養老渓谷の観光スポットおすすめ12選|千葉の秘境を求めて

画像出典:ジュン/PIXTA(ピクスタ)

養老渓谷の観光スポットおすすめ12選|千葉の秘境を求めて

養老渓谷は、千葉県の大多喜町から市原市にかけて続く渓谷です。春はツツジ、秋は紅葉の名所として知られており、特に紅葉が見頃を迎える11月頃には全国から多くの観光客が足を運びます。

ただ一口に養老渓谷と言っても「小沢又の滝」や「弘文洞」など見どころはいろいろ。今回は、そんな千葉の秘境・養老渓谷でぜひ訪れておきたい観光スポットを厳選して12ヶ所ご紹介していきます。

目次

養老渓谷の観光スポットおすすめ12選|千葉の秘境を求めて

目次を閉じる

1.金神(こんじん)の滝

出典: 小野真志/PIXTA(ピクスタ)

養老八景の一つとして知られる「金神の滝」は、川廻しのトンネル奥で発見された落差35mの滝です。日帰り温泉施設「ごりやくの湯」の駐車場から続く道の先に位置し、滝の前には大きな鳥居が構えています。

滝周辺の岩壁には水の神と土の神、太陽の神が祀られているほか、滝壺のそばにはお賽銭箱の姿も。さらに下流には「知恵の穴」と名付けられた川廻しがあり、トンネル越しに金神の滝を眺めることもできます。

2.大福山(だいふくざん)

出典: sorakara/PIXTA(ピクスタ)

標高292mの「大福山」は市原市の最高峰。山頂近くにある展望台からは、養老渓谷の山々を一望することができます。

梅ヶ瀬渓谷へと続くハイキングコースは、養老渓谷の定番観光ルートとなっており、紅葉の季節には特にたくさんの観光客で賑わいます。山頂には日本武尊を祀る白鳥神社があるので、ぜひ立ち寄って旅の安全祈願をしておきましょう。

3.梅ヶ瀬渓谷

出典: 椎名 康之/PIXTA(ピクスタ)

養老川の支流である梅ヶ瀬川によって形成された渓谷が「梅ヶ瀬渓谷」です。梅ヶ瀬渓谷という名前は、かつてこの地に住んだ明治時代の教育学者・日高誠實(のぶざね)によるもの。梅林で有名な奈良の「月ヶ瀬梅林」にちなんで名付けられました。

梅ヶ瀬渓谷もまた、紅葉が美しいことで有名。中でも注目は日高邸のそばに根を張るカエデの大木で、秋にはたくさんの観光客が赤く色づいた紅葉をカメラに収めるため足を運びます。この辺りは、落葉の季節も見応えがありますよ。カラフルな絨毯に彩られた壮観は一見の価値ありです。

4.小沢又(こざわまた)の滝

出典: ふくいのりすけ/PIXTA(ピクスタ)

山菜採りに来ていた観光客によって発見されたという「小沢又の滝」は、養老渓谷の滝めぐりコースにも含まれる人気観光スポットです。一の滝から五の滝までの5つの滝で構成されており、一の滝は水量によって消えたり現れたりすることから「幻の滝」とも呼ばれています。

滝近くにある茶屋「ガーデン滝の里」の観瀑台からは、一の滝と二の滝を同時に眺めることが可能。茶屋には食事処はもちろん、露天風呂やバンガローも備えられており、日帰り入浴や宿泊をしながらのんびり過ごせます。滝壺まで降りることもできるので興味のある方はぜひ。

5.立國寺

出典: 小野真志/PIXTA(ピクスタ)

養老温泉郷から延びる観音橋を渡ると、養老渓谷の開運スポットとして有名な「立國寺」が見えて来ます。源頼朝が自ら持参した観音像を祀り、戦勝を祈願したことでも知られるこの立國寺。その後、頼朝公が関東を制圧し平氏を滅亡させるという活躍ぶりを見せたことから「出世観音」と呼ばれるようになりました。800年以上にもわたって続く開運招福の神ですので、養老渓谷とあわせて参拝してみてはいかがでしょうか?

6.粟又(あわまた)の滝

出典: show999/PIXTA(ピクスタ)

金神の滝と小沢又の滝の中間に位置する「粟又の滝」は、養老渓谷で最も美しいと称される目玉観光スポットです。養老川の上流を100mにわたって豪快に流れる滝は、「養老の滝」と呼ばれ親しまれています。
清らかな水が岩肌をきらめかせる様子に思わず見とれてしまうかも。紅葉とのコラボも必見です。

粟又の滝では、渓流釣りや水遊びも楽しめます。とはいえ、雨が降った翌日は水かさが増したり流れが速くなるので要注意。粟又の滝から小沢又の滝付近までは、約2kmにわたって遊歩道が整備されており、紅葉に囲まれた渓流沿いを川のせせらぎを聞きながら散策することができます。

7.麻綿原高原

出典: キャプテンフック /PIXTA(ピクスタ)

「麻綿原高原」は、約2万株のアジサイが植栽されている関東随一のアジサイの名所。山肌一面が青や紫、ピンクのアジサイで埋め尽くされる様子は、まさに圧巻の一言です。標高340mほどの場所にあることから、一般的なアジサイよりも遅い7月上旬から下旬にかけて見頃を迎えます。

麻綿原高原の中心となるのが、かつてこの地にあった妙法寺の境内。残念ながら社寺は火災に遭い廃寺となってしまいましたが、1953年に再建のため2万株のアジサイを植え、見事アジサイの名所として復活を遂げました。ちなみに、妙法寺は日蓮聖人が初めて「南無妙法蓮華経」を唱えた場所でもあります。

8.弘文洞跡

出典: barman/PIXTA(ピクスタ)

「弘文洞跡」は、川廻しのために造られたトンネル跡です。川廻しとはこの地域特有の工法で、蛇行した川をトンネルや切り通しを利用して直線化し元の川道に水田を造るというもの。

この弘文洞も以前はトンネル状に上部がつながっていたのですが、1979年に崩落したため現在のような姿になってしまったのだとか。
それでも、かつての迫力は健在ですよ。

9.奥養老ヴィレッジ

2019年の台風被害により、営業を停止していた奥養老バンガロー村が「奥養老ヴィレッジ」と名前を変えてオープンしました。

養老渓谷周辺でアウトドアを楽しむなら「奥養老ヴィレッジ」がおすすめ。食材さえ持ち込めば、レンタル器材で日帰りBBQも楽しめます。周辺には観光スポットが多く、養老川では水遊びや渓流釣りを体験できるほか、バードウォッチングにも最適な環境とあってアクティビティは選び放題。シーズン中に限り敷布団や枕のレンタルも行っています。

10.観音橋

出典: i-flower/PIXTA(ピクスタ)

養老渓谷のランドマークとして親しまれている「観音橋」は、養老温泉郷と立國寺を結ぶ太鼓橋です。

2019年3月から4月にかけて改修工事が行われ、鮮やかな朱色へと生まれ変わりました。観音橋から下流に向かって白鳥橋、宝衛橋、深谷橋と続いているので、川沿いを散策しながら橋めぐりを楽しむのも良いかもしれませんね。

11.中瀬遊歩道

出典: kouta/PIXTA(ピクスタ)

「中瀬遊歩道」は、観音橋付近から始まり共栄橋へと続く全長1.2kmの遊歩道です。道がしっかりと整備されて平坦であるため、子供から年配の方まで幅広い年齢層におすすめできます。養老渓谷の名所・弘文洞跡も通るのでぜひ立ち寄ってみてくださいね。泊まりがけでの観光は、中瀬キャンプ場が便利です。

12.筒森もみじ谷

出典: シャントリアン/PIXTA(ピクスタ)

紅葉で有名な養老渓谷ですが、その中でも特に美しい紅葉を見られるのが「筒森もみじ谷」。しかし、アクセスがなかなか難しいことから訪れる人は少なく、秘境の名にふさわしい穴場スポットとなっています。

国道465号(清澄養老ライン)が夕木川と交差する場所から亀山湖方面に150mほど進み、左手にある一本の細い道へ。その道を1kmほど進むと筒森もみじ谷が見えて来ます。紅葉シーズンを迎えると観光客で混雑する養老渓谷ですが、ここ筒森もみじ谷でなら絶景を独り占めできるかもしれませんよ。

◎まとめ

千葉の秘境と呼ばれるだけに、養老渓谷には自然あふれる観光名所がたくさんあります。「養老温泉郷」と呼ばれる温泉密集地には旅館や民宿が点在しており、泊まりがけでゆっくり養老渓谷を観光することも可能。露天風呂で絶景を眺めながら旅の疲れを癒すも良し、気軽に足湯で体を温めるも良し。ぜひ紅葉の季節にあわせて訪れてみてください。養老渓谷は、東京湾アクアラインを利用すれば都心からも2時間ほどでアクセスできるのでとても便利。また、小湊鐵道が乗り入れているので、鉄道旅が好きな方は電車を乗り継いでアクセスするのもおすすめです。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

養老渓谷でおすすめの記事

養老渓谷のアクセスランキング