集めに集めた秘境椎葉村のお土産13選~宮崎の忘れられない味も~

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集めに集めた秘境椎葉村のお土産13選~宮崎の忘れられない味も~

日本三大秘境の1つとされている、宮崎県椎葉村。宮崎県の内陸部に位置し、村内の約96%を山林が占め、1000m以上の九州山地に囲まれた山里です。宮崎市からは、ひむか神話街道経由で車で約3時間のアクセスですが、近年、世界や日本の注目を集めている地でもあります。2015年12月には、椎葉村の焼畑が世界農業遺産に認定。日本で継続的な焼畑を行っているのは椎葉村だけです。また、下松尾地区にある「仙人の棚田」はまるで南米ペルーのマチュピチュ遺跡を思わせる絶景。椎葉村に息づく平家の落人伝説も有名で、宿泊施設もある観光スポットの鶴富屋敷や、平家ゆかりの椎葉厳島神社、毎年開催の平家まつりもあります。そんな秘境が育む自然の恵みを生かした、珍しいお土産を集めました。

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集めに集めた秘境椎葉村のお土産13選~宮崎の忘れられない味も~

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1. 椎葉の秘蜜 ~美味しくて秘密にできないお土産~

今まで食べてた普通の蜂蜜は何だったんだろう。そんな気さえしてくる、椎葉村の日本ミツバチがつくってくれた、上質な天然蜂蜜をお土産にいかがですか。深いコクが新鮮ながらも、やさしい甘み。でも後味はあっさりもしていて、ひと口に複雑な味わいが密かに潜んだ、まさに椎葉の秘蜜。椎葉の日本ミツバチは、九州の山々に咲く多様な花の蜜を蓄え、巣箱に持ち帰ります。しかし、気候によっては、元の巣箱に帰らないことも。

椎葉の秘蜜の生産は、自然の営みに任されているので、収穫量も限定的。貴重な自然の恵みなんですね。実際、薬も使わない、添加物も一切なし、まさに天然もの。だからこそ、お値段は張ってしまうのですが、食べたら他のものは食べられなくなるかもしれません。忘れられない味を求めて、椎葉の秘蜜をお土産にしてみてはいかがでしょうか。

2. ひえつき浪まん ~椎葉産の干し柿入り~

干し柿のふんわりとしたやさしい甘み。その椎葉産の干し柿を細かく刻み、白あんに混ぜて焼き上げたのが、ひえつき浪まんです。1箱5個入りなので、お土産としてもかさばりません。なめらかなあんこに、干し柿の自然な甘さが加わり、しっとりとした上品な味わいに。控えめな甘さに、もう1つもう1つと食指が伸びる、飽きのこない椎葉のお土産です。あんに入れる具材は、季節ごとに入れ替わり。夏季は梅干し、秋は栗バージョンが登場。まさに椎葉の旬が詰まった手作りお菓子です。作ってくれるのは、椎葉地元の「グループひえつき」のお母さんたち。自家製の干し柿を互いに持ち寄り、丹精込めて焼き上げてくれています。

「ひえつき」とは椎葉村の民謡「ひえつき節」にちなんだもの。もともと穀物の「ひえ」をつく時の作業唄だったのですが、その後に浪漫あふれる源平の恋物語の歌詞を制作。壇ノ浦の戦いに敗れ、椎葉の地に逃れた平家方の鶴富姫と、平家の落人討伐に当たった源氏の武将、那須大八郎の恋物語を唄ったものとなりました。源平の歴史浪漫も一緒に味わう、椎葉の美味しいお土産をぜひご賞味ください。お買い求めは、椎葉の特産品・お土産品を扱う平家本陣・椎葉村物産センターでどうぞ。

3. ねむらせ豆腐 ~まるで日本生まれのチーズ~

椎葉村の特産、ねむらせ豆腐は山の食文化が育んだ発明品です。昆布でくるんだ国産のかた豆腐を麦味噌に漬け、ねかせること1年。醗酵による、豊かで深い旨味のねむらせ豆腐が出来上がります。さながら、日本生まれのチーズ。クセもしつこさがなく、ご飯と一緒でも、パンにぬって食べても美味しい山の伝統食。パスタソースの味付けにもぴったりですよ。

このねむらせ豆腐、古くから椎葉で食されてきた保存食なのですが、実は商品化に15年も要した労作。豆腐をねかせる間、カビや腐敗に細心の注意を払って作られた、椎葉の方々の努力の結晶でもあるのですね。原材料は、国産豆腐・昆布・麦味噌と至ってシンプル。しかも、植物性のたんぱく質だからとても健康的 !ぜひ椎葉から、手間暇かけたヘルシーなお土産をお持ち帰りください。

4. 豆腐でっち ~ねむらせ豆腐のドレッシング~

先ほどご紹介のねむらせ豆腐を使った、椎葉生まれのドレッシングです。1年間じっくり寝かせたねむらせ豆腐は、さながら日本版のチーズ。だから醗酵豆腐の濃厚なコクを味わえて、しかもゆずの果汁を加えているので風味も香りも豊かになりました。椎葉生まれの調味料をお土産に、食卓を豊かにしてみては。

生野菜やポテトサラダに和えても美味、夏はざるうどんにかければゆずの風味で爽やかに頂けます。旨味たっぷりのドレッシングだから、温野菜にもおすすめですよ。卵不使用なのでカロリー控えめ。ヘルシーな椎葉のお土産です。

5. 豆腐のカリント ~飽きの来ない椎葉土産~

かりんとうには珍しく塩がふってあり、これがほのかな甘みにマッチして、しつこくない甘さです。お子さんのおやつにもぴったりのお土産になりそう。思わず食べ過ぎてしまいそうですが、豆腐を使っているためか、カロリー控えめでヘルシー。原材料も、小麦粉・豆腐・食塩・ふくらし粉など、安心の素材です。心がほっこり安らぐ椎葉のお菓子なんですね。

豆腐のカリントに使われている塩は、自家製の「平家焼塩」。そして、豆腐も椎葉の固い田舎豆腐を使用しているので、椎葉のお土産にぴったりです。味は、プレーン・のり・紫芋・黒ごま・唐辛子の5種類。20年以上親しまれ、リピーターもいるほど。忘れがたい椎葉のお土産になりそうですね。

6. 焼きエノハの甘露煮 ~椎葉の川採れ土産~

「エノハ」とは「ヤマメ」のこと。ヤマメは「渓流の女王」とも呼ばれ、冷たく清らかな山岳の河川にのみ生息する貴重な川魚です。そのヤマメを炭火で焼き、じっくり煮込んでやわらかく、そして程よい味わいに仕上げたのが、焼きエノハの甘露煮。

独自の製法でギトギトした甘さはなく、意外にあっさり、程よい甘みで好評の一品。ご飯がすすむ、椎葉のお土産です。使うヤマメは手塩にかけて育てた椎葉産。自然のきれいな水で良質な生育環境を作り、卵から育て上げます。そもそも、ヤマメは生育に適した場所は少なく、市場にはあまり出回らない魚ですが、自然の恵みが豊かだからこそ生まれた特産品。山間地の椎葉ならではのお土産を、ぜひ味わってください。

7. 川のり ~今は珍しい清流の希少品~

「のり」というと、お土産としては素朴ですが、実は、川のりは日本でも一部の清流の岩上にしか自生しないのりで、渓流の天然珍味なんです。食感はコリコリと 歯ごたえがあり、普段よく食べる海苔とは違う食感を楽しめます。香りも良く、椎葉村の中でも耳川上流のごく限られた地域でしか取れないまさに秘境土産。

おすすめの食べ方は お茶漬けやお味噌汁に入れると、程よい歯触りがアクセントに。また軽く火であぶって醤油をつければ、川のりの香りが一層引き立ち美味に。採れる量が少ないだけに、1袋には1枚入り。のりとしては少々お値段高めですが、椎葉村でこそ取れる貴重な天然資源を是非お土産にどうぞ。

8. 椎葉だんだん納豆 ~食欲そそる山のお土産~

米麹で大豆などの具材を1ヶ月発酵させた山の健康食。納豆のようで、しかしもっとクセがなく、むしろ優しい甘味も味わえる椎葉のお土産です。具材は大豆や昆布、人参にショウガなどで風味豊か。だしやハチミツも入っているので、丸みのある味わいに仕上がっていますよ。熱々のご飯に乗せれば食も進みますね。

瓶入りのシンプルなおかずですが、多彩な具材に程よい味付け。厳しい山間の気候を食事で元気に乗り切るための知恵かもしれませんね。そんな椎葉のお土産を食べて、ぜひ元気になってください。

9. 椎葉伽哩(しいばカレー) ~椎茸が主役のカレー~

椎葉特産品の椎茸が印象深いレトルトカレー。椎茸の食感が良いアクセントになった椎葉ならではのお土産です。椎茸の他にも舞茸や玉ねぎなども入っていますが、やはり椎茸が主役のカレー。椎茸のダシがよく効いていて、コクのある味わいに仕上がっています。とろみがあって、程よい中辛ですね。

椎葉村は椎茸の産地としても有名。中でも、標高600m以上で原木栽培された椎茸は成長がゆっくりな分、香りも旨みも凝縮されて強く、歯ごたえも十分。寒暖の差が激しい山間だからこそ、良質な椎茸が育ちます。そんな手間暇かけた秘境の原木椎茸も、是非お土産に持ち帰ってくださいね。

10. くさぎな飯の素 ~ごはんにまぜて美味しい山菜~

手作りの懐かしい味にリピーターにも好評の椎葉土産。「くさぎ」とは春に椎葉で採れる山菜のこと。春の山菜は ほのかに苦味があって美味しいですよ。くさぎな飯の素に使うくさぎも、そんな山菜の一つです。くさぎの若葉を乾燥させ、具材を細かく刻んで 味がしみるまでじっくり煮詰めて出来上がったくさぎな飯の素は、炊いたご飯にそのまま混ぜるだけでOK。簡単に食べられますよ。

チャーハンにすれば、ごぼうの懐かしい味も引き立ってより一層おいしく召し上がれます。山里のお母さんたちが作ってくれた椎葉発、おふくろの味をぜひお土産にどうぞ。

11. そばの実フロランタン ~希少そばの実でつくった洋菓子土産~

フロランタンはフランスのお菓子。クッキーの上に、キャラメルのかかったアーモンドスライスをたっぷりのせた焼き菓子です。そのフロランタンにそば粉とそばの実をふんだんに使って焼き上げたのが、そばの実フロランタン。クッキー生地に使われているそば粉と、トッピングのそばの実は椎葉産なのでお土産にもぴったり。そばの実はカリッとした食感で、香ばしく焼けているので、キャラメルとの相性がいいですね。

椎葉産のそば粉は希少品で、椎葉村外のおそば屋さんからは「幻」とまで言われるとか。実際、収穫量は年数トンで椎葉村外に流通することはほぼなく、村内でほとんど消費される珍重品。特長は香り高く、コシの強い美味しいおそばが出来上がります。椎葉村に行ったら、お土産のそばの実フロランタンと共に、地元産のそば粉を使ったおそばも是非食べてみてくださいね。

12. 椎葉そば餅源平恋衣 ~椎葉特産のそば粉を使用~

椎葉特産のそば粉を使った、1箱4個入りの餅菓子。ほのかな甘みがあり、どなたでも気軽に食べられる椎葉のお土産です。お餅に入ったクルミが香ばしく、上品なアクセントになっていますよ。源平恋衣を始め、椎葉のお土産は村内の平家本陣・椎葉村物産センターでどうぞ。

さて、伝説によれば椎葉村は壇ノ浦の戦い(1185年)で源氏に敗北した平家が逃れた地。落人の討伐に当たった源氏の武将那須大八郎と、この地に逃れた平家の鶴富姫の恋物が、源平恋衣という名の由来です。椎葉村では、毎年11月にはこの2人を偲んで椎葉平家まつりを行うほど、地元では親しまれています。おまつりのクライマックスは何といっても、大和絵巻武者行列。那須大八郎と鶴富姫を始め、勇壮な武者行列や華やかに着飾った姫君を見ることができ、椎葉の文化と歴史に触れられる絶好の機会です。お土産と合わせて是非チェックしてみてくださいね。

13. 豆乳よーぐるとぱっく玉の輿 ~椎葉の湧水スキンケア~

椎葉村の清らかな湧水と、国産大豆からできた豆乳を使用したスキンケア。豆腐を作っていたスタッフさんの手がきれいになったことから、化粧品づくりを始めたそうです。豊かな自然の恵みを生かした、椎葉ならではのお土産ですね。ファッション誌にも数多く取り上げられているので、ご存知の方もいるのでは。

実は椎葉村は名水の里としても知られていて、村内には主に5か所の湧水ポイントがあるほど。椎葉村は河川の源流部にもあたるので、清らかな天然水が豊富にあるのですね。その湧水をスキンケアに生かしているのが、椎葉村内に工場を持つ豆腐の盛田屋。濃厚な豆乳の質を追求した化粧品を、職人さんたちが作っています。なかでも、豆乳せっけんは完成までの日数が60日以上。本当に良いものを作りたいという心意気が感じられますね。

豆乳よーぐるとぱっく玉の輿は、洗い流した後、もっちり潤い肌になると評判。椎葉のお土産は、美しい肌作りも応援してくれますよ。豆腐の盛田屋 椎葉村工場の他、椎葉の特産品やお土産を扱う平家本陣・椎葉村物産センター、鶴富屋敷でも販売しています。在庫不足や不定休もあるので、行かれる際は事前に工場・各店舗にお問い合わせください。

◎まとめ

貴重な蜂蜜や歴史ロマン感じる和菓子や、山間の生活から生まれた醗酵豆腐、清流が生んだ希少なヤマメや川のり、村外にはほとんど流通しないそば粉を使った洋菓子、湧水生まれのスキンケアなどなど、椎葉村の豊かな自然と人々の知恵から生まれたお土産品がたくさんありましたね。山奥でしか見つからないお土産なので、自分用に買いたくなりますよ。ここ椎葉でしか作れない珍しいお土産をぜひお持ち帰りください。

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