越前地方の中心で発達した街!越前市のおすすめスポット5選

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越前地方の中心で発達した街!越前市のおすすめスポット5選

旧武生市は福井市に次いで福井で2番目の市でしたが、今立町と合併して越前市になりました。この街は、かつて越前の中心地として栄えたことで歴史的施設が多くあります。

電子・機械・化学の産業も盛んですが、地元に伝わる伝統的な産業の継承も行われています。そんな越前市の観光スポットをご紹介します。

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越前地方の中心で発達した街!越前市のおすすめスポット5選

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1. 銅像がお出迎えする観光スポット「紫式部公園」

996年に紫式部が越前国司に任ぜられた父と共に越前市を訪れて、先進的な文化に影響を与えたとされています。そのため、紫式部を偲んで造られた公園です。寝殿造庭園は、源氏物語の物語に登場するもので、それにちなんで観光スポットとして造られました。

この公園の歴史や紹介は、観光ガイドとして語り部さんが対応してくれます。1団体20分で、1,000円。さらに十二単の着付け体験が有料で行えます。光源氏コース:10,000円〜、若紫コース:18,000円で、撮影・支度で約1時間となっています。ぜひ観光の記念にどうぞ!

5月3日の式部と藤まつりは、越前市に大勢の方が訪れる観光イベントとなっています。庭園内は、藤波亭(休憩コーナー)やお土産店、お食事処があるので気軽に立ち寄ることができます。ウォーキングコースも整備されており、散策や観光で訪れる方も。お土産は、多種多様な紫式部に関するものが多くあります。

2. 越前市にある自然が作った観光スポット「呼鳥門」

呼鳥門は、越前海岸にある景勝地です。海岸は観光で最適ですが、特に呼鳥門は自然の風と波の浸食で出来た洞穴の天然トンネルとなっています。当時の知事が「渡り鳥を呼ぶ門」と言うことで、呼鳥門と名づけられたようです。かつてこの下を国道が走っていましたが、崩落の危険性があるので、国道は経路が変更になり観光だけができます。

自然が作った巨大な洞穴は、長い歳月をかけて浸食の影響を受けてできたもので、自然の浸食の力を感じる場所と言えます。越前市は若狭湾に面した突端になり、波や風が激しいために浸食されやすいことがこの景色を作ったことと言えます。

この近くにあるトイレ一つ一つが日本庭園となっていて、少し落ち着かないトイレとも言えますが、変わったトイレとして話題になっています。観光でここを訪れた際はぜひ立ち寄ってみてくださいね。

3. 越前市で江戸時代の街並を観光!「蔵の辻」

JR武生駅西側近くに「蔵の辻」があります。江戸時代に武生(越前)は物流の拠点となっていたため蔵が多く、その歴史的建造物を現在に観光保存しているものです。この周辺一帯は、江戸時代は物流の拠点とされていたので、蔵が多く立ち並んでいました。大正時代から昭和初期に造られた蔵が多く残り、古い街並を感じる集落となっていて、レトロな時代にタイムスリップできます。

越前市のこの地域は外観を損ねないように、看板を無くし電線は地中に埋めることで、近代的なものがない地域となっています。そのことで、蔵が続く街並であり平成13年度に国土交通大臣表彰の「美しいまちなみ大賞」を受賞した観光地域でもあります。観光で訪れた人を、まるで江戸時代の街にいるかのような感覚にさせます。

この蔵は店舗としても営業しているため、江戸時代に造られた建物を体感できます。店舗では定期的なイベントも開催されて、異空間で楽しめる観光イベントとして人気があります。観光で訪れる方が少ない穴場スポットのため、混雑になることがない場所でもあります。

4. 越前市出身のあの絵本作家の生家を拝見!「『ちひろの生まれた家』記念館」

越前市の「ちひろの生まれた家」記念館は、JR武生駅から徒歩10分程度の位置にあります。いわさきちひろさんは、現越前市出身の日本の絵本作家で、アンデルセン絵本や窓ぎわのトットちゃんの挿絵を担当しました。童話作家としても活躍して、多くの作品を出版しました。ちひろ美術館、安曇野ちひろ美術館など各地にちなんだ美術館が開設された観光スポットです。

「ちひろの生まれた家」記念館では、大正時代の越前市にあった生家をそのまま復元したもので、2004年10月に開館されました。館内には、大正時代の新聞、居間、産湯の井戸などで生活感が強く残る品物が多く、当時の生活を偲ぶことができます。特別展示室では、定期的に企画展が行われています。

ちひろの本コーナーでは、2階の和室のちゃぶ台で作品を見ることができて、作品が生まれたバックボーンが感じられます。ぜひ観光でこの時代を体験して下さい。

5. 越前地方の伝統的な和紙作り体験ができる観光スポット!「卯立の工芸館」

卯立の工芸館は、越前地方に伝わる江戸時代中頃の紙漉き(かみすき)を見て学ぶことができる施設です。江戸時代の越前地方の伝統を継承する観光展示が行われていて、和紙工程をすべて見学できる作業場となっています。工場で生産されることが多い紙類ですが、原料となる白皮を煮る工程、紙を漉く工程、天日干しまで昔ながらの工程を見学できます。

これらを使った「流し漉き」体験講座があります。職人さんの指導を受けて練習し、実践で和紙作りにチャレンジできます。お1人5,000円で仕上がりは翌日になりますが、本格的に和紙の製法を学べる全国唯一の施設ですので、興味がある方は体験してください。

◎まとめ

旧武生市(越前市)は、越前の中心地であったことで産業や文化が発展してきた街です。観光スポットは全国的に知られていないものが多いですが、歴史的に著名な方にゆかりがあるスポットも数多くあります。伝統継承する活動も盛んに行われていますので、伝統産業や観光で訪れてください。

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