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
直江津港から佐渡汽船「あかね」に乗って佐渡へ!【スカイチケットスタッフの弾丸休日旅】
佐渡といえば、金山跡やトキがいる島として有名です。また、ジオパークとしても有名で、地学的にもとても重要な場所になっていますよ。今回、スカイチケットスタッフである私は直江津港から小木港まで佐渡汽船「あかね」で向かい、「佐渡トキの森公園」でトキにあう旅を楽しんできました。
スマホで撮影した実際の写真とともにご覧ください。
目次
直江津港から佐渡汽船「あかね」に乗って佐渡へ!【スカイチケットスタッフの弾丸休日旅】
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旅のスタートは上越妙高駅から
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旅のスタートは北陸新幹線の上越妙高駅から。私は6年ぐらい前に上越市に住んでいましたが、その時はここは脇野田という駅だったのを覚えています。私の乗ってきた「はくたか」も昔は金沢から越後湯沢までの特急の名前でした。昔は首都圏から金沢に行くには越後湯沢まで行き、はくたかに乗り換えるのが最短ルートでした。
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直江津港まではえちごトキめき鉄道妙高はねうまライン&頚城バスで!

直江津まではえちごトキめき鉄道妙高はねうまラインで向かいます。たまたま妙高はねうまラインでは1往復だけ存在する気動車(ディーゼルカー)に乗ることができました。
直江津港までは頚城自動車のバスで移動します。このバスは上越在住時はよくお世話になっていたので、懐かしい記憶がよみがえってきます。
バスに乗り10分もかからないで直江津港に到着しました。
直江津港に到着!
直江津港で岩海苔ラーメンを味わう
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直江津港に着いたところで、腹ごしらえ。名物の岩海苔ラーメンをいただきます。あっさりスープでありながら、魚介の出汁が効いた深みのある味わいです。岩海苔がスープとベストマッチ。
直江津港には乗船券販売窓口と食堂、売店がある
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直江津港には乗船券販売窓口のほか、先ほど紹介した食堂に加え、上越のお土産やお菓子、飲み物、新聞が買える売店がありますよ。

フェリーの乗船改札口です。今回は2往復あるうちの午後便を利用しました。高速フェリー「あかね」は今年限りで売却の方針が示され、ジェットフォイルへの代替が予定されています。直江津~小木航路は10億円の赤字をかかえていますが、上越地方と佐渡をつなぐ新潟県民になくてはならない航路のため、この決断に至ったようです。
フェリー「あかね」に乗れるのは今のうちなので、私は今回、直江津から出発したのです。
いよいよフェリー「あかね」1等席に乗船!客室内部はどうなっている?

いよいよ高速フェリー「あかね」に乗船します。自動車が積める高速船ということで意外に大きいです。来年からジェットフォイルになると自動車が積めなくなるので、そこは少し残念です。なお、高速フェリー「あかね」は2020年11月15日までの運航なので、早めに乗ることをおすすめします。
1等「ときクラス」は前面展望が素晴らしい!
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今回はフェリー「あかね」の1等「ときクラス」に乗ってみました。1等席の乗客は10名ほど。1番前の座席に案内され、前面展望を楽しむことができました。
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この日はあいにくの天気だったのでした。晴れていれば景色もよかったと思いますが、それでも前面の眺めから佐渡の島影がだんだん迫ってくることが実感できましたよ。
途中、トイレや売店を利用しましたが、船内は大きく揺れ、バランスをとるだけでも一苦労。売店では飲食物や佐渡汽船オリジナルグッズが販売されていましたよ。
小木港に到着、新潟交通佐渡のバスで佐和田方面へ
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新潟交通佐渡のバスで佐渡第2の集落である佐和田(さわた)へ向かいます。バスの床が板張りだったので少し驚き。車両後部に横向きの座席があるのも少し変わっていますね。新潟交通佐渡のバスではこの他に横浜市営バスの中古車も見られました。
乗客は当初私1人でしたが、バスは小学生や高校生を乗せて佐和田バスステーションへ。
伊勢丹のミニショップもある佐和田バスステーション
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佐和田には伊勢丹のミニショップや、ローソンといった全国チェーンの店などがあり、離島のような感じがあまりせず、本土の地方都市とあまり変わらないような印象を受けました。
この日はホテルへと向かい、明日に備えることに。
「Go Toトラベル」対象!「たびのホテル佐渡」は金井地区にあり便利。

佐渡市役所近くにある「たびのホテル佐渡」は、島のほぼ中央にあり、どこへ行くにも便利です。また、バスの本数も比較的多く、佐和田と両津、2つの中心地へ向かうのも苦労しません。
落ち着いたホテルで、ゆったりくつろぐことができ1人旅にぴったりのホテルです。部屋によってはキッチンもあり、自炊もできます。
佐渡には美しい海岸が広がる
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佐渡滞在2日目は晴れました。時間の都合で今日中に佐渡を離れなくてはいけません。佐和田から新潟交通佐渡のバスである七浦海岸線に乗り相川方面へ向かうと、夫婦岩などの奇岩の数々を見ることができます。

夕方ならばこのような夕焼けと奇岩のコントラストが素敵な光景を拝むことができますよ。
相川では佐渡金山史跡を見ることができる
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
七浦海岸線の終点、相川地区では佐渡金山跡を見学することができますよ。中でも道遊の割戸(どうゆうのわりと)は金の採掘の際に山が2つに割れてしまった奇妙な光景が見どころ。
坑内に入ることもでき、人形で江戸時代の採掘の様子を再現しています。
名称:佐渡金山跡(史跡佐渡金銀山)
住所:新潟県佐渡市下相川1305
公式・関連サイトURL:http://www.sado-kinzan.com/
佐和田からバスに乗ってトキに会いに行く!
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この日は時間的な事情もありバスで佐和田に戻り、新潟交通佐渡の南線に乗ってトキの森公園を目指すことにしました。
南線は、佐和田から真野、畑野、佐渡トキの森公園経由で両津へ向かう路線です。途中は田んぼが広がり、のどかな雰囲気でした。このような環境でトキも生きていたのですね。
本物のトキに会える「トキの森公園」
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バスを降りて、トキの森公園に到着。ここでは、新型コロナウイルス対策のためマスク着用が必須、検温もありました。



佐渡トキ保護センターに隣接したトキ資料展示館では、日本産最後のトキである「キン」のはく製が展示されています。また、中国でのトキ発見に関するエピソードや、トキの保護に活躍した人々の記録もあり、見ごたえばっちりですよ。
私も中国でトキが発見されたのはつい最近のことだとは知らなかったので、様々なことを知ることができてよかったです。
いよいよトキに会う!けれども檻はちょっと離れている


さあ、いよいよトキに会いましょう。とはいえ、保護区は離れた場所にあるので、遠目から眺めるだけです。
トキの仲間、ショウジョウトキやクロトキもいます。こちらは檻との距離があまりないので、目の前で見ることが可能。トキはペリカンの仲間で、世界には25種類ほどがいるとされています。これらのトキの仲間は個体数も多いので、動物園で見られる種類もいますよ。


トキは臆病な生き物。物音を立てないよう、静かに鑑賞しましょう。この日は夏の暑さでなかなか地面から離れようとしませんでした。しかし、トキの実物を見ることができた満足感があり、よかったです。
トキは野生に放たれた個体もおり、約400羽あまりが暮らしていますよ。

もしかすると野生のトキに遭遇することもあるかもしれませんが、その時は驚かしたりせず、やさしく接しましょう。
名称:トキの森公園
住所:新潟県佐渡市新穂長畝383-2
公式・関連サイトURL:http://tokinotayori.com/
佐渡でおすすめの服装は?
私は夏に行ったので半袖で大丈夫でした。秋から冬にかけては長袖が必要です。また、冬はマフラーやダウンジャケットを着るなど、寒さと雪に備えた服装を心掛けましょう。
佐渡へのアクセスは直江津のほか、新潟港からも両津港へ船が出ている
新潟からはフェリーとジェットフォイルが出ている
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新潟港は新潟駅から新潟交通のバスで10分の場所にあります。新潟空港からは佐渡汽船ターミナル ミニライナー直行便が便利(電話で要予約:025-274-3232)自動車ならば、北陸自動車道の新潟西ICから30分ほど。新日本海フェリーとは別の港なのでご注意ください。カーフェリーとジェットフォイルがあり、ジェットフォイルなら1時間10分ほどで両津港に着きますよ。
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東京~新潟の移動は「とき311号、312号」がおすすめ
東京~新潟は上越新幹線が2時間ほどで結んでいますが、2020年10月現在、東京から特におすすめなのが、とき311号です。ほかの新幹線と違い、東京駅を出ると新潟駅まで途中、大宮駅しか止まりません。所要時間は1時間39分と、ほかの新幹線とき号より圧倒的に短いです。
反対に新潟から東京へはとき312号があり、こちらも新潟駅から東京駅まで途中、大宮駅のみの停車です。
佐渡空港もあるが、定期便はない

佐渡空港もありますが、2020年10月現在、定期便はありません。チャーターならば、埼玉のホンダエアポートや、新潟空港などから小型機チャーターサービス「SKY TREK」が利用できますよ。
日本最大の離島、佐渡には知られざる魅力がたくさん

北方領土を除き人が住んでいる島では日本最大(沖縄本島を含む本土以外の離島)ということもあり、1日では見切れません。私も佐渡は2回目ですが、まだ見切れていない名所があり、また行きたいです。皆さんも長く滞在したり、何度も訪れてみたりしてみてください。トキたちもその時を待っています。素敵な佐渡の旅を。
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