【熊野古道】大門坂の観光情報2022年最新まとめ!|神話の舞台を散策しよう

画像出典:anju901

【熊野古道】大門坂の観光情報2022年最新まとめ!|神話の舞台を散策しよう

熊野古道、大門坂~熊野那智大社までの観光散策コースを解説します。

大門坂は和歌山の定番観光散策路である熊野古道に位置する坂道です。熊野那智大社へと続く大門坂は非常に美しい石畳の道。霊地神話の国・熊野で1000年以上も前から人々が往来する坂道は、数ある古道の中でも特に人気。神話の国と言うだけあって、周辺はパワースポットとしても知られています。

今回紹介する大門坂から熊野那智大社周辺までのコースは、距離にして約2.5キロ。初心者でも安心して歩くことができます。初めての熊野古道への旅、おすすめの大門坂とはどんなスポットなのか?是非覗いてみてください。

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【熊野古道】大門坂の観光情報2022年最新まとめ!|神話の舞台を散策しよう

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大門坂とは?

大門坂のある熊野古道は、熊野本宮大社、熊野速玉大社、熊野那智大社へ通じる参詣道の総称です。2004年にユネスコに認めら世界文化遺産となりました。今では「歩ける文化遺産」として親しまれています。今回紹介する「大門坂」は、熊野古道の途中にある観光スポットとなります。

「蟻の熊野詣」という言葉が伝わっています。これは子供から大人まで、熊野三山の信仰が今よりも厚かった時代に、行列が途切れないほど多くの参詣者が訪れたことを指した言葉です。

大門坂は石畳が美しいことで有名な坂道ですが、それ以外にも苔むしていたり、滝の音が楽しめたり、他にも神秘的な雰囲気が満ちています。古道の入口では平安時代の衣装を借りて記念写真を撮ることも可能です(※有料)。

見どころが多い熊野那智大社

大門坂ルートのゴール・熊野那智大社

出典: ja.wikipedia.org

美しい467段もの石階段を登った先にあるのが熊野三山の一つ熊野那智大社です。熊野夫須美大神(くまのふすみのおおかみ)、つまりイザナミノミコトを主祭神としています。昔から多くの人々の信仰を集めた神社には、見逃せないポイントがいくつかあります。

熊野の神様のお使いと呼ばれている3本足の烏「八咫烏(やたがらす)」の銅像がそのひとつで、これは境内にあります。他にも八咫烏ゆかりの「烏石」や県指定の文化財「枝垂れ桜」。熊野信仰を学ぶ上で欠かせない重要資料を展示する「宝物殿」。そして樟霊社(しょうれいしゃ)での「体内くぐり」などなど。「体内くぐり」は樹齢850年の樟(クスノキ)の空洞に設けられています。あとは御朱印もお忘れなく。

遠くから見る?近くから見る?那智の滝

間近で見る那智の滝

出典: Nao Iizuka

『日本三大名滝』に数えられる美しい滝です。熊野那智大社の周辺を旅するなら、ここは外せません。パワースポットとしても非常に有名です。

那智の滝は、滝自体が飛龍神社(熊野那智大社の別宮)の御神体として崇拝されています。落差日本一の那智の滝は、大きさゆえ遠くから見える姿が絶景。古道を歩き、御滝本までの長い石階段を登った先に待っている光景には感動を覚えずにはいられないでしょう。

現地では300円払えば、滝近くまで行くことができます。名瀑が生むマイナスイオンを直に感じましょう。途中に延命水が飲める場所があるのでこちらもぜひ。

※掲載の金額は2019年12月現在のものです

写真を撮るなら那智山青岸渡寺

三重塔の奥に見えるのが那智の滝

出典: commons.wikimedia.org

大門坂から熊野那智大社へ。大社のとなりに那智山青岸渡寺があります。

本堂後方の三重の塔から見える那智の滝はとても有名。美しいので必ず写真に残しましょう。このお寺は、もともとは神仏習合の一大修験道場で明治初期に分離しました。那智山青岸渡寺のご本尊は、仁徳天皇の時代に那智の滝の滝壺で発見されたと言われている「如意輪観世音菩薩」です。ご開帳は年3回のみなので、その日に合わせて訪れるのもよいでしょう。

大門坂のアクセス方法や駐車場

那智大社の最寄は紀伊勝浦駅

大門坂までのアクセス方法をご紹介します。路線バスや電車の本数が少ないので事前にチェックしていきましょう。

▼ 電車やバスを利用する場合
JR「紀伊勝浦」駅下車。紀伊勝浦駅(バス停名は勝浦駅)から熊野交通バスを利用。大門坂停下車。所用時間は約20分です。時間帯によってはタクシーを利用がおすすめです。

▼ 車を利用する場合
大門坂駐車場は料金無料。大門坂を歩くなら、この駐車場をおすすめです。24時間営業で駐車台数は100台。トイレも完備です。

珍重庵那智山店がランチにおすすめ

珍重庵那智山店の魅力はランチしながら那智の滝を眺められること。御座敷席から眺める滝が絶景です(※テーブル席からは見ることができないので注意)。歩き疲れた身体を休めるにはこのお店が一番です。

うどんやお蕎麦はもちろんですが、ここはぜひ熊野の郷土料理「めはりずし」がセットでついてくるメニューを注文しましょう。珍重庵は「もうで餅」というお餅も名物なのでコチラも食べて帰ってください。

おすすめの時期と服装

大門坂の旅でおすすめの季節は、歩きやすい春と秋です。服装は基本的に長袖、長ズボンがおすすめ。虫刺されや怪我を防ぐためです。訪れるときは、必ず歩きやすい運動靴かトレッキングシューズを履いてください。

熊野古道は高温多湿地帯なので、夏場はできる限り避けた方がいいでしょう。もし夏に訪れる場合は、熱中症対策と虫よけ対策をしっかりしてください。

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