宮崎の山深く広がる秘境!柳田國男も愛した椎葉の観光名所16選

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宮崎には観光すべき素晴らしい場所がたくさんありますが、その中でも、興味深い魅力を放つのが椎葉です。椎葉は秘境とも言うべき緑多き大自然に身を置くことができ、古の空気を未だ色濃く残す観光名所として人気があります。そして椎葉は日本の歴史を語る上でも欠かせない場所です。

それは平家の台頭から勢力が源氏へ移る時代辺りまで遡ります。壇ノ浦の戦いで敗れ落ち延びた平家の武士達が、隠れ棲んだのがこの椎葉なのだとか。また、民俗学研究の祖・柳田國男が訪れた経験を元にした著書があることでも知られています。

今回は椎葉の歴史と関わりある場所や、美しい自然を堪能できるおすすめの観光場所をご紹介します。

1.八村杉

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遥か昔、源氏と平家が存在していたころにまで遡ると八村杉の歴史が見えてきます。

八村杉は国指定天然記念物で、今は周りの巨木も十根川重要伝統的建造物群保存地区としても特定されています。国内2番目の高さ、国内4番目の根回りを持つ八村杉は椎葉の代表的な観光スポットです。観光の際は十根川神社と共にこちらを写真に収めに行きましょう。

壇ノ浦での歴史に残る戦いの後、たくさんの平家の残党が椎葉村に住み着いたと言われており、平家落人の言い伝えが今も残ります。言い伝えと言えば、同じく源氏と平氏が相まみえた屋島の戦いで、船上の扇の的を射落としたことで有名な弓矢の達人「那須与一」。その那須与一の弟「那須大八郎宗久」がこちらの八村杉を植えたと言うのが定説になっています。源氏・平家好きな人も心躍る場所と言えるでしょう。

椎葉のおすすめの観光スポットである八村杉は、樹高54メートルの真っすぐな樹木である見栄えの良さと、推定樹齢800年の威厳を兼ね備えた素晴らしい杉です。周辺にあるイチイガシやトチノキ等も一緒になり、存在感を持った森を作り上げています。神社の聖なる力も受け取ったような、神秘的な白い木肌を持った八村杉。たくさんの人々を今も魅了する椎葉の観光名所です。

2.大久保のヒノキ

椎葉観光に来た人達も驚くような、素晴らしい樹木が椎葉にはあります。ぜひとも名木の観光ツアーへ出かけましょう。国道265号の分岐点から約4キロの所に、大久保のヒノキは鎮座しています。こちらも国天然指定記念物になっています。八村杉と同じく推定樹齢800年の大久保のヒノキの貫禄は、一見にしかずです。

樹高は32メートル、大久保ヒノキの特徴は、まるで今にも動きだしそうな躍動感を感じる枝幹。樹幹から天へ向かって伸びたたくさんの枝が、まるで千手観音を思わせるような神々しい広がりを見せます。遊歩道は整備されており、観光の際も近距離でさまざまな角度から眺めることが可能です。うねりを伴った枝は物言わずとも圧倒的な生命力を感じさせます。

八村杉でその大きさに圧倒され、大久保のヒノキでその不思議な形状を楽しみましょう。椎葉が誇る日本一の大檜をゆっくりと観光できるよう、駐車場・お手洗いが私有地ながら完備されています。

3.鶴富屋敷

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椎葉村から約5分、耳川沿いにあるのが椎葉に来たなら立ち寄りたい観光名所、鶴富屋敷。那須家住宅と呼ばれ重要文化財になっているのがこちらの鶴富屋敷です。寄棟造りの屋根が特徴で、今は銅板葺きですが、昭和38年より前は茅葺き屋根でした。建物の全長は約25メートルあり、勾配の強い場所が多いこの土地に適した造りとなっています。この地は那須大八郎と鶴富姫のラブロマンスの伝承が有名です。

壇ノ浦の戦いで生き延びた平家の落人達を残らず討ち取るため、源頼朝から命令を受け椎葉にやってきた大八郎でしたが、これからの生活を安定させるため懸命に農作に励む彼らを目のあたりにしました。その結果、嘘の報告をすることで彼らを救い、自らもまた穏やかに生きていこうと椎葉の土地に屋敷を建てたのです。それがこちらの鶴富屋敷だと言われています。鶴富姫と出会い、敵同士ではありましたがお互いに惚れ合い、村人の祝福の中2人は結ばれました。

しばらくは幸せを満喫した夫婦でしたが、帰還せよとの命令が下されてしまい、2人は離れて生きるしかありませんでした。この時大八郎は、生まれた子が男なら大八郎の元へ、女なら鶴富姫が育てるよう言い残し、戻っていきました。出産したのは女の子。愛情を注ぎ、鶴富姫は良い母親になったと言うことです。仲睦まじい2人のエピソードがほほえましい、椎葉の観光スポットです。

4.十根川神社

見る椎葉の観光場所と言えば、やはり神社は外せません。十根川神社は縁結びのパワースポットとして知られており、たくさんの観光客が訪れます。元々は那須大八郎の陣屋跡であり、椎葉と言う土地名は、大八郎が椎の葉で拠点となる陣地を作ったためと言われています。集落の中心にあることからもわかるように、多くの文化を継承する拠点となっています。

国指定重要無形民族文化財にも指定されている、十根川神楽が毎年12月に開かれます。狩猟や焼畑等の山での暮らしを唄教等で表現します。可能であれば、椎葉観光にて参加する際には焼酎2升から3升、または3000円~5000円程度のお祝いを持って行きましょう。このお祭りにおいての慣習になっているので、地元の人々とこの神聖なお祭りを楽しめるきっかけになるでしょう。ちなみに椎葉村は26区に分かれています。そして全ての区ごとに違った特徴を持った神楽が残っているのです。幾度訪れても魅力を発見できる、素晴らしい椎葉の観光名所です。

また、神楽と同等に臼太鼓踊りも盛んです。十根川神社では毎年11月頃、平家祭りと同時期に行われ奉納されます。十根川神社は秋にイベントが盛りだくさんですから、観光予定の方はぜひこの秋辺りをオススメします。

5.十根川重要伝統的建造物群保存地区

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椎葉の十根川集落辺りでは、少数ながら貴重な建築物がんでおり観光者の興味を引きます。森林下生い茂る緑の中にある建物群は、離れてみる景色からしてまさにッ椎葉の秘境。椎葉観光に訪れる人々を魅了します。この地域に見られる独特な建築様式は椎葉型と言われ、石垣も重なって美しい景観を作り出しているのです。

主屋が土間・居間・客間・仏間が一列平面形式で並んでおり、これこそが椎葉型建造物の特徴。すぐ隣には馬小屋があり、また万が一の火災等の時には被害を最小限に食い止められるよう、木造倉が少し離れた所に建てられているのも椎葉観光の際に意識したいポイントです。まさにタイムスリップしたかのような光景が広がりますが、今でも変わらずに人々が暮らしているのに驚かされます。

美しい石垣、村の人々のコミュニティを象徴するように随所に見られる石段、石の門が椎葉観光に訪れる人の情緒を掻き立てます。建物周辺の道は細いので歩く際には注意が必要。扇山・たかつごう山・鳥の霧山・高隈山等、山々に四方を囲まれたこちらの場所は、ただただ見るだけでも価値のある椎葉の観光スポットです。

6.椎葉厳島神社

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厳島神社は全国に数多く存在します。その数は500にも及び、椎葉にも鎮座おり、観光名所となっています。。それがこちらの椎葉厳島神社になります。椎葉厳島神社のご祭神は2柱。日本神話には水の女神として登場するイチキシマヒメノミコト、暴れん坊ながらヤマタノオロチ退治を成し遂げ、ヒーローへと逆転したかの有名なスサノウノミコトがこの地を見守ります。

那須大八郎と鶴富姫が結ばれたことからもわかるように、大八郎は破れ追われる身となった平家の者達には敵意無く、哀れみの心を持っていました。すでに争う意思の見られなくなっていた彼らを救い上げるため、椎葉厳島神社が建立されたのです。本殿・幣殿・拝殿・手水舎・授与所等から成り、幾度か改修や再建をしたのもあり美しい朱色の壁や柱を至る所に見ることができます。

敵同士であった大八郎と姫が結婚したエピソードにあやかろうと、全国から椎葉へ縁結びを願う観光客が集まります。授与所にはさまざまな商品が販売しており、源平お守りも良縁や子宝等に徳のあるものとされ置かれています。心温まる伝承の多い椎葉の観光スポットに、ぜひお参りに来てください。

7.椎葉民族芸能博物館

椎葉厳島神社まで来たら供に寄ってもらいたい観光場所がこちら、椎葉民族芸能博物館です。ここでしか見られない、貴重な椎葉の民族文化等を保存または観光もかねて伝承する目的で建てられました。木製の看板が掲げられるのは頻繁に椎葉村で良く見られる石垣の上。施設自体も民家を意識しており、地上4階、地下階の伝統的な造りになっています。

椎葉村では的射、臼太鼓、神楽等1年に渡ってさまざまな催し物が行われ、観光客も足を運びます。また民族音楽もひえつき節等たくさんの種類があり、こちらでは人々の生活の様子と共に紹介されています。神楽に使われる御幣や的射の道具等も展示されているので、お祭り前に学んでおくと椎葉観光がさらに楽しくなるでしょう。館内を埋め尽くす500もの展示物は、さまざまなカテゴリがあります。山伏の帽子や狩猟の様子の再現が見られるかと思えば、ショウロウダナや正月飾りのメーショウ等、芸術的とも言える品々を鑑賞することできます。

海外の観光客にもぜひ訪れて欲しい場所でもあります。展示物の説明文は英語・中国語・ハングル等の訳がついています。これはアジア諸国との比較を意識して行っているためです。椎葉民族芸能博物館はアジアの芸能文化を取り扱う専門博物館としての顔も持っているのです。アジア地域に扉を開く博物館として、外国人観光客にも恵まれている椎葉が誇る施設です。

8.扇山

椎葉村観光に来たのなら、村を囲む山々にも目を向けてみましょう。扇山は椎葉を代表する有名な観光名所。九州山地国定公園の中央に位置しており、1661メートルの高さがあります。冬には自然の厳しさゆえ静かなたたずまいになりますが、毎年5月には山開きします。村人だけでなく外からも暖かくなるのを待ちわびた人々が訪れます。観光の際、登山に訪れる人も少なくありません。

国道265号線で椎葉まで行き、県道142号線でしばらく車を走らせると登山口に到着。曲がりくねった道を上りながら、コフウロやホウズキ、その他時期によって多くの植物を目にすることができます。また第一名所の岩場での景色は見晴らしが良く、素晴らしいものです。扇山山頂では隣接する向坂山、国見岳、上福良山等を一望することができ、椎葉村観光とはまた違った趣を感じることができます。

1661メートルと高すぎない山は登山に熟達していない初心者にも登りやすく、それもまた観光客が集まる理由の1つです。日帰りコースや長期滞在コースもあり、レベルによってさまざまな楽しみ方ができるのが扇山の魅力となっています。

9.国見岳

さらに椎葉周辺の山々を見て行きましょう。熊本県と宮崎県の県境辺り、九州山脈の真ん中にあるのが国見岳。高さは1739メートルで、実は近くに小国見岳と言われる1708メートルの小山も存在しています。宮崎県内2番目の標高であることから、観光客、登山家からの人気も高い観光名所です。そして登頂の際に望むことのできる山数は多く、九州一とも言われているのです。

山開きをすれば大変に人気のある椎葉の観光場所へ様変わりをする場所でもあり、椎葉へ観光がてら登山も挑戦する人多数。ナラ、ブナ、モミ、ヒメシャラ等の樹木が立ち並び、良い天候に恵まれれば九州山地の脊梁とも呼ばれる国見岳ならではの景色が眼下に広がります。また尾前渓谷の源流が麓にあり、流れ込む耳川は生物達の営みの拠り所となっています。この美しい水が続く尾前集落~堺谷間は渓流の女王と呼ばれるヤマメの棲息地として有名です。観光だけでなく椎葉では釣りのポイントとして訪れる人もいます。

椎葉ならではのダイナミックな自然に囲まれ、観光だけでなく谷を渡る登山コースもある等、さすが日本300名山の1つである国見岳での登山は最高です。厳しくも暖かいこの地が奏でる高山流水の世界観を、椎葉観光の際は自らで確かめに訪れてみましょう。

10.松尾の大イチョウ・松尾掛庄屋跡

椎葉はとにかく自然の中に見どころの多い観光場所です。それは山中にある樹木だけではありません。村中の至る所に存在すると言って良いでしょう。椎葉村松尾の松岡家の屋敷内にあるのが松尾の大イチョウです。昭和44年に天然記念物に指定された樹木で、高さ約31メートル、根周りが約5メートルと言う大きさは多くの椎葉へ足を運んだ観光客を見上げさせます。

樹齢は推定700年。イチョウですから秋の紅葉を楽しむのが最もですが、この木は学術上にも優れた落葉樹。空中に伸び出す根・気根がこの大イチョウのようにたくさん見られることは稀であり貴重な存在。1年を通して訪れてみたい椎葉の観光地と言えます。
松尾の大イチョウの前には庄屋跡があります。かつては松岡家が代々棲み、たくさんの馬を所有しその栄華を極めていたようです。それからずいぶん経った後も宿として使用される等していました。なんと民俗学のパイオニア・柳田国男も宿泊した場所であり、彼が著した後狩詩記は椎葉の諸所を巡った経験が多く生かされているそうです。民俗学に明るい人には特に心弾む椎葉の観光名所と言えます。

観光客も知識が得られるように大イチョウのすぐ近くには標柱や案内板等が立っています。今に至った経緯やかつての歴史等が書かれ、知識を得ながら椎葉観光に訪れた人々が楽しめるようになっています。

11.仲塔渓谷

椎葉では神秘的な程美しい自然の中に生きているのを感じることが多いでしょう。五ヶ瀬町役場から国道265号線を五ヶ瀬渓谷方面へ向かい、さらに南下した所にあります。中塔渓谷は、地下で数十年から数百年もの長い時間をかけ冷めながら固まった花こう岩が、耳川・十根川の水流の力で削られ、現在の姿を見せるに至っているのです。

仲搭渓谷の景観は、とても長い歳月をかけて形成されました。この地は花こう岩や石灰層が主となり、古くから鉄鉱が採れる場所でもあります。土地柄、モミやヒメシャラ等の広葉樹が多く見ることができ、その神秘的な山肌を1年中美しく彩ります。他にも岩ツツジを春、ネムノキを初夏にこの辺りで見つけることができます。そして秋の観光は特にオススメです。素晴らしい紅葉が観光客の目を楽しませてくれます。

ドライブすれば、山肌を見ているだけで非日常に移れるような、それでいて心なごませる風景が素敵な観光場所です。

12.上椎葉ダム

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ここで椎葉の観光場所の中でも、日本のダムに影響を与えた上椎葉ダムをご紹介しましょう。1900年代初め、九州の中でも椎葉は、そして特に耳川地域は道が悪く、良い環境とは言えませんでした。しかし現代化の波は椎葉にも訪れ、1933年に遅まきながら椎葉村と日向市間を繋ぐ道が開通。これをきっかけに、生活を豊かにするための電源開発の計画が推し進められることになります。

この椎葉で行われた工事は完成まで大変に難儀しました。輸送路等の条件の悪さ、位置を変更せざるを得ない程岩盤の質が悪かった等、数々の困難が降りかかりました。さらにダムが完成するまでに105名が亡くなっており、文字通り命を賭けての大事業だったのです。

1955年に完成した上椎葉ダムは、日本で初めてのアーチ式コンクリートダムとして歴史に名を刻むことになりました。また、今でこそ他に追い抜かれていますが、作られた当時は日本初の100メートル越えのダムとして注目されたのです。椎葉の観光名所はこうしてたくさんの辛苦を乗り越え出来上がったものでした。辺りを彩る山々の緑と、ダムの無機質さが美しく不思議な眺めを作り出しています。ダム水源地環境センターからダム湖百選に選ばれており、その景観を見ようと多くの観光者が訪れます。

13.中瀬淳氏亭

日本を代表する民俗学者、柳田國男と椎葉は実は深い繋がりがあります。そして観光場所としての理由があります。それを語るには、こちらの中瀬淳氏亭の存在は外せません。柳田國男はさまざな著書を残しています。例えば題名通り石神について掘り下げた石神問答、岩手県の遠野を中心として伝承・民話を集めた遠野物語等がありますが、その中でも後狩詞記は日本民俗学の草分けとしての第一歩を飾った名著です。そして後狩詞記は柳田國男が椎葉を訪れた時の経験を元に書かれています。s

中瀬淳氏は当時の椎葉村の村長であり、村を柳田氏が訪れ、松尾の松岡宅で一晩過ごしたその後は、調査を終える数日間、村内の案内役を担いました。焼畑跡地における農業の可能性の有無を、優れた農政学者である柳田氏とこの地を治める村長である中瀬氏が二人三脚で調査。価値ある情報を手に入れ帰京しましたが、柳田氏が探求心をそそられたのはそれだけではありませんでした。実は猪狩りに興味を示していた彼は、手紙をもって中瀬氏から狩りについて事細かに質問。それに中瀬氏が答えると言うことが幾度かあり、これらをまとめたのが後狩詞記だったのです。椎葉の魅力に憑りつかれたのは、後世にまで名を残す研究者となる彼にとって運命だったのかもしれません。

中瀬淳氏亭の敷地内には民俗学発祥を伝える石碑が建てられています。椎葉村と言う秘境は柳田の原点であり、その後の民俗学研究の礎となるものでした。椎葉観光に訪れる際は、柳田國男が愛したこの地を、石碑を見ることから始めても良いかもしれません。

14.御池

平家の落人が隠れ棲んだと言われる椎葉には、伝承話がある場所が数多くあり、観光場所となっています。その1つが御池です。熊本県五家壮と椎葉村の県境にある白鳥山を巡る上でぜひ観光しておきたい名所です。役場等のある村の中心地からは、車で90分程かけて御池登山口まで行くまで必要があります。壇ノ浦で敗戦を期した平家の武士達は、やっとの思いで椎葉にたどり着き、白鳥山に御池辺りに陣を構えました。

それからどれくらい経ったか、あくる年の3月、こぶしや桜等の花々が山肌を覆いました。見張り役はこの壮麗な景色を白旗と見間違えてしまい、大量の源氏軍が攻めてきたと皆に伝えました。それを知った残りの残党達は、今の我々では勝負にならず、逃げるかここ椎葉で最期を遂げるしかないと覚悟を決めたのです。そして落ち延び生き残れそうな者は実行し陽の当たる時を待つこと、訳あって覚悟を決めた者は御池で自害したと言われています。

悲しい逸話の残る御池。モミやナラの木が茂る自然の状態の林の中にあり、つわものどもが夢の跡、と言ったところでしょうか。今では穏やかな雰囲気のある椎葉の観光名所となっています。

15.椎葉村物流センター・平家本陣

さて、椎葉内のたくさんの美しい場所を観光したら、今度は美味しい食事や素敵なお土産をゲットしたいですよね。椎葉に棲む人々のさまざまな努力や工夫が、椎葉を活性化し、この地を思い出深い観光地として認識させるに至っています。平家本陣は、椎葉の味覚を堪能できるレストランと、椎葉観光協会がさまざまなお土産を用意している物産センターからなっています。

椎葉では蕎麦を栽培していますが、穫れる量は決して多くありません。その貴重な蕎麦粉を使用した、蕎麦が主役の椎葉蕎そば定食がとても人気です。ここでしか味わえないメニューの上、1食ずつ手打ちで作るため提供できるのは、1日わずか20食。粘りがあり蕎麦の強めの香りが楽しめるのが特徴です。シソの仲間である臭木を使った料理もあるので、椎葉観光の印象に残る椎葉料理を楽しめます。

物産センターでは、椎葉の特産品や工芸品が置かれ、観光者の思い出作りを後押しします。こんにゃく・はちみつ・乾物・漬物等、山の幸に恵まれている椎葉ならではの商品が豊富。観光の際にぜひ購入してみて下さい。気にいった商品は、ネットショップでも購入可能です。観光から帰っても椎葉の味が恋しくなった時には利用してみましょう。

16.旅館・奥日向

椎葉の偉人に愛された奥深い歴史を知るなら、宿泊施設を利用してみましょう。柳田國男もいつか見た景色を、眺めながらゆっくりと過ごせたら最高ですよね。観光の際の椎葉のおすすめの宿と言えばこちら、奥日向。場所も村役場の隣と椎葉村の中心地にあり、交通の便が良いのが嬉しいですね。

宿から見える景色もまた、椎葉ならではのもの。村の中心ながら、美しい耳川が眼下に広がる素敵なロケーションが自慢です。気分に合わせてお部屋は和と洋から選べます。実は1階は食堂になっており、昼間は食事と一時のくつろぎを求める人で賑わいます。ちゃんぽんやかつ丼等、ボリューミーなものが人気です。観光者だけでなく、仕事の合間に立ち寄る人も多いです。

そしてその他の部分は旅館として使われ、食事処と宿泊施設の2つの顔を持つ施設となっています。洋室が4部屋、和室が6部屋となっており、食堂と同じく窓からは耳川を眺めることができます。渓谷のすぐ上にある環境を十分に活かした造りであり、黄色の壁肌が特徴の旅館です。しばらく滞在して椎葉観光をする際はぜひ予約しましょう。

◎まとめ

椎葉の観光名所をご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?椎葉の地一帯が歴史のロマンに溢れており、非日常の体験ができるのも魅力と言えそうです。神秘的な椎葉の景色は、平家の者達も遥か昔に見ていたもの。今と昔が交差する良きこの村にぜひ観光に訪れてみませんか。

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