石川県山中温泉を堪能しよう!オススメ観光スポット7選を一挙紹介!

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石川県山中温泉を堪能しよう!オススメ観光スポット7選を一挙紹介!

石川県にある山中温泉は、加賀市に位置する歴史のある温泉です。古くから観光客に親しまれてきた温泉街として有名。山中温泉はその名の通り山に囲まれている温泉で、山や川など自然豊かな情景にどこか懐かしさを感じられます。そんな山中温泉街は、大聖寺川沿いに旅館が立ち並び、観光に訪れる人々を楽しませるスポットが満載。大自然がおりなす風景と、昔ながらの建物や街並み。きっとあなたも山中温泉に観光で立ち寄りたくなりますよ。

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石川県山中温泉を堪能しよう!オススメ観光スポット7選を一挙紹介!

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1. 鶴仙渓

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山中温泉街に沿って流れる大聖寺川の渓谷が、「鶴仙峡(かくせんけい)」です。山中温泉街の東側を並行し、温泉を楽しみに訪れた観光客が散策に訪れます。上流のこおろぎ橋から下流の黒谷橋までの約1.3kmの渓谷沿いには遊歩道があり、観光客は散策する事で四季折々の景色を楽しむ事が出来ます。

渓谷を彩る緑の木々達や、涼やかな水の流れ、鳥達のさえずりなど癒しのひと時。時間を忘れてゆったりとした時間が流れて行きます。また、変わった形の岩や、小さな滝なども見られます。そして、オススメなのが、紅葉の季節。色とりどりの木々達が渓谷を彩る姿は圧巻です。たくさんの観光客がその姿を見に訪れます。また観光に疲れたら、4月から10月には鶴仙渓遊歩道沿いの川床というお茶屋さんで休憩するのがおすすめ。山中温泉出身の料理人、道場六三郎氏考案のスイーツや、加賀棒茶を味わう事ができますよ。

2. あやとりはし

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山中温泉の大聖寺川にかかるひときわ目をひくデザインの橋が「あやとりはし」です。鶴仙渓遊歩道のほぼ中心に架かる紅紫色のあやとりはしは、上空から見るとS字の形をしているなんとも面白い形の橋。このあやとりはしは、いけばな草月流三代目家元・勅使河原宏がデザインをしたもので、コンセプトは「鶴仙渓を活ける」というもの。

観光客が写真を撮りに必ず訪れ、上から楽しむ絶景はもちろん、下から眺めるのも絶景。斬新でユニークなあやとりはしと、鶴仙渓の自然との調和を楽しむのもいいですね。

3. こおろぎ橋

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「こおろぎ橋」も山中温泉の大聖寺川にかかる橋で、江戸時代に造られた橋です。かつての形をほとんど変えず、総ひのきの造りで、山中温泉を代表する名勝地。名前の由来はかつて行路が極めて危険だったため、「行路危(こうろぎ)」と称されたという説と、秋の夜に鳴くこおろぎに由来するとも言われています。

下から見上げる景色は絶好の撮影スポットとして有名。新緑の季節はもちろん、紅葉の絶景を楽しめる季節にも、たくさんの観光客が訪れます。さらに冬には幻想的な雪景色を楽しむ事ができ、四季折々に見せるその表情は美しいと評判なんですよ。日本の情緒が感じられる観光地に足を運んでみませんか?

4. ゆげ街道

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僧行基による発見以来、1300年の伝統を持つ山中温泉。「ゆげ街道」は、古くから人々に愛されてきた菊の湯からこおろぎ橋付近まで続く、約600メートルの温泉街のメインストリートです。ゆげ街道には、山中漆器や九谷焼などのギャラリー、ここでしか食べられないスイーツのお店、おしゃれなカフェやお食事処が数多く軒を連ねます。観光に訪れた人々を楽しませてくれるお店が満載。

そして、このゆげ街道の名物のひとつが、大人気のコロッケ。まん丸のコロッケで、周りはサクサク、中はホクホクで観光客に大人気です。食べ歩きでお腹を満たしながら、山中温泉街のレトロな雰囲気を感じながらのんびりと散策してみてはいかがでしょうか。また街道にあるお店では、手荷物預かりやトイレを無料で利用できるなどの、観光客にありがたいサービスが満載。ぜひチェックしてみてくださいね。

5. 医王寺

山中温泉を発見した僧行基が創建したと伝えられている「医王寺」は、山中温泉街を見下す高台に建つ真言宗のお寺です。古くから山中温泉を守護するお寺として、人々に親しまれてきました。行基が自ら彫りあげたと言われている薬師如来像をここに安置したのが始まりだと伝えらており、京都の蛸薬師、出雲の一畑薬師と並ぶ日本三薬師の一つとして有名。

薬師橋のたもとに立つ朱塗りの多宝塔を見る事ができ、温泉を楽しみに来た観光客も足を運びます。展示室には九谷焼の陶祖・後藤才次郎が寄進した国の重要文化財である陶製金剛童子立像や、松尾芭蕉が山中を訪れた時に忘れていったと伝えられる芭蕉の忘れ杖、温泉の由来を伝える山中温泉縁起絵巻絵図など、とても珍しい品が展示されています。申し込みをすればそれらを見学することができるんですよ。観光の際には、この山中温泉を見守ってきた医王寺に訪れ、日本の歴史を感じてみてはいかがでしょうか。

6. 山中座

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平成14年に山中温泉にオープンした「山中座」は、山中温泉街の中心にある観光の拠点となる場所にあります。山中温泉旅館協同組合が運営する山中座は、漆塗りの柱や格子戸風の壁面、郷かな蒔絵の格天井など、あらゆる所に山中漆器や、くろ挽き技術の粋が見て取れる造り。

また、山中座ホールでは毎週土・日には、山中芸妓による郷土芸能「山中節」の唄や、「山中節四季の舞」という芸妓の踊りなど、山中伝統の芸能を楽しむ事ができます。温泉情緒漂う、優雅な唄と舞を満喫できる場所はここだけ。またこちらの山中座はコンベンションホールとしても活用されています。それだけでなく山中温泉の観光案内も充実しているので、観光客もたくさん訪れる場所。コインロッカーなどのサービスも充実しているので、観光の際はぜひ訪れたいですね。

7. 芭蕉堂

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山中温泉の鶴仙渓に架かる黒谷橋のたもとに、ひっそりとただずむ御堂が「芭蕉堂」。ここにはあの有名な俳人、松尾芭蕉が奉られています。この御堂は、1910年(明治43)に芭蕉を慕う俳人たちによって建てられ、堂内には芭蕉の像が安置されています。

芭蕉は、奥の細道で北国行脚時に、山中温泉に立ち寄って、「山中や菊は手折らじ湯のにほい」と詠んで名湯ぶりを讃えたそう。芭蕉は山中温泉付近の眺めの素晴らしさに感動し、「行脚の楽しみここにあり」と絶賛しました。平成22年には鶴仙渓の遊歩道とともに100周年を迎えた歴史ある芭蕉堂。観光に立ち寄った際はそんな芭蕉の愛した風景に、思いをはせてみるのもよいのではないのでしょうか。

◎まとめ

山中温泉は自然に囲まれた伝統ある温泉街。自然のおりなす素晴らしい景色と調和した温泉街に足を運べば、日々の疲れも取れるはず。また歴史ある山中温泉では日本ならではの風景が今も残っています。そんな風情あふれる情景が今も観光客を魅了します。芭蕉が絶賛したこの山中温泉に大切な方と観光に訪れてみませんか。

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