ヤマタノオロチの尾を切ったときに中から剣を見つけて、それが後の三種類の神器の草薙神剣となったとされています。このヤマタノオロチ伝説は、川の氾濫を治めて、娘の生贄を廃した話が基になっているのではないか?という説もあります。

スサノオは、イナタノヒメと結婚して、暮らす場所を求めて、出雲の根之堅洲国(現・島根県安来市)まで行き、「八雲立つ 出雲八重垣 妻籠に 八重垣作る その八重垣を」と詠んだそうです。

この八重垣神社は、イナタヒメが難から逃れていた時に住んでいた場所で、姿見として、水を召し上がった池が残っています。鏡の池といい、恋占いの池としても有名。パワースポットとしても、訪れてみたい八重垣神社。

3.ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトを祀る「須佐神社」

ヤマタノオロチを退治したスサノオノミコトを祀る神社が、島根県の須佐神社。ヤマタノオロチ退治は、この地域の川の氾濫を鎮めて治水に成功した話が基になっているという説もあり、古代の治水技術者が神とされたのでしょうか。それ以外にもこの地の製鉄の技術者をまとめたという話が基になったという説もあります。

神話の中でも、子供っぽいわがままや、英雄らしい姿や、乱暴な男の姿、和歌を詠むという文化的な姿など、さまざまな姿を見せています。そんなスサノオノミコトを祀っているので、須佐神社には家内安全、良縁祈願、身体健全など、さまざまなご利益があると言われています。

なお、樹齢1300年の杉の巨木が須佐神社のシンボルとされています。大杉の木の皮を取っていく観光客が多くいたので、現在は策で囲われています。ご利益も多く人気の高いパワースポット須佐神社です。

4.えびす様の総本宮・パワースポット「美保神社」

島根の美保神社は全国3000社余りあるえびす様の総本宮と言われています。出雲大社のだいこくさまと併せて参拝することで、出雲のえびすだいこくの両詣りとしてご利益がアップするそうです。美保神社は、8世紀に編纂された風土記にはすでに記載されているほど、古い神社です。えびす神ですから、商売繁盛の神さまですね。その他、漁業・海運の神ともされています。

また、「鳴り物」の神様で、楽器の奉納もしばしば行われるそうです。

もう一方のご祭神、三穂津姫命は、五穀豊穣・夫婦和合・安産の神さまです。大国主神の御后神。高天原から稲穂を持ってお降りになり、人々に食糧として配り広められた神様です。稲作伝来の時の農業の神でしょうか。美保という神社の名は、三穂津姫命から繋がっている名前だそうです。パワースポットとして訪れてみてはいかがでしょうか。

5.参拝が困難な方向けのサービスあり!ご利益ある「石見国一宮 物部神社」

文武両道の神様として崇められてきた島根県大田市の「石見国一宮 物部神社」は、御祭神の宇摩志麻遅命(ウマシマジノミコト)が祈願を最初に行ったとされています。宇摩志麻遅命は、国の開拓に力を発揮して、神武天皇に忠実に心を尽くしたので、天皇より神剣や神宝を賜りました。

そんな歴史と神話を持つ物部神社は、石見の一宮です。最初のご神山は、八百山でしたが、継体天皇の時代(513年)に社殿が創建されました。その後何度も焼失と再建があり、1856年に現在の社殿が造られています。

また春日造りとして日本最大級の大きさ。文武両道、勝負運、鎮魂の神として知られています。戦国時代には石見銀山を争う武将たちの戦いの舞台ともなっている重要な地です。石見銀山遺跡は、その文化的景観が認められ、2007年に世界遺産にも登録された価値ある遺跡で、パワースポットとされているのも頷けます。

そして現地にお越しになれない方のために郵送やFAXでの祈祷も受け付け可能とのことなので、島根県から遠方の方や参拝が困難な方は、こちらのサービスも活用されると良いですね。歴史深いパワースポットの地としても、物部神社に訪れてみてください。

◎まとめ

神話と伝説の国、島根のパワースポットの5選は、どれもたいへん大きな力と歴史に満ちています。「出雲大社」や「須佐神社」、「美保神社」など、歴史とロマンに溢れる場所ばかり。どこから行こうか迷ってしまいますね。ぜひ、この5選をご参考にして旅行の計画をたててみてくださいね。

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