台湾・台北のおすすめ観光地19選!充実した観光を楽しめるスポットを紹介

台湾・台北のおすすめ観光地19選!充実した観光を楽しめるスポットを紹介

国内旅行の延長のような感覚で手軽に訪れることができる、台湾の中心的都市「台北」。2泊3日もあれば充実した観光を楽しめるコンパクトさが魅力の人気観光都市です。

ローカルグルメが楽しめるお店からお洒落スポットまで、見どころいっぱい!"洗練された都会"と"素朴な温かみ"を併せ持つ台北は、街歩きが楽しいのはもちろん、郊外には絶景スポットなど癒しのスポットも沢山あります。今回は台北観光が初めての方におすすめしたい定番観光地を中心に、バラエティに富んだ観光スポットを19か所ご紹介します。

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台湾・台北のおすすめ観光地19選!充実した観光を楽しめるスポットを紹介

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1.台北101

台北101(台湾)

台北シティーのシンボルといえる超高層ビル「台北101」。高さ509.2m、地下5階の地上101階建てで、2007年にドバイのブルジュドバイに抜かされるまでは世界一の高さのビルでした。台北市内を一望できる展望台はまさに絶景!ここからの景色を見れば、台北観光気分も盛り上がってワクワクしてくるはずです。また夜景は昼間とは違った雰囲気でロマンチックですよ。

地下1階から地上6階までがショッピングモールになっていて、観光客だけでなく地元の人にも人気です。その理由は充実したショップとフードコートのクォリティの高さ。ここを訪れれば台湾の最先端ファッショントレンドが一目瞭然です。

外食文化が根付く台湾では普通のフードコートなど見向きもされませんが、ここには舌の肥えた台北っ子をうならせる30軒以上の飲食店が並んでいます。きっとお気に入りのお店がみつかるはず。台北観光を、台北のランドマークにもなっている台北101からスタートさせるのもいいですね。

2.国立故宮博物院

国立故宮博物院(台湾)

台北が誇る国立故宮博物院。世界四大博物館に数えられるほど有名な博物院で、連日観光客で賑わっています。展示の目玉となっている作品を除いて、3か月から半年に1度はコレクションを入れ替えおり、その膨大な収蔵品は全部を見るには10年かかる、といわれるほど。

中国の宋・元・明・清の歴代皇帝が収蔵してきた豪華絢爛な、ここでしか見られない宝物でいっぱいです。中国美術に興味がない方でも、翡翠でできた白菜や、豚の角煮にそっくりな肉形石の細工の精巧さには驚愕しますよ。

地下1階のミュージアムショップにはオシャレでセンスの良いグッズがたくさんあるので、台北観光のお土産にも最適。翡翠の根付などは、年配の方へのお土産に喜ばれそうですね。美術鑑賞に疲れたら、中国古代の書斎をモチーフにした茶館「三希堂」で休憩しましょう。台湾茶はもちろんスィーツや軽食もあり、雰囲気のある店内はのんびりするのにピッタリです。

3.龍山寺

龍山寺(台湾)

台北で最も有名なお寺「龍山寺」。清時代に建立された台北最古の由緒あるお寺で、古くから道教・儒教・仏教の分け隔てなく台湾の方々の信仰を集めてきました。観光ツアーのコースに入っているので外国人観光客も多いですが、それ以上に地元台北の方が多く訪れます。熱心に祈りを捧げる姿は昼夜を問わず、途切れることがありません。恋愛・健康・金運・学問などの神様とそれぞれ7つの香炉が祀られています。

中でも恋愛の神様「月老神君」の香炉は大人気。理由はお参りをした後香炉のそばに用意された2つの三日月形の木片を下に落として、裏と表が出ると「赤い糸」のお守りがもらえるから。連日多くの恋愛に悩む男女で賑わっていますよ。境内には日本語を話すボランティアの方がいるので、参拝の方法やおみくじのひき方、お寺についてなど親切に解説してもらえます。

アクセスはMRT板南線、龍山寺駅の1番出口が便利です。

4.臺北戯棚(タイペイアイ)

臺北戯棚(台湾・台北)

出典: By David Monniaux - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=1349140 (CC BY-SA 3.0)

海外からの観光客に台湾の伝統文化を知ってもらおうと、政府と民間企業監修のもと2002年に創設されたのが「臺北戲棚 (タイペイアイ)」す。楽器演奏・獅子舞・皿回し・京劇・民族舞踏・雑技・人形劇など、台湾ならではのエンターテイメントをたっぷり楽しめます。

ショーが始まる前のロビーでは二胡の演奏や、役者さんが京劇のメイクをする姿を間近に見学でき、写真撮影もOK。伝統衣装を着れるコーナーもあるので、この機会にぜひ体験してみてください。

ショー自体は約90分。前半が獅子舞や舞踏、後半は京劇です。言葉が分からなくても、スクリーンに日本語を含む各国語の翻訳がつくので心配ありません。

観劇後には役者さんと一緒に写真撮影できる、というサービス満点っぷりです。台北の街中ではなかなか触れることのできない伝統文化も知れるオススメの場所。日本語のサイトもあるので、スケジュールをチェックしてみてくださいね。

5.占い横丁(命理街)

行天宮の地下道「占い横丁」

出典: By Ellery - Own work, CC BY-SA 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=584271 (CC BY-SA 3.0)

台北には”占いの名所"と呼ばれている場所があります。それは三国志で知られる関羽が神様として奉られている行天宮の地下道「占い横丁」です。よく日本のメディアでも取り上げられるので見たことがある方も多いのではないでしょうか。地下道には一般的な四柱推命をはじめ、顔手相・姓名判断・風水・八卦・米粒占い・小鳥占いなどさまざまな占いのブースがずらりと並んでいます。

観光ツアーのコースになっていることもあり、日本語OKの占い師の方が多いのもうれしいですね。人気のあるブースでは行列ができています。日本では見かけないユニークな占いもいろいろあるので、台北観光の思い出に気軽に占ってみてはいかがでしょう。なお念のため、後からトラブルにならないよう、最初に料金確認をするのを忘れないでくださいね。

6.大安森林公園

大安森林公園(台北)

1994年に開園した大安森林公園は、観光客に人気のショッピング街「永康街」の近くにあります。そして信義路・建国南路・新生南路・和平東路の4つの大通りに囲まれている、まさに都会のオアシスで、その広さは約26万平方メートルと台北最大の公園です。

子供を遊ばせる遊具のあるコーナーやローラースケート場やバスケットボールのコートも完備されていて、週末にはスポーツを楽しむ台北市民で賑わいます。公園をほぼ一周する形で作られたウォーキング・ジョギング用の林間歩道は気持ちの良い木陰にあるので、日差しが強く暑い日など自然の涼をとりに訪れるのもオススメですよ。

美しく手入れされた池には鳥の姿も多く見られます。絵と名前の書いた立て看板がついているので、都会の中のバードウォッチングを楽しめますよ。台北観光で動き回った後、ちょっとのんびり過ごしたい時にピッタリの公園です。

7.象山

象山からの夜景(台北101)

台北のランドマークである台北101を入れた台湾市内の全景を見たいならば、迷わず「象山」に行きましょう。台北101を望む夜景写真のほとんどがこの象山から撮られているといっても過言ではない、ベスト撮影スポットです。

象山の周りには獅山・豹山・虎山が並び、この4つの山を合わせて四獸山と呼ばれています。象山へのアクセスは、MRT信義線の象山駅で下車して石段の続く登山道を登ります。登山といっても大げさではなく平坦な台北市街を見渡す程度の山なので、約128m地点までのちょっとした運動、といったところ。

最初に出てくる展望所は六巨石で、文字通り6個の巨大な石がある場所です。その次は相機平台で、最後に超然亭という展望所で終点。オススメなのは相機平台展望所で、夕暮れ前には三脚を構えたアマチュアカメラマンでいっぱいになるくらいの絶景ポイントです。

夜景観賞後もそれなりに人はいますが台北市街地のように明るくないので、あまり遅くなるまえに下山するのが安全です。

8.猫空

猫空の茶藝館(台湾)

台北で最近人気の観光スポットが、可愛い名前の「猫空(まおこん)」です。猫空は有名な鉄観音茶の産地で、山の斜面には茶畑が広がります。

2007年のロープウェイ開通後に観光客が増えたのに伴って、周辺にはたくさんの茶藝館がオープンしました。多くがお茶農家が経営する茶藝館で、台北市街より素朴な雰囲気が人気です。茶藝館ではお茶とお茶菓子だけではなく、茶葉料理や精進料理などもあり、山の澄んだ空気に包まれてのランチタイムを楽しむことができます。

猫空ロープウェイ(台湾)

アクセスはMRT文湖線の終点の動物園駅で下車し、ロープウェイに乗り換えます。猫空駅まで約20分、一面茶畑の空中散歩を楽しめます。ロープウェイには足元が見えるスケルトンタイプのゴンドラもあるので、スリルを楽しみたい方はぜひトライしてみてくださいね。ハイキング好きな方には、周辺にいくつかのハイキングコースもありますよ。台北でたっぷり時間があるのなら、猫空までちょっと足を伸ばしてみてください。

9.陽明山国家公園

陽明山国家公園

陽明山国立公園は「台北の裏庭」ともよばれ、古くから台北市民の憩いの地として知られています。ちなみに、陽明山は山の名前ではなく、この辺り一帯を指した名称。観光スポットが点在しているオススメのエリアです。

お花畑で知られている竹子湖エリアでは、週末開催されるバラ・カーネーション・ヒマワリなど観賞用の花を売るフラワーガーデンが人気です。2月には、ツツジ・キンモクセイ・梅・桜がいっせいに開花。以降、とくに珍しい海芋という白い花が咲く3月から4月には、春の息吹を感じに大勢の観光客が訪れます。

中華民国初代総統である蒋介石の元別荘見学もできます。実際に使用されていた部屋や写真など、蒋介石に関する資料を展示されており観光にピッタリ。陽明山温泉も観光客に大人気ですが、ローカルな公衆浴場に抵抗があるという方は綺麗なリゾートスパをご利用ください。アクセスは台北駅から260番のバス(約1時間半)か、MRT剣潭駅からバスが出ています。

10.総統府

総統府(台湾)

台湾の総統が執務を行う「総統府」。かつて日本が台湾を統治するために建設した建物です。赤レンガと白い花崗岩で造られたルネッサンス様式の建物は、日本銀行の本支店の設計を多く手掛けた長野宇平治のデザインにより、1919年に完成しました。太平洋戦争時に空襲で一部損壊しましたが、1948年に修復されています。

台湾の大統領府だけあって普段は中に入れませんが、平日の午前中には台湾人と日本人のみの見学が許されています。この建物や台湾の歴史をパネルや資料で分かりやすく展示されている部屋や国賓をもてなす大礼室、政府主催の宴や報道陣のインタビューが行われる台湾虹庁などの部屋を、日本語ガイド付きで見学できます。

建物を上空から見ると、日本の「日」という形になっている観光スポット、総統府。台北を訪れた際にはぜひ足を運んでみてくださいね。月に一度ある一般公開日にはもう少し多くの場所が見学できます。

11.華山1914文化創意産業園区

華山1914文化創意産業園区(台北)

今注目の新しい観光地「華山1914文創園区」。日本統治時代に酒工場だった場所を再利用したアート&イベント空間です。工場が移転した後の廃墟に若者たちがこっそり忍び込み絵を描いたりしていたのが発端で、のちにイベントなどを行うスペースとして再利用が始まりました。2009年からはライブハウス・カフェ・レストラン・ショップ・映画館などが入るようになり、台北最新トレンドの発信基地として注目を集めるようになったのです。

昔の面影を可能な限り残すというコンセプトで、かつて使われていた線路の枕木や昔の瓦など廃材をセンス良く再利用しているのが特徴的。レトロとモダンが融合した居心地の良い空間を作りだしています。ブラブラ歩いて観光するだけでも楽しめる場所なので、ぜひ散策をしに訪れてみてくださいね。

12.西門町

西門町(台湾・台北)

日本統治時代、旧台北城の西門の外側に位置することからと名付けられたエリア「西門町(せいもんちょう)」。台北の渋谷とも原宿ともいわれ、若者に人気のある活気溢れる観光地です。デパート・商業ビル・カラオケなどが立ち並び、B級グルメ店で食べ歩きをしながらウィンドーショッピングをする若者でごった返す様子はまさに原宿のよう。

そんな中目を引く建物が「西門紅樓」です。日本統治時代の1908年に日本人建築家の近藤十郎が市場として設計したもので、赤レンガの八面体の作りから当時は八角堂と呼ばれていました。現在はそのレトロな外観そのままライブハウス・カフェ・ショップが入った複合施設として利用されています。

いつでも人は多いのですが、かつおだしスープにトロリとした細麵で有名な西門ファストフードの代表格「阿宗麺線」や大豆油や米油でサッパリと揚げられたキノコのフライなど日本とは一味違う美味しいものがたくさん売られていますよ。ぜひ一度観光しに訪れてみてくださいね。

13.士林夜市

士林夜市(台北)

夜市(よいち)は、台湾観光の醍醐味の一つ。なかでも「士林夜市(しりんよいち)」は、日本統治時代から約90年間も台北市民と観光客にに愛されてきた、台湾最大規模を誇る夜市です。

士林夜市は、日本の縁日とは比べものにならないほど大規模。夜市の入り口に立つとどこか懐かしい、雑多で活気あふれる雰囲気に圧倒されそうになります。

雑貨や服飾品が並ぶエリアや、レトロなゲームが楽しめるエリアもありますが、なんといっても一番のお楽しみはローカルフードが並ぶ屋台街です。牡蠣入りオムレツやマンゴーかき氷といった定番から、目新しい流行のグルメまで目移り必至。未体験の食べ物に挑戦してみるのも楽しいですよ。

夜市は夜中まで営業していますが、飲食コーナーが最も混み合うのは夕食時の18時~20時頃。混雑を避けたい方は、屋台がオープンし始める17時頃に行くのがオススメです。遅く行くのもアリですが、人気の店は売り切れで早仕舞いすることもあるのでご注意ください。

アクセスはMRT「剣潭駅(けんたんえき)」が最寄りです。一つ先の士林駅だと夜市まで遠くなるので名前に惑わされないよう気を付けましょう。

14.饒河街観光夜市

饒河街観光夜市(台北)

台北で士林夜市と並ぶ2大夜市といわれているのが、「饒河街観光夜市(じょうががいかんこうよいち)」です。士林夜市と違って約600m続く一本道で、両サイドにずらりとお店が並びます。

胡椒餅(台北の夜市)

夜市の醍醐味といえば食べ歩き。饒河街観光夜市での一番人気は、行列のできる屋台「福州世祖胡椒餅」です。黒胡椒をたっぷり効かせた挽肉とネギのあんを小麦粉の皮で包み、鉄の釜で約15分かけて焼く胡椒餅。外はパリパリ、中はジューシーな肉汁がたっぷりで癖になる味と大人気なんですよ!

定番のマンゴーかき氷やスイカジュースを片手に、色んなお店を見て周りましょう。アクセサリー・雑貨など見ているだけでも楽しいのが夜市です。女性がケープを付けて座っているのが見えたら、それは「挽面」。顔に粉をはたいて糸を絡ませて産毛を取る、という台湾の伝統的なエステです。饒河街観光夜市の名物にもなっているので、気になる方は挑戦してみてくださいね。

15.台北市立動物園

台北市立動物園(台湾)

様々な動物たちにあえる「台北市立動物園」。特にパンダは大人気で、休日などはパンダ館の整理券が発券され、決められた時間にしか入れないくらいほどです。

約182ヘクタールの広大な敷地では、より自然に近い環境での飼育をするために、鉄格子のオリはほとんど外されています。まるで放し飼いのような雰囲気の中、のびのびとした動物を観察することができますよ。人気なのはパンダのほかコアラ・ペンギン・象・カバなどで、いつも家族連れで賑わっています。

広い園内は奥に行くにつれて、緩やかに山を登る坂道です。園内を遊園車が運行しているので、利用すると楽に巡れます。コアラ館とパンダ館の間にある駅から乗車して、坂の上にある終点鳥園駅まで行き、坂を下りながら観光するのがおすすめです。軽食が取れるカフェや、お土産コーナーも充実しています。

アクセスは、MRT文湖線終点の動物園駅が最寄駅です。

16.淡水

淡水(台湾・新北市)

ちょっと足を延ばして台北郊外の観光スポットに出かけてみましょう。台北市内から約40分、台湾のベネチアと呼ばれる「淡水」。台湾で一番夕陽が美しい場所として知られています。台北の若者のデートスポットとして、また台北の水辺の風景を見たいという観光客でいつも賑わっています。

駅から続く中正路には海鮮料理店や土産物屋などがずらりと並び、まるで縁日の屋台のようです。干し貝のフライやイカ焼きなどが名物で、スナック片手に散歩する人でいっぱい。淡水名物のソフトクリームは大・中・小とあり、大サイズはなんと30cm!

貿易港として栄えた淡水、1600年代にスペインやオランダの侵攻を受けておりその時代に建てられた洋館がたくさん残されています。かつての英国領事館だった紅毛城などのオシャレなレンガ造りの建物があり雰囲気もバツグン。台北の喧騒から抜け出せるオススメの観光スポットです。

17.国民革命忠烈祠

国民革命忠烈祠(台湾・台北)

中華民国国防部の管轄下にある「国民革命忠烈祠(こくみんかくめいちゅうれつし)」は、中華民国成立の為に犠牲となった革命烈士、抗日戦争や国共戦争で亡くなった戦死者33万人の英霊を祀る祠です。

忠烈祠は毎年春と秋に、国家元首が政府高官を率いて訪れる場所。また、台北を訪れる友好国の元首や政府要人たちも、忠烈祠に花束を捧げています。

国民革命忠烈祠の衛兵交代

見所は、毎日朝9時ぴったりから行われる衛兵交代の儀式です。これを見るために毎朝、多くの観光客が詰めかけます。視力・体力共に良好で、身長178cm以上、他にも様々な条件をクリアして衛兵に選ばれるのはほんの一握り。衛兵に選ばれることは、とても名誉なことなんです。

凛々しい衛兵たちが一糸乱れぬ動きで行う交代儀式は、圧巻の迫力。台北観光でぜひ訪れてほしいスポットです。

18.中正紀念堂

中正紀念堂(台湾・台北)

「中正」とは中華民国初代総統であった蒋介石の本名で、亡くなった蒋介石への哀悼の意を込めた記念塔です。亡くなってちょうど5年目にあたる1980年4月5日に一般開放されました。

目をひくのが広大な中庭で、台北市民が太極拳やダンスの練習をしたり、様々なイベントが行われたりしています。もともとは清朝時代・日本統治時代の軍用地で、サッカースタジアムが25個という広さ。台北観光の合間、ちょっと一息つくのにピッタリな休憩場所でもありますね。

本堂は、リンカーン記念堂を参考にしたといわれています。そこにある巨大な蒋介石の座像は、大迫力。蒋介石の遺品や資料を展示する蒋公文物展視室や蒋介石に関する書物・視聴覚教材が利用できる中正紀念図書館も併設されています。

毎時丁度に行われる衛兵交代の儀式も観光客に人気。台湾における歴史的評価は賛否両論ある蒋介石ですが、台北を観光するのなら一度は訪れておきたいスポットです。

19.国立国父紀念館

国立国父紀念館(台湾・台北)

「國父」とは中国革命の父、孫文の称号です。國父紀念館は孫文の業績を讃え、その教えを後世に語り継ぐことを目的に建設されました。

メモリアルホールには、高さ約8.9mもある孫文のブロンズ像が鎮座し、周りを衛兵が守っています。館内には著作や直筆の手紙・書類といった貴重な資料を集めた史蹟展示室や、蔵書数30万冊を誇る図書館・画廊など、孫文や中国革命に関する資料が集められ歴史に興味がある方は見逃せない台北の観光スポットです。

周囲を取り巻く中山公園は4万平方メートルと広大。台北101ビルが綺麗に見え、撮影スポットとしても人気の場所です。ここでも衛兵交代の儀式がありますが、忠烈祠・中世記念塔と違い交代の終わった衛兵と写真撮影ができますよ。

オススメなのが無料の足つぼマッサージ、健康歩道。裸足で歩くとかなりの刺激ですが、痛みに耐えて歩き終われば体が軽くなります。蒋介石と同じく歴史的評価は賛否両論ある孫文ですが、台北観光で一度は訪れてみてくださいね。

◎台北のおすすめ観光スポットまとめ

大安森林公園(台北)

台湾一の大都市である台北の魅力は、グルメと観光スポットの豊富さ、そして人の温かさです。親日家が多いのと南国特有の大らかさが相まって、親切で優しい人がとっても多い台北。日本からは約3時間半のフライトで、時差も1時間だけという手軽さで行けるのも魅力ですよね。

年中温暖な台北ですが夏場は非常に暑く台風も多いので、オススメはさわやかで過ごしやすい10月と11月。リピーターが多いのも納得のステキな観光地、台北へ癒されに出かけてみてくださいね。

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