四国初の保存地区!歴史ある「内子の町並み」のおすすめ観光情報のご紹介!

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四国初の保存地区!歴史ある「内子の町並み」のおすすめ観光情報のご紹介!

愛媛県喜多郡にある内子町は、明治時代の歴史ある内子の町並みが楽しめる観光スポットです。内子町には四国内で初の国指定重要伝統的建造物群保存地区「八日市・護国地区」があり、昔ながらの商家や民家が今なお当時の空気を色濃く残している全国的にも貴重なエリアです。今回は、そんな内子の町並みの見どころや歴史、アクセス情報など観光情報をまとめてご紹介します。(料金等は2020年2月末時点の情報です)

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四国初の保存地区!歴史ある「内子の町並み」のおすすめ観光情報のご紹介!

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内子について(歴史)

愛媛県内子の街並み

出典: Yoshimz / PIXTA(ピクスタ)

内子(うちこ)は、昔から大州街道や四国遍路における交通の要所として栄えてきた歴史的な地域です。特に江戸時代から明治時代にかけては高品質の和紙や木蝋(もくろう)を大量生産し、石油や電気の普及によって木蝋が衰退する前までは全国的にも有名な地域でした。

昭和40年になって日本国内は高度経済成長期に突入すると、全国的に急激な土地開発が進みましたが、内子町では昔ながらの民家や商家を保存したいという開発反対の声が多く上がりました。同時期に文化庁やメディアに目を付けられたこともあり、内子では本格的な保存運動が始まります。

昭和52年度に文化庁によって行われた調査では、内子の町並みは全国的に見ても優良保存地区と認められ、昭和57年には国指定の重要伝統的建造物群保存地区になりました。内子の人々は周りの流れや時代の変化に追随して都市化を目指すのではなく、今あるものを活かすまちづくりにポリシーを持っています。

木蝋資料館 上芳我邸

上芳我邸

出典: hamahiro / PIXTA(ピクスタ)

木蝋資料館上芳我邸(かみはがてい)は、内子の木蝋生産の基盤を築き上げ発展に大きく貢献したと言われている有名な製蝋業者・芳我家(はがけ)の分家である上芳家(かみはがけ)の邸宅です。

当時の母屋や付属屋など、10棟の建造物がすべて国指定重要文化財になっています。母屋は木蝋産業の最盛期である明治27年(1894年)に建てられました。

釜場などここにしか残されていない貴重な生産施設が見られます。住宅自体は木蝋資料館として内子町が管理・運営しており、当時の資料や木蝋生産について詳しく学べます。

本芳我家住宅

内子 本芳我家住宅 11月

出典: よっし / PIXTA(ピクスタ)

本芳我家住宅の母屋は、明治22年(1889年)に建てられ、現在では国の指定重要文化財になっています。本芳我家は内子の木蝋生産の中心を担った商家で、明治時代には国内のみならず海外にも木蝋製品を輸出していました。

そんな名家らしく漆喰の外壁には、鏝絵(こてえ)という彫刻のレリーフが富の象徴として見られます。また、伝統の壁塗り様式である海鼠壁(なまこかべ)も当時の繁栄ぶりを表現しています。

本芳我家住宅の邸内は非公開ですが、外観と庭園の一部のみ見学可能です。

内子座

内子座

出典: ふくいのりすけ / PIXTA(ピクスタ)

内子座は、大正天皇の即位を記念して大正5年(1916年)に建てられた木造2階建ての本格的な芝居小屋です。瓦葺きの入母屋作りで、純和風の雰囲気のまま昭和60年(1985年)に改修工事を終え、2016年には無事に創建100周年を迎えました。

建設当時はまだ娯楽も数少なく、内子座に訪れる興行が住民の楽しみでした。こけら落とし公園は人形浄瑠璃で、多くの住民が押し寄せたと言います。現在でも内子町内外含めた芸術文化活動に利用されています。

毎年8月には内子座文楽の定期公演が行われており、内子の夏の風物詩としても有名です。

商いと暮らし博物館

商いと暮らし博物館

出典: black / PIXTA(ピクスタ)

商いと暮らし博物館は、江戸時代から明治時代にかけて建てられた当時の商家を利用し、大正10年(1921年)頃の薬局の様子を再現した博物館です。実際に使われていた道具や人形を用いてリアルに再現されており、まるで大正時代にタイムスリップしたかのような気分を味わえます。

館内には内子町の歴史や有名な人物などの解説や資料も展示されており、民俗資料館的な役割も果たしています。内子についての理解を楽しく深められる博物館です。

元活動写真館旭館

大判カメラ

出典: hiroki okumura / PIXTA(ピクスタ)

隠れ家的な内子の観光スポットが、大正15年に建てられた元活動写真館「旭館」です。当時、映画を観たい住民が資金を集めて建てた民間による映画館で、人気を集めてきました。

昭和43年に閉館した後は倉庫として使われており、しばらく日の目を見ない日々が続きましたが、メディアに注目されたことで平成24年からは期間限定で映画の上映を再開しています。

普段は閉館していますが、外観を見るだけでも当時の雰囲気が伝わるので、内子に訪れた際にはぜひ一目見てみてください。

内子への行き方

内子町へのアクセス情報をご紹介します。

■シャトルバスを利用する場合

松山空港の空港バス乗り場「3南予方面バスのりば」で肱南(こうなん)観光バスに乗車し、「内子インター口」で下車(所要時間:約50分)

■電車を利用する場合

JR松山駅から特急宇和海に乗車し、JR内子駅で下車(所要時間:約25分)

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