津軽海峡フェリーの旅③《青森→函館→大間》レンタカーで巡る2泊3日周遊プラン

乗り物・交通

津軽海峡フェリーの旅③《青森→函館→大間》レンタカーで巡る2泊3日周遊プラン

レンタカーとフェリーを組み合わせるからこそ実現できる、<青森→函館→大間→下北半島>を巡るダイナミックな2泊3日周遊プランをご提案します。

函館の海の幸や、本州最北端で味わう大間マグロなど、海鮮グルメを存分に満喫できるのがこの旅の醍醐味。青森空港でレンタカーを借り、津軽海峡を異なる2つの航路で往復。市電では行きにくい函館の穴場スポットや、鉄道が通っていない秘境・下北半島の絶景を、自由気ままなドライブで楽しみ尽くします。

家族旅行やグループ旅行に最適な、贅沢なドライブフェリー旅に出かけませんか?


この記事を書いた人


Y Yasue

京都出身、旅行が趣味です。カプリ島「青の洞窟」、ユングフラウ、アンテロープキャニオン、マウナケアでのサンライズは、特に心に残る絶景でした。またアイスランドでは、オーロラやアイスケーブの神秘的なクリスタルブルーなど、多くの感動を体験しました。これからも、旅の計画に役立つ情報から、心に響くような感動まで幅広く発信していきます!


目次

津軽海峡フェリーの旅③《青森→函館→大間》レンタカーで巡る2泊3日周遊プラン

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《青森→函館→大間》異なる航路でレンタカー周遊旅行

津軽海峡フェリーの航路

この周遊プランでは、津軽海峡フェリーの航路を往復で乗り分け、異なる船旅の魅力を体験できます。

往路は、イルカウォッチングのチャンスもある《青森→函館》航路に乗船。大型フェリーでゆったりとしたクルージングを楽しみます。

復路は、北海道(函館)から本州を最短約90分で結ぶ《函館→大間》航路で、大間へ。こぢんまりとした「大函丸(だいかんまる)」でのスピーディーな渡航は、津軽海峡を渡るクルージングの雰囲気をガラッと変えてくれるでしょう。

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函館では、レンタカーのメリットを活かした観光プランをご提案します。

函館山の朝夜景

1日目の宿泊は、マイカー規制が解除される翌未明に備え、函館山に近いホテルを選びます。

2日目の夜明け前にはレンタカーで山頂へ向かい、世界三大夜景の一つに数えられる函館山の幻想的な「朝夜景」を鑑賞するのが、この旅の特別な体験です。

大間のマグロ丼

最終日は、フェリーで大間(おおま)に上陸後、レンタカーで下北半島の秘境を周遊します。

大間マグロの旬は、秋から冬です。本州最北端・大間ならではのマグロを味わい、日本三大霊場の1つである「恐山」や、海食崖の絶景「仏ヶ浦(ほとけがうら)」を観光。旅の疲れは、恐山の温泉や薬研(やげん)温泉で癒しましょう。

1日目①:青森空港でレンタカーを借り、フェリ-で函館へ

青森空港でレンタカーを借り、フェリーターミナルへ

青森空港

旅の始まりは、東京や大阪などから飛行機で青森空港へ。

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到着後、空港内の営業所または送迎を利用してレンタカーを借ります。今回のプランでは、2日後に青森空港で返却できるよう手配しておきましょう。

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青森空港から津軽海峡フェリーが発着する「青森フェリーターミナル」までは、レンタカーで約30分ほどの道のりです。

青森フェリーターミナル 乗り場案内マップ(津軽海峡フェリー)

スマートチェックインでスムーズに乗船

津軽海峡フェリーの青森ターミナルでは、スマートチェックインが可能です。車での乗船手続きがワンタッチで完了し、スムーズに乗船できるのが魅力。

《青森→函館》航路は、10:15青森発の大型フェリー「ブルードルフィン」に乗船します。函館まで、約3時間40分の船旅のスタートです。

フェリー乗船中の楽しみ

クルージング(津軽海峡フェリー)

デッキに出て海風に当たり、津軽海峡の景色を眺めるクルージングが爽快です。

イルカウォッチング(津軽海峡フェリー)

イルカが波と戯れたくて、フェリーのすぐそばまで遊びに来てくれます。

津軽海峡フェリー オートショップ(軽食自動販売機)

お腹がすいた時は、かにめし、いかめし、カツサンドなどの軽食を、船内のオートショップでどうぞ。

▶《青森→函館》航路 時刻表

青森→函館 津軽海峡フェリー時刻表

▶《青森→函館》航路 客室タイプ

コンフォート客室(津軽海峡フェリー)

《青森→函館》航路の船旅は、約3時間40分。グループや家族でプライベートな空間を確保したい場合は、1室を占有できる客室「コンフォート」がおすすめです。

ブルールミナスのシート(津軽海峡フェリー)

この航路を運航するブルーシリーズの大型フェリーでは、ホテルのように豪華なスイートから、プライバシーを重視した個室タイプ、そしてリーズナブルなスタンダードまで、旅のスタイルに合わせた4タイプの客室から選べます。

車を預けてしまえば、船内では自由に過ごすだけ。デッキから壮大な津軽海峡を眺めたり、個室でリラックスしたりと、快適な船旅をお楽しみください。

▶《青森→函館》航路 車両・旅客運賃

《青森→函館》旅客運賃(津軽海峡フェリー)

フェリーの運賃は、期間によって異なります。

【青森~函館】車輌運賃(津軽海峡フェリー)

参考:コンフォートを利用した場合の、車両・旅客運賃は以下のとおりです。

【普通自動車+運転手1名】19,760~27,100円
【ドライバー差額】1,090~1,570円
【追加旅客運賃】大人 3,950~5,420円(小児は大人運賃の半額)

1日目②:函館に到着。レンタカーで巡る函館観光

函館フェリーターミナル(津軽海峡フェリー)

14:10、函館フェリーターミナルに着岸しました。
せっかくレンタカーで函館に訪れたのですから、公共交通機関では行きにくい観光スポットへ行ってみましょう!

トラピスト修道院(北斗市)

トラピスト修道院

北斗市の「トラピスト修道院(厳律シトー会灯台の聖母大修道院)」は、日本で初めて創設された男子修道院。厳格な厳律シトー会の男子修道院ですから、もちろん女人禁制です。

内部には入れませんが、外観見学はOK。そして、売店は誰でも利用できます。人気商品は、修道院内の手作りソフトクリーム。発酵バターが香るトラピストクッキーもお土産におすすめです。

トラピスト修道院へのアクセスは、津軽海峡フェリーの函館ターミナルからレンタカーで30分ほど。

函館空港の近くには、厳律シトー会の女子修道院「トラピスチヌ修道院」もあります。トラピスチヌ修道院はバスでアクセスできますが、レンタカーで寄ってみても良いですね。

函館山に近いホテルに宿泊

ヴィラ・コンコルディア リゾート & スパ

北斗市への海岸線ドライブと観光を楽しんだら、朝夜景に備えて早めにホテルへチェックイン。駐車料金が無料で、函館山に近いホテルに宿泊がおすすめです。

2日目① レンタカーで函館山「朝夜景」を鑑賞

函館山の朝夜景とご来光

4月下旬~9月頃にかけて、17時以降の函館山はマイカー通行が規制されます。規制時間は17時から22時まで。22時以降にレンタカーで出掛けても良いのですが、おすすめは「朝夜景」です。

未明の時間帯に、ロープウェイやバスは運行していません。でもレンタカーなら、夜明け前に函館山山頂へ行くことができます。

山麓周辺ホテルから函館山展望台まで、レンタカーでわずか10分ほど。幻想的なマジックアワーの「朝夜景」と、ご来光を鑑賞に行きませんか?

2日目② チェックアウト後、市電では行けないスポットを観光

2日目も、レンタカーだから行ける!函館の観光スポットを巡ります。

立待岬

立待岬

断崖絶壁がダイナミックな立待岬(たちまちみさき)は、かつて異国船を監視する場所でした。交通が不便な立待岬も、レンタカーなら函館山山麓から10分ほどで行くことができます。

四稜郭

四稜郭

「五稜郭」が有名ですが、函館には蝶が羽を広げたような形状の「四稜郭」もあります。函館市内の北部に位置し、市電でアクセスできない四稜郭の観光はレンタカーが便利。

また、五稜郭は函館市電の電停から少し距離があります。車では地図のように五稜郭のそばを通るので、併せて観光してもいいですね。

2日目③ 函館フェリーターミナルから、青森の大間へ

大函丸(津軽海峡フェリー)

函館から大間へ渡るフェリー「大函丸」は、16:00出航です。

函館~大間 フェリー「大函丸」時刻表(津軽海峡フェリー)
チャイニーズチキンバーガー(函館ラッキーピエロ)

フェリー内で食べたかったラッキーピエロのチャイニーズチキンバーガーをテイクアウトして、函館フェリーターミナルへ向かいます。

▶《函館→大間》航路 時刻表

《函館→大間》航路「大函丸」時刻表

▶《函館→大間》航路 車両・旅客運賃

函館~大間 運賃の期間区分(津軽海峡フェリー)
【函館~大間】車輌運賃(津軽海峡フェリー)
【函館~大間】旅客運賃(津軽海峡フェリー)
大函丸スタンダードルーム(津軽海峡フェリー)

大函丸では、スタンダードルームを予約しました。

【普通自動車+運転手1名】15,800~21,670円
【追加旅客運賃】大人 2,320~3,130円(小児は大人運賃の半額)

大函丸のシート(津軽海峡フェリー)

スタンダードの場合「ドライバー差額」はありませんが、ファーストシートでも670~960円と少し上乗せするだけで利用できます。

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2日目④:大間フェリーターミナルに到着、ホテルへ

大間フェリーターミナル(津軽海峡フェリー)

17:30、青森県の大間フェリーターミナルに到着。

大間マグロの刺身

今晩は大間周辺の宿泊施設やホテルで泊まります。夕食で大間マグロをいただき、大満足♪

3日目①:秘境の下北半島をレンタカーで観光

大間崎灯台(青森県大間崎)

大間は本州最北端の地です。下北半島のむつ市より北は、レンタカーかバスでしかアクセスできません。最終日は、大間から仏ヶ浦や霊場「恐山」をまわり、気になる観光スポットへ寄りながら青森空港を目指します。

【冬季旅の注意点】
冬季は、仏ヶ浦観光船や恐山など、特に下北半島の観光はかなり制限されます。冬季通行止めになる道路もあるため、事前にドライブルートや観光地の営業情報をご確認ください。

仏ヶ浦

仏ヶ浦

仏ヶ浦は、一度は訪れてみたい巨岩の観光名所です。仏ヶ浦の観光は、佐井港から遊覧船に乗り、船上観光と仏ヶ浦の散策を楽しめるクルージングがおすすめ。

大間から佐井港までレンタカーで約20分。遊覧船の所要時間は約1時間30分です。

霊場「恐山」

宇曽利湖(極楽浜)「恐山」

恐山(おそれざん)は、日本三大霊山の1つである有名な霊場です。三途の川、地獄廻りなど少し怖い印象があるかもしれませんが、宇曽利湖(極楽浜)などミステリアスで美しい景色も見られます。

「恐山・菩提寺」の温泉

恐山菩提寺の境内にある温泉は入山料で入れるので、ぜひ入浴してみてください。

横浜町の菜の花畑

横浜町の菜の花畑

下北半島の5月は、菜の花の季節。国道279号線(はまなす街道)沿いには、日本最大規模の作付け面積を誇る陸奥横浜の菜の花畑があるので立ち寄ってみてください。一面が鮮やかな黄色い花で覆われた菜の花畑は、まるで黄色の絨毯のよう。ビタミンカラーの黄色が、心を元気にしてくれます。

道の駅よこはま「菜の花プラザ」の物産館では、「モカフロート」と「菜花ソフトクリーム」がおすすめ。菜の花の若芽を練り込んだ「菜の花ドーナツ」、菜の花はちみつを使った「菜の花シフォンケーキ」も人気です。

3日目②:青森空港でレンタカーを返却、家路へ

道の駅よこはまから青森空港まで、レンタカーで1時間半ほどかかります。休憩時間や渋滞も鑑み、余裕をもって青森まで戻っておけば安心です。帰りの飛行機まで余裕があれば、青森市内の観光等で時間調整してください。
フェリー&レンタカードライブの周遊旅行、お疲れ様でした (*^-^*)

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◎大間フェリーターミナルに近いおすすめの宿泊施設

「おおま温泉 海峡保養センター」は大間マグロと大間牛の食べ比べができる保養宿泊施設。温泉大浴場にはサウナもあります。

大間町観光協会の宿泊施設紹介ページも参考にしてください。

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