【世界遺産】イビサ島の生物多様性と歴史地区とは？｜観光情報をご紹介

地中海西部バレアレス諸島に浮かぶイビサ島。イビサは世界から有名なDJが駆けつけて盛大なパーティーが行われる場所としても有名で、大規模のクラブなどもあり、多くの観光客が訪れる人気のリゾート地です。そんなイビサ島ですが、実は島全体が世界遺産として登録されているんです。

しかも、世界的にも稀な自然遺産と複合遺産のクライテリアをクリアした複合遺産です。この記事ではそんな世界遺産イビサ島の生物多様性と歴史地区の見所についてご紹介します！ぜひ参考にしてみてくださいね。

イビサ島の生物多様性と歴史地区とは？

スペインのバレアレス諸島に浮かぶイビサ島は、「イビサ島の生物多様性と歴史地区」として1999年に複合遺産として世界遺産に登録されました。現在、複合遺産は30件台と数少なく、そのうちの一つがここイビサ島です。

フェニキア人がイビサ島に港を作ったのがイビサ島の始まりと言われています。フェニキア人は当時の地中海貿易において、イビサ島を重要な港として利用していました。イビサ島はそのロケーション・環境から、カルタゴ人やイスラム人、ローマ人などその他様々な民族が暮らしていたことから、多様の文化を持っています。

その特異な文化と豊かな自然の生態系が評価されて世界遺産に登録され、1960年のヒッピーブームをきっかけにイビサ島はクラブ文化で世界的に有名になり、今では世界各国から観光客が集まるリゾート地となりました。

イビサ島の生物多様性と文化へのアクセス

日本からスペインへは直行便のほか、ドイツやフランスでの乗り継ぎ便が一般的でしょう。スペインのバルセロナやマドリードから国内線ではイビサ島へ1時間程度で行くことができます。

イビサ空港は、観光地ということもありバスとタクシーを乗るのには困りません。ヨーロッパからのフライトも増えているので、スペイン観光のついでにイビサ島に足を運ぶのもオススメです。

イビサ島おすすめポイント

ポシドニアが生み出す透明度の高い海

自然遺産・文化遺産の両方の登録基準をクリアした複合遺産であるイビサ島は、周囲の美しい海が世界遺産地域に含まれています。特にイビサ島の重要なポイントとして「ポシドニア」という海洋植物が挙げられ、この植物がイビサ島の海をきれいに保っていると言われています。

イビサ島ではこの植物ポシドニアを保存し、自然を壊さずに保護してきたことから自然遺産としても評価されました。この透き通る海の色を一目見れば全てを忘れてしまうような美しい色を持ったイビサ島の海。一度そこに足を踏み入れれば、世界に認められた世界複合遺産に登録されたことを実感することができることでしょう。

ダルト・ヴィラ旧市街の歴史的町並み

ダルト・ヴィラは2500年以上前につくられたと言われる城壁都市でイビサ島の最大の街です。ルネサンス建築の建築物が立ち並ぶダルト・ヴィラはイビサ島の中心の高台に位置しているので、イビサ島のいたるところから見ることができます。

旧市街にはかつて海賊から島を守るために作られた塔や砦などが残されていて、イビサ島の歴史的背景を垣間見ることができます。旧市街のエリア一体は石畳と、白い壁の家が並び、いわゆるヨーロッパ的な街並みの雰囲気が楽しめます。歩いているだけで、歴史を感じるイビサの旧市街は、お祭り騒ぎのイビサ島のイメージを忘れさせてくれるスポットです。

また、フェニキア人たちがかつて海洋貿易の重要な港として利用されていたことが見て取れる遺跡も残っていて、フェニキア人の遺跡はとても貴重なものとして知られています。ダルト・ヴィラからはイビサ島を眺めることができ、特に夜のライトアップは白い街をさらに美しく輝かせます。

注意事項

やはり、スペイン・イビサ島はナイトライフ・クラブ・パーティーを楽しみに来ている人が多いのも事実です。街中ではお酒を飲んでいる人に遭遇することも少なくないので、夜道は特に一人で歩かないようにしたほうがスマートです。

また、イビサ島観光に限ったことではないですが、旅行中・観光中の貴重品・身の回りのものの管理は日本にいるときの何十倍も気を付けましょう。気分良く旅をするために、自分の身は自分で守れるように管理に気を付けましょう。

◎まとめ

いかがでしたか？クラブや泡パーティーなどで知られるイビサ島の世界遺産の見所を紹介しました。

その美しいビーチ、透き通る海の色だけでなく世界的にも重要と評価された歴史が残るイビサ島。一生に一度訪れて損はない世界遺産といえるでしょう。ぜひスペイン観光、世界遺産巡りに、イビサ島も加えてみてはいかがですか？

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