【江戸東京たてもの園】『千と千尋の神隠し』のモデル!宮崎駿も惚れた武居三省堂とは?

画像出典:Ryozo / PIXTA(ピクスタ)

【江戸東京たてもの園】『千と千尋の神隠し』のモデル!宮崎駿も惚れた武居三省堂とは?

ジブリ映画の中でもトップクラスの人気を誇る「千と千尋の神隠し」。劇場版「鬼滅の刃」無限列車編がその記録を破るまで長らく映画の観客動員数でトップに君臨していたのでも話題になりました。主人公の千尋が迷い込む神々の世界は湯屋「油屋」をはじめ、レトロでノスタルジック。国内外様々な場所がモデルになったのではと噂されていますが、東京都小金井市にある「江戸東京たてもの園」内になる武居三省堂はジブリが公式的に認めた数少ないスポット。宮崎駿監督自ら訪れたといいます。
宮崎監督をも魅了した武居三省堂とはどのような場所なのでしょうか?

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【江戸東京たてもの園】『千と千尋の神隠し』のモデル!宮崎駿も惚れた武居三省堂とは?

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江戸東京たてもの園へのアクセス

【電車・バス】
・JR中央線武蔵小金井駅より
駅北口からバス5分(西武バス:2、3番のりばより、「小金井公園西口」下車。徒歩5分。)

・JR中央線東小金井駅より
駅北口からバス6分CoCoバス(小金井市コミュニティバスのりばより、北東部循環「たてもの園入口」下車。徒歩10分。)

【車】
関越自動車道、東京外環自動車道:大泉ICから約50分
中央自動車道:調布ICから約40分

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江戸東京たてもの園とは?

江戸東京たてもの園とは、失われつつある歴史的な建造物や著名人が暮らした家などを移築・保存・展示する野外博物館。江戸~昭和中期の昔ながらの建造物が集まっています。「千と千尋の神隠し」のみならず、レトロでノスタルジックな風景が素敵だと人気急上昇のスポット。武居三省堂は昔の商家・銭湯・居酒屋など下町の街並みを再現した、「東ゾーン」にあります。

『釜爺のボイラー室』武居三省堂

武居三省堂は昭和初期に建てられた文具店で、その当時多く建造された「看板建築」というスタイル。
壁にぎっしりと詰まった桐箱の引き出し....そう、劇中に登場する釜爺(かまじい)のボイラー室のモデルはこの部屋だったのです。宮崎監督はこの部屋をひどく気に入り、『千と千尋の神隠し』構想の段階からたびたび訪れたそう。武居三省堂では実際に商品の筆などが種類ごとに収納されていました。この部屋全体でも350の桐箱があります。武居三省堂のように、土地が狭く細長いスタイルの建物が多かった東京の下町では、このような収納が多かったのかもしれません。

武居三省堂では、昔懐かしい文具も販売しています。子供時代の記憶がよみがえってくるかも?

『油屋』のモデル・子宝湯にも注目!

出典: kazukiatuko / PIXTA(ピクスタ)

武居三省堂だけではありません。同じ東エリアにある銭湯・子宝湯は、湯婆婆の営む『油屋』のモデルとなっています。1929~1988年まで営業していたこの子宝湯、東京型銭湯の典型と言われている銭湯。寺社仏閣などによくみられるカーブのある唐破風づくりの屋根、天井の高く吹き抜けになっている格子状の天井、浴室正面に大きく描かれた富士山のペンキ絵などがその特徴です。ちなみに関西では物理的距離も遠く普段は見れないこともあるのか、富士山のペンキ絵はあまり見られません。ここなら普段は入れない異性の浴場にも入れちゃいますね。今は数少なくなっている昔ながらの銭湯を見学してみましょう。

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いかがでしたでしょうか。江戸東京たてもの園にはその他にも文化的価値の高い日本の歴史建築が盛りだくさん。ぜひ実際に見て触れてその奥深さを体験してみましょう!

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