岡山へ来たなら、体験しておきたい観光スポット7選!

岡山へ来たなら、体験しておきたい観光スポット7選!

岡山といえば雨の少ない温暖な気候が特徴で、長い歴史の上にさまざまな産業が盛んな町。備前焼のような伝統工業や国産ジーンズ発祥の地でもあります。フルーツ、特にマスカットや白桃が有名。そうした産業を観光と結びつけた体験型スポットがたいへん多い岡山をご紹介します。

ジャージー牛の乳搾りではハート型の模様のあるラブリーちゃんにも会えます。ジーンズ・ミュージアムでオリジナルンジーンズを簡単に作れるのも楽しい体験。手延べ麺造りを続ける老舗での麺造り体験では、ランチに自分の手作り麺を食べられます。明治10年創業の和菓子屋さんでは、自分で和菓子を焼いたり、餡をつつんだり。岡山の幅広い体験スポットからワクワクできる7選をまとめました。

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岡山へ来たなら、体験しておきたい観光スポット7選!

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1.自分だけのオリジナル備前焼を作ろう 夢幻庵で土ひねり体験

備前焼は日本を代表する伝統的な岡山県備前市周辺の焼き物。日本の六古窯のひとつとされ、ルーツは非常に古く須恵器の流れを汲んでいます。また、備前市の中でも伊部地区で盛んなことから「伊部焼」(いんべやき)とも呼ばれます。

約200名の作家・窯元作品から人間国宝まで扱っている夢幻庵。備前焼工房では、登り窯焼成による土ひねり体験ができるコーナーもあります。100人まで入れる大きな教室でレクチャーを受けるので、初めての方でも大丈夫。楽しんで、自分だけの備前焼を作れます。併設のログハウスに1日~数日間滞在して陶芸に挑戦するコースもありますよ。自分の手で作った作品を備前の登り窯で焼成して届けてくれるので便利です。ぜひ旅の思い出に体験してみましょう。

2.乳搾りの感動を体験できます 真庭市ひるぜんジャージー牛乳搾り

出典: ja.wikipedia.org

岡山の高原リゾートとして人気を集める蒜山高原(ひるぜんこうげん)の「ひるぜんジャージーランド」。ここでは、ジャージー牛の乳搾りができます。茶色の毛が特色のジャージー牛。一般的な牛の白黒模様のホルスタインとは違って1頭からとれるミルクの量が少ないのですが、非常に濃厚で世界的にも高い評価がされています。ひるぜんジャージーランドには10頭前後のジャージー牛が放牧されていて、中でも額にハート形の模様のある「ラブリーちゃん」が1番人気!

乳搾りで動物にふれあえ、子供たちの思い出になり、農業や自然の教育にもなります。乳搾りのほかにも、チーズフォンデュを味わったり、乳製品を買ったり。蒜山高原のひるぜんジャージーランドで自然や動物を直接肌で感じてみてはいかがですか。

3.手延べ麺作り かも川手延素麺

1300年にわたり、伝統の手延べ麺造りを続ける「かも川手延素麺」。手延べ製法とは小麦と食塩水を合わせ、「練る」と「こねる」を繰り返し、何度もの熟成を経て、太いものから次第に細いものへと延ばして作っていく製法で、切って細くしないことが特徴です。手間がかかる製法ですが、滑らかな食感とコシがある麺が楽しめます。

手延べ体験教室は15名から20名程度の団体を想定しているので、団体旅行などを計画されている方は、ぜひ旅行コースに入れてみてはいかがですか。手作りした手延べ麺の一部は食べられます。1人で3~4人分は作れるので、残った麺はお土産にして持ち帰れますよ。

4.明治初期の創作和菓子を手焼き体験 橘香堂

出典: ja.wikipedia.org

創業明治10年の菓子処「橘香堂(きっこうどう)」の「むらすゞめ」は、岡山で人気のお菓子。新鮮な卵をつかった和製クレープのように薄い生地の外皮で、厳選した北海道産の小豆を使った粒あんを包んでいます。むらすゞめは、茶道各流派で10月のお菓子に選ばれる和菓子。明治初年頃、生菓子は米粉で作る菓子がほとんどでしたが、小麦粉と卵を用いた創作洋風和菓子は画期的で注目を集めました。

岡山倉敷美観地区の入口にある橘香堂美観地区店では、「むらすゞめ」の手焼き体験ができます。自分で焼いた生地で粒餡を包むのですが、意外と難しいんですよ。むらすゞめの手焼き体験は1人3個で600円から。また、標準の約7倍もある大きさのむらすゞめを手焼きできるコースもあります。「ジャンボサイズむらすゞめ」は手焼き体験しないと手に入らないという珍しい逸品なので、ぜひチャレンジしてみましょう。鉄板が非常に熱いので、10歳以上の子供から体験可能です。

5.「山田養蜂場みつばち農園」で養蜂体験をしよう

ハチミツ製品の通信販売を行うことで有名な山田養蜂場の本社は岡山県苫田郡鏡野町にあります。その山田養蜂場みつばち農園では、面布(顔を守るアミ)をかぶってミツバチの巣箱を開け、ミツバチの生態や巣を観察したり、天然ミツロウからキャンドルづくりなどを体験できます。ミツバチの六角形の巣を溶かしたものがミツロウという天然のロウ成分。芯を付けるとロウソクになります。また、ミツバチによる受粉で栽培した無農薬のブルーベリーをつかって、ジャムを作ることもできます。

ヨーロッパの洞窟にはハチミツを採取する人の姿が描かれているなど、ミツバチと人間の関係は1万年の歴史があります。近年の健康ブームでハチミツだけでなく、ローヤルゼリー、プロポリス、ミツロウなどが大変人気。山田養蜂場みつばち農園で、ミツバチについて学んだり体験してみましょう。

6.国産ジーンズ発祥の地で体験 ジーンズミュージアム&ヴィレッジ

国産ジーンズ発祥の地は岡山県の児島。「ジーンズミュージアム&ヴィレッジ」は、1962年に児島で誕生した国内初のレディースジーンズメーカー「Betty Smith社」が造った学び・体験・ショッピングが楽しめる施設です。

ジーンズの縫製で使われた古いミシンやその時代のポスターといった貴重な資料や、アメリカのジーンズについてもの展示されています。

体験工場では、自分だけのオリジナルジーンズが作れます。まずは試着サンプルで採寸して、その後生地やボタンなどが自由に選択でき、自分流に作成。リベット打ち機を常備した体験コーナーでは専任のスタッフが丁寧に指導してくれます。ジーンズに自分でリベットを打つ体験ができるのがジーンズミュージアムの醍醐味。自分だけのジーンズを作れるのは、ジーンズ好きにとっては非常にうれしいですよね。

7.フルーツ狩りが楽しめる「くぼ観光農園」

岡山で全国的に名高いマスカットをはじめブドウ狩りができる場所は多いのですが、人気のある「くぼ観光農園」をご紹介します。ここでは、マスカットやピオーネなどが園内食べ放題。ブドウは木の先の方から熟すので、幹から遠い房を探しましょう。

さらに、秋の景色を楽しみながら、栗拾いするのもおすすめです。栗は地面に落ちたものが熟しているので、拾うのが原則。木についている栗はまだ緑で、熟してない栗です。ほかにも、土にまみれて芋ほりをしたり、原木からのシイタケ狩りができたり、甘い柿狩りなど多彩なフルーツ狩り体験が楽しめます。

世界で一番フルーツの栽培技術が進化している日本、その中でも特に岡山県は「くだもの王国おかやま」と呼ばれ、ブドウや桃をはじめとした多くの最高品質の果物が生産されています。温暖な瀬戸内気候を生かすだけなく、長年の歴史で培った栽培技術と真面目な岡山県民の心がこもっています。

◎まとめ

長い歴史と、温暖な気候にめぐまれた岡山。その岡山に生まれたさまざまな産業を観光と結びつけた体験型スポットをまとめてご紹介しました。

伝統的な工業の一つでもある備前焼体験。明治から盛んになった繊維業と地元の藍染文化を結び付けた国産ジーンズ発祥の地だからこそ体験できるオリジナルンジーンズづくり。マスカットや白桃が有名で、フルーツ狩りがたっぷり味わえるのも岡山観光の魅力。酪農に目を向けると、ジャージー牛の搾乳体験も楽しめます。

食の体験も幅広く、手延べ麺造りを続ける老舗での麺造り体験もあれば、明治10年創業の和菓子屋での創業当時から続く和菓子を焼いて餡を包む体験もあります。岡山の幅広い体験スポットから7選をまとめてご覧いただきました。さて、どこから体験しますか?

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