ウミガメの産卵地・日和佐(ひわさ)にある うみがめ博物館「カレッタ」とは?

ウミガメの産卵地・日和佐(ひわさ)にある うみがめ博物館「カレッタ」とは?

博物館はファミリーで出かけるのにピッタリなレジャースポットであり、様々な物の歴史や生態などを勉強できる場所でもあります。いろいろなものを展示する博物館ですが、徳島県海部市にある日和佐うみがめ博物館「カレッタ」は希少で可愛いウミガメに特化した博物館です。歴史や進化を学ぶだけでなく、ウミガメと触れ合えることもできるので、子どもから大人まで誰でも楽しめるスポットとなっています。それでは、日和佐うみがめ博物館「カレッタ」の魅力についてご紹介していきましょう。

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ウミガメの産卵地・日和佐(ひわさ)にある うみがめ博物館「カレッタ」とは?

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うみがめ博物館「カレッタ」について

うみがめ博物館「カレッタ」

徳島県・日和佐はウミガメの産地であり、希少なウミガメの保護を行っている町と知られています。最初に、日和佐うみがめ博物館「カレッタ」がどのような施設なのかについて見ていきましょう。

■どんな施設?

ウミガメの中でも特に希少価値の高い、アカウミガメを中心に種類豊富なウミガメを飼育しています。館内にはウミガメと触れ合えたり歴史を学べたりするコーナーが豊富で、楽しく学習してもらうことが施設のコンセプトです。

■施設名の由来

ちなみに、カレッタという施設名はアカウミガメの世界共通で使われる呼び方から名付けられています。アカウミガメがシンボルとなった博物館なので、カレッタの名がつけられているのでしょう。古くからウミガメ保護に尽力してきた日和佐でしか見られない、可愛いウミガメたちとのふれあいを楽しんでみてください。

生まれたてのウミガメに会おう「子ガメ水槽」

ここからは、館内の魅力的なコーナーについて詳しくチェックしていきます。まずは、小さくて可愛い「子ガメ水槽」をご紹介しましょう。

■子ガメはとても小さい

ウミガメというと50~80㎝ほどの大きなものを想像する方もいますが、生まれたばかりの子ガメは10㎝に満たないほど小さいです。小さいながらも懸命に泳ぐ姿には、親ガメになったかのように思わず応援したくなるでしょう。生まれたばかりの子以外にも3歳までのウミガメが生息する水槽なので、成長過程が分かりやすいです。

■カレッタの子ガメは人工ふ化

年々産卵数が減少しており、卵の保護が重要視されています。しかし、浅瀬で産卵した場合大事な卵が高波にさらわれ、命を落としてしまうことも少なくありません。そこで、日和佐うみがめ博物館「カレッタ」は産卵された卵を保護に、人工ふ化で子ガメの成長を見守っています。

泳ぐ姿を真下から眺められる「ただよううみがめ館」

続いて解説するのは「ただよううみがめ館」で、館内で飼育しているウミガメの中でも珍しい子たちを集めたコーナーです。日和佐うみがめ博物館「カレッタ」は、観光はもとより保護を中心に運営する施設です。ただよううみがめ館は、保護されたウミガメたちが暮らす場所でもあります。

このコーナーの見どころといえば、天井が透明になっていてウミガメのお腹側まで見える点です。通常の水槽でもお腹を見せて泳ぐこともありますが、より自然な動きでウミガメの色んな部分を観察できます。まるで海の中にいるような感覚になる所も魅力でしょう。

クマノミと触れ合える「タッチプール」も大人気

特に子どもから人気の高い「タッチプール」も、日和佐うみがめ博物館「カレッタ」が持つ魅力の1つです。クマノミという魚を触ることができ、色鮮やかで可愛いと評判になっています。

クマノミは海水魚の一種で、小さい体にオレンジと白の配色が特徴的です。大きくなると8~12㎝ほどになりますが、タッチプールのクマノミはもっと小さいので子どもでも抵抗なく楽しくふれあえます。もちろん大人も触れられるので、家族みんなでふれあってみるのもおすすめです。

「大ガメプール」で餌やり体験

屋外にある広い「大ガメプール」の中には、種類豊富なウミガメたちが気持ちよさそうに泳いでいます。大きなウミガメを集めたプールでもあるので、迫力も感じられます。迫力がありながらも水面から顔を覗かせる姿は可愛らしく、癒されることは間違いなしです。では、大ガメプールの魅力について解説しましょう。

■大きな「浜太郎」を要チェック

1950年生まれで世界最高齢のアカウミガメである「浜太郎」は、カレッタが大事に保護・飼育してきた名物ウミガメです。少し黄色がかった甲羅が特徴的で、大きくて優しい性格の人気者です。浜太郎以外にもテレビドラマに出演したことのあるウミガメもいるので、飼育員さんに聞いてみるといいでしょう。

■エサやりも大好評

土日祝日を中心に、大ガメプールでのエサやり体験を実施しています。ウミガメは海藻を食べて育ちますが、博物館では代用としてキャベツをあげることも多いです。もぐもぐとキャベツを食べる姿はとても愛らしく、人気の理由が分かります。

夏休みや冬休みなどの繁忙期には土日祝日に限らず、エサやり体験を実施する場合もあります。詳しい日程は、日和佐うみがめ博物館「カレッタ」まで問い合わせてみてください。

アクセス

JR「日和佐」駅

出典: nozomi / PIXTA(ピクスタ)

最後に、たくさんの観光客が訪れる日和佐うみがめ博物館「カレッタ」へのアクセス方法をご紹介します。最寄り駅はJR「日和佐」駅で、徒歩約20分になります。タクシーの利用も便利で、駅から5分ほどで到着します。

無料で利用できる駐車場もあり、40台収容と広いので車でのアクセスもおすすめです。徳島自動車道「徳島IC」より、約1時間になります。

大浜海岸の散策もあわせてどうぞ

日和佐うみがめ博物館「カレッタ」の前には、ウミガメの産卵が見られる大浜海岸が広がっています。毎年5~8月になると、ウミガメたちが産卵をしに陸へ上がってきます。大浜海岸でゆっくりと散歩をしているうちに、貴重な瞬間に出会えるかもしれません。博物館で十分ウミガメを堪能した後は、大浜海岸でぜひ潮風を感じてみてください。

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