世界遺産「神宿る島」!三女神に愛された宗像市の観光スポットまとめ

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世界遺産「神宿る島」!三女神に愛された宗像市の観光スポットまとめ

福岡市と北九州市のほぼ中間地点に位置する福岡県宗像市(むなかたし)。神領とされる沖ノ島が世界遺産の国内推薦候補になったことでも、話題になりましたよね。

宗像にはそんな注目のスポット以外にも、観光の見どころがたくさんあることをご存知でしょうか?そこで今回は、知っているようで知らない宗像の観光におすすめなスポットを厳選! 宗像ならではの魅力が詰まった名所をご紹介したいと思います。

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世界遺産「神宿る島」!三女神に愛された宗像市の観光スポットまとめ

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1.宗像大社

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まず最初におすすめする宗像の観光名所は、宗像大社です。日本各地にある宗像神社や厳島神社の総本山としても有名ですよね。宗像大社には3つの宮が存在し、宗像三女神が一神ずつ祀られています。多くの方が参拝に訪れるのは、宗像市田島にある辺津宮(へつみや)。宗像大社の総社であり、市杵島姫神(いちきしまひめのかみ)を主祭神に、境内にある第二・第三宮で他の二神を祀っています。

交通安全にご利益があるといわれ、車の祈願所として非常に有名。車を運転するという方はぜひ、宗像大社で車祓いをしてもらってくださいね。ちなみに本殿の右手奥にある高宮祭場は、宗像三女神が降臨した地といわれる古代祭場。辺津宮最大のパワースポットでもあるので、観光の際にはこちらも要チェックですよ。

▶ 交通安全の神様として信仰されているパワースポット、宗像大社を巡る!

◆中津宮(なかつみや)

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辺津宮から11km離れた、福岡県で最も大きな島・大島にあるのが、湍津姫神(たぎつひめのかみ)を祀っている中津宮。大島は七夕伝説の発祥の地でもあり、境内には牽牛社(けんぎゅうしゃ)と織女社(しょくじょしゃ)、そして「天の川」という名の小川が見られます。

旧暦の7月7日にあたる8月7日には、「中津宮七夕祭」が盛大に行われるので、その日を狙っての観光がおすすめ。宗像からはフェリーを利用して、およそ25分でアクセスできますよ。

◆沖津宮(おきつみや)

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田心姫神(たごりひめのかみ)を祀っている沖津宮は、中津宮からさらに49km離れた絶海の孤島・沖ノ島に鎮座しています。沖ノ島は神聖な島とされていて、神職以外の立ち入りは原則禁止。しかも古代より女人禁制の掟があるため、女性の方は直接参拝することはできません。

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そうしたことから、中津宮がある大島の北側に設けられたのが、沖津宮遙拝所(ようはいじょ)。この場所から御神体島に向かって遥拝することが可能です。なお、男性の方は現地大祭が行われる時にだけ、人数限定ですが沖津宮で参拝することができます。貴重な体験になること間違いなしなので、機会があればぜひ!

◆秋季大祭

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宗像大社で毎年10月1日から3日まで開催されるのが秋季大祭。「田島放生会」とも呼ばれている、五穀豊穣や海上安全を祈願するお祭りで、期間中にはいくつもの神事が行われます。

中でも注目なのが「みあれ祭」。宗像三女神の御神体を神輿に移し、その神輿を乗せた2隻の御座船と漁船団およそ500隻が、玄界灘の海上をパレードします。

色鮮やかな大漁旗を掲げて進むその光景は、圧巻の一言! 海上で「みあれ祭」を見学する観光船ツアーも企画されているので、チェックしてみてはいかがですか?

◆神宝館

辺津宮の本殿左手にある神宝館は、沖ノ島で発見された神宝を収蔵・展示している施設です。銅鏡や武器、装身具、金属製の雛形品など、その出土品の数は8万点にものぼり、それらすべては国宝になっています。

どの展示品も貴重で、学術的にも高い評価を受けているものばかり。宗像大社まで観光にきたのに、『古事記』に詠われている数多の神への奉献品を見ないで帰るなんて、勿体ないですよ!

2.道の駅 むなかた

宗像観光中に「何を食べようか…」と迷ったらココ! 宗像市江口にある「道の駅 むなかた」なら、海の幸も山の幸も心ゆくまで堪能することができますよ。

施設内にある「おふくろ食堂はまゆう」でいただけるのは、宗像ならではの漁師飯! 玄界灘で獲れた新鮮な魚を使ったさまざま海鮮丼が楽しめると観光客にも人気です。もちろん、山の幸を使った農家料理もありますよ。

食事が終わったら物産直売所で、色々と観光のお土産を選んでみてはいかがですか? 魚を美味しく食べる方法や調理の際のポイントなどもアドバイスしてくれるので、この機会に玄界灘の海の幸を購入してみるのもおすすめです。

3.鎮国寺(ちんこくじ)

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宗像市吉田に建つ鎮国寺は、中国に渡った空海が帰国して最初に創建した真言宗の寺院。実は見どころがたくさんある観光名所なんです。

本堂には5体の仏像が祀られており、その内の大日如来、釈迦如来、薬師如来の3体は空海が手がけたもの。また、本堂の手前に建てられた護摩堂にも、空海の作と伝わる不動明王立像が安置されています。「身代わり不動」とも呼ばれるこの仏像は、毎年4月28日に行われる「紫灯大護摩供(さいとうおおごまく)」の日に御開帳されますよ。

なお、紫灯大護摩供では御開帳だけでなく無病息災を祈願する火渡り行事も催されるので、観光の記念として修験者たちと一緒に護摩木の炭の上を渡ってみてはいかがですか?

4.海の道 むなかた館

宗像の歴史を学んでみたい方は、「海の道 むなかた館」に足を運んでみると良いでしょう。宗像市深田にあるこちらの施設では、宗像市内の遺跡から発掘された出土品やさまざまな資料など、宗像の歴史にふれられる常設展示を行っています。

中でも注目なのが、シアターで観賞できる沖ノ島の3D映像。女人禁制で男性も年に一度、限られた人数しか上陸できない神聖な島・沖ノ島を、臨場感たっぷりに楽しむことができます。こんな貴重な体験ができるのはここだけなので、観光の際にはぜひとも視聴してみてくださいね。

このほかにも、古代の宗像人の生活などが学べる体験学習や宗像関連の書籍・資料がずらりと揃った図書館など、宗像を知るには十分すぎるほどの情報が満載! 宗像大社のすぐそばにあるので、併せて観光することをおすすめします。

5.宗像ユリックス(プラネタリウム)

宗像ユリックスで、キレイな星空を眺めてみませんか? 宗像市久原の「宗像ユリックス」は総合複合施設になっていて、プールを備えたアクアドームやさまざまなスポーツが楽しめる屋外施設、イベントホールなど、多数の施設が設けられています。

今回おすすめしたいのは、本館2階にあるプラネタリウムです。宗像ユリックスではドイツ・カールツァイス社製の投影機を使用しているため、再現された星空は従来よりも星座が見つけやすくとってもキレイ! 説明員による解説も相まって、今までのプラネタリウムとは異なる感動を味わうことができますよ。

プログラムは「おとな向け」と「子ども向け」、そして「リラクゼーション」の3つ。どれも上映時間は50分ほどとなっているので、ゆっくりと星空観察を楽しんでくださいね。

6.浄光寺

宗像市江口にある浄光寺は、「ふじ寺」という別名でも親しまれているお寺です。樹齢110数年といわれる三本の大藤が植えられていて、宗像市の天然記念物でもあるこの大藤は、毎年4月下旬から5月上旬にかけて満開になります。

境内にはおよそ700平方メートルもの藤棚が見られ、その下に設けられた椅子とテーブルを利用すれば、甘い花の香りに包まれながらのんびりと観賞できますよ。

また、開花の時期には「藤まつり」が開催されるので、その時期に合せて宗像観光に訪れると良いでしょう。「ふじ寺」と呼ばれる浄光寺の藤の花は、非常に見応えがありますよ。

7.大島

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最後にご紹介する宗像の観光スポットは、玄界灘に浮かぶ宗像七浦のひとつ・大島です。「筑前大島」とも呼ばれるこの島は、福岡県で最も大きい島で、面積は7.17平方キロメートル! 周囲が海に囲まれているため、絶好の釣りスポットです。

島内には先に取り上げた宗像大社の中津宮や風車展望所、この島で一番高い標高224mの御嶽山(みたけさん)、夢の小夜島など、観光が楽しめるスポットがいくつも点在しています。

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どの場所からも海が望める最高のロケーションとなっているので、宗像にきたら少し足を延ばして大島の大自然を満喫してみてはいかがですか?

大島までは神湊(こうのみなと)から大島渡船を利用して25分程。毎日7便運航していますが、天候によっては欠航する場合もあるので、観光の際には注意が必要です。

◎まとめ

宗像でおすすめの観光スポットを全部で7ヶ所挙げてみましたが、いかがだったでしょうか? 夏場に観光にくればさらに海水浴まで楽しめてしまうのが、玄界灘に面している宗像市ならではですよね。歴史と海、そして海鮮グルメを同時に満喫できる宗像は、どの年代の方にもおすすめできる観光地。公共交通機関を使って宗像観光を楽しむ際は、JR東郷駅または赤間駅が最寄りになりますよ。

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