利尻島と礼文島♪日本最北限にある花の浮島の観光マストスポットをご紹介!

利尻島と礼文島♪日本最北限にある花の浮島の観光マストスポットをご紹介!

北海道の稚内の西に位置する、日本最北端にある2つの島「利尻島」と「礼文島」をご存知ですか?それが日本最北端の百名山に指定されている標高約1,721mの利尻山を有する「利尻島」と、海抜ゼロメートルから高山植物が咲き乱れる花の浮島「礼文島」です。

息をのむほどの自然豊かなこの2つの島は、春から夏にかけてが観光のベストシーズンといえるでしょう。圧倒的な絶景を求めて、たくさんの観光客が訪れています。

両島のベストシーズンは短いですが、この記事を見て、感動的な景色を見せてくれる利尻島と礼文島のアクセスや観光スポットをぜひ知ってみてくださいね。

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目次

利尻島と礼文島♪日本最北限にある花の浮島の観光マストスポットをご紹介!

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利尻島の観光ポイント

利尻山腹

利尻島を観光するときは、利尻富士の周りを1周する道路(北海道道108号線)があるので、これに沿って行動するのがベストです。利尻島は利尻町と利尻富士町という2つの町から構成されますが、北東にある鴛泊(おしどまり:利尻富士町)を拠点とするのが良いでしょう。

そのほか鴛泊より反時計回りに沓形(くつがた:利尻町)、仙法志(せんぽうし:利尻町)、鬼脇(おにわき:利尻富士町)という主要な集落が利尻山を囲むように点在しています。

◆路線バスの場合、利尻島1日フリー乗車券で効率よくめぐろう

宗谷バス

利尻島を走る宗谷バスの路線は、沓形の車庫を起点に島を1周るする時計回り・反時計回りの2路線が基本で、便によっては途中で利尻空港や利尻富士温泉に立ち寄るものがあります。

また、夏シーズンは2種類の定期観光バスも運行されます。これならフェリーの時間に合わせて車なしでも楽しめます。運行時間等の詳細は、宗谷バスにお問い合わせください。

利尻島路線バスフリーパス

利尻島を効率よくめぐるには大人2,000円(小児1,000円)で販売されている1日乗車券がおすすめです。本数は時計回り・反時計回りともに1日に4本のみですが、時刻表とにらめっこしながら上手に観光してみてくださいね。

おすすめは反時計回りで鴛泊~沓形~仙法志~沼浦(オタトマリ沼)と回っていくのが良いでしょう。また、玄人向けですが、次の目的地をわざと通り過ぎてその次の目的に向かい、反対方向のバスに乗って本来の目的地に向かう「ジグザグ観光」が時間の節約となる場合があります。

◆利尻島内巡りにはレンタカーが便利!

鴛泊港周辺にはトヨタレンタリース旭川利尻営業所やニッポンレンタカー 利尻営業所といったニッポンレンタカーやトヨタレンタカー等の大手レンタカーをはじめ、利尻レンタカー、まごころレンタカー、マルゼンレンタカーといった地場系レンタカーが集結しています。

会社によっては鴛泊港だけではなく利尻空港や沓形港での乗り捨てや送迎を行っています。利尻島は1周約55kmなので、どこにも寄らなければ1時間ほどで1周できるでしょう。ただ、見どころが多いので、路線バスとは違って時間に縛られたくない方にはおすすめです。

【利尻島】雄大な利尻富士の絶景!「オタトマリ沼」

オタトマリ沼のイメージ画像

出典: keikok / PIXTA(ピクスタ)

利尻島のシンボルと言えば「利尻富士」で、ほぼ全域でその姿を拝むことができます。なかでもおすすめ景勝地は「オタトマリ沼」で、当時の天皇陛下(2023年5月現在の上皇陛下)が平成最後の訪問地として選定した離島が利尻島です。

利尻島の南部に位置する利尻島最大の沼「オタトマリ沼」は、アカエゾマツの原生林に囲まれた自然豊かで静かな沼です。周囲約1km、水深は約3.5m。
一周約20~30分の遊歩道もあり、美しい「利尻山」を望みながら散策を楽しむことができる人気のスポットです。

利尻山は、その山容の美しさから「利尻富士」とも呼ばれています。天候に恵まれれば、「逆さ利尻富士」に出会えるかもしれません。湖面に映しだされる利尻山は大変見事な絶景!

島の固有種である「リシリアザミ」や、メウギアヤメやエゾカンゾウなど、高山植物の花々も咲き誇る大変美しい沼です。売店も充実しているので、新鮮な海鮮物をつかった料理やご当地スイーツも楽しんでみましょう。

【利尻島】景色を楽しみながら島を一周「利尻山十六景」

利尻富士の画像

「利尻山」は、見る場所によって、その姿の見え方が異なり、16の「顔」があるといわれています。

利尻山の美しい姿を拝める景勝地は16カ所選定されており、各景勝地に設置されたスタンプを押しながら島をぐるりと一周できるようにと「利尻山十六景スタンプラリー」という企画が用意されています。
※11月から4月の冬季はスタンプ台を撤去しています。

スタンプ台紙は、島の駅や利尻富士町観光案内所にて200円で購入できます。16カ所のビューポイントめぐりは、時計回りでも反時計回りでもかまいません。

利尻富士の絶景を楽しみながら、16カ所の景勝地めぐりをぜひ楽しみましょう。

【利尻島】アザラシ餌やり体験ができる「仙法志御崎公園」

スカイチケットスタッフ撮影の仙法志御崎海岸

利尻島の最南端、海岸沿いに広がる「仙法志御崎公園」は、「利尻富士」の別名をもつ利尻山の最も猛々しい姿を見れるビュースポットとして人気の場所です。

この公園から見られる独特の海岸風景は、利尻山の噴火で流れ出た溶岩が奇岩、奇石となって作られたもの。地球の息吹を感じますよね。

また景色だけでなく、人懐っこいアザラシの餌やり体験もできることでも大変人気です。近くの観光御崎物産で餌を販売しているので、ぜひ餌やりを体験してみましょう。観光御崎物産では、利尻特産の昆布やウニなど海の幸も購入できます。

礼文島の観光ポイント

香深港停泊中のハートランドフェリー

礼文島へのアクセスは稚内港および利尻島からのフェリーが唯一の選択肢です。フェリーの欠航率がやや高めなので空路がある利尻島よりもハードルが高いといえますが、その分、「花の浮島」観光を存分に味わえます。

◆礼文島の位置

礼文島は一般の日本人が行ける島、かつ有人島としては最も北にあります。

日本最北端こそ稚内市の宗谷岬に譲りますが、礼文高校(日本最北の高校)や後述する礼文空港(日本最北の空港)など、礼文島のものが最北のという施設もあります。

◆礼文空港は休止中!

礼文空港

礼文島には空港もありますが、現在休港中で再開のめどが立っていません。

ちなみにこの礼文空港は稚内空港よりも北にあるので、こちらが日本で最も北にある空港です。滑走路が短い(800m)ので仕方がありませんが、何らかの形で早期再開してほしいですね。

◆礼文島のレンタカー・レンタルバイク事情

礼文島の面積は利尻島の半分以下ですが、それでも広い島であることは断言できるでしょう。したがって、レンタカーのご利用がおすすめです。

◆定期観光バスや礼文島内乗り放題の路線バス1日乗車券もおすすめ!

利尻島と同じく礼文島にも路線バスがあり、やはり宗谷バスが運行しています。観光のメインルートとなる香深港からスコトン岬までは所要時間約55分です。

なお、「礼文島内路線バス1DAYフリー乗車券」を使えば大人2,000円(小児1,000円)礼文島中の宗谷バスのバス路線が乗り放題となります。
毎年GW~9月末までは定期観光バスも運行し、効率よく観光地を巡れます。

【礼文島】花の浮島を歩く「礼文島トレイル」

礼文島遊歩道

海抜ゼロメートルから高山植物の美しい花々を楽しめる花の浮島「礼文島」。この礼文島には、6種類の変化に富んだトレイルコースがあります。全コースあわせると全長約50kmにおよぶロングトレイルコースで、コースを組み合わせると礼文島を縦断することができます。

「礼文島トレイル」で特に人気なのは、桃岩展望台を取り入れたコースや、岬めぐりコースです。岬めぐりコースは、礼文島の最北端スコトン岬からゴロタ岬、澄海(すかい)岬と3つの岬を巡り、レブンアツモリソウ群生地を経由して浜中へと向かいます。貴重な花だけでなく、崖のつくる自然美も楽しめるこのコースは大変おすすめです。

このほかにも「礼文島トレイル」には、軽装でもハイキングを楽しめる区間があったり、山岳地と同じような難所、住宅地を通る区間もあったりと、コースによってさまざまな道なので、長時間歩けるシューズや、レインコート、地図など、準備はきちんとしていきましょう。

【礼文島】礼文島の固有種「レブンアツモリソウ」群生地

レブンアツモリソウの花

環境省レッドデータブックの絶滅危惧種に指定され、ここ礼文島でしか見ることのできない固有種の代表格「レブンアツモリソウ」。淡いクリーム色または白色のかわいく可憐な花を咲かせます。

この貴重なレブンアツモリソウの群生地は、岬めぐりコースの途中にあります。この群生地一帯は天然記念物に指定され、盗掘防止のために監視員も常駐しています。

レブンアツモリソウが花を綺麗に咲かせるピークは、5月下旬から6月中旬にかけて。礼文島のキャラクター、「あつもん」はレブンアツモリソウがモチーフ。そうなっているほど礼文島にとってシンボル的な存在のお花です。ぜひ群生地まで足を延ばしてみてください。

【礼文島】礼文島最北端「スコトン岬」

スコトン岬の風景写真

出典: yakoko0329 / PIXTA(ピクスタ)

礼文島最北端に位置する「スコトン岬」。正面には無人島のトド島、日本海の海原、晴れた日には遠くにサハリン(樺太)やモネロン島(海馬島)を望むことができる最高なビュースポットです。

「スコトン」とは、アイヌ語で「大きな谷にある入江」を意味するそうで、岩と原野の荒涼とした最果ての雰囲気が、まさに最北という言葉とぴったりな場所です。

女優吉永小百合さんが主演した「北のカナリア」のロケ地としても知られる「スコトン岬」。敷地内には、スコトン岬展望台や、スコトン観光おみやげ店「島の人」、日本最北限のトイレもあります。

売店では、礼文島到達証明書をぜひどうぞ。旅の思い出にぜひいかがでしょうか。そのほかに名物「昆布ソフトクリーム」や海鮮丼も人気です。

利尻・礼文のグルメ情報

ウニ天国、利尻島

利尻島、礼文島のグルメといったら、まず思いつくのはやっぱりウニでしょう。甘くて濃厚で、臭みのない剥きたてのウニはここでしか食べられない最高の味です。

また、利尻島といったらその名も「利尻昆布」があまりにも有名!礼文島の澄海岬にある売店の名物「たこ串焼き」や、「たこざんぎ(唐揚げ)」などタコ料理もおすすめです。

そして、なんと行列のできるラーメン屋もあるんですよ!以下でご紹介します。

◆利尻島唯一の行列ができる店!「利尻らーめん味楽」

利尻昆布ラーメン「味楽」

利尻島に来たら絶対外せないのが、この「利尻昆布ラーメン味楽」で、利尻島内でほぼ唯一の行列ができる店で、11:30の開店前に行くと必ずといっていいほど行列ができています。営業時間も14:00までと短いので、もし味わってみたい方はコースをよく計画しておきましょう。

濃厚なしょうゆ味ベースのスープの主役は「昆布」で、まさに旨味の総合商社といっても過言ではないほどのおいしさ。行列ができるのも納得がいきますね。ちなみにとろろ昆布の追加が可能で、「追い昆布」でもっと深みのある味わいに「味変」できます。

最北の離島にコンビニ!?「セイコーマート」でできたてお弁当を食べよう

セイコーマート沓形店

利尻島には3か所(鴛泊、沓形、鬼脇)、礼文島(香深)に1か所のセイコーマートというコンビニがあり、食料や飲み物等の必要なものはこちらでそろえてから行くのがベターです。

こちらには「ホットシェフ」というサービスがあり、早朝から夜遅くまでこのお店で調理した作り立てのお弁当がいただけます。離島にもかかわらず品ぞろえ豊かなコンビニがあるのはうれしいですよね。

◆アイスを食べよう

利尻山とソフトクリーム

そのほかに北海道観光で外せないのはご当地アイスでしょう。

利尻島にはウニと昆布、画像のようにハスカップを使ったアイスや、先述したように礼文島のスコトン岬には「昆布ソフトクリーム」もあります。昆布とミルクが意外にマッチして来島された方からの口コミも好評です。

利尻島、礼文島を訪れたら、ご当地グルメをぜひ味わってみてくださいね。

利尻島と礼文島のホテル情報

利尻島ゲストハウス「いちななにーいち」

スカイチケットでも利尻島や礼文島のホテルを扱っています。ゲストハウスから高級ホテルまで様々な宿泊施設がありますよ。
詳細は以下の記事をご覧ください。

※画像はゲストハウス「いちななにーいち」

利尻島と礼文島へのアクセスは?

利尻富士とハートランドフェリー

出典: こみち / PIXTA(ピクスタ)

利尻島、礼文島へのアクセスで最もポピュラーなのは、稚内港から運行しているハートランドフェリーです。所要時間は、稚内港から利尻島・鴛泊(おしどまり)間が約1時間40分、稚内港から礼文島・香深(かふか)間は約1時間55分です。

なお、利尻島と礼文島間は、フェリーで約40分かけて行き来することが可能です。

また、利尻島の沓形(くつがた)港から礼文島の香深港へ行くフェリーも夏季は出ています。

利尻空港のANA機

利尻島には空港もあり、定期便も就航しているので飛行機でもアクセス可能です。

札幌・丘珠空港からJAL(運航は北海道エアシステム)が1日1~2便飛ばしています。所要時間は55分。こちらは通年運航です。

そして、シーズン中の6月から9月のみ、ANAによる新千歳空港から利尻空港への空の便もあります。こちらはジェット機で、新千歳空港からの所要時間は約50分です。
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春になったら散歩したい利尻島・礼文島

オタトマリ沼から眺める利尻富士

長い冬が終わって、流氷が溶け、春が訪れるころにぜひ2つの島を訪れてみてください。冬には見られなかった様々な生き物たちが顔を見せてくれるでしょう。

稚内などの周辺観光地とともに最北限の離島、利尻島、礼文島へぜひお越しをお待ちしています。

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