海も山も楽しめて魅力が多い!長岡市寺泊の観光スポット14選

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海も山も楽しめて魅力が多い!長岡市寺泊の観光スポット14選

新潟県第2位の人口を擁する長岡市。中越地方の中心都市です。日本列島を縦に走る越後山脈の麓から長岡市街に広がる越後平野では、皆さんもご存知の通り、稲作が盛んです。中でも、新潟のブランド米である「コシヒカリ」は、その品質の高さに定評があります。観光地としても歴史的なスポットや山の自然いっぱいの見どころが盛りだくさん。

見どころは山間・内陸部だけにとどまりません!長岡市は日本海にも面しており、海沿いに位置する寺泊地区(2006年に長岡市へ編入)では、長岡市街地とはまた違った魅力的な観光スポットを見つけることができます。海も山も楽しめる歴史と自然いっぱいの長岡市。ぜひ訪れておきたい観光スポット、寺泊(てらどまり)地区からご紹介します。

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海も山も楽しめて魅力が多い!長岡市寺泊の観光スポット14選

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1. 中央海水浴場

長岡市寺泊の海岸線は、南北に16キロメートルにも及びます。そこには4つの海水浴場があり、長岡市民はもちろん、多くの観光客にも親しまれています。

「中央海水浴場」の砂浜は広く、ヤシの木が立ち並ぶ様はリゾート地さながら。中には砂浜でビーチバレーを楽しむ観光客の姿も。夏には多くの浜茶屋が軒を連ね、海の家でも観光客を出迎えます。トイレは3ヶ所設置されており、有料で温水シャワーもあります。一方、更衣室は海の家を使うことになります。

寺泊の海は基本的に遠浅なので、お子様連れの海水浴でも安心です。天気の良い日、隣接している中央海浜公園で、海風にあたりながらのんびりとするのもありです。

2. 野積海水浴場

マリンスポーツを楽しむ観光客とともに、地元長岡市民や新潟市民が多く見受けられる海水浴場です。南側にマリンスポーツを優先的に行えるエリアがあることから特に若者に人気のスポットです。

一方、家族連れの観光客にも楽しく過ごせるスポットがあります。野積海水浴場の北側は磯遊びに適しており、お子様も大喜び。磯に生息するカニや貝にたくさん出会えますよ。夏休みの思い出作りにオススメです。そしてもちろん、遠浅の海岸は海水浴にぴったり。公共のシャワーとトイレは1ヶ所ずつあります。浜茶屋や海の家も充実しており、食事や着替えはそちらで。広い砂浜は開放感たっぷりです。海の向こうの佐渡島と夕日が観光客を迎えてくれますよ。

3. 郷本海水浴場

長岡市寺泊にある海水浴場の中では、コンパクトで落ち着いた雰囲気の海水浴場「郷本(ごうもと)海水浴場」。海岸は砂浜と岩礁でできており、他の海水浴場とは違った楽しみ方ができます。釣りをしている方もちらほら。のんびりと過ごしたい観光客にオススメ。海には防波ブロックがあるので安心して泳げますよ。

設備としては公共のシャワーにトイレ完備。そして更衣室もあります。浜茶屋は3軒と少ないので、観光に来られる方はお弁当などを持ち寄り、ピクニック気分を味わうというのも選択肢の一つですよ。

また海水浴場近くで年に3回、「HAMA FES」というフリーライブやワークショップなどを行うイベントも開かれています。観光の際にはチェックしてみましょう。

4. 金山海水浴場

1916年に開場した、長岡市寺泊における海水浴場発祥の地。こちらもコンパクトな海水浴場で、砂浜と岩礁で作られています。

特徴は何と言っても綺麗な色の海。海水の透明度が高く、砂浜から沖合に向かって青色がだんだんと濃くなっている様子は、うっとりと見入ってしまします。シュノーケリングで海の中を覗けば、美しい海の世界を楽しめますよ。

観光客で毎夏賑わいます。伝統と歴史があり、幅広い観光客の方々に永く親しまれている長岡市寺泊の海水浴場です。

5. 魚の市場通り

これぞ海の街という風情の、魚屋さんやお土産屋さんが所狭しと並んでいる通り。近くの寺泊港や出雲崎(いずもざき)港から毎朝仕入れられる、新鮮な海の幸に出会えますよ。

市場通りの醍醐味と言えば、浜焼き。市場通りを歩き始めると、すぐに至るところからいい香りが漂ってきます。まずはイカやサザエ、焼きサバなどを一つ頬張ってみましょう。濃い味が口の中に広がり、また海岸沿いの雰囲気と相まって幸福感でいっぱい!さらにカキやホタテなどを買い、その場で食すことも可能です。

そして、長岡市寺泊の魚市場でカニを忘れてはいけません。通りの始まりにある緑色のお店「寺泊中央水産」には、名物のカニが所狭しと並んでいます。その後もカニを扱っているお店はたくさんあり、味見もさせてくれることも。

売られている海の幸は種類豊富で、しかもリーズナブル。また、珍味や加工品も充実しており、長岡市寺泊観光のお土産探しにもオススメです。朝早くから大勢の観光客が訪れますが、それも納得のボリュームある観光スポットです。

6. 寺泊水族博物館

約400種10,000点にも及ぶ世界中の魚たちが集まる水族館。海岸から海にせり出すように建てられた建物は、まるで海に浮かんでいるかのようです。天気の良い日には、建物の前で日向ぼっこをしているカメが、観光客を出迎えてくれます。

館内は3階で構成されています。1階は大水槽が中心。様々な気候帯に生息する海や川の生き物を展示しています。アカウミガメやタイマイは、長岡市寺泊で保護されて水族館で育てられたもの。他には1日に4回、魚の餌付けショーを鑑賞できます。

2階では、小規模の水槽に珍しい生き物を展示。その他に屋外では、観光客がヒトデやナマコに触れられる水槽「タッチングプール」や、マゼランペンギンの水槽が設置されています。

そして展望室となっている3階では両生類などが展示されており、特別展示がある場合は企画展も催されます。またホールからは日本海の海が一望でき、観光の合間の一休みができますよ。テラスに出ると、空にはカモメやウミネコなどの海鳥が観光客の前に。「長岡市寺泊水族博物館」は長岡市寺泊の自然に触れることができる観光スポットです。

7. SOWA美術館

普通の美術館とは一味違う!珍しいトリックアートが、観光客の目を楽しませてくれる「SOWA美術館」。

トリックアートとは、だまし絵の一種。立体的に描く中で特殊インクや照明設備などを使い、見る者の意識や目の錯覚を引き起こすことで不思議な世界を演出します。展示数は約80点。作品は有名なヨーロッパの絵画を基調とし、トリックアートの第一人者である剣重和宗氏が仕立て上げました。

実は、美術館の外観もトリックアートなので、敷地に到着した瞬間から観光客を驚かせてくれます。また、すべての作品に触れることができ、フラッシュをたいての写真撮影も可能。いろいろなアイデアでの写真撮影を試してみてください。思いもよらぬ愉快な写真が撮れますよ。

まさに「参加型美術館」と言ったような様子のSOWA美術館。スタッフの方から案内を受けることもでき、幅広い年齢の観光客に楽しんでもらえます。無料の駐車場も100台分とゆったり。長岡市寺泊の観光の際には、ここ「 SOWA美術館」で幻想的な世界を楽しんでみてください。

8. 手づくり木っずAIDA

大河津分水(おおこうづぶんすい)に架かる野積大橋を、魚の市場通りとは反対の方向に渡るとあるのが「手づくり木っずAIDA」。長岡市寺泊の海沿いに、木のおもちゃの工房が建っています。

工房のご主人は、お孫さんのために手作りのおもちゃを、という思いから製作を始められました。木馬やシーソーにミニカーなど、お子さんが喜ぶ作品の制作・販売を続けられています。

桐の木で作るおもちゃが観光客を出迎えてくれます。特にお子さんにとっては楽しい空間でしょう。もちろん大人の方も懐かしい温もりを感じられますよ。ギャラリーからは寺泊の海を見渡せ、木製の小さなおもちゃから滑り台、ブランコやシーソーなどにお子さんたちが触れることができます。

時間が経つのをつい忘れてしまいそう。心落ち着くひとときが得られる「手づくり木っずAIDA」、長岡・寺泊観光の中に取り入れてみたいですね。

9. 照明寺密蔵院

新潟県の出雲崎(いずもざき)生まれの禅僧である良寛さん。生涯にわたって寺を持たなかった良寛さんは、長岡市寺泊にも訪れています。そんな彼の所縁の地のなかのひとつが、「照明寺密蔵院」。生涯に3度の仮住まいをした場所と言われています。

照明寺境内にある密蔵院は、非常に簡素な趣があり、良寛さんの人柄が偲ばれる建物です。照明寺は1841年に火災に遭い、その際に寺の建物を焼失しました。照明寺本堂は火災後すぐに再建され、密蔵院は1958年に茶屋風様式で再建されて現在に至ります。境内からの拝観は自由ですが、内部見学希望の場合は事前連絡を。

境内には良寛さんの像が建っており、観光客を見守っています。加えて良寛さんの歌碑などもあります。長岡市寺泊観光プランとして、良寛さん所縁の場所を巡ってみるのもありですよ。

10. 西生寺(さいしょうじ)

長岡市寺泊にある、弘法大師の日本最古の「即身仏」を祀ったお寺です。「即身仏」とは、自らの意思で信仰の下に厳しい修行を積んだ僧侶のミイラ仏のこと。弘法大師の即身仏は、霊堂「弘智堂」に安置されており、拝観料を納めて、一般観光客でもその姿を目にすることができます。お参りの際は、ご宝号「南無弘智大士(なむこうちだいし)」をお忘れずに。

また、西生寺には宝仏殿があり、こちらは境内とともに無料で自由に観覧可能。境内は立派な木が生い茂り、荘厳。宝仏殿には、雷獣とされるもののミイラや獣神とされる狼の剥製などが展示されています。珍しいものがたくさん。

そして実は、良寛さまとも関わりがあるのです。1803年に良寛さまが西生寺にも仮住まいをされた際、弘法大師の即身仏にお参りしました。そこで感動した良寛さまが漢詩を残しており、「高智堂」前に案内が出ています。

野積から弥彦山スカイラインに入ってすぐの立地ですので、長岡・寺泊観光の際には一度は訪れたいスポットです。

11. 白山媛神社(しらやまひめじんじゃ)

高台へ登ったところに、長岡市寺泊の港町を見守る神社があります。建立年は不明ですが、諸々の調査で現在は鎌倉時代建立と考えられています。古くから国家安泰、海上安全、地方開発の神を祀った神社として、長岡市寺泊地区の人々に守り神として崇められてきました。

花崗岩でできた鳥居をくぐると、長い石段の参道が観光客の前に現れます。社殿は参道の先にあるのです。二の鳥居をくぐり、拝殿へ。長岡市寺泊の白山媛神社は以前、火災に見舞われた際に再建されています。しかし、拝殿の木材が白っぽく風化した様子は時代を感じさせ、海の町の神社という風情を醸し出しています。さらに高台からは港の景色が。天気の良い日には佐渡島も見えます。長岡市寺泊の人々や、現在では訪れる観光客を御祭神が見守ってくれているように感じられ、ほっと一息。

崇敬していた漁業関係者から1774年から1889年まで奉納された52枚の絵馬は、国指定重要文化財です。境内の、地元漁師が受けた神託により建立されたとされる「二面神社」とともに、寺泊観光の際には一見の価値あり。海の街の歴史に思いを馳せてみてください。

12. みなと公園

寺泊港のほど近くにある公園。海岸と港に挟まれ、少し内陸側に入ったところに広がっています。海風を防ぐための松の木がいたるところに植えられ、その名の通り、海の街の公園という風情があります。

敷地には大きな芝生の広場があり、また場所によってはお子さんが遊べる遊具も。多くの観光客が、寺泊港や魚の市場通りを散策した際に、休憩場所として利用しています。好天の日には、ご家族やカップルで浜焼きなどを購入し公園で昼食、なんていうのもいいですね。

また、毎年夏になると、みなと公園とその周辺で「寺泊港まつり」が開かれます。例年8月6日にみなと公園では郷土芸能や楽器の演奏などの催しが行われ、翌8月7日に長岡市寺泊港と中央海水浴場では海上大花火大会を開催されます。日中は公園を拠点に過ごし、夜は花火大会へ。お祭りの時期に合わせて観光するのもオススメです。

その他に、マラソン大会といったスポーツイベントで賑わうこともあり、まさに海の街長岡市寺泊の多目的公園。観光の合間、またはイベント目的でもよし。ぜひ一度訪れてみてください。

13. のづみの森展示館

「手づくり木っず」からさらに北へ進んだ、弥彦スカイライン通りの高台にひとつの展示館があります。高台からの見晴らしが良く、ウグイスが鳴く緑に囲まれた静かな場所は、長岡市寺泊の海岸沿いとはまた違った雰囲気です。

展示館には著名人の絵画等の芸術作品を展示したギャラリーがあります。片岡鶴太郎氏や石坂浩二氏、工藤静香氏の作品など様々です。喫茶スペースでそれらを眺めながら、観光の合間のひと休憩もできますよ。

また販売コーナーでは、創作作家さんの陶器や彫金アクセサリーなどの素敵な作品が並び、観光客をワクワクさせます。観光のお土産に、お気に入りの品が見つかることでしょう。面する日本海で楽しんだ後に、くつろぎのひと時を。または海沿いのドライブ観光がてら、長岡市寺泊に散りばめられている芸術を巡る旅もオススメです。

14. 野積河川公園

長岡市寺泊のお花見といえば野積河川公園です。日本海沿い野積の高台にある公園では、春にはソメイヨシノが綺麗な花を咲かせます。海と桜のコラボレーションを見に、毎年観光客で賑わいます。日中の晴れた日は、海風を浴びて気分も爽快になりますよ。

また夕日の絶景ポイントでもあります。高台からは日本海を一望でき、そこから眺める夕日は美しいものです。デートスポットとしてもおすすめできます。

長岡市寺泊の観光の1日の締めくくりに、幅広い方々にお勧めの観光スポットです。

◎まとめ

長岡市の港町、寺泊。日本海沿岸ならではの景色やアクティビティ、由緒のある史跡に芸術など、見どころがたくさんある魅力的な観光地です。

長岡観光のベストシーズンは夏のイメージがありますが、実はその他の季節でも楽しめるポイントがいくつもあります。上手に観光スポットを組み合わせて、長岡市寺泊を一年中堪能し尽くしましょう。

山間地域、内陸部、そして日本海沿岸部を持つ長岡市。それぞれの地域に足を運び、特色を比較しながら観光できるのは長岡の魅力です。観光のプランに寺泊を加えたら、長岡をより深く知ることができますよ。

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