【銀座に佇む昭和の高級マンション】銀座奥野ビルはアート発信のスポット！

2020年9月18日更新

銀座一丁目にある昭和の面影を残す建物、「銀座奥野ビル」。これは1932年に竣工した高級アパートで当初の名称は「銀座アパートメント」と呼ばれていました。設計は川元良一氏で、大震災にも耐えられる頑丈な建物として今でも人々が行き来しています。

現在は、1階がセレクトショップ、2階から6階がギャラリーとして骨董・古道具を扱っています。全70室、各部屋約3.5坪ワンルームに期間限定でアーティストが自身のアートを展示しています。美術に触れられるアート発信スポットとして人気です。

今回はレトロな雰囲気を持つ銀座奥野ビルについてご紹介します！

【銀座に佇む昭和の高級マンション】銀座奥野ビルはアート発信のスポット！

【アクセス方法】奥野ビルはどこにあるの？

出典： Mugimaki / PIXTA(ピクスタ)

ビルに挟まれたレトロな建物が現れることでしょう。

東京メトロ有楽町線「銀座一丁目」駅からの場合は10番出口より徒歩1分
東京メトロ銀座線・日比谷線・丸の内線「銀座」駅からの場合はA13番出口より徒歩5分
東京メトロ銀座線「京橋」駅からの場合は2番出口より徒歩6分

羽田空港からお車でお越しの場合は、銀座奥野ビルまで25分で到着します。パーキングも近くにいくつかあるのでお車でも行くことができます。

奥野ビルの中は？

出典： HC1992 / PIXTA(ピクスタ)

老朽化対策で、こまめにメンテナンスをしていますが、廊下の雰囲気や出入り口のレトロな形が当時の空気を漂わせます。都会の喧騒から離れ、まるでタイムスリップしたかのような雰囲気と静かさを感じます。

奥野ビルに日本初のエレベーター！

高級住宅として銀座に誕生した今でも動く手動エレベーターがあります。このエレベーターをみるために訪れる方もいるほどの人気です。まだまだ現役で乗ることができるので、ゆっくり優しく丁寧に扱いながら楽しんでみてください。文字盤のデザインが可愛いのがみどころのひとつです。

306号室プログラムとは

かつて美容室だった306号室は美容師の須田芳子さんが美容室を開業、その後は100歳まで住んでいたのです。その306号室の維持と活用をめざしアーティストによる作品展示やイベントをする非営利活動の「銀座奥野ビル306号室プロジェクト」が行われています。

メンバーは部屋を維持する家賃を負担すること。利用する場合は「現状維持・現状復帰の原則」を遵守し、何をもって「現状」とするか時間性をもって取り組むことがひとつのテーマ。このようなルールのもと奥野ビルが存続しています。