歴史を身近で感じられる水戸市の観光スポット10選

歴史を身近で感じられる水戸市の観光スポット10選

東京からJR常磐線の特急電車に乗ること1時間。茨城県の県庁所在地である水戸市は、人口約27万人の都市です。東京から比較的近く、温暖な気候を持つこともあり、関東での住みやすさランキングでは高評価。徳川御三家のひとつである「水戸徳川家」のお膝元として、歴史のある町でもあり、観光地としてもとても魅力的な街です。今回はそんな水戸の魅力あふれる観光スポットを紹介いたします。

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歴史を身近で感じられる水戸市の観光スポット10選

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1.偕楽園

偕楽園

水戸の観光スポットで真っ先に挙げられるのは、「偕楽園」です。偕楽園は徳川御三家のひとつ、徳川水戸藩の第9代藩主、徳川斉昭公により造成された庭園です。偕楽園は1841年4月に工事が始まり、翌年7月1日に開園しました。金沢市の「兼六園」、岡山市の「後楽園」と並び、この「偕楽園」は古くから「日本の三大名園」として知られてきました。全国的にも有名な観光地で、毎年大勢の観光客が訪れます。

「偕楽園」といえば梅の花で有名です。梅の花以外にも、桜やつつじなども美しく、四季折々の美しい花々が観光客を楽しませてくれます。さらに、眼下には「千波湖」を望むことができ、その景観は圧巻の一言です。偕楽園でその美しい風景に心を穏やかにしつつ、歴史に思いを馳せてはいかがでしょうか。水戸を訪れた観光客なら必ず訪れるべき観光スポットです。

2.弘道館

弘道館

偕楽園とともに水戸観光には欠かすことのできない観光スポットが「弘道館」です。「弘道館」は、自らを律して鍛錬と武芸により自己を鍛える場といえます。徳川斉昭が藩士に文武両道の修練を積ませようと考え、武芸のほかにも医学・薬学など幅広い学問を採り入れた場としてこの「弘道館」を作りました。当時の藩校としては国内最大規模のものと言われていました。学業に対する彼の熱意をうかがい知ることができます。

建設は1840年に開始され、その後、幾多の苦難を経つつも1857年に本開館を迎えています。途中、戦災など多くの苦難を経て、建造物の多くは失われてしまいますが、現在もいくつかの建築物が残っており、なかでも「正門」、「正庁」及び「至善堂」は国の重要文化財に指定されています。私たちが忘れていた大切なものを思い起こさせてくれるような、背筋がピンとする水戸の観光スポットです。

3.千波湖

千波湖 水戸 偕楽園

出典: kazukiatuko / PIXTA(ピクスタ)

千波湖は水戸のオアシスとして多くの市民や観光客が訪れる観光スポット。千波湖は、偕楽園の南東に広がる周囲3kmほどの湖です。千波湖の周囲には並木道が整備されており、ジョギングや散歩のコースとして親しまれています。

周辺には、茨城県近代美術館や茨城県立歴史館などの文化施設の観光スポットがあります。また、多くの野鳥が飛来していたり、四季折々の風景を楽しむことができ、市民や観光客の憩いの場としても親しまれています。

4.水戸芸術館

水戸を訪れた観光客が、誰もが注目する特徴的な建造物の「水戸芸術館」です。観光として訪れるなら、まず行っておきたいのが特徴的なデザインを持つ塔です。

水戸市の100年を記念して、高さは100mとされました。この塔の正四面体の物体が積み重なりながら空に無限に伸びていく様子は、「水戸の発展が無限に発展していくこと」をイメージしています。内部にあるエレベーターは、頂上の展望台に通じており、エレベーターからは内部構造を見学することができます。建築物の構造に興味のある人にも、おすすめの水戸の観光スポットです。

塔のそばには、コンサートホールや舞台劇場などがあります。このコンサートホールをメインホールとして用いているのは、「水戸室内管弦楽団」。世界最高峰のオペラハウス、ウィーン国立歌劇場音楽監督を務めた小澤征爾氏が総監督を務めています。クラシック音楽好きの方なら、こちらも要チェックですね。

5.徳川ミュージアム

歴史好きの方はもちろん、歴史に興味がない方も、一度は訪れてほしい観光スポットが「徳川ミュージアム」です。ここでは、水戸徳川家にゆかりのある数々の品が展示されており、具体的には徳川家康公の遺品や、水戸徳川家2代藩主で「水戸黄門」でも有名な徳川光圀公などの品物などが紹介されています。

徳川ミュージアムでは写真撮影が可能です。撮影できる展示物は常設展のものに限定されていますが、歴史と由緒ある美しい品々を写真に収めることができるのはとてもうれしいこと。ただし、フラッシュ撮影や三脚の利用は禁止しているので注意してください。

展示物も武具や刀剣、着物や絵画など徳川家ゆかりの品々が展示されており、中世及び近世日本の伝統工芸の粋を堪能することもできます。徳川家にゆかりのある、水戸ならではの観光スポットです。

6.常盤共有墓地

「常盤共有墓地」は徳川光圀公が1666年に創設した共同墓地です。墓地には徳川光圀公のほか、有名な桜田門外の変に参加した藩士たちが葬られており、歴史の重みを感じることができる場所です。テレビやドラマ、教科書の世界でしか触れることのない歴史上の人物が眠っている墓を訪れる機会は、珍しいですよね。歴史が好きな方なら、水戸に行ったら一度は立ち寄ってほしいオススメの観光ポイントです。

7.水戸城址

水戸城址 薬医門

出典: kazz zzak / PIXTA(ピクスタ)

水戸にある「水戸城址」は北を那賀川、南は千波湖という2つの天然の堀に挟まれた細長い土地に建てられています。水戸城は日本最大級の土造りの城。大きな土塁と深い堀によって、外敵から守られていました。なお、石垣構築の計画はありましたが、築かれることはありませんでした。石垣がない代わりに、様々な工夫をして、石垣の上に建っているかのように見せていました。

現在、水戸城址はその多くが失われてしまい、高校や小学校の敷地の一部に使用されていますが、今でも空堀の一部や正門などが残されており、当時の面影をみることができます。水戸市中心部にあるため、ちょっとした時間の合間に訪れることができる観光スポットです。

8.大串貝塚ふれあい公園

日本に残されている文献に記されている貝塚のうちで最古の貝塚とされているのが、この「大串貝塚」です。

この「大串貝塚」は、現在は「大串貝塚ふれあい公園」の一部として整備されています。公園内には貝の集積を示す断面図、縄文時代の人々の暮らしを様々な土器や標本などで紹介した「縄文くらしの四季館」、大串貝塚にいたとされる巨人「ダイダラボウ」をイメージした像などがあります。古代史に興味のある方なら、ぜひ訪れておきたい観光スポットです。

9.納豆なんでも展示館

水戸といえば「水戸納豆」のイメージがありますよね。身近にある水戸納豆ですが、そんな水戸納豆のいろんなことを教えてくれる観光スポットが納豆なんでも展示館」です。納豆の由来やその栄養素、水戸納豆がこれほどまでに全国的に有名になった理由、納豆を使ったおいしいレシピ、さらには自宅で納豆を作る方法なども教えてくれます。

入場料は無料。気軽に入ることができる点も嬉しいですよね。まさに水戸にしかない観光スポットですので、水戸に来たら是非、訪れてみましょう。

(掲載情報は2016年10月28日現在のもの)

10.御老公の湯

せっかく水戸まで来たのであれば、お風呂に入浴して観光の疲れや日々の疲れを癒しましょう。「御老公の湯」は水戸市郊外にある大型スーパー銭湯。16種類ものお風呂や岩盤浴、サウナなど、様々な種類のお風呂があります。エステやマッサージなどのリラクゼーション施設も充実しており、女性にもうれしいスーパー銭湯です。

また休憩所もたくさんあり、広々とした開放感のある部屋でのんびりとすることができます。食事処もあり、そば、うどんなどの麺類や、お寿司、カレー、定食、肉料理など豊富なメニューがあります。お風呂の種類の多さやサービスの豊富さや充実度で水戸の観光スポットになっています。

営業時間は朝10時から翌朝9時までの23時間営業。入場料は平日の昼間(10時から24時)は、大人(中学生以上)1,500円、小学生は750円となっています。ちなみに、3歳未満の方は入浴できませんので、小さなお子さんのいらっしゃる方は気をつけてくださいね!

(価格は2016年10月28日現在のもの)

◎まとめ

水戸には古くからの歴史がある観光スポット、歴史に関連した施設などたくさんの魅力的な観光スポットがあります。歴史に詳しい人はもちろんのこと、歴史に興味がない人でも、水戸を訪れると歴史に興味がわきますよ。今回、紹介した観光スポット以外にも、老若男女問わずに楽しめることができる観光スポットがたくさんあります。家族そろって水戸観光に行ってみましょう!

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