栃木県立博物館の見どころをチェック!栃木県について学ぼう

画像出典:髙橋義雄 / PIXTA(ピクスタ)

栃木県立博物館の見どころをチェック!栃木県について学ぼう

栃木県立博物館(宇都宮市)は、3つのメインコーナーから成り立っている博物館です。スロープ展示では日光地方に生息する植物を自然な状態で見られ、展示室1では地質時代から現代に及ぶ栃木県の歴史を学べます。展示室2では身近な自然についての展示、テーマ展示室、企画展示室があります。栃木という土地をより深く知るには良い機会となり、栃木県立博物館(宇都宮市)ならではの情報も手に入れられます。年に数回は、企画展やテーマ展を行っているのでそれを狙って行く日を決めるのも良さそうです。

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栃木県立博物館の見どころをチェック!栃木県について学ぼう

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まずは常設展から

栃木県立博物館には常設展があり、そこでは通年を通して日光国立公園の自然な姿を見ることができ、地学的にも生物学的にも学べる展示室です。

地質時代から現代までの栃木の様子は時間軸に沿って展示されるので子どもでもわかりやすくなっています。自分たちの遠い存在を展示しているというよりは、身近にある存在を改めて感じてもらおうというコンセプトです。動物についても学べるため動物好きな子どもも喜ぶでしょう。

植物は通年を通して見られるため、季節が変わればまた見栄えも変わります。ちなみにこの常設展は、栃木県立博物館の公式サイトにある「バーチャルツアー」から施設の中の様子を360度見られるようになっています。なかなか行っても気付きにくい隠れた場所などを見られるということで、来館する前も、その後も楽しめるサイトとなっています。

魅力あふれるテーマ展に注目

常設展も十分楽しめるのですが、栃木県立博物館には「テーマ展」というものがあります。ここでは通年を通して自然系の展示が楽しめますよ。

人文系の展示は春から秋となっているので、冬に行く場合には展示内容を確認してから行きましょう。人文系テーマに関するスケジュールは公式サイトにてチェックできます。

例えば、「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」というテーマ展もあります。現代の子どもは生まれてからずっとスマホやSNSがある時代に生きています。普段接しているおじいさんやおばあさんがどんな暮らしをしていたか、思いを巡らす機会というのはそうないはずです。

話を聞いていても、実際に見てみないと実感できないもの。博物館で昔のテレビを見たり、家事の方法などを学んだり、「こんな生活をしていた時期が自分が生まれる前の日本にもあった」ということに関心を持つでしょう。(※記載の情報は2019年12月現在のものです)

体験コーナーは予約がおすすめ

博物館というと展示を見るのがメインになってきますが、栃木県立博物館では体験コーナーがとても人気です。鎧を着てみたり、十二単を着られたり、昔の日本の体験ができるのでイベントがあるとすぐに参加希望者でいっぱいになってしまうこともあるので要注意です。

どんなイベントがあるかスケジュール確認をし、早めに予約をとっておくことをおすすめします。先述した「おじいさんやおばあさんの子どものころの暮らし」では、洗濯板と盥、天秤棒と水桶、舞ぎりと火打ち石、石臼と薬研、昔のおもちゃの5つの体験ができます。現代のように便利ではない当時、大変な思いをして生活をすることもあったのだとわかります。子どもにとってはとても新鮮な経験になるでしょうし、普段や石臼などの存在も目にしないものを見ることができて良い体験になります。

お父さんやお母さんと一緒に参加する子どもが多いですが、おじいちゃんおばあちゃんと一緒に参加すれば貴重な当時の話を交えてもらえるのではないでしょうか。そうすればより理解が深まるでしょう。

子供に大人気の「自然観察会」

時には博物館を飛び出して、自然観察会を行うこともあります。栃木県立博物館では様々な観察会を催しており、「スミレを探そう」、「春の磯を覗いてみよう」、「ナスヒオウギアヤメ鑑賞会」、「夜の観察会、カエルとサンショウウオの夕べ」などのイベントを楽しむことができます。

植物メインのものもあれば、生物と戯れることのできる観察会もあって子どもに大人気です。基本的に現地集合となり、持ち物などは栃木県立博物館の公式サイトから見ることができます。定員が決まっているので参加したいものには早めに応募しておきましょう。

近年の子どもたちは自然と触れ合う機会が少なくなっているので、これを気に栃木という身近なエリアで見つけられる自然に興味を持ってもらうことができます。参加費は一人につきたった100円で、申し込みは電話で先着順です。(※記載の情報は2019年12月現在のものです)

アクセス

【電車でお越しの場合】
電車で行くならJR宇都宮駅からバスで15分(関東バスで作新学院・駒生行き,桜通十文字下車すぐ)となっています。降りてから歩かないので便利です。

【お車でお越しの場合】
車で行く場合は、東北自動車道鹿沼ICから車で30分です。行き方としては2パターンあり、鹿沼インター下車宇都宮方面へ、滝谷町交差点を左折。直進・約800m左側に公園駐車場というものと、鹿沼インター下車宇都宮方面へ、滝谷町交差点を左折。直進・約1km、文星芸術大附属校手前を左折。さらに直進・約400m、左側に博物館北駐車場というものがあります。休日に出かけるのであれば公共交通機関の中は混雑していることが多いので、子どもを連れて行く場合は車で行くのをオススメします。

◎まとめ

出典: 髙橋義雄 / PIXTA(ピクスタ)

子供向けの参加型イベントもあり、楽しんで栃木の郷土を学べるスポットの栃木県立博物館。栃木に観光として来られた方から、栃木で生まれ育った方まで、魅力的な栃木をもっと知りたい方はぜひ訪れてみてください。

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