2025年の1月1日に開催する「ニューイヤー駅伝」について、最新情報や各コースの特徴、コースのマップについてもご紹介します。
「ニューイヤー駅伝」とは正式な名前を「全日本実業団対抗駅伝競走大会」とする、実業団駅伝の最高峰に位置付けられる大会です。学生駅伝最高峰の一つである「箱根駅伝」と並んで、お正月の風物詩となっています。
実業団の中で日本一を決める大会であり、国内トップクラスの駅伝となる本大会。毎年群馬県内で行われていますが、2025年も前回大会とほぼ同じコースを走るそうです。特に盛り上がるコースや応援・観戦におすすめのコースはどこなのでしょうか?以下でチェックしてみましょう!
目次
【2025年最新】ニューイヤー駅伝とは?|コースの特徴&マップまとめ
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ニューイヤー駅伝2025の注目ポイント
ニューイヤー駅伝は1957年(昭和32年)より開催され、2025年で69回目の大会となります。元々は3月上旬、三重県伊勢神宮からスタートしていました。時を経て場所も日付も移ろい、昨今では1月1日に群馬県で開催されています。
大学時代に「箱根駅伝」や「出雲駅伝」で活躍した選手たちが、さらに成長した姿を披露する場としても注目される大会です。日本国を代表し、「世界陸上」への出場も見込まれる選手たちも輝きます。
2024年大会を制したのは「トヨタ自動車」です。2010年代に入ってから度々優勝を記録し連覇歴もあります。毎年好成績を期待されているチームで、もちろん今年も連覇を狙ってくることでしょう。
そして最多優勝を記録しているのは、九州ブロックの「旭化成」。優勝回数はこれまで合計25回(2位は8回のコニカミノルタ)と圧倒的で、近年でも2017年から2020年まで連続優勝を記録している伝統的な強豪です。ほかにも「Honda」や「富士通」、「日清」など実力のあるチームも王者の座を狙います。
コース近くには無料駐車場(応援ポイント)が開設!
沿道での応援のため、一部沿道の施設によって無料の応援駐車場スペースが設置されます。通過予定時刻の1時間前から、通過後約30分まで利用できます。ただし応援ポイント内に、観戦スペースが備わっているわけではありません。
1区から7区まで14カ所あり、駐車場ごとで駐車可能なキャパシティが異なります。応援ポイントの所在地など、より詳しい情報は群馬県の公式ページでご確認ください。空があればになりますが、複数の応援ポイントへと先行して巡ることも可能となっています。
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ニューイヤー駅伝2025のコースとは?
2025年のニューイヤー駅伝のコース総全長は100kmで、前橋市にある群馬県庁をスタートしてから県内をぐるりと回り、群馬県庁に戻ってきてゴールです。前橋を出た後は高崎市、伊勢崎市、太田市、桐生市といった、群馬南部の主要都市を通過します。長い歴史の中でコースも度々アップデートされており、2025年も若干ながらコースの違いがあります。
コースは全7区画で、出場する選手のタイプやアップダウンの多さ、順位が入れ替わるエリアなど区画ごとに大きな特徴があり、通称も付けられています。スタートか、激戦区の競争か、はたまたゴールの場面なのか……大会の「何が見たいか」で区画を選ぶことも可能です。
区画ごとにどんな特徴があるのか、どの区画がどこにあるのか、以下で1つずつご紹介します。どの辺りを走るのかマップも付けているので、ぜひ観戦の際にご参照ください。
【新春の1区】県庁前~高崎中継所
ニューイヤー駅伝のスタート地点となる第一区は、別名「新春の一区」とも呼ばれていますが、これは新年最初の大会のスタート地点であることからこの名がついています。長さは12.3kmです。
新春の一区は前橋市にある「県庁前」をスタートして、やや南側に位置する高崎市へと向かうコースです。「群馬大橋」や「前橋インターチェンジ」を経由して、高崎中継所(高崎市役所)へと向かいます。コースの大部分を占める国道17号線は片側3車線と道幅が広く、アップダウンのないフラットなコース。固まって走りやすく、集団を作りやすい区画です。
おすすめなのは序盤と終盤。序盤は集団で走るのが基本ですが、集団内での駆け引きを見ることが可能。終盤は順位を上げるために激しい上位争いを見られるでしょう。駅伝のスタート時刻は9時15分、高崎中継所への到着は9時49分が予想されています。
1区のコース
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【花の2区】高崎中継所→伊勢崎中継所
続いては高崎から伊勢崎へと東進する区画、「花の2区」をご紹介します。長さは21.9kmと大会最長区画となります。
走る距離は長いですが、全体的に下り坂となっているのが特徴です。花の通称は各チームのエース級が集うことからついており、「箱根駅伝」の2区も同じ理由で同じ通称が付けられています。
この2区の見どころはもちろん、各チームエース級による激走です。下り坂が多いというベースの好条件もあり、これに追い風などの気候的な条件が加わればより好記録が期待できる区画でもあります。どこで観戦しても楽しそうな区画ですが、区画後半の辺りはいずれの鉄道駅からも離れています。歩いていくと距離があるので、車で近くまで移動するのがおすすめです。ただし駅伝による交通規制があるので、主要道は使わないようにしましょう。
2区のコース①高崎市役所から昭和大橋
2区のコース②昭和大橋~東善町交差点
2区のコース③東善町交差点~上福島から伊勢崎市役所
Googleの仕様上途中で右折していますが、東善町から上福島まで実際には一本道です。
【変動の3区】伊勢崎中継所→尾島中継所
ニューイヤー駅伝3区
— 赤 (@_aka_san_runner) January 1, 2024
田澤廉(トヨタ) pic.twitter.com/wPp69ptyuj
エースが駆け抜けた2区に続き、3区も緩やかな下り坂が主体のコースです。追い風が吹きやすく走りやすいことからスピード勝負となり、順位が次々に変動することから「変動の3区」という通称がつきました。上位はエース級の激走で得た順位のキープを、後続はより良い順位を目指します。後々の展開に影響する序盤の山場であり、見応えのある区画と言えるでしょう。
このコース周辺は電車が通っており、駅近くのコースを観戦可能など移動がやや楽となっています。
3区のコース①伊勢崎市役所~ひろせ町交差点
3区のコース②ひろせ町~境萩原へ
3区のコース③境萩原~尾島中継所
【高速の4区】尾島中継所→太田中継所
ニューイヤー駅伝2023の4区、花王の絶対的エース池田耀平選手。解説の金哲彦さんや神野大地選手も「すごい。ゾーン入っている」と唸らせる異次元の走り。他の選手とスピードも足捌きも違いました。ごぼう抜きで区間賞を獲得。Kao(旧カネボウ陸上競技部)の新ユニフォームもしっかりと覚えました! pic.twitter.com/pgh5FBWXsm
— みやすのんき@RUN垢 (@MiyasuNonki) January 12, 2023
4区は全区画中もっとも距離が短く(7.8km)、外国人選手が登録可能となる唯一の区画です。実力ある外国人が短い距離を全力で走るため、高速対決となることが殆ど。そうした背景から「高速の4区」という異名がついています。尾島中継所から太田中継所(太田市役所)まで、あっという間に駆け抜けます。外国人選手が所属しているチームはもちろんこの区間に投入しますが、所属していないチームは外国人選手に負けない選手を選抜する必要があります。
日本人選手が活躍しにくい区画ではありますが、レベルの高い走りが期待できるのが4区の魅力とも言えるでしょう。
4区のコース①尾島中継所~高林交差点
4区のコース②高林交差点~太田市役所
【逆転の5区】太田中継所→桐生中継所
5区は太田中継所から桐生中継所まで北上するコースです。
走る側にとっては苦しいコースですが、ここまで日の目を見なかったチームの逆転劇が発生する区画であることから「逆転の5区」とも呼ばれます。市境付近は赤城山による向かい風の厳しい上り坂が長く、その高低差は66m。こうした苦しい条件下からマラソンよりもきつい区画とされ、逆転劇が発生しやすいのが理由です。またランナーにはきつい区画であることから「試練の5区」という別名もあります。
長さは15.8kmです。特に登りが得意な選手を投入して、流れを掴もうとするなどチームが勝負をしかける区画です。トップを走るチームも、この5区は特に油断できません。
5区のコース①太田中継所~松原橋
5区のコース②松原橋~桐生中継所
【戦略の6区】桐生中継所→西久保中継所
駅伝も終盤となる11.2kmのコースです。後半部はタスキ渡しが見ものとなり、6区の桐生では15分経過で繰り上げスタートとなります。トップ争いは当然熱い勝負が行われますが、どのチームもタスキを渡すために必死になります。両中継所とも繰り上げを防ぐために各チームが奮闘する、最大の見どころです。
長さはそれほどありませんが、坂や曲がり角があることから、走りにくいのが特徴です。これまでの区画と比べると華やかさはないものの、この区画で入賞するチームほど上位に食い込みます。7区へとタスキをより上位で渡したいチームにとっては最後のチャンスなので、戦略的に重要となる区画です。
6区のコース①桐生中継所から相生町一丁目
6区のコース②相生町1丁目から西久保中継所まで
【栄光の7区】西久保中継所→県庁前(ゴール)
🎍#ニューイヤー駅伝🎍
— TBS 陸上 (@athleteboo) January 1, 2024
TBS系列生中継📡⚡️
【第6・西久保中継所の通過順は…】
1位 #トヨタ自動車
2位 #Honda
3位 #旭化成
4位 #GMOインターネット
5位 #黒崎播磨
6位 #NTT西日本
7位 #Kao
8位 #三菱重工
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本駅伝の最終区画で、日本一が決まることから「栄光の7区」とも呼ばれる最大の人気観戦スポットです。長さは15.4km。国道50号線を西に向かい、県庁を目指して走り抜きます。殆ど平坦な道を進むのでアップダウンはなく、トップ争いをするチームのアンカー対決に注目です。坂道が殆どないので観戦しやすく、沿道が混みやすいのもこの区画です。
なお最終コースの想定出発・到着時刻は、西久保中継所が13時15分前後。県庁への到着は14時前後とされています。もちろん遥かに早い時刻に到着する可能性があるので、時間には余裕を持って訪れるようにしましょう。
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