【水戸観光の定番スポット】日本三名園・偕楽園はのんびり散策するのが吉!

画像出典: janken/Shutterstock

【水戸観光の定番スポット】日本三名園・偕楽園はのんびり散策するのが吉!

茨城県水戸市にある「偕楽園(かいらくえん)」は、岡山の「後楽園(こうらくえん)」、金沢の「兼六園(けんろくえん)」と並んで日本三名園のひとつに数えらている由緒ある日本庭園です。広さ約3平方kmの庭園は4つの梅林と桜山、大杉森、竹林と豊かな自然に囲まれており、中でも梅林は日本有数の「梅の名所」として知られています。この記事では、水戸の人気観光スポット「偕楽園」の歴史や見どころ、アクセス方法などについて解説していきます。

目次

【水戸観光の定番スポット】日本三名園・偕楽園はのんびり散策するのが吉!

目次を閉じる

偕楽園とは?

偕楽園の拡張部にある千波湖(せんばこ)

出典: kazukiatuko/PIXTA(ピクスタ)

茨城県水戸市にある「偕楽園」は、1842年に当時の水戸藩主・徳川斉昭によって造られた日本庭園です。「偕(とも)に楽しむ場にしたい」という願いから名づけられたという偕楽園。その願いの通り、現在は水戸市民憩いの場として多くの人々に親しまれています。

偕楽園の可愛いツツジ

出典: SATOVI / PIXTA(ピクスタ)

偕楽園は全国屈指の梅の名所として有名ですが、梅以外にもツツジや萩など四季折々の花が見られるのも大きな魅力です。1988年以降に拡張された公園部分には、3つの梅林と芝生広場、水鳥たちが羽を休める池などがありゆったりと散策を楽しめます。

【開園時間】(本園)
2月20日~9月30日:6:00~19:00
10月1日~2月19日:7:00~18:00
※本園以外のエリアは常時開放中(無料)です。

【入園料】(本園)
大人(15歳以上)300円
小人(6歳以上)150円
※未就学児は無料
※情報は2020年4月現在のものです。

3階からの眺めがすばr好文亭(こうぶんてい)

出典: ヨシヒロ/PIXTA(ピクスタ)

木造2層3階建ての本体と木造平屋造りの奥御殿からなる「好文亭」。かつて藩主であった斉昭は、この好文亭に文人墨客や家臣を招いて詩歌や養老の会などを催したと言われています。1945年8月2日の空襲によって一度は焼失しましたが、それから10年後の1955年におよそ3年の歳月をかけて復元されました。

偕楽園の「好文亭」にある桜の間

出典: ponta2012/PIXTA(ピクスタ)

四季折々の自然に彩られた外観も素敵ですが、襖絵が飾られた内部も美しいのでぜひじっくり眺めてみてください。ボランティアによる月1回のお茶会「好文亭月釜」にも注目です。

梅の品種がたくさん見られる「東西梅林」

出典: 小野真志/PIXTA(ピクスタ)

偕楽園には、約100種類3,000本の梅の木が植えられています。中でも、最も多い品種の梅の木を見られる場所が、表門から入ってすぐの場所にある「東西梅林」です。

ここには、「水戸の六名木」と呼ばれる「白難波(しろなにわ)」「虎の尾(とらのお)」「柳川枝垂(やながわしだれ)」「烈公梅(れっこうばい)」「江南所無(こうなんしょむ)」「月影(つきかげ)」もあるのでお見逃しのないように!

例年、梅の見頃は1月から4月の約4ヶ月間です。品種を変えながら長い期間楽しめるのも、偕楽園の魅力といえるでしょう。

お土産を買うなら「見晴亭(みはらしてい)」

偕楽園東門のすぐそばにある「見晴亭」は、茨城県観光物産協会が運営する売店です。茨城の名産品が700アイテム以上揃っており、お土産探しにぴったり。観光案内やボランティアガイドの拠点にもなっているので、偕楽園観光の際にぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

地形を生かした湧水「吐玉泉(とぎょくせん)」

湧水で有名な偕楽園の吐玉泉(とぎょくすい)

出典: tenjou/PIXTA(ピクスタ)

徳川斉昭は、もともと湧水が豊富だった偕楽園周辺の地形を活かし、土地の高低差を利用して水を集め泉を造りました。この「吐玉泉」は、古くから眼病に効くと言い伝えられており、好文亭で開かれる茶会の茶の湯にも用いられています。

吐玉泉の近くには樹齢800年にもなる大きな杉「太郎杉」もあるので、あわせてチェックしてみてくださいね。

清々しいほどに真っすぐな孟宗(もうそう)竹林

表門から一の木戸をくぐった先には、京都の「石清水(いわしみず)八幡宮」で有名な男山から移植した竹林があります。天に向かってまっすぐと延びる竹を見ると、心が洗われるような清々しさを感じられるでしょう。幻想的な雰囲気に包まれる夜のライトアップも必見です。

たくさんの催しでにぎわう水戸の梅まつり

毎年2月中旬~3月末にかけて、偕楽園と弘道館をメイン会場に「水戸の梅まつり」が開催されます。イベント期間中は日曜日が「観梅デー」となり、偕楽園内で野点茶会や琴の会、写真コンテストなどが行われるほか、臨時の駅も設置され大いに賑わいます。

3月の週末には「夜梅祭」も行われるので、タイミングをあわせて訪れてみてください。ライトアップされた梅林はロマンチックムードに包まれていて、デートにもぴったりですよ。

偕楽園のアクセス

【電車/バス】
・JR常磐線「水戸駅」北口バスターミナル4番のりばから、茨城交通「10系統 偕楽園行き」で約20分。最寄りのバス停は「好文亭表門」「偕楽園前」「偕楽園東門」の3ヶ所です。
・JR常磐線「水戸駅」北口バスターミナル6番のりばから、関東鉄道「偕楽園行き」または「千波・県庁行き」で約15分。最寄りのバス停は「偕楽園」「千波湖」の2ヶ所です。

【車】
・常磐自動車道「水戸IC」から県道342号線を経由して約20分
・北関東自動車道「茨城町東IC」から県道59号線を経由して約25分
・北関東自動車道「水戸南IC」から県道50号線を経由して約15分
※無料駐車場780台分あり(ただし、梅まつり期間中は有料)

偕楽園周辺の観光スポット

水戸の歴史観光スポット・弘道館

出典: pixta.jp

偕楽園から徒歩5分の場所に位置する「徳川ミュージアム」は、その名の通り徳川家と水戸藩の歴史を学べる博物館です。家康公の遺品や宝物をはじめとした約3万点もの資料が展示されており見応え充分。水戸観光には欠かせない観光スポットとなっています。また、JR水戸駅から徒歩約7分の場所には、徳川斉昭が創設した国内最大級の藩校「弘道館」(※写真)があるのであわせて立ち寄ってみてくださいね。

国内のエリア一覧

海外のエリア一覧

カテゴリー一覧

水戸でおすすめの記事

水戸のアクセスランキング