東京都檜原村のおすすめ観光スポットは?温泉もある東京本土唯一の村

東京都檜原村のおすすめ観光スポットは?温泉もある東京本土唯一の村

東京にも村があるのをご存じですか?今回ご紹介する東京都西多摩郡檜原村(ひのはらむら)は伊豆・小笠原諸島を除いて唯一本土にある村です。自然豊かな檜原村は東京都心から日帰り観光できるとだけあって、週末にはドライブやレジャーで訪れる観光客も多いです。
また、檜原村には「数馬の湯」や「蛇の湯温泉 たから荘」といった温泉施設も所在し、都会の喧騒を忘れてゆっくり過ごすことができます。今回は檜原村へのアクセスや「払沢の滝」、「都民の森」など村でのおすすめ観光名所をご紹介。観光コースや観光プラン作りに生かしてみてくださいね。

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東京都檜原村のおすすめ観光スポットは?温泉もある東京本土唯一の村

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檜原村とは?地図上での場所はここ!

東京都檜原村は冒頭でも紹介した通り東京都本土にある唯一の村で、東京都では奥多摩町、八王子市の次に面積の大きい市区町村です。檜原村の人口は2200人余りで、これは東京都の村としては島しょ部の小笠原村などよりも少ない人口となります。村内のほとんどが山林に覆われた自然豊かな村となっており、春になれば桜が美しく夏にはキャンプをする人でにぎわいます。また人気の秋の紅葉シーズンや、払沢の滝が氷結する冬も味わい深いでしょう。

檜原村は役場がある本宿(もとしゅく)集落を中心として、藤倉方面(北秋川渓谷)と数馬方面(南秋川渓谷)の二手のルートに大きく分かれ、路線バスもこのルートに沿っています。村内には商店はありますが、大きなスーパーやコンビニがないので必要なものはあきる野市近辺で確保しておくことをおすすめします。

「払沢の滝」などの滝は必見の観光スポット

払沢の滝(檜原村)

「払沢の滝」は轟々と流れる水しぶきが特徴の滝で、日本の滝百選にも選出されています。画像では伝わりづらいですが、実際に見てみるとマイナスイオンたっぷりの名瀑で、結構な勢いに圧倒されることでしょう。ここは標高が高いため冬には凍ってしまうこともあります。

▼滝行もできる

また、九頭龍の滝や龍神の滝では滝行にチャレンジすることもできます(3名からが基本ですが、休日等1名で可能な場合あり。有料。)。最近はyoutuberによる挑戦も多いのだとか。勇気のある方は下記HPを見て事前にお問い合わせを。

滝行の詳細ページ(外部リンク)
滝行の詳細ページ2(外部リンク)

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「神戸岩」は地球が作り出した絶景観光名所

神戸岩の風景

高さ約100mの岩盤が両側にそそり立つ「神戸岩」(かのといわ)は、檜原村の絶景観光スポット。難読な「かのといわ」という読みは付近の大岳神社が関係しているともいわれており、神域への入口という意味の「神の戸岩」がなまったものであると一説には言われています。ここはとても固い岩でできていて、恐竜が生まれる前の約2憶5000万年前から少しずつ削られてこのような形となりました。古代のロマンが詰まった神戸岩は地球が作った芸術といえるでしょう。

古き良き田舎の暮らしを見られる「檜原村郷土資料館」

甲斐の武田氏から守るための山城「檜原城」があったことから防衛のかなめとして位置づけられていた檜原村。郷土資料館ではその歴史を知ることができ、また養蚕で栄えた古き良き田舎の暮らしも垣間見ることができる貴重な資料館です。

▼藤倉の小林家住宅

小林家住宅(檜原村)

さらに奥の藤倉地区には「小林家住宅」があり、重要文化財として18世紀当時の面影を今に伝えています。ここは自家用モノレールで登った先にあり、予約が必要です。昔はモノレールなんてなかったので、往時の苦労がしのばれますね。

木のぬくもりがあふれる檜原 森のおもちゃ美術館

「檜原 森のおもちゃ美術館」は2021年11月にオープンした新たな観光スポットです。こちらは美術館と名前は付いていますが、鑑賞ではなく体験に重きを置いており、館内有料ゾーンでは木で作ったおもちゃで遊べるので、子供連れに人気です。無料ゾーンにはカフェ「さとやま食堂」や売店「CruChoi くるちょい」があるので、大人も退屈しません。※木曜定休

人里(へんぼり)の桜

桜が美しい人里(へんぼり)地区

檜原村に「人里」と書いて「へんぼり」と読む地区があります。なぜこのように読むのかは不明ですが、春は桜が美しく秋は紅葉が見られるなど、かぶと造りの屋根の家が立ち並ぶさまはどこか懐かしい雰囲気であるといえます。

檜原村ではアウトドアも楽しめる

檜原村では、神戸岩周辺にある「神戸国際マス釣場」などのマス釣り体験ができるスポットや今話題のグランピングが楽しめる「ふれあい広場」等、バーベキュー場やキャンプ場が多く立地しています。

▼檜原村の「都民の森」

都民の森(檜原村)

また、山梨県境に近い「檜原都民の森」では様々な木工工芸や炭焼き体験などの体験メニューやハイキングを楽しむことができます。

観光が終わった後は数馬地区の温泉がおすすめ

檜原温泉数馬の湯

檜原村の観光の醍醐味といえば温泉です。おすすめなのが檜原村の奥、「都民の森」の手前の数馬地区に位置する「数馬の湯」と「蛇の湯温泉たから荘」です。
「数馬の湯」は、アルカリ性単純温泉の泉質で露天風呂はもちろんのことサウナも併設。旅の疲れを癒すことができます。

▼蛇の湯温泉たから荘

蛇の湯温泉「たから荘」

そして数馬バス停そばの「蛇の湯温泉たから荘」は、かやぶき屋根が印象的な宿泊施設ですが日帰り入浴も受け付けています。自他ともに認める秘湯は、大蛇がその傷をいやしたという言い伝えがあり、それが施設名の由来です。

檜原村のグルメ情報

東京本土唯一の村なので、自然を生かしたグルメスポットがたくさん!檜原の蕎麦、きれいな水で淹れたコーヒー、そして檜原村産の材料にこだわったパンなどをぜひお楽しみください!

◆深山

1日3時間しか営業しないこだわりのお店。檜原村の水を使用したこしのつよい手打ち蕎麦の味は本物といえるでしょう。

◆カフェせせらぎ

檜原村役場内にある「檜原村の水が隠し味」という、銀座で35年間カフェを経営していたマスターが淹れるコーヒーは味も確かです。

森の風゜

檜原村産の食材にこだわったパン屋さん。檜原村名産の舞茸使用のパンが自慢で、舞茸パンや舞茸入りのピザパンといったパンが人気です。

檜原村へのアクセスは?

檜原村には列車は通っておらず、最寄り駅はJR五日市線の武蔵五日市駅。そこからは西東京バスの路線バスかタクシーとなります。
また、あきる野などでレンタカーを借りる方法もあり、時間を効率的に使いたい方はこちらがおすすめです。

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電車・バスの場合

檜原村へ向かう西東京バス

檜原村に鉄道は通っていないので、都心からはJR中央線・青梅線で立川や拝島で乗り換え、JR五日市線の武蔵五日市駅を目指しましょう。武蔵五日市駅からは西東京バスの路線バスに乗る必要があります。路線バスには藤倉方面に向かうバスと数馬・都民の森方面に向かうバスがあり、本宿集落で二手に分かれます。本宿までは30分に1本ほどバスがありますが、藤倉や数馬へ向かうバスの本数は1~2時間に1本なので時刻表を見ながら行動しましょう。

自動車の場合

檜原村の道路

最寄りインターは圏央道のあきる野インターチェンジか日の出インターチェンジで、檜原村へはそれぞれ約30分ですが、中央道の八王子インターチェンジや数馬地区へは上野原インターチェンジから甲武トンネル経由も便利です。また、檜原村から奥多摩町へ抜ける奥多摩周遊道路はドライブやツーリングにおすすめのルート(ただし奥多摩周回道路は夜間通行止め)といえます。

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気になる檜原村のお土産は?

東京本土唯一の村に来たからには、お土産も欲しいところですよね!檜原村のお土産なら檜原村観光協会が直営している特産物直売所「やまぶき屋」やおもちゃ美術館近くの「ひのはらファクトリー」がおすすめです。

檜原村の名産はじゃがいも。「やまぶき屋」では、新鮮な野菜・山菜が農地直送でそのまま売られているほか、じゃがいも焼酎やじゃがいもアイスなどもありますよ。「ひのはらファクトリー」は、焼酎工場やカフェを併設し、イートインもあります。

東京本土唯一の村をのんびり観光しよう!

檜原村の風景

東京本土唯一の村には魅力がたくさんあることがわかっていただけたかと思います。コロナ禍でマイクロツーリズムが注目されましたが、東京にもこんな素晴らしい自然が残っている場所があるんだなと心の片隅に入れていただけたら幸いです。

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