神奈川・大山の観光スポット16選!おすすめの名所をご紹介!

画像出典:kazukiatuko / PIXTA(ピクスタ)

神奈川・大山の観光スポット16選!おすすめの名所をご紹介!

大山(神奈川)の観光ポイント、注目ポイントを徹底紹介!

神奈川県西部にある大山(おおやま)は、高尾山や御岳山などと並ぶ東京近郊の日帰り登山スポットとして人気の山。厚木、伊勢原、秦野の3市にまたがり、丹沢大山国定公園に含まれています。

古くから山岳信仰の対象として庶民の支持を集め、江戸時代には「大山詣り」がブームに。山の神、海洋の守り神など、人々の暮らしや産業にかかわりの深い神様を御祭神とし、現在も大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)への初詣には多くの参拝客が訪れます。

標高1252mの頂上からは富士山や江の島、遠くは東京都心のビル群まで一望。大山ケーブルカーを利用して山の中腹まで行けることや、都心からのアクセスの良さ、紅葉や夜景を楽しめる観光スポットとしての魅力も多いことから、登山初心者や観光目的の人々にも広く親しまれています。

目次

神奈川・大山の観光スポット16選!おすすめの名所をご紹介!

目次を閉じる

1. 大山阿夫利神社

下社

出典: degu66 / PIXTA(ピクスタ)

ケーブルカーの終点、阿夫利神社駅を降りて参道を歩いていくと大山阿夫利神社下社に到着。相模湾や三浦半島を一望できる標高696mからの大パノラマは、2015年のミシュラングリーンガイドで2つ星を獲得したほど。天気が良いと本当にすがすがしい景色を堪能できますよ。

境内には、拝殿、お守りや御朱印などの受付所があり、休憩所「参集殿」では大山名物きのこカレーなどが食べられます。地下には神泉といわれる大山名水が湧き、パワースポットとしても人気。ぜひ大山のパワーをもらって運気を上げましょう。ここから本格的な登山コースが始まりますが、神社脇にある登拝門をくぐって進む本坂コース、県東部から東京方面の眺望が楽しめる見晴台ハイキングコースなどがあります。

社務局

大山のシンボル的存在ともいえる 大山阿夫利神社。山腹には下社が、山頂には本社がありますが、大山ケーブル駅より手前のエリアにあるのがこちらの社務局。

祈祷の受付などを行っているほか、敷地内には能楽殿もあり行事に使用されています。毎年8月27日から行われる秋季例大祭では、御霊を下社から社務局へ神輿で担ぎ下ろしてくる「おくだり」が、秋の火祭薪能では能や狂言を見ることができますよ。裏山には樹齢400年の大山桜が植えられ、花見の観光スポットとしても人気です。バス停「社務局入口」から徒歩すぐ。

また、周辺には大山名物の豆腐料理店などがあり、観光や登山後のランチにもおすすめです。

大山阿夫利神社本社(山頂)

出典: takashi / PIXTA(ピクスタ)

標高1252m、ついに大山の山頂に到着!相模湾や富士山、東京方面や房総半島までぐるりと見渡せる絶景は大山登山の醍醐味。大山阿夫利神社の山頂本社や売店などがあり、大パノラマを眼下に食事や休憩を楽しめますよ。

本社には主祭神である山の神様「大山祗大神」のほか、前社には水の神様「髙おかみ神」が、奥社には雷神様「大雷大神」が祀られています。

2. こま参道

出典: たれわんこ / PIXTA(ピクスタ)

バスの終点から大山ケーブルカー駅までの間の700mほどが、「こま参道」という土産店街になっています。道幅の細い参道沿いに大山名物のこまや豆腐の店が並び、週末や休日には観光客で大にぎわい。

開運ストラップが人気のこま屋「金子屋支店」や、こんにゃく、きゃらぶきなど手造りの山の幸を販売する店、おせんべい屋さんなど、大山ならではの文化や食べ物に出会うことができますよ!大山観光のおみやげを調達しちゃいましょう。

3. 茶湯寺

出典: たれわんこ / PIXTA(ピクスタ)

こま参道から西側の渓谷を渡ったところにある浄土宗の茶湯寺 (ちゃとうでら)。正式名称は「誓正山 茶湯殿涅槃寺」と言います。本堂に横たわる涅槃像は彫刻としては日本では珍しく、市の重要文化財にも指定されています。

茶湯寺は「百一日参り」という慣習で有名です。亡くなった人が死後100日目にきちんと成仏できたお礼として、101日目に家族がここを参拝しお茶湯で供養するというもの。行き帰り、参道で故人に似た人を見かけるという言い伝えもあるそうですよ。

4. 大山ケーブルカー

出典: Phoenix06 / PIXTA(ピクスタ)

大山観光のシンボルともいえる大山ケーブルカー。山麓駅である「大山ケーブル駅」、中間にある「大山寺駅」、そして山上の「阿夫利神社駅」の3駅を結んでいます。大山ケーブル駅から阿夫利神社駅まではわずか6分!より手軽に登山を楽しみたい方や、参拝や観光の際の足として親しまれています。

季節の行事やイベントも開催されており、紅葉シーズンのライトアップと夜景のコラボは必見。観光、デートにもおすすめですよ!運行は20分間隔、営業時間は公式サイトなどで確認してくださいね。

5. 男坂/女坂

出典: ビンゴ・トリミン / PIXTA(ピクスタ)

ケーブルカーは使わずに全行程歩きたい!という元気な方は、同じ区間を歩いて登ることもできます。山に向かって右側が男坂、左手が女坂。女坂の途中には大山寺があります。

男坂は、看板に「きつーい男坂」と書かれているだけあり、急勾配に段差の大きい石段が続きます。大山阿夫利神社下社までは約35分。女坂も急階段が多く、上り下りとも足元に注意が必要です。足腰にあまり自信のない方や小さなお子様連れの場合、無理せずケーブルカーを利用しましょう。

6. 雨降山 大山寺

出典: jooko3 / PIXTA(ピクスタ)

大山を代表する観光スポットでもある 「雨降山 大山寺(あぶりさん おおやまでら)」。東大寺の創建で知られる良弁(ろうべん)が755年に開山した、歴史の長い華厳宗のお寺です。もともとは神仏共存の考えから阿夫利神社と一体でしたが、明治時代に下社から現在の位置に移動されたのだそう。

弘法大師から伝えられたお護摩祈祷は、護摩木を燃やして厄を払うという修行法。大願成就や開運を願う人はぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。また、崖下に土器を投げる「かわらけ投げ」というユニークな厄除けも。大山観光やデートの目的地としても楽しめそうです。

7. 本坂コース(表参道)

出典: takashi / PIXTA(ピクスタ)

大山阿夫利神社下社の左脇にある鳥居をくぐると、大山の登山コースで最もポピュラーな本坂コースがスタート。表参道とも呼ばれています。山頂までは約90分、足場は石段になっていたり勾配のきつい箇所もあります。初心者の方やお子さん、年配の方と一緒の場合などは無理せずペースを整えながら登ってくださいね。

本坂まで1時間ほどで合流する「カゴヤ道」は、階段が少なく本坂よりも歩きやすいので、体力に自信のない人にはこちらもおすすめ。コース途中にはいくつか見どころもあるので、ご紹介します。

◆夫婦杉(8丁目)

出典: あきら / PIXTA(ピクスタ)

幹の根元でくっついている2本の杉。樹齢は5~600年ということで、夫婦やカップルで一緒に見ると縁起が良さそうですね。

◆牡丹岩(14丁目)

たまねぎ石とも言われ、岩が3つに割れてボタンのような玉ねぎのような層になっています。山道と一体化しているので注意して見てみてください。

◆天狗の鼻突岩(15丁目)

出典: commons.wikimedia.org

道の脇に、人の手が入るぐらいの穴が開いた岩があります。天狗がうっかりその長い鼻をついてしまったことが名前の由来だそう。

◆富士見台(20丁目)

出典: ヒロ難波 / PIXTA(ピクスタ)

その名の通り、富士山を望むスポット。丹沢や箱根の山々も含め、天気の良い時には四季折々の山の表情を楽しむことができます。

8. 見晴台コース

下社の売店の脇道を進むと、二重の滝や見晴台などを通って大山山頂を目指す「見晴台コース」になります。見晴台から山頂までの「雷の峰尾根」は岩場や急な道もあるので、油断せずに進んでくださいね!

◆二重社、二重の滝

出典: 八ヶ岳の風 / PIXTA(ピクスタ)

下社から見晴台の途中にある二重社は大山阿夫利神社の摂社で、「高おかみ神 (たかおかみのかみ)」という水の神様がまつられています。二重の滝と併せ、日頃の悩みを洗い流し心を浄化してくれるパワースポットとして観光客にも人気。モヤモヤしている人はこちらで心身を清めてから山頂へ。大山のパワーをより一層吸収できるかも?

◆見晴台

出典: okapi

下社から1.3kmほどの所にある見晴台からは県東部や北部、東京方面の眺望が開け、雲がないと新宿の高層ビル群まで見えるんです!テーブルと椅子もたくさん設置されているので、週末や休日などはランチや休憩スポットとして大盛況。大山山頂までは1時間強です。

9. ヤビツ峠

出典: chaba / PIXTA(ピクスタ)

丹沢の南北を結ぶヤビツ峠。戦国時代、武田氏と北条氏が戦った戦場でもあり、矢をしまう容器の「矢櫃(やびつ)」が出土したことが地名の由来という説もあります。大山や塔ノ岳への登山口、下山コースの拠点として利用する人も多く、神奈中バスが秦野駅との間に路線バスを運行しています。車でのアクセスの場合、駐車場の収容台数が30台ほどなので、観光や登山客で混雑する休日は注意。

また、峠の手前にある菜の花台展望台は神奈川でも屈指の夜景スポットとして有名。若者やカップルのデート観光で人気ですが、日中や朝夕どの時間帯でも大山周辺の素晴らしい眺めが楽しめるので、終日にぎわっていますよ。

10. 護摩屋敷の水

出典: トシコユルギ / PIXTA(ピクスタ)

ヤビツ峠から徒歩30分ほどのところにある名水スポット。護摩屋敷(修行場)で修行をおこなう山伏がこの水で身を清めていたことが、名前の由来と言われています。

日本100名水に選ばれている秦野の湧水の中でも特においしいと評判で、ペットボトルやポリタンクを持参し水を汲む住民や観光客の姿が絶えません。特に遠方の方はなかなか訪れる機会の少ない場所なので、登山や観光で大山に来た際はちょっと足を延ばして名水を味わってみてください。

11. 弘法山公園

出典: ja.m.wikipedia.org

秦野駅と大山、丹沢山の間には、標高500mに満たない小さな山が点在。浅間山、権現山、弘法山の3つの低山にかかる弘法山公園は、秦野市街と富士山が見える展望スポットもあり、週末観光におすすめ。春には桜の名所としても人気です。この3つに吾妻山をプラスし鶴巻温泉まで歩くコースは、観光がてらの散策や気軽なハイキングコースとして親しまれています。

また、念仏山、高取山、みのげ分岐、ヤビツ峠を通って大山山頂を目指すコースも人気ですよ。

12. はだの・湯河原温泉 万葉の湯

大山登山や観光の後、秦野駅へ下りる方はぜひこちらの日帰り温泉へ!人気チェーン施設だけあって館内設備も充実。湯河原から毎日運輸されるお湯を楽しんでください。筋肉や関節の症状や、疲労回復に効く泉質です。秦野駅から徒歩10分ですが、無料のシャトルバスあり。疲れてもう歩きたくないという方も安心です。

13. 鶴巻温泉 弘法の里湯

出典: StarOrion / PIXTA(ピクスタ)

鶴巻温泉駅から徒歩約2分という好立地にある「弘法の里湯」。露天と内湯で異なる源泉を持つ市営の日帰り入浴施設です。大広間や食事処もあるので、大山登山や観光のあとのリフレッシュにおすすめですよ。

14. 日向薬師(ひなたやくし)

出典: ja.wikipedia.org

大山の東側の麓にある日向薬師は、日本三大薬師にも数えられており、平安時代に霊場として栄えた規模の大きな寺院。本堂や薬師如来像は国の重要文化財にも指定され、特に「木造薬師如来及び両脇侍像」は、1年のうち特定の日にしか公開されない秘仏。仏像ファンはぜひ観光に訪れてみてはいかがでしょう。

周囲は木々が生い茂り、森林公園やキャンプ場、釣り場などが点在。家族や仲間でのアウトドア観光にもおすすめですよ。大山登山、下山ルートにも利用され、見晴台までは約1時間、大山山頂までは2時間強の距離です。

15. 大山フィッシングセンター

マス、ヤマメなどの渓流釣りが楽しめる休日観光にぴったりのスポット。バーベキュー場が併設されているので、釣った魚をすぐに焼いて食べられます!県道611号線を大山に向かって進むと、伊勢原カントリークラブを過ぎたあたりで案内看板が出てきます。

16. 伊勢原温泉 ニュー天野屋

伊勢原温泉の観光ホテル「ニュー天野屋」は、昭和32年から続く老舗宿。日帰り入浴は午後9時まで利用できるのでとっても便利。アルカリ性単純泉で、登山観光やハイキングの疲れを回復するのにぴったりですよ。大山山頂から下山コースとして日向薬師を通る方は、ぜひ帰りに汗を流しに立ち寄ってみてください。日向薬師のバス停から伊勢原駅行きのバスで約6分です。

◎まとめ

都心や隣県からのアクセスも良く、観光地、初心者向けというイメージも強い大山ですが、実際に登ってみると意外と大変、という声もあります。体力作りや富士山登山の足慣らしとして登る人も多く、経験を積むには良い山ですが、山頂を目指すのであれば服装や靴などしっかり装備を整えて行きましょう。大山の麓には旅館や料理店、土産店も充実しているので、宿泊してじっくり大山の魅力に触れるのもおすすめですよ。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

大山でおすすめの記事

大山のアクセスランキング