【新潟】長岡市の地域別おすすめ観光スポット&グルメ情報

【新潟】長岡市の地域別おすすめ観光スポット&グルメ情報

新潟県長岡市の観光スポット情報について解説します。長岡市といえば、新潟県第二の都市として知られ、毎年恒例の長岡花火は日本三大花火の1つに数えられるほどです。
観光スポットも豊富で、寺泊の魚市場から小国・栃尾・山古志の棚田の風景、越後丘陵公園の花畑など、長岡は見どころ満載!

そして、長岡を観光するならグルメも見逃せません!お米や地酒、へぎそば、栃尾の油揚げといった山の幸、寺泊の魚介類など海の幸もあり、長岡グルメは両方味わえる贅沢な逸品が目白押しです。

この記事では長岡市の観光スポットに加えて、グルメ情報、長岡までのおすすめアクセス手段をご紹介!ぜひ山あり海ありの長岡観光の参考になさってください。

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【新潟】長岡市の地域別おすすめ観光スポット&グルメ情報

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新潟県長岡市とは?その魅力も解説!

新潟県長岡市の範囲はこの地図の通りで、面積は890.1㎢です。これはシンガポール約1.2個分(シンガポールは734㎢)に相当します。長岡市は全部で10の市町村と合併したので、このような広大な面積を持つ市になりました。ちなみに小千谷市を挟んで旧川口町(越後川口)の飛び地があります。

長岡市は海沿いの寺泊から山深い栃尾や山古志・越後川口まで様々な景観の観光を楽しめるのが特徴ですが、広い面積を持つ町なのでエリア別におすすめスポット・グルメ・長岡駅からのアクセスをご説明いたします。

長岡市街地エリアは観光の拠点に最適!

JR長岡駅大手口

長岡市の玄関口となるJR長岡駅。ここはJR上越新幹線、信越本線、上越線(正確には隣の宮内駅で分岐)の3路線が乗り入れるターミナル駅です。

新潟県第二の都市とだけあり、飲食店、ホテルや日用品を扱うお店も駅周辺に豊富なので、長岡市内やその周辺の観光の際は長岡駅周辺を拠点にするのがおすすめといえます。

市街地のはずれを流れる信濃川は町のシンボルで、ここを会場とする日本三大花火・長岡花火には毎年多くの観光客がおとずれます。

それでは、長岡市街地(月餅前の長岡市地域)の観光スポットを見ていきましょう!

▼長岡花火についてはこちら

◆山本五十六記念館で太平洋戦争について知る

山本五十六記念館

連合艦隊司令長官として「真珠湾攻撃」作戦を遂行した山本五十六(やまもと いそろく)は、ここ長岡の出身で、記念館があります。

山本五十六は、1884年(明治17年)に高野貞吉の六男として誕生しました。五十六(いそろく)という名前は、父親の貞吉が56歳だったことから名づけられました。1916年(大正5年)には長岡藩士だった山本家を継ぎ、山本に改姓。その後、アメリカ滞在・ハーバード大学に留学したことが後の山本五十六の人生観に大きな影響を与えています。

1936年(昭和11年)の日独伊三国軍事同盟には、井上成美とともに断固反対の意見を貫き、自身の経験から日米開戦にも反対しました。

山本バンカー(ラバウル)

しかし、日本と米国を含む連合国は結局戦争状態となり、山本自身もパプアニューギニアのブーゲンビル島で1943年(昭和18年)に戦死することになります。そして、山本の戦死を受けて皇族・華族以外では日本で初めてとなる国葬が行われました。

この記念館には山本五十六に関する展示や一級の資料が一堂に揃い、彼の世界観・精神を感じることができます。

※画像は山本五十六が最後の一夜を過ごした「山本バンカー」(ラバウル島)

▼山本五十六戦死の地、パプアニューギニア・ラバウルの観光ガイド

◆河井継之助記念館

河井継之助(かわい つぎのすけ)は幕末の武士で、戊辰戦争の際に旧幕府側につき戦ったことで有名です。

また、河井は藩の組織・財政改革でも有名で、賄賂や賭博を禁止し、遊郭も廃止する一方で、農民に対する武士の不当な取り立てを禁止したり、教育制度の改革や兵制改革を実施したりしました。

ガトリング砲

河井は西洋の武器にも興味を持ち、フランス式のガトリンク砲などの近代的な武器を所有していました。

しかし、北越戦争に巻き込まれ、福島県只見町で帰らぬ人となってしまいました。

◆雪国の暮らしを学べる!新潟県立歴史博物館

新潟県立歴史博物館

新潟でも特に雪深い長岡市を中心とした新潟県の暮らし・文化について学べる博物館がここ「新潟県立歴史博物館」です。雪国での生活は大変ですが、その分雪解け水は美味しいお米を作るのに欠かせません。この博物館でそんな新潟の歴史・文化・風俗に触れてみてはいかがでしょうか?

◆四季折々の花々が咲く「国営越後丘陵公園」

国営越後丘陵公園

四季折々の草花が生い茂る「国立越後丘陵公園」は北陸・日本海側でも数少ない国立公園です。寺泊と並ぶ長岡市の二大観光スポットの1つと言ってもいいくらい多くの観光客が訪れます。

「国立越後丘陵公園」の詳しい情報は下記記事をご覧ください。

▼越後丘陵公園の記事はこちら

◆悠久山公園

長岡市郷土史料館

長岡市街地の南東にある「悠久山公園」(ゆうきゅうざんこうえん)のシンボルは、お城の形をした「長岡市郷土史料館」です。しかし、昔の長岡城はここにあったわけではなく、もっと長岡駅に近い場所にありました。

また、公園内の長岡市悠久山小動物園には、ニホンザルやトキの仲間のクロトキも飼育されています。

◆蒼柴神社

蒼柴神社

悠久山公園の園内に鎮座する蒼柴神社(あおしじんじゃ)は、1781年(天明元年)建立の由緒ある神社です。本殿は国の登録有形文化財に登録され、当時の面影を今に伝えています。

また、先述した河井継之助の招魂社もこちらにあるほか、主祭神である牧野忠辰の愛犬「しろ」も神として祀られていることから「ペットの神様」として、愛犬家や愛猫家の間でも有名です。

◆悠久山公園と蒼柴神社へのアクセス

JR信越本線「長岡駅」から越後交通バスで15分、「悠久山公園入口」下車。
車の場合は、関越自動車道「長岡IC」から車で30分。

▼長岡市観光におすすめホテルはこちら

新潟の小京都を観光!長岡市与板地区

長岡市与板

新潟の小京都と名高い与板(よいた)地区には直江兼続や良寛ともかかわりの深い神社・仏閣・城跡などが多数あります。そんな与板を見て回る前に与板歴史民俗資料館に行けば、この地区の歴史を深く学べます。

◆与板までのアクセス

魚のデパート!「魚の市場通り」がある長岡市寺泊地区

寺泊の海鮮焼き

出典: 写真提供:©公益社団法人 新潟県観光協会

港町寺泊も今は長岡市。三島郡寺泊町は2006年(平成18年)に長岡市に合併しましたが、未だに長岡の一部という感じがしないという人の方が多くいます。

「魚のアメ横」こと「魚の市場通り」などの海鮮グルメが勢ぞろい!ぜひ以下の記事を参考にして寺泊を散歩してみてはいかがでしょうか?

◆寺泊までのアクセス

JR長岡駅から越後交通バスで1時間、「魚の市場通り」バス停下車すぐ。またはJR新潟駅から寺泊駅まで1時間40分、寺泊駅よりバスで約15分。
北陸自動車道「中之島見附IC」より車で35分、「三条燕IC」より30分。

▼寺泊地区の観光ガイドはこちら

油揚げだけじゃない!長岡市栃尾地区の観光スポット

上杉謙信廟

長岡市には寺泊のような海もあれば、山もありますよ!油揚げで有名な栃尾も今は長岡市に合併しました。

標高228mの鶴城山に築かれ、かの上杉謙信が青年期を過ごした「栃尾城跡」や、その総鎮守である「栃尾八幡宮」が有名です。

ここには米沢上杉家より分祀された謙信廟もあります。

闘牛に錦鯉!山古志地区の観光スポットは?

山古志の闘牛

山古志村と聞いたら、中越地震の被害が大きかった場所と記憶している方も多いでしょう。その山古志村も今は長岡市で、復興もかなり進んできました。
山古志と言えば、闘牛と錦鯉の養殖です。

山古志闘牛場では、2024年5月26日に10年ぶりとなる「全国闘牛サミットin長岡大会」を開催!千年以上の歴史を誇る山古志の闘牛を見に多くの人でにぎわいます。

山古志の棚田

長岡市になった今でも山古志地区は闘牛と錦鯉の養殖が有名な山深い村で、日本の原風景というべき棚田も見られます。こんな場所をドライブするのもよいでしょう。

◆山古志アルパカ牧場

山古志のアルパカ

2004年10月23日に新潟県を襲った「中越地震」では、多くの人が犠牲になったり、家を失ったりするなど甚大な被害を受けました。一時は山古志村(当時)も全村避難を強いられ、村民も辛い思いをしました。

そんな山古志を元気づけようと2009年11月にアメリカのコロラド州から「日米友好」のシンボルとして寄贈されたのが、このアルパカたちです。

地区内2か所の牧場(油夫集落と種苧原集落)で育ったアルパカ達は住民を元気づけるかのようにどんどん数を増やし、一部は北海道剣淵町の「ビバアルパカ牧場」に行った仲間もいます。

100円でエサも買えるので、元気なアルパカたちと触れ合ってみてはいかがでしょうか?

▼山古志出身の仲間もいる北海道剣淵町の「ビバアルパカ牧場」

三波春夫さんと「るろうに剣心」の故郷!長岡市越路を観光♪

越路の朝顔

1970年の大阪万博のテーマ曲を歌った三波春夫さんや、漫画「るろうに剣心」の作者である和月伸宏さんは何を隠そう新潟県長岡市越路地区のご出身です。特に和月さんが描く漫画のキャラクターの名前の中には長岡を中心とした新潟県下の地名が使われていることがあるほどです。

例えば、勘の良い方はお気づきかもしれませんが、四乃森蒼紫(しのもりあおし)の「蒼紫(あおし」」は、先ほどの「蒼柴神社」から命名されました。

◆長谷川邸

長谷川邸

旧長谷川邸(旧長谷川家住宅)は、北陸の豪農農家で現存するものでは最古と言われています。約300年前に建築され、周囲には幅2~4mのお堀があるなど、当時の面影を今日に伝えている貴重な建築物と言えるでしょう。

それだけではなく、庭を含めて国指定重要文化財に指定されており、昔ながらのかやぶき屋根の家とともに厳かな雰囲気を漂わせています。長谷川家は先に紹介した山本五十六らとも親交があり、山本の直筆の手紙等も展示されています。

◆宝徳山稲荷大社

宝徳山稲荷大社

ここも長岡市!飛び地の越後川口を観光♪

長岡市川口地区(越後川口)は、長岡市の他地区とは接しておらず、小千谷市を挟んで飛び地となっています。東京方向から見て一番手前にあるので、ある意味「東京から1番近い『長岡』」といえそうです。

この川口地区では、川魚料理や温泉、そして越後三山の絶景が楽しめます!以下で詳しく見ていきましょう。

◆越後川口やな場(男山漁場)

越後川口やな場

長岡市川口地区は魚野川と信濃川の合流地点にあり、アユなどの川魚が多く棲息しています。この「越後川口やな場(男山漁場)」では、春はヤマメ、ハヤ、夏はアユ、マス、コイ、秋にはサケ、ウナギといった川魚が打ちあがっているのを見ることができるかも!
また、近くの飲食スペースでは、炭火で焼いた旨みたっぷりのアユなどの川魚料理がいただけます。
夏の子ども連れの遊び場としてうってつけといえる長岡の観光スポットの1つです。

◆えちご川口温泉

えちご川口温泉

出典: 写真提供:新潟県観光協会

川で思い切り遊んだ後は、長岡市川口地区自慢の名湯はいかがでしょうか?

塩化物強塩温泉(弱アルカリ性高張性高温泉)の泉質が特徴の「えちご川口温泉リゾート」の大露天風呂からは越後三山(駒ヶ岳、中ノ岳、八海山)が全て一望できるので、絶景露天風呂として温泉通の間では知られています。

サウナもあるので、「ととのう」ことも可能です!

このほか、「えちご川口温泉リゾート」館内には食事処やカラオケ、卓球場もあるので、一日中くつろげます。

◆牛ヶ首展望台

牛ヶ首展望台の雲海

寒暖差が大きく、雨の降った翌日が晴天であることなど、条件がそろった早朝には長岡市川口地区の牛ヶ首展望台から雲海を眺められるかもしれません。
越後三山をバックにした雲海はまさにフォトジェニック!長岡市川口地区に観光しに来たかいがあるというものです。ぜひインスタグラムなどで自慢しちゃいましょう。

◆長岡市川口地区へのアクセス

越後川口駅停車中のキハ110系

JR長岡駅から越後川口駅までは、列車利用の場合、20分余りで到着します。東京方面からは上越新幹線を浦佐駅で降りて、同駅から約21分。JR飯山線であれば、長野駅から越後川口駅まで約3時間。津南駅からは約50分で到着します。

東京から自動車利用であれば、練馬ICから越後川口ICまで約2時間半です。なお、長岡駅前から越後川口駅までは車で約30分で着きます。

▼越後川口周辺地域のおすすめ観光スポット

せっかく観光に来たなら長岡グルメを満喫しよう!

長岡ラーメン

新潟といえば、コメどころなので、お米を使った料理が名物です。

そのほかにも生姜醤油を使ったラーメンなど、長岡には美味しいものがたくさん!なかでも長岡観光でぜひ食べて・飲んでほしいおすすめの品を3品ご紹介します。

◆お酒

ぽんしゅ館

出典: 写真提供:新潟県観光協会

新潟に来たならおいしい日本酒が飲みたい…そんな方には長岡駅内の「ぽんしゅ館」がピッタリ!500円でお猪口3杯分のお酒を試しのみできます。

長岡駅・新潟駅・越後湯沢駅にあるので、以下の記事を見て、ぜひ心行くまで日本酒をお楽しみください。

◆へぎそば

へぎそば

「へぎ」という木枠の中に「ふのり」という海藻をつなぎに使って盛られたつるつるののど越しが自慢の越後ならではのグルメです。十日町市や小千谷市が本場ですが、長岡市でも越後長岡小嶋屋などで本格的なへぎそばを食べることができます。

◆油揚げ

栃尾の油揚げ

新潟県長岡市栃尾と言えば、油揚げを思い浮かべる方も多いのでは?長岡市栃尾にある「栃尾豆庵」(とちおとうあん)では、揚げたての油揚げをその場でいただくことができます。

店内には油揚げを使った料理が提供されるスペースもあるので、ぜひ普段は脇役になりがちな油揚げが主役の料理をご堪能ください。

長岡市へのアクセスは?

上越新幹線E7系

東京駅から長岡駅までの移動には上越新幹線が便利です。「とき311号」、「312号」の1往復以外は長岡駅にすべて停車し、朝に出る「とき317号」に乗れば東京駅から長岡駅まで88分、逆方向の「とき326号」で東京駅まで81分。その他の新幹線でも1時間半ほどで到着します。

鈍行の場合は、多くの場合、高崎駅と水上駅で乗り換えが発生します。特に水上駅~越後中里駅は1日5往復程度なので要注意です。

◆高速バスも便利!

WILLER高速バス

東京・横浜から長岡は22:00ごろ出発しても明朝5:00すぎには長岡についてしまうため、タイムパフォーマンスが特に良いです。

また、大阪方面からは、湖西線→北陸新幹線→信越本線と2回乗り継ぎが必要なのに対して、寝ている間に長岡についてしまうので、こちらも楽であるといえます。

◆LCC(peach)でも気軽にアクセス!

新潟空港のピーチの航空機

大阪のほか、名古屋、札幌、福岡、那覇などからは新潟空港利用も便利です。新潟空港は1973年にソ連(当時)のハバロフスクとの便がいち早く就航したので、国際線も充実。ハルビン、上海、台北、ソウルといった都市に飛んでいます。

驚くことにLCCのpeachがやってくるので、関空から安価に飛んでくることもできます。

新潟駅から長岡駅までは新幹線のほか、高速バスも便利です。

◎海から山まで様々な観光が楽しめる長岡市!

越後丘陵公園のチューリップ

海から山の景色まで様々な景観が楽しめる長岡市は中越地方の観光では外せない場所です。海の幸あり、山の幸ありの長岡グルメもぜひ楽しんでいってくださいね。

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