【第96回箱根駅伝】おすすめ観戦スポットはどこ??~2020年最初のおでかけに~

【第96回箱根駅伝】おすすめ観戦スポットはどこ??~2020年最初のおでかけに~

箱根駅伝は毎年1月2日から3日に開催される、大学陸上競技大会の通称です。旧東海道(主に国道1号線など)の大手町~箱根間を5区にわけてタスキを繋ぎ、往路・復路あわせて各大学10名の選手が競争します。

関東の大学トップクラスの陸上選手が揃うため、毎年のように激戦が繰り広げられる箱根駅伝ですが、電車などで追いかけない限りどうしても観戦スポットは限られてしまいます。勝負が決まる地点や駆け引きが見れる地点、または戦う選手の迫力を感じられる地点などさまざま。観戦するならば見逃したくないポイントはいくつもあります。今回はそんな箱根駅伝の観戦スポットをまとめてみました。


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【第96回箱根駅伝】おすすめ観戦スポットはどこ??~2020年最初のおでかけに~

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箱根駅伝2020の注目ポイント

2019年の大会では23チームが出場。往路・復路・総合優勝すべて違う強豪大学が入賞しています。往路は東洋大、復路では青山学院大学、そして総合優勝は安定した走りで往路・復路2位をキープした東海大学が果たしています。

2020年の出場校は合計21チームで、初出場校はありません。東海大の連覇や青山学院の王者奪還に期待したいところです。

優勝校のトップ争いも白熱しますが、各校がしっかりとタスキを渡せるかも注目です。各中継所でトップの通過から一定時間が開いてしまった場合、その時点で繰り上げスタート。タスキが繋げなくなるので、出遅れてしまった大学による1秒を争う戦いも注目ポイントの一つでしょう。

箱根駅伝のおすすめ観戦スポット(往路)

全体で5つ区間がありますが、中でも往路の注目ポイントは”花の2区”と呼ばれる鶴見中継所(神奈川県横浜市鶴見区)から戸塚中継所(横浜市戸塚区)の区間です。

後述する難所の攻略がカギとなる地点。各校のエースによる駆け引きや実力勝負などが楽しめるポイントでもあります。2019年大会でも日本大学が脅威の13人抜きで4位に浮上。国士館大学も8人抜きで1位通過と、エースの圧倒的な成績が目立ちました。

下記では見ごたえのあるスポットを紹介していますが、各校の戦略によって重要な区間は左右されます。花の2区だけが重要とは限らないので注意しましょう。

駅伝のスタートを見たい!「1区 大手町」

箱根駅伝のスタート地点、1区は千代田区の大手町。東京メトロや都営地下鉄の駅が多く、アクセスはとても簡単です。

ただしスタート地点だけあって、観客だけでなく大学関係者や報道関係の人も多め。応援団のパフォーマンスや声援などとても賑やかで、お祭り直前のようなワクワクする空気が楽しめます。運が良ければ走り出す直前の選手たちが見れるかもしれませんが、ある程度の人混みは覚悟した方が良さそうです。場所取りをする場合は、かなり早くから現地に行く必要があります。

観客側も大手町を始点に電車で選手を追いかけることも可能。時間はそれほどないため慌ただしくなりますが、追いかける場合はすぐに東京駅を目指しましょう。

順位の変動が楽しめる「1区終盤 六郷橋」

1区では各校の序盤戦略がハッキリとわかる区間です。早いペースで序盤の順位を稼ぐ大学もあれば、ひとまず出方を伺う大学もあるでしょう。

1区中盤から終盤にかけて集団が発生しやすく、中には好機を見て勝負をかけ、集団を引き離す選手も。そのタイミングは東京都大田区と神奈川県川崎市の境にあり、鶴見中継所まであと一息という六郷橋付近で発生する可能性が高くなっています。

花の2区に続いて選手の勝負勘や戦略が伺えるため、この地点での観戦は順位変動の瞬間を目撃できるかもしれないエリアです。最寄りの京急川崎駅を使えばコースまで遠くないので、こちらも観戦スポットの候補にするのが良いでしょう。

エースの難所攻略「2区 保土ヶ谷~権太坂」

上述にもあった各校のエースが難所に挑み、力のある選手が大活躍。時には強豪校が押し負けたり……と、勝負が一気に面白くなるエリアです。

2区が難所とされる所以は後半のアップダウンにあり、横浜市にある「権太坂」は箱根駅伝有数の難所。ここを選手たちがどう攻略するのかが注目ポイントです。2区序盤の道が平坦なこともあり、優勝候補でもペース配分を誤り権太坂で順位を落とすことも。まさに箱根駅伝序盤の勝負を楽しめるエリアですね。

この権太坂は電車駅から離れておりアクセスが難しく、観客にとっても難所とされています。最寄り駅のJR保土ヶ谷駅かJR東戸塚駅で降り、権太坂に近づくのが良いでしょう。

山の神の聖地「5区 大平台・小涌谷駅付近」

5区は箱根の山中での山登りが戦いの舞台となります。小田原中継所(風祭駅付近)をスタートし箱根入り。箱根湯本周辺からが本格山登りの開始地点となり、各校の山上りに適正のある選手が、実力だけでなく技術力の戦いを仕掛けます。

特に勝負が面白くなるのが大平台駅から小涌谷駅の付近です。1月の山奥という聞くだけでも極寒の地と、急な坂にヘアピンカーブ。選手にとっては厳しくなってくるエリアですが、山登りに長けた選手が全力で走る迫力のある姿を見れます。箱根登山線の大平台駅からはそれほど離れていないので、通過時間ギリギリだと混んでいます。安全第一で人の少ない観戦場所を選び、選手を待ちましょう。

現在箱根登山鉄道は長期期間運転を見合わせており、駅までは代行バスが出ているとのこと。箱根湯本から先は電車移動ではなくなるので、時間設定など注意が必要です。

箱根駅伝のおすすめ観戦スポット(復路)

駅伝2日目となる復路では、1日目の順位によってスタートの時間が変化。1位から10位でトップ争いをするチームは1日目の順位をいかに守るか、または追い抜くかという勝負が序盤から繰り広げられます。

序盤にペースを落としてはいけませんが、後半は順位を上げるためのデッドヒートが予想されます。遅れてしまったチームもタスキを繋ぐための戦い、翌年のシード権争いなど、往路よりも白熱した戦いが楽しめるかもしれません。

終盤に繋がる重要拠点「藤沢近辺」

山を下り小田原から平塚の区間を超えると、次は平塚~戸塚間の8区です。藤沢はJR東海道線と小田急線2つの駅であり、アクセスは楽。選手たちが走るコースも駅の近くと、観戦しやすいスポットの一つです。駅近くなのでコンビニやレストランも多め。混み合う可能性はありますが、お昼ご飯には困らなそうですね。また、駅伝が落ち着いたら、江ノ島電鉄を使って鎌倉に足を運び、鶴岡八幡宮へと初詣に出掛けるのもアリです。

8区山間の困難な道とは違い平坦な地形が多めですが、それは同時に油断が生まれやすい場所。トップチームですらここで油断をしていると優勝を逃すことも。藤沢から先で行われるであろう優勝争い前に致命的な遅れを作らないため、選手はスタミナや体調面の安定性が求められます。終盤のレースに繋げるため重要なスポットとなるので、選手たちがどう戦うのか、近くで観戦してみましょう。

逆転の9区「横浜駅と鶴見中継所」

往路の2区にあたる復路の9区は、往路に同じく各校のエースが置かれる区間です。力のある選手によるレベルの高い戦いが期待でき、この区間で逆転が発生することも。終盤のため順位を上げたい選手には焦りが生まれ、必死の激走が見れる人気スポットです。

特に横浜駅近辺のコースや鶴見中継所はJR線や京急線が通っていて、駅から遠くないためアクセスは良好。そのため、観戦する人で溢れかえっています。特に鶴見中継所の近くで観戦する場合は早めの時間に待機しておくことがおすすめ。観戦後はみなとみらい等に遊びに行けるなど、観光も兼ねた人気スポットと言えるでしょう。

駅伝も終盤!「10区 大手町ゴール前」

往路の1区でも紹介した大手町は箱根駅伝のゴール地点です。終盤の迫力ある激走を、多くの声援の中で観戦することができます。

選手たちにとっては順位がかかっている最後のコースであり、少し無理をしてもタイムを詰めようとする選手もいます。9区で逆転を許した大学など、順位を落とした大学が最後の挽回に挑む様は思わず胸が熱くなります。

ゴール付近はもちろんコース沿線はいずれも混んでいることが予想できるので、早めに待機して快適に観戦できる場所を探してみるのも良いかもしれませんね。

箱根駅伝観戦のおすすめスポット(穴場)

お正月休みなのもあって、箱根駅伝のコース沿線は常に人で賑わっています。地形の問題で観戦しにくいエリアなどもありますが、まったく人がいない場所は少ないでしょう。

ただし上記で紹介した人気スポット以外でも、駅近くなのに人が集中しにくいかもしれないエリアや、選手たちが勝負をかける瞬間が見れるかもしれない場所が存在。下記では、箱根駅伝2020の穴場となりそうな場所をご紹介します。

観戦がしやすいエリア!「京急 花月園・生麦間」

京急線沿い、主要駅である横浜駅や鶴見駅の間にある、「花月園駅」や「生麦駅」がおすすめです。京急線は鶴見区から品川まで駅伝のコースが近く、観戦しやすくなっています。中でも鶴見中継所から少し南にある「花月園」や「生麦」は、往路ではタスキを受けたエースたちのスタート、復路では選手たちがタスキを繋ぐ直前のポイントです。接戦だった場合、最後の力を振り絞る瞬間が見れるかもしれませんね。

鶴見中継所もアクセスしやすく人が集まりがちですが、こちらでも十分に面白い観戦が可能です。ただし2駅とも主要駅ではなく、各駅停車でしか止まりません。乗る電車には注意しましょう。

海沿いのエリア!「国府津駅付近(3区)」

往路の場合、JR国府津駅を降りてすぐにあるコースは道の見渡しが良いエリアです。平塚方面から向かってくる選手を待ち構えつつ、目の前に広がる相模湾も楽しめます。

時間が合えば東海道線で小田原方面に向かい、箱根方面に選手を追いかけることができるかもしれません。小田原中心部は近いので、そのままお正月の観光へシフトするのも良いでしょう。

山の直前!「箱根湯本駅前」

人気の観戦スポットである、大平台の手前の駅です。駅前がコースとなっています。

駅伝のコースとしては坂の上り始めで、山に挑む直前の選手たちを観戦可能。山の上の大平台が人気観戦スポットのため、箱根湯本での観戦数はやや落ち着いている印象と言えます。

ただし2020年の箱根駅伝開催時点では、大平台へ向かう箱根登山鉄道が運転休止中。箱根での観戦者が手前の箱根湯本に集まる可能性が高いため、例年より人数が倍増するかもしれません。駅の入場規制にも注意しましょう。

箱根駅伝2020まとめ

箱根駅伝では毎年お正月の恒例行事で、お雑煮を食べながらテレビで観戦している方も多いかもしれません。中には母校生徒の応援などに思わず熱が入ることも。お正月の風物詩を楽しむために、年はじめの観光も兼ねて実際に走るコース沿線で観戦してみるのはいかがでしょうか。

優勝候補や出場校は毎年のように変化します。観戦する際は注目選手たちの情報も集め、あわせて見ることで観戦の面白さが倍増しますよ!

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