名称:Rock-Hewn Churches, Lalibela
住所:Lalibela, Amhara Region, Ethiopia
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/18
“ツーリストパラダイス”という異名を持つ、アフリカ最古の独立国エチオピア。タイムスリップしたかのような歴史的建造物や街並み、多様な民族と多彩な文化、そして豊かな自然。観光客を惹き付ける魅力に溢れています。
なんと成田空港から直行便が出ていることをご存知でしたか?遠いようで意外と近いエチオピアのおすすめ観光スポット8選を紹介します!
目次
絶対に行くべき!エチオピアのおすすめ観光スポット8選!
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1. ラリベラ岩窟教会群
出典: Rod Waddington (CC BY-SA 2.0)
ラリベラ岩窟教会群は1978年にユネスコ世界文化遺産に登録された11の教会から成るスポットで、エチオピアのメジャーな観光地となっています。12世紀から13世紀にかけてエチオピアのこの地を支配したラリベラ王の名前にちなんでおり、彼の「この地を第二のエルサレムにするよう」という言葉に導かれ、現在も信仰の場として存在しています。
巨大な一枚岩を手で掘って造られたこの岩窟教会群ですが、なんと2万もの人々が24年かけて創り上げたそう。中でも、聖ギオルギス教会は別名「ノアの方舟」とも呼ばれており、十字架の形をしている最も有名な岩窟教会です。
2. ゴンダール
出典: Rick McCharles (CC BY 2.0)
ゴンダ-ルはアフリカの「キャメロット」と呼ばれ、17世紀にはエチオピアの首都として繁栄しました。高さ900mの城壁の中には、ゴンダール様式の教会や修道院などの建築物が立ち並んでおり、中でも「不思議の城」と呼ばれるヨーロッパ調のゴンダール城や、天井の隅から隅まで80の天使が描かれているデブレ・ベルハル・セラシェ教会は見逃せませんよ!
また、ゴンダールの街の郊外には「ダッシェンビール」会社の工場があり、新鮮なビールが安く楽しめます。荘厳な景観に美味しいビール、お酒好きの方にはたまりませんね!
名称:GONDAR
住所:Gondar, Amhara Region, Ethiopia
3. シミエン国立公園
出典: Bernard Gagnon (CC BY-SA 3.0)
こちらも同じくゴンダール州に位置する観光スポット。エチオピアで最も高い山とされる「ラス・ダシェン」(標高4620メートル)をはじめとする、3000メートル級の高山が連なる自然公園です。ゲダラヒヒやワリアアイベックスなど、ここでしか見ることが出来ない自然体系を堪能できるのに加え、緑一面の大渓谷や滝などの風景も圧巻ですよ!
歩いてのトレッキングだけでなく、馬に乗ってのトレッキングもあります。ツアーは日帰りのものから、がっつり一週間以上かけて山々を登頂するものまで様々。また、おすすめの時期は11月から3月の乾季です。
名称:Simien Mountains National Park
住所:Semien National Park, Gondar Zone of the Amhara Region, Ethiopia
公式・関連サイトURL:http://simienpark.org/
4. ダロール火山
出典: Achilli Family | Journeys (CC BY 2.0)
地球とは思えない世界がこのダロール火山にあります。大陸の東側で起きた地殻変動による世界一深い谷間で、海抜はまさかのマイナス100メートル。エチオピアの中でも「地球上で最も過酷な場所」と呼ばれ、気温は夏だと50度以上なのに加え、宿泊は全てキャンプ。観光客を狙った武装強盗も出没するため、万全な安全対策が必要です。
しかし、それをもっても訪れる価値のある観光スポットです。空は青、地面は黄色に緑、水は赤に紫と、言葉を失うような風景が待っていますよ。
名称:DALLOL DEPRESSION
住所:Afar Region, Ethiopia
5. ブルーナイルの滝
エチオピアのアムハラ語の呼び名で“ティシサット”、つまり「火の噴煙」を意味するのがこのブルーナイルの滝です。幅400メートル、高さ45メートルの落差を落ちる水の壮大なカーテンの上空には、美しい虹を見ることが出来ます。滝までの行き方は徒歩かボートがあり、丘を徒歩で登りながら風景を楽しむのも、ボートに乗りながらティシサット村の人々の生活ぶりを覗くのも良しです。
乾季の後半には水量が10分の1以下になるので、観光の時期には注意をしてくださいね。
名称:Blue Nile Falls (Tissisat)
住所:Bahar Dar, Ethiopia
6. ソフ・オマール洞窟
出典: Rod Waddington (CC BY-SA 2.0)
地下を流れるウェブ川が数千年もの時間をかけ、石灰岩を浸食して出来たのがソフ・オマール洞窟です。涼しく快適な洞窟内部に入ると、巨大な石灰岩の柱にちなんだ「支柱の間」や20メートルにも成長した大理石柱、縦溝が刻まれているアーチ道など観光スポットがたくさんあります。
雨季には水量が増すため、4・5月、8~10月の間は入ることができないので注意が必要です。また、観光の際は地図やライトを持って行くのをおすすめします。
名称:SOF OMAR CAVE
住所:Bale Zone of the Oromia Region, Ethiopia
7. アクスム
エチオピア最古のアクスム王朝の中心として繁栄した古都が、こちらのアクスム。1980年には世界遺産に登録されました。4世紀に建てられたシオンの聖マリア教会は、サハラ以南のアフリカ大陸で最古の教会と言われている観光地です。旧約聖書に記述されているモーセの十戒が刻まれた石版はそれまで聖地エルサレム・ソロモン王の宮殿にありましたが、その後行方不明となります。
そんなアーク「契約の箱」も、一説によるとここに納められているらしいです!
名称:AXUM
住所:Aksum, Ethiopia
8. ハラール
エチオピア東部にあるハラールは、2006年に街全体が世界遺産として登録された都市。ジュゴルと呼ばれる城壁に囲まれた街中には99のモスクが立ち並び、メッカ、メディナ、エルサレムに次ぐ第4のイスラムの聖地とされ、世界中から人々が巡礼にやってきます。
ハラールの魅力に惚れ込んだフランスの詩人ランボーの住居跡や、16世紀に建造されたジャミ・モスク、メドハネ・アレム大聖堂、そして野生の馬が生息するクンドド山など、観光スポットの宝庫とも言えますよ。
名称:HARAR
住所:Harar, Harari Region, Ethiopia
公式・関連サイトURL:http://whc.unesco.org/en/list/1189
◎まとめ
エチオピアでおすすめの観光スポットを、全部で8ヶ所ご紹介しました。たくさんの表情を持つエチオピアの美しさには、思わず言葉を失ってしまいますよね。
この記事を参考に、ぜひエチオピアに足を運んでみてはいかがですか?