茨城県のご当地グルメ7選!

茨城県のご当地グルメ7選!

数多くの河川を活かした農業と、海流が交わる好漁場を活かした漁業が盛んな茨城県。地元で獲れた新鮮な食材を使った「茨城グルメ」はどれも現地に赴いて食べたいものばかり。あんこう鍋から水戸市民のソウルフードまで、茨城県のオススメご当地グルメをご紹介します!

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茨城県のご当地グルメ7選!

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茨城県の食文化について

水戸黄門の銅像

出典: usa / PIXTA(ピクスタ)

関東地方の北東に位置する茨城県は全国屈指の農業県です。
利根川・那珂川・久慈川を始め200もの河川が流れる茨城県では、豊かな水質を活かして古くから農業が盛んに営まれてきました。

そしてさらに190kmもの長い海岸線を持つ茨城県では、漁業も盛んです。
親潮と黒潮が交差する茨城県の沖合では季節ごとに豊富な種類の魚介類が水揚げされ、特にあんこうは有名です。

あんこう鍋

あんこう鍋

「西のフグ、東のあんこう」としてフグと並び称されるほど、食べると美味しい冬の味覚"あんこう"。
あんこうがよく獲れる茨城県では、あんこう鍋が食べられるお店がたくさんあります。
茨城県の各地であんこう鍋を味わうことができますが、県内でも特にあんこう鍋が盛んに食べられているのが北茨城市・日立市・ひたちなか市・大洗町・水戸市の5つの地域です。

おすすめポイント!

あんこうは、身・皮・水袋(胃)・キモ(肝臓)・ヌノ(卵巣)・エラ・トモ(ヒレ)が食用部位となっており、これらを「あんこうの7つ道具」と呼びます。
茨城県のご当地グルメであるあんこう鍋は、野菜やスープと一緒にあんこうの7つ道具を全て煮込んだ料理で、あんこうの美味しさを丸ごと味わうことができます。

また味付けや具材はお店によって十人十色ですが、一般的にはみそ仕立てと醤油仕立ての2種類が多く、あんこう鍋はあっさりとして食べやすいことが特徴です。
さらにキモの量によって鍋のコクや風味も全然違ったものになり、同じあんこう鍋でもお店によって様々な味わいを楽しむことができます。

水戸納豆

水戸納豆、大豆発酵

水戸納豆といえば、茨城県水戸市で生産されている全国的に有名なブランドです。
小粒大豆が特徴であり、いまや日本中に知れ渡っている「水戸納豆」の名前は、明治時代から徐々に全国へと広まっていきました。

水戸市には様々な納豆メーカーが存在しますが、特に有名なのが「笹沼五郎商店」と「天狗納豆株式会社」。
どちらのメーカーも天狗の顔がパッケージになった水戸納豆を販売しており、お土産として大人気の商品です。

おすすめポイント!

茨城県名物の水戸納豆ですが、最近ではシンプルな納豆だけではなく様々なアレンジ商品が登場しています。
納豆がスイーツになった「納豆ようかん」や、納豆を干した後に塩で味付けをした「干し納豆」などバラエティ豊かです。
納豆好きの方は、茨城県の水戸納豆や納豆のアレンジ商品は要チェックですよ。

常陸秋そば

常陸秋そば

常陸秋そば(ひたちあきそば)は、全国のそば職人からも最高ランクの評価を得ている茨城県のブランド品種です、
茨城県は昼夜の寒暖差が大きく、水はけのよい傾斜地も多いためそば作りには絶好の環境が整った名産地。
そんな最高の条件が揃った環境で作られた常陸秋そばは、そば本来の甘みや豊かな風味が魅力です。

おすすめポイント!

茨城県の中でも、県北部の常陸太田市はそばの栽培に適したそばどころとして知られています。
このそばどころに伝わる、地域独特の常陸秋そばの食べ方が「つけけんちんそば」です。

つけけんちんそばはネギやニンジン、大根、ゴボウなどの野菜類が入った具沢山の汁に、そばをつけて食べるものです。
茨城県内には常陸秋そばが食べられるお店がたくさんあり、常陸秋そばを使用しているお店には紫色の旗が、さらにつけけんちんそばがあるお店には水色の旗が目印となっています。

つくばうどん

茨城県つくば市にある、県のシンボル「筑波山」。
日々多くの登山客が訪れる筑波山に、新たに登場した名物グルメがつくばうどんです。

筑波山の周辺には「つくばうどん」を取り扱う飲食店がたくさんあり、各店ごとに様々な味を楽しめます。
濃い目の味付けをした、熱々のつくばうどんは筑波山の山道を歩いてきたあとや、秋冬などの寒い時期にはぴったりです。

おすすめポイント!

つくばうどんの名前は、ただ単に地名にかけただけではありません。
つ=つくね、く=黒野菜(シイタケやゴボウ)、ば=バラ肉の頭文字をとって名付けられたものです。
ユニークな由来のとおりつくばうどんには、茨城の銘柄鶏「茜鶏」を使ったつくね、地元で獲れたシイタケやゴボウ、茨城産ローズポークのバラ肉が使われています。
様々な食材が使用されている具沢山のつくばうどんは、茨城の地元食材を存分に味わうことができます。

スタミナラーメン

「水戸黄門」の名前で知られる、茨城出身の偉人・水戸光圀は日本で初めてラーメンを食べた人物と言われています。
そんなラーメンにゆかりが深い茨城に登場した、ご当地ラーメンがスタミナラーメンです。
JR勝田駅周辺でラーメン店を営んでいた長井順一氏によって考案され、いまでは水戸市民のソウルフードとなっています。

おすすめポイント!

ご当地ラーメンと呼ばれるラーメンは全国津々浦々にありますが、スタミナラーメンは他に類を見ない特徴を持ったラーメンです。
スタミナラーメンは太麺の上に醤油味の甘辛いあんを乗せた、茨城を代表する"あんかけラーメン"となります。
熱々のあんの中にはキャベツの他にカボチャやレバーといった、ラーメンには珍しい具材が使われていることもポイントです。

常陸牛ステーキ

常陸牛 たたき ステーキの写真

出典: ヒカル / PIXTA(ピクスタ)

常陸牛は、茨城県の名産品である牛肉ブランド。
茨城県で飼育された黒毛和牛の中でもA4、あるいはB4以上のランク付けをされた牛肉にのみ常陸牛のブランド名が与えられます。
きめ細やかな肉質と、柔らかい霜降りが特徴の常陸牛は、ステーキにして食べると常陸牛本来のたっぷりとした旨味やジューシーな食感を味わうことができます。

おすすめポイント!

常陸牛は風味や旨味、柔らかさ…どこをとっても高いレベルを誇る牛肉です。
他の高級和牛に負けず劣らずの、全国でもトップクラスの品質はプロの料理人も認めるほど。
ステーキとして食べる以外にも焼肉・すき焼き・しゃぶしゃぶなど、どんな食べ方をしても常陸牛の美味しさを堪能できます。

干し芋

干し芋・星芋・日本の伝統菓子

素朴な甘さともちもちとした食感が特徴であり、全国のスーパーやコンビニでも販売されている干し芋。
茨城県は実は干し芋の生産量が日本一、さつまいもの生産量は第2位の国内トップシェアを誇る地域です。
県内でも特に干し芋作りが盛んなひたちなか市では、明治時代後期から干し芋の製造が始まったと言われています。
「蒸す」「切る」「乾燥させる」という干し芋作りの工程1つ1つで熟練の職人が技を発揮し、甘くて美味しい干し芋が作られているのです。

おすすめポイント!

干し芋といえば、1cm前後の厚さでスライスされた平たい干し芋が一般的です。
しかし干し芋大国の茨城県では、原料となるさつまいもを丸ごと干した「丸干し」と呼ばれる状態の干し芋も生産されています。
一般的な干し芋よりも長期間乾燥させる必要があるため生産量は少なく、希少価値は高いです。
しかし製造に手間がかかる分、平たい干し芋よりも甘みが強く、さつまいも本来の風味をしっかり味わえるため人気があります。

まとめ

茨城県には、地元で獲れた食材を活かしたご当地グルメがたくさんあります。
名産品であるあんこうや常陸牛は全国的にも有名で、茨城を代表する食材として親しまれています。
茨城県に遊びに来た際は、ぜひ茨城でしか味わうことができないご当地グルメをお楽しみください。

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