中国トランジットでおトクに旅行!最大144時間ビザなし滞在OK♪

中国トランジットでおトクに旅行!最大144時間ビザなし滞在OK♪

憧れのヨーロッパ旅行に行きたいけど、2024年現在進んでいる円安で予算が心配…。現地のアクティビティやホテルの質は落としたくないので、航空券価格はできるだけ抑えたい人も多いのではないでしょうか?

そんな人におすすめなのが、中国乗り継ぎや中国のエアラインです。実際にskyticketの航空券検索では、中国でトランジット(乗り継ぎ)する格安航空券の取り扱いが多数あります。

「中国でのトランジットは少し不安だな」という方も、この記事を読めば安心!中国の空港でのトランジット方法についてわかりやすく解説いたします。

※2024年7月時点での情報です。

目次

中国トランジットでおトクに旅行!最大144時間ビザなし滞在OK♪

目次を閉じる

中国の主要空港について

北京首都国際空港

中国から日本と直行便で結ばれている都市は20都市以上(香港・マカオを除く)あります。北京(首都空港/大興空港)・上海(浦東)は言わずと知れた北東アジアのハブ空港ですが、広州の広州白雲空港(こうしゅうはくうんくうこう)もハブ空港として有名です。

ほかの都市の空港もありますが、まずはこの3都市の4つの空港に関するポイントを押さえておけば、欧州や中央アジア・中東・アフリカ・東南アジアの主要な目的地はある程度カバーできます。

中国へは、羽田・成田・関空・名古屋・福岡・新千歳といった主要空港からはもちろんのこと、広島・静岡・新潟・那覇といった地方空港からも上海など中国への便が充実しているので、地方から中国経由を検討するのもおすすめです。

中国でのトランジットにビザは不要!72/144時間滞在の条件を解説

広州白雲空港

新型コロナ前、中国に入国する日本人に対しては15日間のノービザ入国が可能でしたが、今は停止中。しかし、2024年7月現在、日本から第三国へ行く場合は、すべての空港で中国のビザが不要です。

24時間以内の滞在の場合は空港から出ることはできませんが、一部の都市で「72/144トランジットビザ免除政策」で144時間(哈爾浜のみ72時間)の条件付き空港外ビザなし滞在が許可されています。ただし、空港ごとに滞在できるエリアが定められていて、エリア外に出ることは許可されていません。

例えば、都市ごとに許可されているエリアは以下のとおりで、それ以外のエリアには出られません。
【北京】北京市、天津市、河北省
【上海】上海市、江蘇省、浙江省
【広州】広東省

詳しい滞在可能地域は下記の中国国家移民管理局HPでご確認ください。

▼72・144時間のビザなし滞在ができる主な空港

◆香港とマカオは特別扱い

香港夜景

イギリス・ポルトガルから中国に返還された香港・マカオに関しては、中国本土とビザの制度が異なります。香港・マカオを目的地とする場合および香港・マカオを経由してのトランジットの場合、90日間までの滞在であればビザが不要なのでご安心ください。

ちなみに中国の他都市経由で香港・マカオを目的地にする場合も、144時間(※一部72時間)のノービザ制度は適用されます。

中国の空港でのトランジットの流れ《国際線どうしの場合》

日本から中国を経由して第三国へ向かう場合についての流れを、3パターンに分けて解説します。

①スルーバゲッジの場合
②荷物のピックアップが必要な場合
③同一都市圏の空港間の移動が伴う場合(例:北京首都⇔北京大興、上海浦東⇔上海虹橋)

①スルーバゲッジの場合

中国の空港の案内表示

日本国内から出発して、第三国まで荷物がそのまま運ばれる場合は空港到着後に"transfer"または"transit"と書かれた看板を目印に向かい、パスポートチェック、保安検査を受けます。このときに開封済みのペットボトルがあると没収の対象になるので注意してください。

保安検査を受けたら、次の便の出発ロビーに向かえます。搭乗口をご確認の上、次の便に乗り継いでくださいね。

②一旦入国が必要な場合

連絡運輸協定を結んでいない一部の異なる航空会社間やLCCに多いのですが、荷物が目的地まで通しになっていないパターンでは一旦中国に入国します。

この場合はパスポートの有効期限が3か月以上で、なおかつ「144時間以内(哈爾浜等は72時間以内)出発で、座席が確定した第三国への乗り継ぎ便の航空券」が必要です。
空港での入境用カード(中国が目的地である人が書く「入国用紙」ではありません!)への記入も忘れないでくださいね。

荷物をピックアップしたら、再度目的地へ向かう航空会社のカウンターに預け替えます。
144時間以内(哈爾浜等は72時間以内)かつ規定された区域内を出ないのであれば、観光も楽しめます!

ちなみに①のスルーバゲッジの場合の時でも入境用カードを書けば荷物を空港に預けたまま空港外に出て観光などができます。その場合はくれぐれも乗り遅れにご注意ください。

③同一都市地域内の空港間移動を伴う場合

天安門

北京には首都空港と大興(ダイコウ)空港の2つ、上海には浦東(プートン)空港と虹橋(ホンチャオ)空港の2つがあり、乗り継ぎの際は2つの空港は同一都市にあるものとみなされています。

144時間のビザ免除措置では、同一都市の異なる空港間を移動して乗り継ぐことも可能です。首都空港は日本やアメリカ等からの路線が充実している一方、大興空港は中央アジアやロシア・CIS諸国方面などへの路線が充実しているので、空港間の移動を伴うケースが稀にあります。この場合も入境用カード記入の上、入国して他の空港/海港に向かってください。

ちなみに北京の場合では「北京市、天津市、河北省」が144時間ビザ免除許可エリアなので、この範囲内に該当する首都/大興の両空港のほか、天津国際空港、天津海港(韓国・仁川港からのフェリーあり)でも出入国可能です。

中国の空港でのトランジットの流れ《国際線⇔国内線の場合》

それでは中国国内線への乗り継ぎはどうでしょうか?
当然中国に入るので、入国ビザと入国審査が必要です。荷物受取時間を含めて約1時間~2時間半は見ておいてくださいね。到着時にはビザの確認と指紋10本全ての採取が行われます。

国内線まで引き続きスルーバゲッジ可能な場合とできない場合がありますので、都度空港係員にご確認ください。なお、有効なビザを持っていても、最終的な入国の可否は入国審査官が決めることになります。

中国経由の航空券はどれほど安い?

成田~バルセロナの航空券

上記は、2024年7月17日時点の成田-バルセロナ往復航空券(2024/11/6~11/13)の料金です。なんと往復で10万を切るという驚きのプライス!

中国系以外で10万円を切る航空券を探すのは至難の業なので、欧州旅行をご検討の際は上記のポイントをもとに、中国系航空会社の使用を頭に入れてみてはいかがでしょうか。

◎中国経由の格安航空券で世界のいろいろな場所へ♪

中国南方航空

現在も円安が進んでいますが、中国経由なら10万円以内の航空券も夢ではありません!

ヨーロッパ方面への格安旅行に使えるのはもちろん、広州からはタンザニアのダルエスサラーム、北京からはアゼルバイジャンのバクーなど、日本から直行便のない都市へも行くことができます。中国経由の格安航空券のお求めもぜひskyticketで!

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

航空券でおすすめの記事

航空券のアクセスランキング