【水曜どうでしょう】サイコロの旅2の聖地はどこ?

【水曜どうでしょう】サイコロの旅2の聖地はどこ?

『水曜どうでしょう』の人気企画「サイコロの旅2」の聖地について、場所と現在の状況、アクセス方法までまとめてご紹介します。

『水曜どうでしょう』は北海道ローカル番組ながら、番組の特異性と面白さが口コミで広まり全国的な人気を得ました。
サイコロの旅は番組初期の目玉企画で、本記事で紹介する聖地はその第2弾で訪れたスポットを対象としています。

どんな聖地があるのか?今も同じルートを辿れるのか?聖地を順に巡りたい方向けの情報も記載しているので、ぜひチェックしてください。

目次

【水曜どうでしょう】サイコロの旅2の聖地はどこ?

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水曜どうでしょうとは?

『水曜どうでしょう』とは、1996年から2002年までレギュラー放送され、その後も不定期で新作がオンエアされている北海道ローカルのテレビ番組です。

低予算が故に体を張った企画、ディレクターが出演者よりも喋るなどユニークさが話題となり、評判が口コミで広がって現在は全国的に有名な番組となりました。

現在俳優として大活躍している「大泉 洋さん」の出世作であり、サイコロの旅2の時点ではまだアルバイトの延長という大学生でした。

企画ごとに内容が変わる番組

『水曜どうでしょう』の基本スタイルは、タレント2名(大泉洋さん、鈴井貴之さん)と、ディレクター2名の計4人がさまざまな企画に挑戦していくというものです。(たまにゲスト枠として、同じく俳優の安田顕さんが出演します)

ヨーロッパ21カ国制覇、原付で東京から札幌まで走るなど、企画は国内外で多岐に渡ります。北海道ローカルながら、北海道内のロケはそれほど多くありません。

サイコロの旅2とは?

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今回ご紹介するサイコロの旅2とは、『水曜どうでしょう』初期のメイン企画である、サイコロの旅の第2弾です。

東京をスタートし、サイコロの出た目で行先を決めて時間内に札幌(ゴール)を目指すという企画になります。時間は有限で、金曜日にスタートして月曜日がタイムリミット。というのも、出演者である「鈴井貴之さん(ミスター)」は自らがパーソナリティーを務めるラジオが月曜日あるため、それまでには札幌に帰らなければなりません。

また旅とは言うものの、ディレクター陣がそこから移動できる電車やバスを即座に検索して即移動します。観光名所であっても関係なく、滞在時間は殆どなし。寝る間も惜しんで時間も移動することが多く、ホテル等で一泊することも少ない、シンプルながらも過酷な旅になります。

サイコロの旅2のルート

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サイコロの旅2のルートは以下の通りです。

六本木プリンスホテル(スタート)→
東京駅から新幹線で新神戸駅→
三ノ宮駅から夜行バスで熊本駅→
特急あそ号で佐伯港、フェリーで宿毛港→
土佐中村からレンタカーで高知駅→
夜行バス(はりまや号)で博多駅→
新幹線福山駅・JR笠岡駅から高速船で白石島→
JRで岡山駅から高松駅乗り換え、特急うずしお号で徳島駅→
小松島港からフェリーで和歌山港(時間切れ)

全体的に西日本に固まっており、四国や九州を行ったり来たりという旅になりました。30年近い年月を経て、一部のフェリーは運航が休止するなど航行ができないルートも存在します。

なおスタート地点はサイコロの旅1と同じ六本木です。前回はアン・ルイスさんへのインタビューのために訪れていましたが、今回大泉さんは故・西城秀樹さんのインタビューと聞いてヒデキスタイルの服装で訪れました。

しかしこれは大嘘で、実際に西城秀樹さんは居らず、現れたのは鈴井貴之さん(通称:ミスター)。ネタバラシをされ、そのままサイコロの旅をスタートさせます。

サイコロの旅2の聖地①六本木プリンスホテル(東京)

水曜どうでしょう サイコロの旅2 聖地 六本木

前回に引き続き、スタート地点となったのは「六本木プリンスホテル」です。

サイコロの旅1の記事でも記載しましたが、現在六本木プリンスホテルはなくなり、再開発が進んでかつての面影はなくなりました。現在は「住友不動産六本木グランドタワー」となっています。

最初のサイコロを振る直前、放心状態の大泉さんは「少しでも疲れさせたい」と発言しますが、出た目は新幹線グリーン車で新神戸まで。移動手段としてはかなり快適な部類ですね。

前回は新宿駅で夜行バスに乗りましたが、今回は新幹線ということで東京駅へと向かいます。

サイコロの旅2の聖地②新神戸駅(神戸)

水曜どうでしょう サイコロの旅2 聖地 新神戸駅

新神戸駅は新幹線が止まる駅で、神戸駅・三ノ宮駅からは若干離れた場所に位置しています。神戸の都市部へは「神戸市営地下鉄西神・山手線」などを利用して移動しましょう。

どうでしょう班はあっさりと移動しましたが、神戸は港町として栄え、グルメや観光名所が豊富な大都市です。訪れた際はぜひゆっくり観光したいところですね。

次の選択肢は夜行バスのみ

なお最初のサイコロで比較的楽に新神戸まで移動しましたが、グリーン車に乗ったことでさっそく予算を使い果たしました。次の選択肢は比較的格安で移動できる、夜行バスのみとなっています。

さすがに神戸は大きな都市で、夜行バスの行先も豊富でした。6つの夜行バスが選択肢としてあり、サイコロが導いたのは「レッツ号で熊本」。バスの出ている三ノ宮駅まで行って、そこから九州へと上陸となります。

新神戸から三ノ宮駅までは市営地下鉄線で移動可能です。

サイコロの旅2の聖地③熊本駅(熊本県)

水曜どうでしょう サイコロの旅2 聖地 熊本

2日目の朝、一行は熊本に到着しました。
選択肢は夜行バスだけ、という中で行われた前回のサイコロ。当日は天候も悪く、大泉さんの「ヒデキスタイル」は地肌の上に派手な衣装のみと相性が最悪。九州に着いた途端から「寒い!」と連呼していました。

熊本で出したサイコロの目は、出演者全員が読み方も知らなかった「宿毛(高知県)」行き。九州上陸からものの数分で九州と別れることに。

サイコロを振ったのは「熊本駅(東口・新幹線口の反対)」のロータリー付近です。当時と比べると駅舎が新しくなっており、後に九州新幹線が通ったことで駅としての規模も大きくなっています。

宿毛への道すじ

宿毛へは熊本から九州を東へ横断し、熊本駅から「特急あそ号」に乗って「大分駅」を経由し、宿毛へのフェリーが出ている佐伯港へと向かいます。本来ならばこの特急で「大分駅」まで向かい、JR線で南下して「佐伯駅」へと向かいます。この「特急あそ」は現在、「九州横断特急・あそ(2代)」として運行しています。

なお、この時一行が乗船した「宿毛フェリー」は2018年に運航を休止しており、2024年現在まったく同じルートを辿ることはできません。

どうでしょう班はフェリー出発時刻が間に合わないことから「三重町駅」で途中下車し、そこからタクシーで港へと直接向かいました。なお三重町駅で降りたのは、「港まで一番近そうだから、多分いけるんじゃない?」とのこと。

事実電車では大きく遠回りするので、かなりの時間短縮になります。

サイコロの旅2の聖地④宿毛(高知県)

続いてご紹介するのは高知県の「宿毛」という街です。上述の作戦が成功し、なんとか佐伯港からフェリーに乗って到着しました。

宿毛市は高知県の西側、四国全体でみると南西部の海沿いに位置しています。県の中心部である高知市までは距離が離れており、北側には愛媛県松山もありますがこちらもかなりの長距離です。

サイコロを振った場所は「ようこそ高知へ」の看板の下でしたが、30年近く経過して景観が大きく変わりました。

次の行先は「近い」となったが……

宿毛に到着して間もなく、もちろん観光するわけでもなく、次の行先をサイコロで決めます。

次の行先は同じ高知県内の「高知市」で、移動手段は「予算が安い」という理由でレンタカーになりました。同じ県で近いと言っても、その距離は100km越しています。

まずは高知の土佐中村(四万十市)まで移動し、そこから高知市へ。100km以上離れており、少なく見積もっても2時間の移動距離です。

なお、四万十市周辺のレンタカーはこちらから検索可能です。中村近辺でも借りることができ、どうでしょう班と同じルートを辿ってレンタカー移動することもできます。

道中に「いろりや」もある

高知市までの道中は温泉に寄って疲労回復を図るなど、旅の疲れを軽減させていました。この温泉がどこなのかは、明らかではありません。

ただし道中、後に『どうでしょう』で3度に渡って行われる企画、「四国八十八ヵ所」に登場する「うどん屋」さん、「いろりや」があります。大泉さんが持ってきた魔除けの数珠を失くした場所です。(後日、視聴者が見つけて北海道テレビまで届けてくれたのだとか)

『水曜どうでしょう』の藤村ディレクター曰く「四国一」の美味しいうどん屋さんで、2024年現在も営業中。夕方までの営業なので、早めの時間に訪れましょう。

サイコロの旅2の聖地⑤高知市・壇ノ浦PA(高知県・山口県)

水曜どうでしょう サイコロの旅2 聖地 高知

一行は寄り道もしつつ、ようやく高知へ到着しました。冬季ロケで悪天候ということもあって夜は早く、到着するころにはすっかり真っ暗に。

暗くなった「高知駅」でサイコロを振りますが、続いて出たのはなんと2日連続の夜行バス「はりまや号」で博多まで。長い時間をかけて熊本まで辿り着きましたが、翌日もまた九州へと戻されることになります。

途中で休憩を挟んだとはいえ、体力も気力もすっかり奪われるサイコロの結果に、ミスターこと鈴木さんがガックリ。「嫌だ!」と言って拒否し始めました。このルートではサイコロの旅1で見逃した「瀬戸大橋」も通りますが、サイコロ2でも結局「通過中は爆睡」しました。

なお「はりまや号」は2017年に廃止されていますが、同様のルートを辿るバスを予約可能です。

伝説の壇ノ浦レポート

この時、冬季ロケというだけでなく日本を異常な寒波が襲っていました。普段よりも遥かに寒い日だったのですが、大泉さんはこの日も派手な「ヒデキスタイル」を着ており、時期に合わない薄着です。

全員が疲労困憊かつ適した服装ではないメンバーがいる中、一行は道中の壇ノ浦PAへ。想定以上を超える寒さで眠りにつけず、限界を迎えたタレント陣が体を震わせながら「ディレクターがうなされた」「眠れない。もうダメなんだよ」と生々しい表情で必死にレポートを行いました。

公式・ファン間ともに「壇ノ浦レポート」として親しまれている伝説の映像が登場したのは、この道中になります。

▼壇ノ浦レポートの場所

サイコロの旅2の聖地⑥博多駅・白石島(福岡県・岡山県)

水曜どうでしょう サイコロの旅2 白石島

壇ノ浦レポートを乗り越え、疲労困憊の中で博多に到着したどうでしょう班でしたが、これだけ限界を超えてもロケはまだまだ終わりません。

博多駅でサイコロを振った場所は、「博多駅の東口」です。

博多駅での選択肢にも札幌直行がありましたが、ここでも外し、瀬戸内海の白石島へと向かうことになりました。制限時間が近付く中、一行は大焦りです。

白石島へのルート

博多駅からは山陽新幹線で向かい、福山駅で在来線に乗り換えて「笠岡駅」まで。駅から徒歩圏内にある「笠岡港」からは高速船に乗って移動します。笠岡駅から笠岡港まではすぐ近くです。
笠岡港は現在も複数便のフェリーが発着しており、施設的には新しくなっていますがロケ当時の面影も残ります。笠岡港から白石島までは約40分ほどの距離となっています。

白石島は全島が国の名勝に指定されている離島です。ほかにも源平合戦(主な戦場が瀬戸内海)の戦死者を弔う、「白石踊」が重要無形民俗文化財に指定されています。番組内で詳しく紹介されていませんが、見どころのある島と言えます。

一行は一応観光しましたが、山側に向かって少し歩き、スロープ上で若干荒れてる海を眺めてただけ。地味ながらも印象的なシーンですが、このスロープは2024年現存せず、海水浴場になっているようです。このあとサイコロが振られますが、バックに「名勝白石島」の石碑が見えます。こちらはフェリー乗り場からすぐ近くです。

▼2人が海を眺めていた場所

▼サイコロを振った場所

サイコロの旅2の聖地⑦特急うずしお号・徳島駅(徳島県)

水曜どうでしょう サイコロの旅2 聖地 徳島

制限時間が迫る中で離島に来てしまった一行でしたが、これまでサイコロの出目に文句を言っていたディレクター陣に対し、出演陣が反発。「じゃあお前が振ってみろ」とディレクターがサイコロを振ることになりました。その結果、行先は「徳島」。またまた四国です。

サイコロ1・2でも既に何度も訪れていますが、『水曜どうでしょう』と四国は番組単位で相性が悪いようです。その後別の企画でも度々訪れ、「四国が我々を呼んでいる」と言って恐怖するほど吸い寄せられるようになります。なお、サイコロの旅2回で早くも、四国の各都市を制覇したことになります。(高松のみ通過)

徳島へのルートは「JR笠岡駅」から岡山駅・高松駅で乗り換えて、2024年現在も運行している「特急うずしお号」で徳島駅へ向かいます。この道中、瀬戸大橋を「起きている時に」渡りました。サイコロの旅では3度目の瀬戸大橋です。

ミスター生き地獄

この瀬戸大橋を渡る車内で、ご立腹だったミスターの機嫌を取るために「吉備だんご」を差し入れ。「甘いものが大好き」という設定であっさり機嫌が直ったという体になっていますが、ミスターは本来甘いものが大の苦手です。

この設定のせいで、わざわざ嫌いなものを食べないといけない「生き地獄」が発生。このあと6年間、事あるごとに番組内で「甘いもの」を食べさせられることになります。

徳島で一泊

徳島駅に到着後、駅前でサイコロを振りますが既に夕方。この日に帰れる便はなく、来た道を戻って岡山や、再び夜行バスも選択肢にありました。なかで唯一の希望であった「徳島に一泊」を見事に当てます。ミスターはあまりの嬉しさに一瞬出目を疑い、出演陣2人で「やったー!」と言って抱き合っていました。この時に宿泊したホテルについては明らかになっていません。

サイコロを振ったのは徳島駅前で、2024年現在も当時の姿から殆ど変化していません。駅の外観もそのままかつ、横断歩道があるのでわかりやすくなっています。

▼聖地巡りにおすすめのホテル

サイコロの旅2の聖地⑦特急うずしお号・徳島駅(徳島県)

サイコロの旅2の聖地⑧和歌山港駅(和歌山県)

水曜どうでしょう サイコロの旅2 聖地 和歌山港駅

徳島一泊後の早朝。この日はラジオ放送の当日に当たるため、いよいよすぐに帰らなければなりません。まだ日も登っていないような時間からロケがスタート。時間が迫っていることからチャンスタイムとして、サイコロを振って1~3の目を出せば「千歳空港への直行便」となりました。

しかし、出たサイコロの目は「5」。行先は和歌山となり、同地で時間切れ。タイムアップとなります。

▼最後のサイコロを振った場所

ラストに登場したフェリー(高速)は現在運航終了

和歌山への移動手段は「南海徳島シャトルライン」のフェリー(高速船)で、徳島の小松島港と和歌山港を結びます。なお、この時に乗船した「高速船」は2002年で運航を終了。以降はフェリーのみが運航しています。

従って同じ船ではありませんが、「どうでしょう班」と同様のルートを辿ることは可能です。

ラストシーンで登場したのは「和歌山港駅」の入り口で、駅は2024年現在も健在。外観も当時から変わっておらず、そのままの写真を撮れます。

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