春のおでかけにおすすめ!奈良県の桜、鹿、歴史を楽しむ観光スポット9選

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春のおでかけにおすすめ!奈良県の桜、鹿、歴史を楽しむ観光スポット9選

平安遷都以前までは、平城京として日本の首都だった古都である奈良県は、1300年以上の歴史を誇る街です。奈良時代や飛鳥時代などの遺跡が今も残っています。

それらの遺跡を一目見ようと、年中多くの観光客が訪れる奈良県では、平城宮跡で行われる「平城京天平祭」など、多くの春のイベントが行われます。

奈良県は鹿や歴史的建造物が有名だからこそ、春の時期には魅力が増すのです。このページでは春に訪れたい観光スポットを9ヶ所紹介します。

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春のおでかけにおすすめ!奈良県の桜、鹿、歴史を楽しむ観光スポット9選

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1. 月ヶ瀬

出典: ja.wikipedia.org

月ヶ瀬(つきがせ)は、鎌倉時代から多くの人の心を惹きつける自然豊かな山々です。梅林には有名な渓谷があります。月ヶ瀬は、1922年に奈良公園や石川県の金沢市の兼六園とともに、観賞価値が非常に高いと国から評価を受け、名勝地に認定されました。

2月から3月は梅が見ごろで約1万本の梅が梅林に咲き誇ります。また春に咲く約2000本から3000本ともいわれる桜も有名で見頃は4月上旬です。

1969年に京都府との府県境に作られた八幡橋周辺では桜のライトアップも楽しめます。

2. 奈良県

出典: fortherock/Flickr

奈良公園には、東大寺や春日大社をはじめとした、数々の寺社仏閣があります。

広さは660ヘクタールあり、寺社仏閣だけではなく、大学や奈良県庁舎も敷地内にあるほど。公園そのものが、日本の文化や歴史を感じられる奈良県を、そのまま物語ってます。

そして春の奈良公園というと桜と鹿が欠かせません。「ナラノヤエザクラ」という、奈良県では4月半ばから下旬にかけて、県花にもなっている小ぶりで上品な桜が一面に咲き誇ります。

また公園の中にある売店では鹿せんべいも販売されているため、鹿せんべいを食べさせてあげて戯れながら楽しめますよ。鹿と桜をマッチさせた素敵な写真をおさめてみましょう。

3. 若草山

出典: 奈良観光 / PIXTA(ピクスタ)

若草山は高さ342m、広さ33mの別名、三笠山と呼ばれています。季節ごとに自然の美しさを感じられる山々には、多くの鹿がいて触れ合えるのです。また、春には桜、秋には紅葉も楽しめるので旅の思い出の1枚を撮るにも最適です。

美しい景観を楽しめるだけではありません。奈良県ならではの、鹿せんべいを飛ばして距離を競う競技大会も若草山で行われます。それが「奈良若草山 鹿せんべい飛ばし大会」です。

参加者の制限はなく、大人、子供、男女問わずに誰でも参加することができます。毎年1月の山焼きが行われる時期、山開きが行われる3月の下旬、そして5月のゴールデンウィークに開催されています。春先に少なくとも毎年2回開催されていますよ。春の観光のときに訪れてみましょう。

4. 平城宮跡

平城宮跡は、世界遺産にも登録されている奈良の文化財です。120ヘクタールもある広大な場所には「第一次大極殿」などを中心とした観光スポットが点在します。

また、平城宮跡で行われるイベントには注目です。毎年、春に行われる平城京天平祭(へいじょうきょうてんぴょうさい)は必見です。奈良県は710年に藤原京から平城京から遷都され、これまでこの地域を守ってきました。そして、これからも後世に伝えて、守っていってほしいという願いを込めて開催されています。

イベントでは広大な場所に花のアートワーク、体験コーナー、特設ステージで行われる踊りやライブなど盛りだくさん。春の奈良県に観光に行かれるときは、ぜひ、訪れてみてください。

5. 奈良ホテル

奈良県を代表するホテルである「奈良ホテル」。創業は明治42年(1909年)で、100年以上の歴史を誇ります。ホテル内は和と洋の両方の風格があります。春になると玄関先にはシダレザクラが咲きます。ホテルの外観と相まって綺麗な光景を見せてくれます。


もちろん、宿泊も可能です。ですが、宿泊はせずに自由に館内を立ち入ることもできます。また、奈良ホテルは「西の迎賓館」とも言われ、ヘレン・ケラーをはじめとした数々の著名人が宿泊したと記録されています。

ちなみに、奈良ホテルの跡地は、平安時代に皇太子や貴族などが住む門跡寺院として作られました。ホテルの近くには当時の庭園も残っており、古都、奈良の風情ある日本庭園の風景をホテルの近くから楽しめます。

6. 東大寺南大門

出典: Richard, enjoy my life!/Flickr

東大寺南大門は奈良県でも屈指の観光スポットです。天平時代に創建されたもので、平安時代に大風が原因で倒壊してしまいました。現在、現存する門は鎌倉時代に重源(ちょうげん)上人によって、平安時代末期の源平合戦によって焼失した大仏殿と一緒に再建されています。

東大寺南大門は貴重な建造物として、国宝に指定されています。「大仏様(だいぶつよう)」という、平安時代に今の中国に当たる宋から伝わった建築様式を用いています。

門の中には運慶・快慶が作った金剛力士像も建っており、大きな門と力士像の大きさにはどちらも圧倒されることでしょう。東大寺の入口を威風堂々とつかさどる門構えに、あなたも圧倒的なスケールを体験してみてください。

7. 東大寺

出典: Rory Harnden/Flickr

奈良県の有名な観光地の東大寺。全国に建立する国分寺の総本山です。

奈良時代は大陸から影響を受けた文化が花開いたものの、全国で争いごとや疫病、飢饉が絶えず発生していました。

当時の天皇だった聖武天皇は「仏の教えをみんなが信じるようになれば、不安定な政治もやわらぎ、よりよい世の中ができるのでは?」と思い、作ったのが東大寺と大仏です。

また、大仏殿を「金堂(こんどう)」とも言います。平安時代の源平合戦や、戦国時代などにいくさで焼失、再建を繰り返し、現在の姿は江戸時代の僧侶、公慶によって再建されました。その後、明治と昭和の大修理も行われています。

8. 手向山八幡宮

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手向山八幡宮(たむけやまはちまんぐう)は、東大寺の守護を目的としていることから「鎮守八幡宮」とも呼ばれていました。豊前国(今の大分県)にある宇佐八幡宮を守り神としています。

749年に創建され、当初は平城宮の南側にある梨原宮にあったのですが、後に東大寺大仏殿の南側に遷宮されています。それから、源氏と平氏の合戦があった1180年に焼失してしまいます。

しかし、源平合戦が終わったあとに再建。鎌倉時代の執権、北条時頼の力によって1250年に現在の地に作られました。

手向山八幡宮は紅葉が有名なスポットですが、春にはソメイヨシノが咲くお花見スポットで、例年、4月の初旬には満開になります。歴史の波を超えてきた手向山八幡宮の風情を感じながら、桜を楽しんでみてください。

9. 吉野山

出典: Reginald Pentinio/Flickr

平安時代、修験道の開祖、役行者が信仰の対象として植えられた桜が大規模なスケールで咲く吉野山。

約200種類の桜は山の下から山の上へと順番に開花し、春には夜桜のライトアップも楽しめます。その豪華な姿は優美で、「一目千本」とも言われています。

吉野山の周辺には世界遺産にも登録されている修験道のお寺、金峯山寺(きんぷせんじ)や吉水神社もあります。修験道が集まる宗教都市でもあり、南北朝時代には南朝の首都でした。

◎まとめ

国宝や世界遺産に指定された建物が多い点在する奈良県は、古くから日本の歴史に深く関わってきました。

春の季節には美しく咲く桜と一緒に、奈良県の古代から中世、そして現代の歴史に触れながら、観光地を巡ってみてくださいね。

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